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社会的課題へのITの活用

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社会的課題へのITの活用

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社会的課題へのITの活用

  1. 1. 社会的課題へのITの活用 合同会社 緑IT事務所 代表 小池 隆 2015年1月16日 @相模女子大学
  2. 2. 自己紹介 早稲田大学第一文学部哲学科心理学専修 にて、論理学、言語学、統計学を学ぶ 準大手SI企業にてソフトウェア受託 開発とソフトウェア工学の研究に従事 2014年に合同会社緑IT事務所設立 オープンソース&オープンデータに よる、健全で豊かなIT文化の創出 2 加入団体(個人・法人) • OSGeo財団日本支部 • オープンナレッジ・ファウンデーション・ジャパン • NPO法人 横浜コミュニティデザイン・ラボ • オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構
  3. 3. 本日のキーワード ビッグデータ オープンデータ 行政が公開する公共データ オープンガバメント 市民が創るオープンデータ シビックテック 市民エンジニアによる課題解決 3
  4. 4. ビッグデータ・ オープンデータと オープンガバメント 4
  5. 5. ビッグデータとオープンデータ ビッグデータ 大量のデータ 非公開 or 公開だが自由に使えない オープンデータ 公開され、ライセンスによって 利用が許諾されている 5
  6. 6. ビッグデータ 背景 コンピュータの処理能力向上 記憶容量・計算能力・ソフトウェア デバイスの普及 スマホ、カーナビ、etc ソーシャルメディアの普及 東日本大震災が契機となり注目される 「震災ビッグデータ」 6
  7. 7. 通行実績情報マップ カーナビの走行実績 本田技研工業 震災翌日に公開 GOOD DESIGN賞 継続・応用展開 様々な解析 交通事故の防止 他の自然災害対応 7 http://www.g-mark.org/award/describe/38185
  8. 8. 医療ビッグデータ レセプト (診療報酬明細書) DPCデータ Diagnosis Procedure Combination (診断群分類) 委員会資料として公開 治療成績の見える化 過剰診療抑制に期待 8 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000056344.html
  9. 9. オープンデータ 公開されたデータ 使用許諾(ライセンス)がある CC(クリエイティブ・コモンズ)・ ライセンス 政府標準利用規約 企業等がオープンデータと称して 独自のライセンスで公開している 場合があるので注意 9
  10. 10. 主なCCライセンス CC0 パブリックドメイン (全ての権利を放棄) CC-BY 出典を記載すれば再配布可能 改変可能、商用利用可能 その他(CC-BY-xx) ND(改変禁止) NC(商用利用禁止) SA(派生物を同一ライセンスで配布) 10
  11. 11. 政府標準利用規約 基本はCC-BY 以下の利用は禁止 法令、条例又は公序良俗に反する利用 国家・国民の安全に脅威を与える利用 個別法令で利用制約される場合がある 11
  12. 12. 5つ星オープンデータ 12 オープンな ライセンス 機械判読可能 オープンな フォーマット 一意な識別子 リンクした データ
  13. 13. オープンデータと社会的課題解決 13 オープンデータ 政府・地方自治体 (オープンガバメント) 市民 (シビックテック) 社会的課題 創出 利用 公開 解決 協働
  14. 14. オープンガバメント(Gov 2.0) 政府のオープン化 「電子行政オープンデータ戦略」 (2012年7月4日) 14 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/denshigyousei.html • 透明性・信頼性の向上 • 国民参加・官民協働の推進 • 経済の活性化・行政の効率化
  15. 15. G8オープンデータ憲章 G8ロック・アーン・サミット (2013年6月19日) 15 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page23_000044.html • 原則としてのオープンデータ • 質と量 • すべての者が利用できる • ガバナンス改善のためのデータの公表 • イノベーションのためのデータの公表
  16. 16. オープンデータセンサス オープンガバメント進捗度の国際比較 日本は19位 (2014年) 16 http://index.okfn.org/place/japan/ 政府支出(10%) 企業登記情報(30%) 交通時刻表(45%) 低いスコア
