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タスクを活用した英語授業における学習者の英語運用能力と情意面の変容

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タスクを活用した英語授業における学習者の英語運用能力と情意面の変容

  1. 1. タスクを活用した英語授業における 学習者の英語運用能力と情意面の変容 藤田 卓郎 福井工業高等専門学校 第40回全国英語教育学会徳島大会 8月10日(火)於 徳島大学 https://www.flickr.com/photos/scubasteveo/296747958/in/photolist-sdUQ7-CXhsW-2mGN7-7D2Whc-4FzLf8-63bZV7-fCNLK-6zqXnf-9NMxe-evpf5-7DnHta-4vqutv-7riZ4W-8HTiar-3JocZ-3d4M3i-e2n2zi-cByhSo-eVeWg-6ubhLi
  2. 2. ごめんなさい ダッシュ でいきます εε ε ε ε ε ヘ( ́Д`)ノ
  3. 3. 生産技術科 食品科 環境システム科 対象校について https://www.flickr.com/photos/frankieroberto/323166041/in/photolist-6L4gpp-cGVbAj-uyj1i-dr2Qet-dsTCVK-eHRPZr-dn1Bnn-dr2PLT-5mwGVT-2AkFXp-e8UXcj-7KTDox-fuJV5i-duLy2m-6hbbMS-dn1C5V-djCKRs-azFcsn-bgGUgP-6gB2qS-9YGn1W-dk4sp9-fTs9zB-nfwu2a-dr2Q94-e3iobV-dr2ZRU-dr2Q3D-dn1BEv-dn1BP6-fcQLUj-fcQLVA- dk4pCp-dk4r2z-95M1gf-dk4qSV-djDfps-az3rWo-kKJGgT-fzGJW1-fzsq1i-fzsqqR-fzsrpR-aAY1rM-da9vQy-faR5Qw-fTtiow-dn1BX8-8i4Puo-bfJTse/
  4. 4. English
  5. 5. 習熟度が低い • 中学校1年レベルの文法 • EX) I like food is BBQ 学習者について できるからやる •出来ない = やらない •「は?無理やし!」 答えは必ずある •「これで合ってる?教えて!」 消極的 「友人にからかわれる?」 「○○って言ったら…」
  6. 6. 教師の思い コミュニケーション活動を 基にした授業をしたい! 学習の習熟度・授業態度が・・・ 英語を使おうとする態度 +英語運用能力の育成 How?
  7. 7. 英語に対する習熟度が低く、表出に対する抵抗感が大きい学習 者に対して英語の表出能力を伸ばしつつ、抵抗感を軽減するに はどうすればよいか?
  8. 8. Willingness to Communicate in L2 (WTC) 学習者の情意面について 発話の抵抗感
  9. 9. Willingness to Communicate in L2 (WTC) 学習者の情意面について
  10. 10. WTCについて • …the tendency of individual to initiate communicate when free to do so (Yashima, 2002, p.55) • WTCが高まる → コミュニケーションの頻度が向上
  11. 11. Yashima (2002), Yashima, Zenuk-Nishide, & Shimizu (2004) WTCの構成要素 コミュニケーション自信 (L2 communication confidence) コミュニケーション不安 (communication apprehension) コミュニケーション能力の認知 (perceived communicative competence)
  12. 12. Willingness to Communicate in L2 (WTC) 学習者の情意面について 発話の抵抗感
  13. 13. 学習者の情意面について 発話の抵抗感
  14. 14. 不安が 大きい 能力認知が 低い 発話を 避けようとする 発話における抵抗感が高いと・・・ 磯田(2009)
  15. 15. 不安の軽減 抵抗感の軽減のために 達成感能力認知の向上 タスクを基にした指導法 Task-Based Language Teaching (TBLT)
  16. 16. タスクの指導法の3パターン 提示 (Presentation) 練習 (Practice) 表出(タスク) (Production) プレタスク (pre-task) タスクサイクル 遂行⇨準備⇨発表 言語形式練習 (language focus) トピック導入 ダイアログ提示 統制練習 コミュニケーション練習 メインタスク Sato 2010 Willis(1996) Nunan (2004)
  17. 17. メインタスク リハーサル コミュニケーション練習 言語形式支援 意味内容支援 発表準備(planning) トピック導入 語彙・表現の導入 デモンストレーション スキーマ構築
  18. 18. タスクを活用した授業を行うことで 学習者の抵抗感を軽減させることはできるか? タスクを活用した授業を行うことで 学習者の情意面にはどのような変化が見られるか? 研究課題 1 研究課題 2 タスクを活用した授業を行うことで 学習者の発話能力は向上するのか? 研究課題 3 研究課題
  19. 19. • 職業高等学校2年生7名:男子4名、女子3名 • 進学コース「教養英語」受講者 • 英語学習歴:中学校3年間、高等学校1年間 授業参加者
