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情報通信産業のトレンド

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情報通信サービス業界のトレンドと、そのトレンドの源泉&ボトルネックを説明して、ICT産業における戦略立案のガイドとする。

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情報通信産業のトレンド

  1. 1. 情報通信産業のトレンド ~2つのビジネス機会と2つの課題~ MOTOHASHI, Takeshi, Mr. 本橋 健 2011.11.10
  2. 2. 今日のテーマ ○ 情報通信サービスの“ゴールドラッシュ” ○ BigData < “超分業” △ 無線を取り巻くエトセトラ △ 情報漏えい & プライバシ
  3. 3. 昨今の話題 • NTT – 売り上げ 約10兆円 – 利益率 ? • Google – 売り上げ 約3兆円 – 利益率 ?? • DeNA – 売り上げ 約1000億円 – 利益率 ???
  4. 4. 情報通信サービスの“ゴールドラッシュ” トレンド1: コンピュータとネットワークが“ほぼタダ”に 大事なものは 「ソフトウェア」 と 「資産なし経営スタイル」 トレンド2: プラットフォームが営業コストを “ほぼタダ”に 大事なものは 「顧客ベース」 と 「プロモーション力」 ☆投資の要らないローリスクハイリターン業界の誕生 →ソフトウェアエンジニアの価値向上 →プラットフォームの価値向上 →投資家を必要としないビジネスモデルの出現
  5. 5. コンピュータとネットワークが“ほぼタダ”に • ムーアの法則 – 24ヶ月ごとにトランジスタの集積密度が倍になる • ギルダーの法則(改) – 通信網の帯域幅は12ヶ月で倍になる • メトカーフの法則 – ネットワークの価値は利用者の二乗に比例する
  6. 6. ムーアの法則(経験則) • 「集積回路上のトランジスタ数は18ヶ月ごとに 倍になる」 – 米インテル社の共同創業者であるゴードン・ムー アが1965年に自らの論文上に示したのが最初で あり、その後、半導体業界やコンピュータ産業界 を中心に広まった。 • ほぼ40年間続く「指数関数的」経験則 Wikipedia: 「ムーアの法則」
  7. 7. ギルダーの法則 • 通信網に関する(経験的な)法則。 – 「通信網の帯域幅は6ヶ月で2倍になる」 – 指数関数的に増える • 指数関数的とは?なぜ指数関数的なことは重要か? • 物理ネットワークの技術革新 – メタル(銅線)から光ファイバへ。 – 光ファイバの波長分割多重通信(WDM) • 実際どの程度変化した?ギルダーは当たっていた? WDM: Wavelength Division Multiplex Wikipedia:「ギルダーの法則」
  8. 8. メトカーフの法則 • 通信網の価値は利用者数の二乗に比例する。 また、通信網の価格は利用者数に比例する。 6×5 2×1 2×1 2×1 0 ≒ n 2 2 Wikipedia:「メトカーフの法則」
  9. 9. ネットワーク外部性 • ネットワーク型サービスにおいて、加入者数が増え れば増えるほど、1利用者のメリットが増加するとい う現象。ネットワーク効果と呼ぶ場合もある。 • 利用者が増えることによって、ますます利用者が増 えるという、正のフィードバックが発生する。 • サービス例:携帯電話、オークション、ソーシャル ネットワークサービス(SNS)等 Wikipedia:「ネットワーク効果」 シャピロ:「ネットワーク経済」の法則
  10. 10. クラウド時代のソフトウェア • ソフトウェア/ICTサービスビジネス – 開発コストのみで製造コストがほぼゼロ。 • 最近では製品回収コスト(リコール)もほぼゼロに。 • クラウドサービス – 借りられる量が自由に設定 – すぐに設定できる(Time is Money) – 急な需要にも対応&「急な需要低下にも」対応 • トレンド – 普及すると利益率が莫大に(30%~50%)。