  17. 17. OpenGLAM 文化機関のオープン化 日本での事例は少ない 17 http://hyakugo.kyoto.jp/ 先進事例:東寺百合文書WEB
  18. 18. オープンデータと シビックテック 18
  19. 19. 市民が創るオープンデータ ウィキペディア・ウィキメディア OpenStreetMap LocalWiki 19 http://localwiki.jp/藤沢市/藤沢宿
  20. 20. ウィキペディア 誰でも編集できるフリー百科事典 20 http://ja.wikipedia.org/wiki/メインページ
  21. 21. ウィキメディア・コモンズ 自由に使えるメディアファイルを集積 21 http://commons.wikimedia.org/wiki/User:Takashi.koike/九州地方
  22. 22. OpenStreetMap(OSM) 自由に編集し、自由に利用できる地図 (地理情報データ) 22 http://www.openstreetmap.org/#map=16/35.5339/139.4307
  23. 23. マッピングパーティー 地図作りイベント 現地調査 データ入力 23 2014年3月22日 日本経済新聞夕刊9面
  24. 24. クライシスマッピング 被災状況の把握 OSMはベースマップとして活用される 24 https://izuoshima26.crowdmap.com/
  25. 25. マッピング ≠ 地図を「描く」 マッピング = データベース作成 データを使ってプログラムが描く さまざまな応用が可能 25 osm24:営業時間を表示 F4map:3Dの地図 http://osm24.eu http://demo.f4map.com
  26. 26. 応用例:「ここペディア」 Wikipediaは詳細な情報を持つが、 必ずしも座標情報は持たない OSMはすべて座標情報付き OSMとDBpediaをリンク 26 https://play.google.com/store/apps/details?id=com.midoriit.kokopedia OSMから 地物を取得 DBpediaから 解説文を取得
  27. 27. シビックテック IT技術を持つ市民による社会的課題解決 日本では東日本大震災が契機 27 http://www.hack4.jp/ http://www.sinsai.info/
  28. 28. Code for X Code for America(2009年) Code for Japan(2013年) 28 Brigade(ブリゲード) Code for Japanの 地域コミュニティ (ブリゲード) 公式:21グループ 準備中:19グループ (2015.1.14現在) http://code4japan.org/brigade
  29. 29. アイデアソン・ハッカソン アイデア + マラソン = アイデアソン アイデア出し チームの形成 ハック + マラソン = ハッカソン プロトタイピング プログラムの開発 29
  30. 30. 税金はどこへ行った 地方税の使われ方を見える化 163自治体に拡がる(2015.1.15現在) 30 http://yokohama.spending.jp/
  31. 31. 5374(ゴミナシ) ごみ収集日・収集品目がひと目で分かる Code for Kanazawaが開発 約60自治体に拡がる(2015.1.15現在) 31 http://ebina.5374.jp 海老名市版5374(Code for Kanagawa)
  32. 32. オープンソース(OSS) ライセンスに従い、自由に複製・改変・ 再配布できる 5374のライセンスはMPL≒CC-BY-SA 機能拡張された版もオリジナルと 同じライセンスで利用可能 32 大阪市版を利用し、 2段階の地域選択 http://kawasaki.5374.jp 川崎市版5374(Code for Kawasaki)
  33. 33. シビックテックとOSS データだけあっても何もできない OSSがシビックテックを強力に後押し 情報発信 サーバ:Web、データベース、地図 デバイス:Android ソフトウェア開発環境 データ分析 R(統計解析) QGIS(地理空間情報処理) 33
  34. 34. オープンデータと 神奈川・横浜界隈 34
  35. 35. Code for Kanagawa 2014年2月~ 35 http://code4kanagawa.org http://peatix.com/event/59812 http://peatix.com/event/48063