  20. 20. • タスク1:地元の名産品を紹介しよう • タスク2:地元にゆかりのある人物を紹介しよう • タスク3:地元の名所を紹介しよう • タスク4:修学旅行の報告をしよう • タスク5:学校紹介DVDを作成しよう メインタスク
  21. 21. 授業の冒頭:和文英訳活動 ・私は毎日(everyday)図書館(library)へ行く ・彼らは教室を掃除します ・男子は女子にプレゼントをあげる ・I go to the library everyday. ・They clean the classroom. ・Boys give girls presents. ・I go to the library everyday. ・They clean the classroom. ・Boys give girls presents. 1周目・2周目:日本語を提示→口頭で発表 3周目:日本語を見てライティング→ 英文を提示
  22. 22. 名産品紹介 人物紹介 名所紹介 修学旅行報告 学校紹介DVD スキーマ構築1 input 処理 スキーマ構築1 スキーマ構築 スキーマ構築 スキーマ構築2 スキーマ構築 input 処理 input 処理 input 処理 input 処理 CA CA CA CA 形式学習(CA) 準備時間 表出練習 準備時間 準備時間 準備時間 リハーサル スキーマ構築2 タスク タスク リハーサル タスク 準備時間 DVD鑑賞 タスク 振り返り タスク 各タスクにおける授業構成 CA= 意識昂揚タスク(consciousness-raising task)
  23. 23. インプット処理 Look at this picture. This is Tojinbo. It is 25 meters high. Tojinbo is located in Mikuni-cho, Sakai City. Sakai City is in the north of Fukui Prefecture. Tojinbo means a big man . The view from the top of the cliff is very beautiful. 写真は削除
  24. 24. 言語形式の学習(意識昂揚タスク) スクリプト Look at this picture. This is Tojinbo. It is 25 meters high. Tojinbo is located in Mikuni-cho, Sakai City. Sakai City is in the north of Fukui Prefecture. Tojinbo means a big man . The view from the top of the cliff is very beautiful. 指示 ・ 高さを表す文 = 太字に ・ 場所を表している文→ 下線 ・ エピソードを表す文→ 赤色
  25. 25. 言語形式の学習(意識昂揚タスク) スクリプト Look at this picture. This is Tojinbo. It is 25 meters high. Tojinbo is located in Mikuni-cho, Sakai City. Sakai City is in the north of Fukui Prefecture. Tojinbo means a big man . The view from the top of the cliff is very beautiful.
  26. 26. 言語形式の学習(意識昂揚タスク) スクリプト Look at this picture. This is Tojinbo. It is 25 meters high. Tojinbo is located in Mikuni-cho, Sakai City. Sakai City is in the north of Fukui Prefecture. Tojinbo means a big man . The view from the top of the cliff is very beautiful. 表へまとめ:例)高さを表す表現 It is 25 meters high. It is about 2,500 meters high. It s about 634 meters high.
  27. 27. データ収集①学習者の抵抗感の変化 質問紙調査 ・ 抵抗感測定の質問紙:磯田(2008, 2009) ・ 能力認知・不安・回避に関する内容:それぞれ3項目ずつ ・ 7件法:(7) とてもよく当てはまる (1) 全く当てはまらない ・ 第1回:9月 第2回:12月 第3回:2月末 ・ 平均値・標準偏差・信頼性係数(クロンバックα)を算出 ・ 効果量(Cohen s d)での比較 分析方法
  28. 28. データ収集②学習者の情意面の変容 授業日誌 半構造化インタビュー 授業コメント
  29. 29. 授業日誌 半構造化インタビュー アンケート : C H : C L F T T O Y T O T l YT p c n T c y t n T T lt l n T n n N N y ti
  30. 30. 授業日誌 半構造化インタビュー 削除
  31. 31. データ収集②学習者の情意面の変容 授業日誌 半構造化インタビュー 授業コメント
  32. 32. 授業日誌 半構造化インタビュー アンケート 10月(第1時点) タスクでは上手に話すことが出来たか? 発表している時どんな気持ちで取り組んでいたか? タスク中難しかったことはあるか? 中学・高校1年時にこのような発表活動に取り組んだことがあるか? 普段の英語の授業とどちらが取り組みやすいか? どうすれば上手に話すことができるようになるか?