  11. 11. クラウド化する世界 • 電力会社の発展をメタファーとして語る“商品を物理 的な形態やコストから解き放った、インターネットと 情報産業がもたらす新しい経済”である。 • 潤沢なインフラが提供されたことでSaaS (Software as a Service) が可能になり、ひいてはユーティリティコン ピューティングにつながる。 • ユーティリティコンピューティング:蛇口をひねって水 を使うのと同じようにコンピュータ能力を使う ニコラス・G・カー (著):クラウド化する世界 [ハードカバー]
  12. 12. 製品製造コスト ソフトウェア/ICTサービスビジネスの特徴(1) • 開発コストのみで製造コストがほぼゼロ。 – 最近では製品回収コスト(リコール)もほぼゼロに。 →普及すると利益率が莫大に(30%~50%) 製品 開発 コスト サービス 開始 製造業製造業製造業製造業ののののコストコストコストコスト 製造業製造業製造業製造業のののの累積収支累積収支累積収支累積収支 製品 開発 コスト サービス 開始 ソフトソフトソフトソフト/ICTサービスサービスサービスサービスののののコストコストコストコスト ソフトソフトソフトソフト/ICTサービスサービスサービスサービスのののの 累積収支累積収支累積収支累積収支 製品製造コスト 収支 + 0 - 収支 + 0 - 当たれば 売り上げ の多くが 利益に!
  13. 13. ソフトウェア/ICTサービスビジネスの特徴(2) • 従来のビジネス:「在庫」を持つための投資が必要 – 在庫回転率 = 営業売り上げ ÷ 棚卸資産額 – 在庫回転期間=1/(在庫回転率) #逆数 • クラウドサービスの場合:在庫がない! – 先行投資不要:必要なときにサーバを「借りてくればいい」 • 参考:デルの「在庫回転期間最小化」経営 – 平均在庫回転期間:数日(一般には3ヶ月とか) 在庫仕入 在庫販売 キャッ シュ + 0 - この期間は キャッシュが 減る(運転資 金が必要 バランスシート 上には見えない (在庫は資産のため)
  14. 14. クラウド基盤業界の競争の観点 • 規模の経済 (Scale of Economy) – 数を大量に持っている強み – ムーアの法則で設備をどんどん低コストに出来る • サービスの差別化とデファクトスタンダード – Amazon EC2「互換」の強さ – Googleの無料サービス提供戦略 • 「顧客」を持つものが強い? – ID管理・一元化戦略→通信事業者の可能性
  15. 15. 情報通信サービスの“ゴールドラッシュ” トレンド1: コンピュータとネットワークが“ほぼタダ”に 大事なものは 「ソフトウェア」 と 「資産なし経営スタイル」 トレンド2: プラットフォームが営業コストを “ほぼタダ”に 大事なものは 「顧客ベース」 と 「プロモーション力」 ☆投資の要らないローリスクハイリターン業界の誕生 →ソフトウェアエンジニアの価値向上 →プラットフォームの価値向上 →投資家を必要としないビジネスモデルの出現
  16. 16. プラットフォームとは? • 多くの利用者が共通で使う環境 • 使う人:利用者+開発者 • 開発者は環境の上でアプリ・サービスを提供 アプリ・サービス アプリ・サービス アプリ・サービス アプリ・サービス プラットフォーム サービス提供者 サービス利用者
  17. 17. プラットフォーム戦略 • プラットフォームの2(+1)つの性質 – サービス利用者数の規模が十分にある – 他の事業者が独自のサービス(アプリ)をサービス利用者 に提供できる – (事業者やサービス利用者が必要な機能・環境が整備され ている) • プラットフォームの事例 – IBM-PC互換機 – マイクロソフトの基本ソフト – Webブラウザ – iモード – Facebook – Apple: iOS(AppStore) – Google: Android(Android Market)