  36. 36. Local Good Yokohama 地域課題解決のプラットフォーム  横浜コミュニティデザイン・ラボが運営 36 http://yokohama.localgood.jp/data/ https://cf.yokohama.localgood.jp/ データによる地域課題の見える化 クラウドファンディング
  37. 37. かながわオープンデータ推進 地方議員研究会 2014年6月13日 超党派議員32名で発足 37 https://www.facebook.com/events/280561568796660/ 会長 鈴木太郎 横浜市会議員 副会長 しきだ博昭 県議会議員 事務局長 久坂せいじ 県議会議員 事務局次長 くさま剛 横浜市会議員 公営掲示板をオープンデータにしてみるプロジェクト
  38. 38. 都筑のくまのデータ研究所 くさま剛 市会議員(横浜市都筑区) 38 http://open-tsuzuki.org/ https://www.facebook.com/events/930726830274109/ 「都筑の人口って本当はどうなるの? 近未来の高齢者・子どもの数を オープンデータで考えてみた。」市民勉強会
  39. 39. 横浜インターナショナル・ オープンデータ・デイ 2015 39 https://www.facebook.com/events/847621355289645/
  40. 40. データによる 社会的課題の分析 40
  41. 41. 横浜市立図書館の分析 横浜市の市立図書館数は県内最多 しかし、実感としては少ない 人口370万人に相応の図書館数か? 41
  42. 42. 図書館の面積カバー率を比較 図書館から半径1.5Km以内の面積比率 42 川崎市 相模原市 43.4% 7.2% 横浜市 27.1%
  43. 43. 相模原市の場合 図書館と公民館図書室をネットワーク化 図書館の蔵書を公民館図書室で取次ぎ 43 36.8% 公民館図書室を含めた面積カバー率の分析
  44. 44. 図書館の人口カバー率を比較 図書館から半径1.5Km以内の人口比率 44 川崎市 ※公民館図書室を含む 相模原市 横浜市
  45. 45. 横浜市でも図書取次を一部で実施 青葉区の地区センターなど7施設 戸塚区と旭区の行政サービスコーナー 45 図書館・取次所から 半径1.5Kmのエリア
  46. 46. 新たなる課題の発見 行政区による格差 46 図書館の人口カバー率
  47. 47. 横浜市北部の地形と人口 横浜市北部は坂が多い 自然災害も多い 鉄道駅から離れると標高が高くなる 高度経済成長期の団地が立地 47 地形を知り、課題との関係を分析
  48. 48. 地域の特徴を見える化 青葉区・緑区は起伏に富む複雑な地形 都筑区は比較的なだらか 港北区は平坦で標高が低い 48
  49. 49. 標高と人口 行政区の地形を反映した人口分布 49
  50. 50. 標高と平均世帯人員 一旦増加した後、減少に転じる傾向 50
  51. 51. データ出典  神奈川県の市立図書館数  横浜市の図書館2014(横浜市立図書館年報)  http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/gaiyou/  横浜市立図書館一覧  http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/ichiran/  横浜市地区センター一覧  http://cgi.city.yokohama.jp/shimin/chikucenter/all.php  川崎市立図書館一覧  http://www.library.city.kawasaki.jp/  相模原市立図書館一覧  相模原市オープンデータライブラリー  http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/opendata/index.html  行政区域データ  国土数値情報 ダウンロードサービス  http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-N03.html  メッシュ人口  e-Stat 政府統計の総合窓口  平成22年国勢調査-世界測地系(国勢調査-世界測地系500mメッシュ)  http://e-stat.go.jp/SG2/eStatGIS/page/download.html  数値標高モデル  国土地理院 基盤地図情報  http://www.gsi.go.jp/kiban/ 51
  52. 52. まとめ オープンデータの広がり オープンガバメント 市民によるオープンデータ創出 シビックテックによるデータ活用 データに基づく課題の分析と解決 オープンガバメントの進展によって 行政とシビックテックの協働が さらに進むことが期待される 52
  53. 53. ご清聴ありがとうございました 53 midoriit.com

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