  33. 33. 授業日誌 半構造化インタビュー アンケート 12月(第2時点) 4回の発表を通して変わったことはあるか? 発表前にはどのようなことを心がけたか? 発表中はどのような気持ちだったか? 発表後にはどのような気持ちだったか?
  34. 34. データ収集②学習者の情意面の変容 授業日誌 半構造化インタビュー 授業コメント
  35. 35. 授業コメント •A4用紙を配布 •授業の感想や考えたことについて詳細に記述 (インタビューを行うことができなかったため) 授業を振り返って ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶- ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶
  36. 36. 授業日誌① ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶- ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 分析ワークシート 概念:時間がたつのが早い 定義:授業時間が早く過ぎたとの報告 ヴァリエーション ①̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶ (授業日誌①) ②̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶ (授業日誌②) 分析ワークシート(概念)作成質的データから 分析方法 • 修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ (Modified Grounded Theory Approach, M-GTA)
  37. 37. 分析ワークシート 概念:時間がたつのが早い 定義:授業時間が早く過ぎたとの報告 ヴァリエーション ①̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶ (授業日誌①) ②̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶ (授業日誌②) 授業に対する満足感 【時間がたつのが早い】 【授業が楽しい】 動機付け 関係性・有能性・ 自立性 適度な認知負荷 チャレンジング なタスク 結果図の作成分析ワークシート・概念から 分析方法 • 修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ (Modified Grounded Theory Approach, M-GTA)
  38. 38. 1.データの収集・書き起こし(半構造化面接) 2.分析ワークシートの作成 1.着目した箇所をヴァリエーション欄に記入。理論的メモに解釈 2.類似例、対局例を確認 3.1と2を繰り返して概念を生成、洗練 3.概念同士の関係の検討・カテゴリーの生成 4.結果図・ストーリーラインの生成 M-GTAによる質的データの分析手順 分析ワークシート概念:時間がたつのが早い 定義:授業時間が早く過ぎたとの ヴァリエーション①̶̶̶̶̶̶(授業日誌①) ②̶̶̶̶̶̶(授業日誌②) 理論的メモ ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶
  39. 39. データ収集②学習者の発話能力の変化 口頭表出 ( one-way ) Family / ○○ High School ○○ Junior High School / Fukui 書き起こし 書き起こしの分析:平均値・標準偏差・効果量d 発話語数・発話時間 流暢さ・統語的複雑さ・語彙的複雑さ・正確さ
  40. 40. アクション・リサーチの流れ 9月初期 質問紙第1回・テスト第1回 9月・10月 【授業】タスク1・タスク2 10月 面接第1回 10月・11 月 【授業】タスク3・タスク4 12月 質問紙第2回・テスト第2回・面接第2回 1・2月 【授業】タスク5 2月 質問紙第3回・テスト第3回・面接第3回
  41. 41. 結果1:抵抗感のアンケートの結果 認知 不安 回避 5.10 4.48 4.00 5.38 4.95 4.29 5.24 4.33 4.43
