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Smart Node:分散自律時代
の情報流通、メディアの再
発明
DIGIDAY編集者 吉田拓史
The planet of the smartphone
● 2007年のiPhoneからたった9年
● 2020年に世界成人人口の80%がスマホを保有する(The
Economist Feb/2015)
● 世界中で稼働するモバイルはすでに7...
● サハラ以南アフリカでもスマホが爆発的に普及する
● ケニアのモバイルバンキング「M-Pesa」など日本・欧州のよ
うな「保守的な富裕国」を超えるプラットフォームの登場
● 銀行や現金より先にモバイルバンキングを知る
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モバイルは5年足らずでPCをテイクオー
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Souce : Andreessen Horowitz, "Mobile is eating the
世界スマホ出荷量は年10億台超
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モバイルは最初のPC
コンピュータを世界中に行き渡らせる
Ubiquitous Connectivity
どこでも、いつでも、つながっている
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is background
● モバイルシフトはすでに終わった。モバイルは所与の条件、
バックグラウンドになっている。モバイルが行き渡った世界を
前提にこの世界のことを語らないといけ...
Explosion of Communication
● 離れた場所にいる複数の人数と同時にコミュニケー
ションできる
● デバイスの処理能力の拡大。ネットワークの高速化
がコンテンツのリッチ化を招いた
● Snapchat、Instagram...
「人と人」のコミュニケーションが爆
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この宇宙はTwitterの1か所切り取ったに過ぎない
Source:Stanford Univ Digital Humanities Specialist
カオティックなつながりた
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Source:Stanford Univ Digital Humanities Specialist
しかし........
スマホはビッグデータを生み出
し、それは増え続けている
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IoTはクラウドだけでは破綻
● コネクティッドデバイスはもっと増える
● IoTの普及と進化。様々なデバイスがネットワーク
につながることによって、新しい価値が生まれつ
つある。
● 人工知能の進化。ディープラーニング(深層学習)
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インターネットは「ネットワークた
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パケット通信には常にレイテンシ(遅延)が生じている。われわれ
が利用する様々なサービスはそれを感じさせないように努力を
払っている。だから気づかない。
自律 / 分散 / 協調
Autonomous
Distributed
Cooperative
――村井純教授
Internet = Distributed Network
村井純教授「インターネットはタテのものをヨコにする
ことを分散型の仕組みをつくろうとしてきた。だが、技
術上の理由で止むを得ず。しかしこれでスケーラビリ
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Computingは再び分散型に向かう
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能になる。一つ一つのデバイスを賢くするだけでは
なく、たくさんのデバイスを「賢く繋げる」ことによっ
て、より複雑なタスク・精度の高いタスクをこなせ
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Hint:Biology
● アリは種を保存するという共通の目標に対して、
個々に自律し、協調している。彼らはいちいち女王
蟻の指令をうけたりせず、自律したリアルタイムな
判断により、物事を進めていく。
● 人間が「近代」につくりあげた「組織」...
Autonomousがトレンド
● 自律(Autonomous)はSelf-driving car,、Amazon
Robotics、産業用ロボット、Otto(self-driving
truck)
シェアリングエコノミー
● 個人間で資源を融通する。Uberだったらライドシェアの
ニーズとライドのニーズを結びつける媒介として機能し
ている。Airbnbだったら空き部屋と宿泊のニーズを結び
つけている。
● 個人を基点にルールを書き換える
都市が変わる;Smart City
● 高層化、過密化した都市が最も効率的。食品ロ
ス、遊休資源などさまざまなロスを都市は抱えて
いる。私的所有権を緩和した、シェアリングエコノ
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ができる。
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Trend:AI,Blockchain
● 自律、分散、協調のトレンドの中のエッジがAIとブ
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● 仮に各個人が力強い知性にアクセスできるなら、個
人の能力を拡張し、自身に必要な生産を生み出せる
ので、従来型の企業は必要なくなるか...
