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神戸・北野界隈の地域分析

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GISA学術研究発表Web大会 



表題:

神戸・北野界隈の地域分析 



著者名(共著者含む):
仲谷恭平、吉川 眞、田中一成

所属:

大阪工業大学大学院 工学研究科都市デザイン工学専攻 



連絡先:

E-mail: nakatani@civil.oit.ac.jp

Published in: Education
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神戸・北野界隈の地域分析

  1. 1. 神戸・北野界隈の地域分析 大阪工業大学大学院 大阪工業大学 大阪工業大学 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 仲谷恭平 吉川 眞 田中一成 GISA学術研究発表Web大会(2013)
  2. 2. はじめに 神戸の観光イメージ調査 その他 グルメ 7% 6% 港 30% 六甲山 12% お洒落 16% 異国情緒 29% 神戸市生活文化観光局交流課 記者発表資料(平成15年1月24日) Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 北野の異人館 • 神戸のイメージを形 成する地域 • 外国人たちとの雑居 地として開発された GISA学術研究発表Web大会(2013)1/29
  3. 3. 北野町の成り立ち 神戸港開港 外国人たちのために居留地 が設けられる 居留地の用地が不足し北野 村を雑居地として開発 連続テレビ小説「風見鶏」 放映により観光地化 観光と居住が混在している地域 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)2/29
  4. 4. 居留地と北野 神戸居留地 北野町 • 治外法権が認められて いた • 土地の売り買いは禁止 されており、日本人か ら買った家を建て直し ていた • 土地を永代借地として 外国人たちに貸与 • 日本人の居住禁止・立 ち入り制限などがあっ た Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology • 日本人と外国人が共生 する雑居地であり日本 の住宅と外国人たちの 住宅が混在 GISA学術研究発表Web大会(2013)3/29
  5. 5. 研究の目的 • 明治期の道路に現在の道路 形状を幾何補正 • 開発された当時と変わらな い都市構成 • 都市の様相は変化している 地域の特性と観光の関わりを 分析する 観光地としての発展を目指す Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 明治42年 神戸市旧版地図 GISA学術研究発表Web大会(2013)4/29
  6. 6. 対象範囲の選定(1) 「北野」という名は北野 町内だけでなく神戸市内 のさまざまな場所に存在 伝統的建造物 伝統的建造物群保存地区 北野町 行政区域による都市の境 界では詳細な分析は行え ない 0 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)5/29
  7. 7. 対象範囲の選定(2) • 北側は六甲山系 伝統的建造物 伝統的建造物群保存地区 北野町 北野界隈 • 北野坂など北野へ 続く坂道の始点と なっている山手幹 線を南端とした • 西端トアロード沿 い・東端不動坂沿 いの周辺を範囲と して選定 不動坂 北野坂 トアロード 山手幹線 0 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)6/29
  8. 8. 景観形成区域 景観形成広場 景観形成道路 景観形成小径 景観形成を目的として 建築物の制限や環境の 保全を行う 公開異人館・伝建 非公開異人館・伝建 居住環境・観光行動に 関わっていることが考 えられる 0 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)7/29
  9. 9. 景観形成市民団体 北野・山本地区をまもり、そだてる会 世帯数 人数 店舗数 2000 4100 150 地域のマイナス面をなく し、プラス面をのばして いくさまざまな活動 「花と緑を増やす運動」シンボルイベント 地域住民が主体のまちづくり Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)8/29
  10. 10. まちづくりの約束 住環境保全ゾーン1 住環境保全ゾーン2 住・商共存ゾーン ゾーンごとに保全の方 向性や条件が異なる 公開異人館・伝建 非公開異人館・伝建 住民たち自らが約束を まもり、環境や景観を 保全 0 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)9/29
  11. 11. 研究の方法 住宅地 観光地 • 土地利用を調査し都 市構成を把握 • 観光誌、観光サイト から観光情報を調査 • 住民の活動などから 居住地として保全す べき場所を把握する • SNSを用いて観光者 の行動やその傾向を 把握 各々の分析に基づいて住環境を考慮した観光開発 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)10/29
  12. 12. 住宅地分析 地域の特色を知るとき土地利用を見ることは有効 既存の土地利用データ はメッシュデータや街 区レベル 現地調査を行い詳細に調査 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)11/29
  13. 13. 現地調査(1) • 建物ごとに敷地を 分割 住宅 住宅 飲食店 • その敷地の利用用 途を詳細に調査 基盤地図2500 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)12/29
  14. 14. 現地調査(2) 1Fで飲食店2Fは住 宅として利用されて いるなどのケースも 調査し、分類を行っ た 住宅 住宅 飲食 店 基盤地図2500 GISに展開しデータベース化 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)13/29
  15. 15. 土地利用の把握 結果 住宅地 商業・業務用地 公共・公益用地 森林地 公園・緑地等 空地 • 東側に商業・業務用 地、西側に住宅地が 多い • なかでも主要な坂道 や通り沿いには商 業・業務用地が多く 見られる 0 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)14/29
  16. 16. 建物構造の把握 結果 • 半数以上は鉄筋コン クリート造でとくに 南側に多い 木造 木造モルタル 鉄骨造 鉄筋コンクリート造 レンガ造 伝統的建造物群保存地区 北野地区境界線 北野界隈境界線 • 北野地区内では木造 と木造モルタルが多 い • 伝建地区内では木造 建築が多くみられた 0 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)15/29