  42. 42. 結果1:抵抗感のアンケート:効果量 認知1-認知2 不安1-不安2 回避1-回避2 認知2-認知3 不安2-不安3 回避2-回避3 認知1-認知3 不安1-不安3 回避1-回避3 効果量中 効果量大 1 > 3 1 > 3 2 > 3 1 > 20.56 0.49 0.83 0.77 0.58 1 > 3
  43. 43. 結果2-1 タスク遂行時の学習者の情意プロセス <<発表前の不安>> 【発表原稿を繰り返し確認】 【独り言や確認の増加】 【発話の内省】 タスク遂行前 <<発表時の不安>> 【恥ずかしながら発表】 【発表時の緊張】 【達成感・充実感】 タスク遂行後
  44. 44. 結果2-1 タスク遂行時の学習者の情意プロセス <<発表前の不安>> 【発表原稿を繰り返し確認】 【独り言や確認の増加】 【発話の内省】 タスク遂行前 <<発表時の不安>> 【恥ずかしながら発表】 【発表時の緊張】 【達成感・充実感】 タスク遂行後
  45. 45. <<発表前の不安>> 【発表原稿を繰り返し確認】 【独り言や確認の増加】 (5)教室に入ってくるとすぐに、「今日は発表やー」と言いながら、授 業開始前にもかかわらず、事前に準備してきたスクリプトを見ながらブ ツブツと書いてある英文を読み始めていた。本日、発表を行うことを 意識している様子が窺えた。(日誌:T2) (30) ウェイトリフティング室 から製造室まで歩いて移動する間、二人 は自身の発表用紙を見ながら何度も発表原稿を読み練習していた。 (日誌:T5)
  46. 46. 結果2-1 タスク遂行時の学習者の情意プロセス <<発表前の不安>> 【発表原稿を繰り返し確認】 【独り言や確認の増加】 【発話の内省】 タスク遂行前 <<発表時の不安>> 【恥ずかしながら発表】 【発表時の緊張】 【達成感・充実感】 タスク遂行後
  47. 47. 結果2-1 タスク遂行時の学習者の情意プロセス <<発表前の不安>> 【発表原稿を繰り返し確認】 【独り言や確認の増加】 【発話の内省】 タスク遂行前 <<発表時の不安>> 【恥ずかしながら発表】 【発表時の緊張】 【達成感・充実感】 タスク遂行後
  48. 48. (16) T:じゃあ発表中はどんな気持ちで発表してた? S6:...早く終わらんかなあ(談笑) T:(談笑)なんで? S6:目線やっぱりいてーな―みたいな。 T:目線が痛い。目線が痛いのではやく...どういう気持ち? S6:緊張?  (面接12月 S6) <<発表時の不安>> 【恥ずかしながら発表】 【発表時の緊張】
  49. 49. (17) S4: 発表中はうーん...あーでもやっぱ...えーその、覚えたものを言お うと思ったけど、その、テンパる?うーんとうーんみたいな。えーっと すぐ頭のなかから出ないんですよ。覚えたものが。で、頭真っ白になる。 T:頭真っ白になるんや S4:気づいたら終わってたみたいな。 (面接 12月 S4) <<発表時の不安>> 【恥ずかしながら発表】 【発表時の緊張】
  50. 50. 結果2-1 タスク遂行時の学習者の情意プロセス <<発表前の不安>> 【発表原稿を繰り返し確認】 【独り言や確認の増加】 【発話の内省】 タスク遂行前 <<発表時の不安>> 【恥ずかしながら発表】 【発表時の緊張】 【達成感・充実感】 タスク遂行後
  51. 51. 結果2-1 タスク遂行時の学習者の情意プロセス <<発表前の不安>> 【発表原稿を繰り返し確認】 【独り言や確認の増加】 【発話の内省】 タスク遂行前 <<発表時の不安>> 【恥ずかしながら発表】 【発表時の緊張】 【達成感・充実感】 タスク遂行後
  52. 52. (24) S5:おわったーって。 T:終わった―。(談笑)終わったーっていうのは? S5:えー…何か緊張とかもあって、すっきりしたとか。でもなんか、 スラスラ言えんとこもあったなとか。皆の目線を向いて言えんかったなー とか。そういうの色々と思ってた。 (面接 12月 S5) (21) S7:はぁ終わった。ははは 藤田:はぁ終わったってのはどんな気持ち? S7:だからそう言い終わったあとに、あーあそこあのかんだなーとか 振り返りつつも、けど、あの、苦手だったところ言えたなとか。ちゃ んと覚えてたなここみたいな。あとーそんな感じですかね。 (面接 12月 S7) 【発話の内省】【達成感・充実感】