  18. 18. プラットフォーム戦争 • Netscape vs Microsoft – Webブラウザで市場を獲得したNetscapeに対して、 MicrosoftがWebブラウザを無料バンドルして対 抗(のちに独占禁止法による差し止めへ) • Apple vs Google – iPhoneアプリによるスマートフォン市場の価値向 上に対して、スマートフォン基本ソフト(Android)を 無料で配布する戦略を展開
  19. 19. プラットフォーム戦略の構築 • サービス提供者から見た「プラットフォーム」 – プロモーションのしやすさ • 1週間で600万ユーザを獲得したソーシャルゲーム • サービス利用者が莫大なら口コミ効果で大きなメリット – →最大手のプラットフォームに「乗っかりたい」 • プラットフォーム提供者になるには? – 利用者をどう集めてくるのか?儲ける方法は? – プラットフォーム提供とオープン性のバランス • 儲からないプラットフォームというのもありえる – →最大手であれば有利(新規参入がわりと難しい)
  20. 20. 情報通信サービスの“ゴールドラッシュ” 最近のトレンド:プラットフォーム向けアプリの開発 • 投資の要らないローリスクハイリターン業界の誕生 – 当たるまでは人件費のみでいい(先行資金が要らない) – 当たってもクラウドでサーバを借りればいい(営業費用化) • その結果・・・ – ソフトウェアエンジニアの価値向上 – 最大手のプラットフォーム提供者の価値向上 – 投資家の新しい役割への期待
  21. 21. 今日のテーマ ○ 情報通信サービスの“ゴールドラッシュ” ○ BigData < “超分業” △ 無線を取り巻くエトセトラ △ 情報漏えい & プライバシ
  22. 22. “Web2.0”時代の変化とは? • Web2.0: ティム・オライリーによる7つの原則 – (1)Webがプラットフォームとして振舞う – (2)集合知を利用する – (3)データは次世代の「インテル・インサイド」 – (4)ソフトウェア・リリースサイクルの終わり – (5)軽量なプログラミングモデル – (6)単一デバイスのレベルを超えたソフトウェア – (7)リッチなユーザー経験 インプレスWatch: O'Reilly氏による「Web2.0とは何か」のポイント(前編) http://internet.watch.impress.co.jp/static/column/web20/2006/02/27/
  23. 23. データは次世代の「インテル・インサイド」 • 昔:「インテル・インサイド」 – パソコンのCPUに「インテル」が入っていることが売りになっ た • 今:「データ」「データ」「データ」 – コンピュータのハードウェア・ソフトウェアを気にしない時代 – 他との差別化は?「情報」そのものではないか? 「情報」の最大限の活用がビジネスチャンスに
  24. 24. Big Data • 大量のコンピュータ処理能力が気軽に使える意義 – いままで出来なかった「力技」が出来るようになる。 – 音声認識・画像認識、同時翻訳・通訳、大規模シミュレー ションなど。 • 大量のデータが保管・分析できるようになる。 – いままで無くしていた「データ」がすべて存在する。 – 分析できる=いままで忘れていた(気づかれなかった) ことがわかる(メリットとデメリット)
  25. 25. BigData? • 大量の情報の収集・分析を低コストに – クラウドコンピューティングとネットワークの進歩 – Web検索やシミュレーションなどでビジネス化 • しかし・・・ – データ “マイニング”:宝探しのようなもの – ユーザのニーズにあった情報が抽出できるか? • 今後は – センサーを利用したデータ収集による可能性