組織は溶ける、個人の時代に
つまり、このトレンドが進展すると、個人の時代がやっ
てくる。20世紀型の大振りな組織が必要なくなる。ノー
ドとノードが繋がり合う、より自然界に近い形の社会が
生まれる可能性がある。
このトレンドを踏まえ21
世紀の情報流通につい
て考えてみよう
Broadcast to Internet
● ひとつの地点から放射線状に情報が供給される、
多数の人間が受けとるという「上から下型」から、
網状の情報消費にすでにメインは変わっている。
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機械の方が得意なことは機械に
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いる。金融のように人間とのトラクションが少ない分
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People to People
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● 情報へのニーズは(本当は)多様なはず。多様な
ニーズをブロードキャストでならしてきただけ
● インターネットとモバイルにはこれらをパーソナラ
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People to Peopleの課題
人間は必ずしも賢くない。複雑な心理はユニークな情
報流通をも生み出す。何が「正しく」「正しくない」かの議
論はある。歴史を見ると、従来型のメディアはかなり難
しい情報を流通...
Source:Stanford Univ Digital Humanities Specialist
Smart Node:媒介から節へ
● メディア(媒介)からノード(結節点)になる。ブロー
ドキャストは不可能な時代。一定数ながらスティッ
キーなオーディエンスに対し、スマートな情報を伝
達する
SmartNode はロックバンド
● 例)アナリスト× デザイナー × エンジニア × ビ
ジネスディベロップメントの4人組
● 音楽産業のデジタル化と同じように人気者に経済
的報酬が集中する?
● よりエンジニアリングの色合いが濃くなる
●...
さあ、スマートなロックバンド
を作ろう
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Smart Node : 分散自律時代の情報流通、メディアの再発明

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講演用スライドを共有します。インターネット、コンピューティング、そして社会が「分散自律」という新しいトレンドに向かう中、メディア / 情報流通の再発明として「Smart node」を提案します。

This slide was used for my latest presentation, discussing "Smart Node" reinvention of media and content distribution.

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Smart Node : 分散自律時代の情報流通、メディアの再発明

  1. 1. Smart Node:分散自律時代 の情報流通、メディアの再 発明 DIGIDAY編集者 吉田拓史
  2. 2. The planet of the smartphone ● 2007年のiPhoneからたった9年 ● 2020年に世界成人人口の80%がスマホを保有する(The Economist Feb/2015) ● 世界中で稼働するモバイルはすでに74億台(Ericcson:Mobile subscriptions Q1 2016)。世界人口74億人とほぼ同数だが、富裕 国では1人で数台活用が一般的。 ● 通信環境、3,4G接続は34億台、2G接続37億台。2019年には4G接 続が過半を超える(Ericcson:Mobile subscriptions Q1 2016)。 Image : The economist Planet of the phones
  3. 3. ● サハラ以南アフリカでもスマホが爆発的に普及する ● ケニアのモバイルバンキング「M-Pesa」など日本・欧州のよ うな「保守的な富裕国」を超えるプラットフォームの登場 ● 銀行や現金より先にモバイルバンキングを知る Smartphone is everywhere Souce: GSMA,”The Mobile Economy Sub-saharan Africa 2015”
  4. 4. モバイルは5年足らずでPCをテイクオー バー Souce : Andreessen Horowitz, "Mobile is eating the
  5. 5. 世界スマホ出荷量は年10億台超
  6. 6. Andoroid is eating the world
  7. 7. モバイルは最初のPC コンピュータを世界中に行き渡らせる
  8. 8. Ubiquitous Connectivity どこでも、いつでも、つながっている
  9. 9. “Mobile shift” is gone; Mobile is background ● モバイルシフトはすでに終わった。モバイルは所与の条件、 バックグラウンドになっている。モバイルが行き渡った世界を 前提にこの世界のことを語らないといけない ● iOSは富裕国・中国で売れているが、新興国には「存在しな い」。中国でも販売が鈍っている。世界出荷ベースで80%超が アンドロイド。 ● 有機ELとプロセッサの進化によりデバイスの高質化が見込 める。高度なワイアレスネットワークの活用により、つながっ ていること(Connectivity)が「水のように」普通になっていく Image : The economist Planet of the phones
  10. 10. Explosion of Communication ● 離れた場所にいる複数の人数と同時にコミュニケー ションできる ● デバイスの処理能力の拡大。ネットワークの高速化 がコンテンツのリッチ化を招いた ● Snapchat、Instagramに見られるようにテキストだけで なく、音声、画像、動画を利用した非言語コミュニ ケーションが拡大する ● 人々の意思決定の際の情報収集にも活用される。ス マホが手元にあるおかげで問題解決にかかる時間 は大幅に短縮されている
  11. 11. 「人と人」のコミュニケーションが爆 発した この宇宙はTwitterの1か所切り取ったに過ぎない Source:Stanford Univ Digital Humanities Specialist
  12. 12. カオティックなつながりた ち Source:Stanford Univ Digital Humanities Specialist
  13. 13. しかし........