  53. 53. 結果2-1 タスク遂行時の学習者の情意プロセス <<発表前の不安>> 【発表原稿を繰り返し確認】 【独り言や確認の増加】 【発話の内省】 タスク遂行前 <<発表時の不安>> 【恥ずかしながら発表】 【発表時の緊張】 【達成感・充実感】 タスク遂行後
  54. 54. 結果2-2 学習者の情意面の変容 <<関係性の変容>> 【関係性の構築】 【事実の伝達】 ↓ 【相互の励まし・指摘】 <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 【タスクに対する慣れ】 【タスクに対する新奇性】
  55. 55. 結果2-2 学習者の情意面の変容 <<関係性の変容>> 【関係性の構築】 【事実の伝達】 ↓ 【相互の励まし・指摘】 <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 【タスクに対する慣れ】 【タスクに対する新奇性】
  56. 56. <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 (19) S4:あー、…前に出てしゃべることが多いんで、その、前に出るとやっ ぱ緊張…ちょっと緊張するときがあったんですけど、なんか(発表 を)やってくとだんだん...緊張もほぐれて何か...慣れてきたっていうん か....そこまで緊張しなくなってきた。 T:でもそれなんで緊張せんくなったんかな?慣れたで? S4:慣れたのもあって、やっぱ…知っている人やで、だからそのあ の、普段いつも一緒にしゃべる、授業始める前に何かしゃべってるし、 何かわいわいわいわいしているんで、その感覚...みたいな感じでなんか もう... (面接 12月 S4)
  57. 57. <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 (42) 私がこの1年間教養英語をして感じたことは、1年生のころにくらべと ても英語が身に付いたことです。特にスピーチでは普通の授業以上に英 語を覚えられたと思います。英語は普段使っている日本と違い難しいで すがとてもたのしく覚えられたと思います。感想は短いですがとてもい い授業でした(コメント 2月 S6)
  58. 58. <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 (11) S5: (ウィキペディアを見ると)8 カマ(というカマボコ)がトッピ ングされることがあるって書いてある。 T: 8 カマが有名って書けるよね S5: うーん。でももっと詳しく書きたい。よもぎラーメンには 8 カマ がトッピングされていないとか、しょうゆラーメンとか味 ラーメンに は 8 カマがトッピングされてるとか。 この学習者は教師と一緒に予めブレインストーミングした内容を超えて、 より詳しい内容を伝えたいという思いが今日は見られたようだ。 (日誌 T3)
  59. 59. <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 (40) S 2年の最初の方は、英語がまったく分からなかったけれど、この教 養の英語で2年の最初のときよりも英語が分かるようになりました。最 初の方は英語でしゃべるのも自信がなくてあまりしゃべりたくなかっ たです。あってるかあってないか分からなかったけど今は英語でしゃべ るのも楽しくなりました。最近はALTとも英語でしゃべれるようにな りました。1年の時はALTとはなしててもまったく分からなくて日本語 でしゃべっていたけど、今は英語でしゃべるようになって楽しいしよかっ たなと思いました。(中略)この1年間で英語がとても好きになりまし た。英語でしゃべるのもとても自信ついたのでとてもよかったなと思っ ています。(コメント 2月 S4)
  60. 60. 結果2-2 学習者の情意面の変容 <<関係性の変容>> 【関係性の構築】 【事実の伝達】 ↓ 【相互の励まし・指摘】 <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 【タスクに対する慣れ】 【タスクに対する新奇性】
  61. 61. <<関係性の変容>> 【関係性の構築】 【事実の伝達】 ↓ 【相互の励まし・指摘】 【事実の伝達】(9) S2:slowly ってどこ? S7・S6:(文の)後 S5:内気って(英語で)何? S2:shy! S7:You の後が分からない S3:can enjoy!