  26. 26. “超分業”: Beyond BigData • “超分業” – 知的活動などで、世界中のあらゆるところから少し ずつ、もしくは競争させながら、労働を細分化・専門 化し、品質がよく短期間、リーズナブルなコストで業 務を行う形態 • いままでの事例 – バザール開発方式:Linuxなどのオープンソース – 多数の意見の集積: 評判情報 – 労働力の細分化 トーマス W.マローン: 「超分業」の時代、 ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2011年11月号p94
  27. 27. 集合知 • 群集の英知 (Wisdom of Crowd) – 知の集合:みんなから発せられた情報を集めて、 なんらかの加工をほどこし、新たな価値を生み出 して提供すること – 集合の知:みんなの意見、議論から生まれた結 論や、大勢の人によって手が入れられ、磨かれ てきた言説を利用すること インプレスWatch: O'Reilly氏による「Web2.0とは何か」のポイント(前編) http://internet.watch.impress.co.jp/static/column/web20/2006/02/27/
  28. 28. 集合知の例 • オープンソースソフトウェア – ライセンスフリー(誰でも無料で使える) – 改善の無償提供(バグを直したら無償で要提供) – 世界中のボランティアによるソフトウェア開発 – 例: Linux(コンピュータの基本ソフト) • 従来の常識を覆す開発手法 – 「確実でない」「いつ出来るか判らない」批判 世界中からの少しずつの「コラボレーション」
  29. 29. 集合知の例 • 評判収集 – 特定のもの、店などの評判を収集、合算 – 「みんなの意見は案外正しい」 – 例: 食べログ • 価格比較 – 特定商品の価格比較 – 常に最安値が判る:価格競争による価格低下 – 例: 価格.com 情報発信→集約・分析による新たな価値
  30. 30. “超分業”の可能性 • ICTサービスの普及と低価格化からの必然 – 誰もが誰とでもつながれる – 知的活動は場所に寄らない→地域格差の利用 • 超分業が進むと? – ○業務の質の向上、時間の短縮が見込める – △人材能力のグローバル競争に • より格差が広がる?
  31. 31. 今日のテーマ ○ 情報通信サービスの“ゴールドラッシュ” ○ BigData < “超分業” △ 無線を取り巻くエトセトラ △ 情報漏えい & プライバシ
  32. 32. 無線を取り巻くエトセトラ • 無線サービスの可能性はまだまだ広がる – スマートフォン – ユビキタスサービス – センサーネットワーク • 無線にまつわる課題 – 「混んでいる」「つながらない」 – 利用目的の共通化、仕様の標準化 – 端末デバイス向け技術(コスト、電池、エコ) ※今回は省略
  33. 33. ケータイの通信速度を決めるもの • 主な理由は以下の4つ 1. 基地局が近くにあるか?見通しはいいか? 2. 基地局が混んでいないか? 3. 使える電波帯域が広いか? 4. 使える通信方式が効率がいいか? • 最大通信速度=主に3と4の掛け算で決まる 実際の通信速度は「近いか」「混んでいないか」が重要
  34. 34. 電波帯域を増やすには? • 総務省から割り当ててもらう(免許) • 最近の携帯電話向け新規免許 – 2005年11月 1.7GHz帯(15+15MHz)、2GHz帯(15MHz)向け • (BBモバイル)、イー・モバイル、(アイピーモバイル) – 2007年12月 2.5GHz帯(30MHz×2) • UQコミュニケーションズ、ウィルコム • 今後の予定 – 1.5GHz帯/1.7GHz帯: 既存事業者へ – 700Mz帯/900MHz帯(40+35MHz):アナログ放送停波、第2世代 携帯電話サービス終了に合わせて2012年7月ごろ利用可能 電波(周波数)帯域は、もらえない限り増えない! アナログ停波と 携帯電話は 関係があった!
