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@tgck & 小楠竜也
Pure Data Japan 2nd Session
2014年1月9日(木) 六本木Bul-let s

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自転車を漕ぐことで
音を奏で 映像を操るインスタレーション ”Audio Cycling” を
2013年11月 “Maker Faire Tokyo” に出展しました。
そのレポートと制作の舞台裏をお届けします。
Pure Data は音声の制御に利用しています。

Here's a short report for "Audio Cycing" --- a demonstration of
controlling sound and vision with bicycle interface.
The demo was released in "Maker Faire Tokyo", November 2013.
Pure Data is adopted to make audio experiment fabulous.
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2014年1月12日日曜日
1. Introduction
- What is Maker Faire?
- starting point of the project
- goal point of the project
2. Quick grasp of the Demo
- a figure of installation
- a movie of installation (28 sec.)
- software component
- hardware detail - getting the rotation
- hardware detail - getting the direction
- message interface between softwares

3. 音声アプリケーションの詳細(PureData)
- パッチ全体の図
- ペダルの処理
- OSCで信号を受信
- 前処理
- パルスからlineメッセージへの変換
- スピードの減衰
- バッファの再生位置
- ファイル管理
- ハンドルの処理
- その他 おまけのエフェクト

3. Audio Application in Detail (Pure Data)
- figure of the pathcher
- pedaling
- receiving OSC messages
- thining out the incomes
- [bang] to [line] conversion
- decay of the sample-playback speed
- management of sound files
- steering
- additional effects for rapid steering

4. プロジェクト情報

4. Project Information

5. その他 諸々
- 工夫した点
- ソフトウェア・ツールの公開(GitHub)
- プロフィールと告知
2014年1月12日日曜日

1. 導入
- Maker Faire ってなに?
- プロジェクトの出発点
- プロジェクトの終着点

2. デモの概要
- 当日の様子(写真)
- 当日の様子(動画)
- システム構成図
- ハードウェア(回転数の取得)
- ハードウェア(自転車の向きの取得)
- ソフトウェア(I/F定義)

目次
Table of Contents

5. Miscellaneous
- improvements
- softwares and tools for share
- profiles and announcement

2
Maker Faire って何?

" Maker Faireは、地上最大の(DIYの)展示発表会です。
家族で楽しめる、発明と創造と役に立つ情報がいっぱ
いの展示会であり、Makerムーブメントのお祭りです。
そこは人々が自分で作った物を見せ合う場所であり、
自分が学んだことをシェアする場所でもあります "
www.makezine.jp/event/mft2013/
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出発点: 自転車で何かやる
前回 ”AR マーカ + パラパラ漫画” がモチーフのプロジェクト
1. 使い方がパッと見で伝わるモノ
2. 全身をつかう
3. 自転車を購入したのでサイクリングしたかった

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MFT2013エントリー文

終着点 : 実現したかったこと
1. 漕ぎだし∼スピードがのってくる過程の気持ちよさ
 (はじめて自転車をこいだ時の喜び)
2. 人力で苦労してデータを操る “てざわり”
3. PC/データの世界への没入感

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2014年1月12日日曜日
当日の様子
- 自転車
- スピーカー
- プロジェクター/ スクリーン
- PC

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2014年1月12日日曜日
当日の様子

動画
AudioCycling_MFT2013.m4v

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2014年1月12日日曜日
HW/SW構成

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2014年1月12日日曜日
ハードウェア - 回転数の取得
1000円のサイクルコンピュータを
バラして Arduino 化
実際はセンサーというほど上等なものではなく、2つにわ
かれたパーツ同士が近づくと磁石の力で回路が閉じると
いう原始的な代物 www.cateye.com

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ハードウェア - 自転車の向きの取得

iOS App “GyrOSC” を利用
デバイスの各種センサ値を指定したIPにOSCで送信でき
るアプリ。類似の先行品に ”TouchOSC” があるが、後発
のこちらは CoreMotionフレームワークを元にしたつくり
らしく、コンパスやGPS・ジャイロや磁気センサの値も
取得できる www.bitshapesoftware.com
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ソフトウェア - I/F 定義
自転車の状態を音/映像プログラム中で
表現するために必要な情報を、OSC
メッセージとして抽出・定義した

/pedal : 車輪が一回転するごとに送信
/steerAngle float : ハンドルの物理的な可動域
を -1.0 ∼ 1.0 にマッピングして送信

メッセージの種類と値の範囲、送信タイミング・送信密度だけ
認識を合わせて、分業できるようにした
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3. 音声アプリケーションの詳細

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OSCで信号を受信
/pedal = ペダル
/steerAngle = ハンドル角度

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前処理
値の送信間隔をスムーズにする
(ノイズ対策)

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ペダルの処理

1. [timer]で前回来たパルス(bang)
との経過時間を計測する
2. その時間分をインターバルにとって
0 1にスケーリングした値を
速度係数にとって[line]に送る
t (ms)

t’ = t

2000
50

...