  62. 62. <<関係性の変容>> 【関係性の構築】 【事実の伝達】 ↓ 【相互の励まし・指摘】 (37) 全員で撮影を確認した後、もう1回とるかどうか教師からS2に尋 ねた。S2に2回目撮影を行うにあたり、どのような点に気をつけ ればよいかを尋ねると、「単語の読みかな」と小声で言っていた。 そして教師の所へ来て、practice の発音の仕方を尋ねた。S7から は「まだ時間はあるぜ」という発言や「S2もうちょっとカメラ目 線しようぜ」という発言もこの時出た。(中略)S2は発表原稿を 見ながら read and look up を心がけているように見えた。 (日誌 T5)
  63. 63. 結果2-2 学習者の情意面の変容 <<関係性の変容>> 【関係性の構築】 【事実の伝達】 ↓ 【相互の励まし・指摘】 <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 【タスクに対する慣れ】 【タスクに対する新奇性】
  64. 64. 結果2-2 学習者の情意面の変容 <<関係性の変容>> 【関係性の構築】 【事実の伝達】 ↓ 【相互の励まし・指摘】 <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 【タスクに対する慣れ】 【タスクに対する新奇性】
  65. 65. 【タスクに対する新奇性】 (45) 2学期では福井の紹介で英文作って発表しました。それは楽しかっ たけど、テストの新聞がやっぱりつらかったですかね。けれどそ のあとからの授業は他の学校じゃああまりできない、学校紹介の DVDとか作って楽しかった。その中でやっぱり英文は考えきゃい けなくて、簡単に考えればいいと言われたけど、難しく考えてし まって悩みました。けれど先生はそれをできるだけまとめてくれ てなんとか英文ができてよかったです。(コメント 2月 S7)
  66. 66. 結果2-2 学習者の情意面の変容 <<関係性の変容>> 【関係性の構築】 【事実の伝達】 ↓ 【相互の励まし・指摘】 <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 【タスクに対する慣れ】 【タスクに対する新奇性】
  67. 67. 結果3:スピーキングテストの結果 発話語数(語) 発話時間(秒) 流暢さ 統語的複雑さ 語彙的複雑さ 正確さ
  68. 68. 結果3:スピーキングテストの結果 発話語数(語) 発話時間(秒) 流暢さ 第1-第2時点 第2-第3時点 第1-第3時点 流暢さ 1.62(<) 0.74(<) 2.36(<)
  69. 69. 結果3:スピーキングテストの結果 発話語数(語) 発話時間(秒) 流暢さ 統語的複雑さ 語彙的複雑さ 正確さ
  70. 70. 結果3:スピーキングテストの結果 統語的複雑さ 語彙的複雑さ 正確さ 第1-第2時点 第2-第3時点 第1-第3時点 統語的複雑さ 0.94(<) 1.06(>) 0.27( ) 正確さ 0.36( ) 1.22(<) 0.80(<)
  71. 71. 総括的振り返り
  72. 72. 総括的振り返り:学習者の情意面の変化 認知向上 不安軽減 回避軽減
  73. 73. <<発表前の不安>> 【発表原稿を繰り返し確認】 【独り言や確認の増加】 【発話の内省】 タスク遂行前 <<発表時の不安>> 【恥ずかしながら発表】 【発表時の緊張】 【達成感・充実感】 タスク遂行後 総括的振り返り:学習者の情意面の変化
  74. 74. <<関係性の変容>> 【関係性の構築】 【事実の伝達】 ↓ 【相互の励まし・指摘】 <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 【タスクに対する慣れ】 【タスクに対する新奇性】 総括的振り返り:学習者の情意面の変化
  75. 75. <<情意面の変化>> 【緊張の緩和】 【能力認知の向上】 【積極性の向上】 【英語に対する親しみ】 総括的振り返り:学習者の情意面の変化 認知向上 不安軽減 回避軽減 発話の抵抗感の軽減・WTCの向上
  76. 76. (46) 今年1年間の教養英語を振り返ると、自分に英語の力がついたか と言うと結局の所微妙である。1学期書く力をついたと思います が、単語は中々覚えられなかったと思います。もっと知りたかっ たことはありませんが、でも英語覚えるのは苦労します。2学期 の福井の紹介は人の前に立って英語で話すのでとても緊張しまし た。英文を考えるだけでも苦悩し、なかなかはかどりませんでし た。(コメント 2月 S2)
  77. 77. 発話語数(語) 発話時間(秒) 流暢さ 第1-第2時点 第2-第3時点 第1-第3時点 流暢さ 1.62(<) 0.74(<) 2.36(<) 総括的振り返り:学習者の英語運用能力の変化
  78. 78. 発話語数(語) 発話時間(秒) 流暢さ 第1-第2時点 第2-第3時点 第1-第3時点 流暢さ 1.62(<) 0.74(<) 2.36(<) 総括的振り返り:学習者の英語運用能力の変化 全体を通して 流暢さの向上
  79. 79. 統語的複雑さ 語彙的複雑さ 正確さ 第1-第2時点 第2-第3時点 第1-第3時点 統語的複雑さ 0.94(<) 1.06(>) 0.27( ) 正確さ 0.36( ) 1.22(<) 0.80(<) 総括的振り返り:学習者の英語運用能力の変化
  80. 80. 統語的複雑さ 語彙的複雑さ 正確さ 第1-第2時点 第2-第3時点 第1-第3時点 統語的複雑さ 0.94(<) 1.06(>) 0.27( ) 正確さ 0.36( ) 1.22(<) 0.80(<) 総括的振り返り:学習者の英語運用能力の変化 トレードオフ 統語的複雑さ と 正確さ

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