  17. 17. 観光分析 2つの観点から 観光誌や観光サイト から既存の観光ルー トを調査 SNSを用いて観光者 が撮影した画像とそ の撮影位置を把握 観光者の行動を把握 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)16/29
  18. 18. 観光ルート調査(1) KOBE観光ボランティア まっぷる・るるぶ http://www6.ocn.ne.jp/~guide853/izinkan/izinkan.html 既存の観光ルートを調査 北野観光マップ http://ekobe.seesaa.net/article/2521 74629.html Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 北野を紹介する側が押し出 したいルートを把握 GISA学術研究発表Web大会(2013)17/29
  19. 19. 観光ルート調査(2) • 北野坂を通り公開異 人館を巡るルートが 多く紹介されている • 伝建・異人館は西側 にも残っているが紹 介はされていない 伝統的建造物群保存地区 北野町 北野界隈 公開異人館・伝建 非公開異人館・伝 建 観光ルート1 観光ルート2 観光ルート3 北野坂 0 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)18/29
  20. 20. SNSを用いた分析 SNS 写真の投稿やユーザー 間での閲覧・共有がで きるウェブサイト 一般の人々が北野界隈 で撮影する場所を把握 「flickr」 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology http://www.flickr.com GISA学術研究発表Web大会(2013)19/29
  21. 21. 投稿画像の抽出 (x1,y1) (x2,y1) API(Application Program Interface) を活用 位置情報から投稿画像を抽出 (x1,y2) (x2,y2) 取得した画像が持つ位置情報をGIS上に展開 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)20/29
  22. 22. 投稿画像による分析結果 伝統的建造物群保存地区 北野町 北野界隈 公開異人館・伝建 非公開異人館・伝 建 観光ルート 1 観光ルート 2 観光ルート 3 写真撮影ポイント 風見鶏の館 萌黄の館 北野坂 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 0 200m 取得期間:2006年1月1日~ 2012年12月31日 サンプル数:2113枚 GISA学術研究発表Web大会(2013)21/29
  23. 23. 結果のオーバーレイ 撮影ポイントがなく、人々が 観光として訪れていない場所 住宅地 商業・業務用地 公共・公益用地 森林地 公園・緑地等 空地 • 景観形成道路、住・商共存ゾー ンを繋ぐ景観形成小径 住環境保全ゾーン1 住環境保全ゾーン2 住・商共存ゾーン 景観形成広場 景観形成道路 景観形成小径 • 非公開で住宅として利用されて いるが、伝統的建造物が集積 写真撮影ポイント 公開異人館・伝建 非公開異人館・伝建 注目はされていないが景観的 なポテンシャルをもつ街路 小径に注目 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 0 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)22/29
  24. 24. 道路と小径 道路と小径(こみち)を分けて考える 神戸市が配信している指定道路情報配信サー ビスから北野界隈の道路を分類 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)23/29
  25. 25. 道路と小径 道路 小径 車の入り込みなどの 条件の違いから観光 行動に違いが出るか もしれない 道路幅員4mを基準 に道路と小径を分類 0 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)24/29
  26. 26. 観光に用いることが推奨される街路 観光雑誌などで紹介 されている店舗情報 を追加 住環境保全ゾーン1 住環境保全ゾーン2 住・商共存ゾーン 景観形成広場 景観形成道路 景観形成小径 写真撮影ポイント 公開異人館・伝建 非公開異人館・伝建 カフェ レストラン 複合商業店舗 宿泊施設 有名商業施設 地域のまちづくりを 尊重し、公開異人館 には必ずたどり着く よう選定 観光に用いることが推 奨される街路の抽出 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 観光利用できる道路 観光利用できる小径 0 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)25/29
  27. 27. 土地利用とオーバーレイ 住宅地 商業・業務用地 公共・公益用地 森林地 公園・緑地等 今回抽出した街路沿 いには住宅地も含ま れるが、市民団体な どのゾーンニングに 配慮した選定 空地 公開異人館・伝建 非公開異人館・伝建 観光利用できる道路 観光利用できる小径 住環境を考慮した選 定ができる 0 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)26/29
  28. 28. おわりに 結果 • 住宅地と観光地が互いに関連しながら共存し ていることを把握 • 既存の観光ルートの評価だけでなく、特徴的 な街路、観光に利用できる街路の特定などを 行うことができた 課題と展望 • 詳細な観光分析と取得した画像を用いた景観 分析に展開していきたい Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)27/29
  29. 29. 現在の取り組み(1) owner情報を活用して観光者の行動を把握 ユーザーBが撮影した画像ポイント ユーザーBのルート 公開異人館・伝建 ユーザーAが撮影した画像ポイント ユーザーAのルート 公開異人館・伝建 非公開異人館・伝建 非公開異人館・伝建 カフェ レストラン 複合商業店舗 カフェ レストラン 複合商業店舗 宿泊施設 宿泊施設 有名商業施設 有名商業施設 0 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 200m 0 200m GISA学術研究発表Web大会(2013)28/29
  30. 30. 現在の取り組み(2) 異人館以外を撮影したポイント 画像に格納されているデータを用いた景観分析 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013)29/29

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