0

t’ ,

t

1
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ペダルの処理

1. もし一定時間パルスが来なかったら
徐々に現在速度を落とす

t (ms)

if | t > 1500 | = 速度0まで原則

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2014年1月12日日曜日
ペダルの処理

現在速度の値を[phasor ]に送って
再生位置を移動する(スクラブ再生)
>> SamplePatch

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2014年1月12日日曜日
ペダルの処理

オーディオファイルはここ
チャンネル毎に
別のアレイに読み込ませる

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ハンドルの処理

1. 送られてきたハンドルの傾斜
(-1∼+1)をいったん
[float]に保持して、
[metro]で定期的に値を流す
2. 現在のハンドル角度と
現在速度の積を求めて
水平移動速度を計算する
>> SamplePatch

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2014年1月12日日曜日
その他 おまけのエフェクト

ハンドル角度の絶対値と現在速度
の積を求めた値の大きさでエ
フェクトがかかるようにする

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Project Information
■ 期間: 2ヶ月
・立上:
・制作:
・実演:

2013年9月15日 ∼ 9月22日
9月23日 ∼ 11月3日
11月3日 ∼ 11月4日

■ 体制・役割分担: 4名
- プログラム (音と映像 / Pure Data, openFrameworks)
- プログラム (自転車 / Arduino, Max) , 各種電子工作、各種テスト
- 設営・スクリーン制作・記録・自転車搬入
- 設営・スクリーン制作・リハーサルの場所提供

■ 費用 : 約 3000円
・機材はメンバー私物
・スクリーン材料: 2000円
・サイクルコンピュータ: 1000円
- コンパスアプリ : 100円

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工夫した点
“漕いでる感” の演出
後輪に抵抗をしこむ。最終的にラップの芯にタオルを巻いたも
のが実際の地面の感触に近く、これを採用
ソフトウェア側で音を出したり絵の調整をしたりという作業と
は別に、こうした操作で自転車っぽくなると実感

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できたもの・つかったものを公開しています
Audio & Visual (Pure DataとopenFrameworks)

https://github.com/TatsuyaOGth/AudioWaveCycling
HWまわり - Max6 とそこから呼び出される js , shell , applescript諸々.
- Adhocネットワーク作成スクリプト
 - コンパスのキャリブレーションツール

https://github.com/tgck/dsngBicycle
OSCメッセージロガー&ログからOSC送信を再現してくれるテストドライバ
(Python & pyliblo . コマンドラインで動きます)

https://github.com/tgck/osc-replay

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プロフィール
@tgck
ふだんは SI 企業で システムエンジニアとして勤めています。
週末にソフトウェア制作。道具とユーザインタフェースにフォーカス
したデモをおこないます。
・オレオレ電子書籍の提案 - Flip Driven Theater
・Desktop Sampler - クリックレスでデスクトップ上の音声ファイルが
だだ漏れするアプリケーション
■ お仲間募集中(なんかやりたい)
 ・Live Coding : エディタ、プラットフォームに関心あり
 ・古い道具の拡張 : 文庫本、自転車、etc.
・「Webブラウザ上で」やる音響合成 : CoffeeCollider, WebAudioAPI
個人サイト: www.t2gck.com
メール: _@taikutz.org
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プロフィール
小楠 竜也
Web: http://ogsn.org

-

早稲田大学大学院生

-

Twitter: @TatsuyaOGs

よく使うもの

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Max/MSP(最近はPd)
openFrameworks,
最近のWorks

-

《resolution.dat》→写真
-

岸こゆきとの共同制作

-

MMM2013審査員賞受賞

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2014年1月12日日曜日
告知
コンサートやります!
1月29日(水)
市川市文化会館 小ホール
(千葉県本八幡)
19:00∼
雅楽とエレクトロニクス
の現代音楽コンサート
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2014年1月12日日曜日
Prototype

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2014年1月12日日曜日
Happy Patching !
おもしろいものができたらぜひ教えてください!

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2014年1月12日日曜日

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"Audio Cycling" demo report (Pure Data Japan 2nd Session)