  14. 14. スマホはビッグデータを生み出 し、それは増え続けている ● スマホは高機能センサー ● 膨大な行動データ、ロケーションデータなどを Google、Facebookですらも最大限に活用できてい ない(ようだ) ● 情報が人間の処理能力を超えたレベルに到達し ており、データサイエンティストでも足りない ● ビッグデータの80〜90%は非構造化データ Image : Ryoji Ikeda(via youtube)
  15. 15. IoTはクラウドだけでは破綻 ● コネクティッドデバイスはもっと増える ● IoTの普及と進化。様々なデバイスがネットワーク につながることによって、新しい価値が生まれつ つある。 ● 人工知能の進化。ディープラーニング(深層学習) をはじめとする機械学習の技術は、広大な分野で 実用化されようとしている ● マシーンは人が生み出すことのできるよりもはる かに多くの量のデータを生み続ける。膨大な量の データ処理を行い、学習・活用するためには、 「データを一箇所にあつめて処理する」という集中 型のクラウドコンピューティングでのデータ処理は 破綻してしまう
  16. 16. インターネットは「ネットワークた ちのネットワーク」 パケット通信には常にレイテンシ(遅延)が生じている。われわれ が利用する様々なサービスはそれを感じさせないように努力を 払っている。だから気づかない。
  17. 17. 自律 / 分散 / 協調 Autonomous Distributed Cooperative ――村井純教授
  18. 18. Internet = Distributed Network 村井純教授「インターネットはタテのものをヨコにする ことを分散型の仕組みをつくろうとしてきた。だが、技 術上の理由で止むを得ず。しかしこれでスケーラビリ ティが確保できた。いまこそ新しい分散協調型のネット ワークをつくるとき」(The new context conference2016)
  19. 19. Computingは再び分散型に向かう • デバイス同士をリアルタイムで協調させることが可 能になる。一つ一つのデバイスを賢くするだけでは なく、たくさんのデバイスを「賢く繋げる」ことによっ て、より複雑なタスク・精度の高いタスクをこなせ る。 • 再び集中から分散のトレンド • Sensorimotor:感知する場所とアクションする場所を 一緒にする • Edge Computing:デバイス自体やデバイス付近のマ イクロデータセンターでデータの価値密度を高める ことを目指すセンサー付近でAIを活用データを処 理し価値密度を上げる。クラウドまで運ばない
  20. 20. Hint:Biology ● アリは種を保存するという共通の目標に対して、 個々に自律し、協調している。彼らはいちいち女王 蟻の指令をうけたりせず、自律したリアルタイムな 判断により、物事を進めていく。 ● 人間が「近代」につくりあげた「組織」とはまったく違 う回路で動いているが、自然からみるとまったく普 通だ ● 渋谷の交差点:四方八方から違う場所を目指す人 間がぶつからずにすれ違う。
  21. 21. Autonomousがトレンド ● 自律(Autonomous)はSelf-driving car,、Amazon Robotics、産業用ロボット、Otto(self-driving truck)
  22. 22. シェアリングエコノミー ● 個人間で資源を融通する。Uberだったらライドシェアの ニーズとライドのニーズを結びつける媒介として機能し ている。Airbnbだったら空き部屋と宿泊のニーズを結び つけている。 ● 個人を基点にルールを書き換える
  23. 23. 都市が変わる;Smart City ● 高層化、過密化した都市が最も効率的。食品ロ ス、遊休資源などさまざまなロスを都市は抱えて いる。私的所有権を緩和した、シェアリングエコノ ミーを組み込んだ都市をつくれば、資源の最適化 ができる。 ● 交通、電力、ガス、水道、不動産などに自動運転 車ののような自律分散型のガバナンスを与えるこ とでより効率化する ● 東京人は狭いスペースをわけあって暮らしてい る。人口の縮小傾向→シェアリングエコノミー都市 実現の可能性は米国人より高い