  35. 35. 携帯電話会社の周波数使用状況 会社名会社名会社名会社名 800MHz帯帯帯帯 1.5GHz帯帯帯帯 1.7GHz帯帯帯帯 2.0GHz帯帯帯帯 2.5GHz帯帯帯帯 合計合計合計合計 NTTドコモドコモドコモドコモ 58MHz (2012年以降は 30MHz) 11MHz (2012年以降は 30MHz) 30MHz 40MHz - 119MHz (2012年以降年以降年以降年以降はははは 110MHz) KDDIKDDIKDDIKDDI 30MHz 20MHz - 30MHz - 80MHz ソフトバンクソフトバンクソフトバンクソフトバンク - 20MHz - 30MHz - 50MHz イーモバイルイーモバイルイーモバイルイーモバイル - - 30MHz - - 30Mhz UQ WiMAX - - - - 30MHz 30MHz ウィルコムウィルコムウィルコムウィルコム XGP - - - - 20MHz (2015年以降は 30MHz) 20MHz (2015555年以降年以降年以降年以降はははは 30MHz) 日経ITpro: 始まった携帯の“黄金周波数帯”争奪戦 各社注目の700M/900M帯,割り当てに向け総務省で議論 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100204/344198/ 実はこの周波数帯域の位置と幅が重要 * 2009年11月時点、全国バンドのみ、PHS 35MHz(1.9GHz帯)は除く
  36. 36. 周波数再編の方針について • 総務省「ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数検討 ワーキンググループ(WG)」 2010年8月26日 日経ITpro: オークション導入でどう変わる?電波政策大転換: http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100921/352228/
  37. 37. 周波数利用に関する検討事項 • 周波数(電波)オークション – 周波数の免許にオークション制度を導入している国もある – 周波数の価値を見極められる?欧州では高額すぎて破綻した企業も。 – 参考:電波利用料収入653.2億円(平成19年度)。そのうち80%を 携帯電話会社が負担。 • 国際協調 – 周波数の割り当て方針 • 周波数の国際分配の決定(ITU世界無線通信会議の決定)から周波数の 国内分配の決定へ。→しかし必ずしも他国と同じではない • ITU世界無線通信会議(WRC)はほぼ4年に一度 – ベンダの要望 • 共通の装置が使えるメリット(コスト低減、販売促進) 総務省:周波数割当てプロセス・周波数の公開 http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/freq/process/index.htm Wikipedia:電波利用料
  38. 38. 800MHz帯へのソフトバンクの活動 • 経緯 – ソフトバンクは、参入当初から現行の2GHz帯に比べ伝搬特性に優れ る800MHz帯の取得に強い意欲を見せており、2004年には割り当てを 求めて行政訴訟まで起こした(2005年3月に取り下げ)。 – アナログTV放送の終了に伴い、800MHz帯に近接する700/900MHz帯 の割り当てが浮上すると、800MHz帯を持つNTTドコモ、KDDIとのイ コールフッティングが確保されていないとして、700/900MHz帯の優先 的な割り当てを求めてきた。 – 700/900MHz帯に関する議論は、2010年5月からは「ワイヤレスブ ロードバンド実現のための周波数検討ワーキンググループ」に受け 継がれ、6月に改めて携帯電話事業者に対して割り当て希望帯域、 帯域幅、利用開始時期などのヒアリングを実施している。 ソフトバンクのLTE戦略(後編)――700MHz/900MHz帯の取得を前提とした修正シナリオ http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/517/ 低い周波数帯は使い勝手が良いため、期待が高まっている