  24. 24. Trend:AI,Blockchain ● 自律、分散、協調のトレンドの中のエッジがAIとブ ロックチェーン ● 仮に各個人が力強い知性にアクセスできるなら、個 人の能力を拡張し、自身に必要な生産を生み出せる ので、従来型の企業は必要なくなるかもしれない ● ブロックチェーンがさまざまな領域で採用されると基 本的には中間者(middle man)を介さない個人間の やり取りに変わる。middleは必要なくなる
  25. 25. 組織は溶ける、個人の時代に つまり、このトレンドが進展すると、個人の時代がやっ てくる。20世紀型の大振りな組織が必要なくなる。ノー ドとノードが繋がり合う、より自然界に近い形の社会が 生まれる可能性がある。
  26. 26. このトレンドを踏まえ21 世紀の情報流通につい て考えてみよう
  27. 27. Broadcast to Internet ● ひとつの地点から放射線状に情報が供給される、 多数の人間が受けとるという「上から下型」から、 網状の情報消費にすでにメインは変わっている。 ● People to peopleの情報消費が爆発的に拡大して いる。 ● 「メディア」は情報の特権者でも、アービトラー ジャーでもなく、「爆発する情報量の一部」を担っ ているに過ぎない。 ● 情報流通インフラが整ったいま、メディア(媒介)と いう役割は重要性を失い始めている
  28. 28. 機械の方が得意なことは機械に 任せよう ● 金融取引の6〜7割がアルゴトレーディングになって いる。金融のように人間とのトラクションが少ない分 野に関してはデータ化が著しく進む。メディアは情 報産業。機械で代替できる/すでにされている部 分はある。 ● これまでのように「人間を機械のように教育する」の ではなく、人間としてクリエイティビティが発揮できる 分野で才能を発揮するべきだ。 ● 天気予報、災害情報、官公庁発表、スポーツの結 果、ハウツー、まとめ記事…… ● 個人は情報消費のオプションを拡大する。将来、個 人が豊かな知性にアクセスできるようになると、ど んな情報がつくられるべきか。
  29. 29. People to People パーソナライズされた情報がほ しい ● 情報へのニーズは(本当は)多様なはず。多様な ニーズをブロードキャストでならしてきただけ ● インターネットとモバイルにはこれらをパーソナラ イズするチャンスがある ● ニーズはメディアではなくサービスやエクスペリエ ンス ●
  30. 30. スマートな情報提供機能が必要だ People to Peopleの課題 人間は必ずしも賢くない。複雑な心理はユニークな情 報流通をも生み出す。何が「正しく」「正しくない」かの議 論はある。歴史を見ると、従来型のメディアはかなり難 しい情報を流通させてきたと考えられる。People to Peopleにも同様の問題点がある。
  31. 31. Source:Stanford Univ Digital Humanities Specialist
  32. 32. Smart Node:媒介から節へ ● メディア(媒介)からノード(結節点)になる。ブロー ドキャストは不可能な時代。一定数ながらスティッ キーなオーディエンスに対し、スマートな情報を伝 達する
  33. 33. SmartNode はロックバンド ● 例)アナリスト× デザイナー × エンジニア × ビ ジネスディベロップメントの4人組 ● 音楽産業のデジタル化と同じように人気者に経済 的報酬が集中する? ● よりエンジニアリングの色合いが濃くなる ● 業務部分はクラウド、ブロックチェーン、AIなどで オートメーションが進み、少人数なので業務上の 煩雑さが軽減されている ● プロジェクトごとの「結成」のため、プロジェクトが 終わった後の「メンバーチェンジ」は当たり前。流 動的な人員。 ● Sensorimotorとして、生成した情報に対して即座 に反応、状況によっては起業、協業に依る新規事 業などを開始する。行動するNodeだ。
  34. 34. さあ、スマートなロックバンド を作ろう

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