  39. 39. 通信方式の効率を上げるには? サービスサービスサービスサービス名名名名 通信方式通信方式通信方式通信方式 変調方式変調方式変調方式変調方式 速度速度速度速度(最大最大最大最大) 周波数利用効率周波数利用効率周波数利用効率周波数利用効率* NTTドコモドコモドコモドコモ FOMA (HSDPA) 06.8 CDMA/HSDPA 5MHz下下下下りりりり 16QAM 4bit 下り7.2Mbps (14.0Mbps)** 約約約約2222....2222 ((((約約約約2222....8888))))** UQ WiMAX (WiMAX) 09.2 OFDMA 10MHz上下上下上下上下 64QAM 6bit(符号化率5/6) 下り40Mbps 上り10Mbps 約約約約6666 ウィルコムウィルコムウィルコムウィルコム (XGP) 09.4 OFDMA/TDMA 10MHz上下上下上下上下 256QAM 8bit (符号化率7/8) 下り20.5Mbps 上り18.7Mbps 約約約約4444....5555 イーモバイルイーモバイルイーモバイルイーモバイル (DC-HSDPA) 10.11 CDMA/DC-HSDPA (5+5)MHz下下下下りりりり 64QAM 6bit 下り42Mbps 約約約約4444....2222 NTTドコモドコモドコモドコモ Xi (LTE) 10.12 OFDMA (MIMO2x2) 5MHz下下下下りりりり 64QAM 6bit 下り37.5Mbps 約約約約7777....5555 • 最大通信速度=周波数帯域幅(Hz)×周波数利用効率(bps/Hz) *符号化率1を基準に計算 **仕様上のフルスペックの場合 第3.9世代: 多くの会社がより効率の良いOFDMAを採用 CDMA: コード分割多重アクセス、OFDMA: 直交周波数分割多重アクセス
  40. 40. 無線の「混んでいる」を解消するには • 技術的革新 – MIMOなどが使えるが、端末に工夫が必要 • 設備投資 – 都心では無線干渉のため基地局増も限界あり • 無線周波数帯 – 認可が必要 – 国際的な利用目的の整理が必要 • →技術面だけでなく政策面が大きく影響する
  41. 41. KDDIの次世代無線に関する活動 • 2002年3月 CDMA2000のサービス開始 • 2005年6月 WiMAXの実証実験開始 • 2006年7月 WiMAXフォーラム*のボードメンバーに • 2007年12月 WiMAX技術により、2.5GHz帯を使った次世代高速 無線通信システムの免許取得見込み • 2008年11月 次世代無線システムにLTEを採用することを発表 (クアルコムのUMBの採用断念) – 2008年11月 クアルコム、CDMA2000に続く次世代無線システム(UMB)の 開発断念を発表 KDDIはなぜWiMAXやLTEを積極的に採用したのか? * WiMAX Forum: IEEE802.16技術の相互接続認証団体
  42. 42. 携帯電話の世代 通信速度 通信方式 各携帯電話会社のベースとなる仕様 第1世代 (アナログ) - FDMA 第2世代 9.6Kbps – 11.2Kbps TDMA PDC(ドコモ)、cdmaOne (KDDI) GSM(海外) 第3世代 IMT-2000 384Kbps – 42Mbps CDMA W-CDMA/HSDPA(ドコモ、ソフトバンク、イーモバイル)、 CDMA2000(KDDI) 第3.9世代 50Mbps OFDMA 等 WiMAX(UQ)、、、、LTE((((ドコモ、KDDI)、、、、 (XGP(ウィルコム)) 第4世代 IMT-Advanced 100Mbps超 OFDMA 等 WiMAX2 LTE-Advanced KDDIはいままではCDMA2000の技術を使ってきた 技術の親和性の観点から同じ技術を使うほうが効率が良い(はず) FDMA: 周波数分割多重アクセス、TDMA: 時分割多重アクセス、CDMA: コード分割多重アクセス、OFDMA: 直交周波数分割多重アクセス
  43. 43. 無線サービスが普及するには? • KDDIの事例から学ぶべきこと – Yet Another Technology(別の無線技術)の追求 • CDMA2000技術にベンダロックインされたくなかった? – ネットワーク外部性 • WiMAXやLTEに集う装置ベンダーの増加 →設備コストの低下、端末の種類の増加、価格低下 • 無線サービスの普及戦略 – 利用目的の共通認識を持つのに時間がかかる • 無線利用の世界会議(WRC)は4年に1度開催 – 標準化されるかどうかが大事かつ時間がかかる • WiMAXはIMT-2000の1方式として標準と認定 • 端末の技術革新 – センサー技術、電池技術、環境配慮材料など
  44. 44. 今日のテーマ ○ 情報通信サービスの“ゴールドラッシュ” ○ BigData < “超分業” △ 無線を取り巻くエトセトラ △ 情報漏えい & プライバシ
  45. 45. 情報漏えいの課題 • 漏洩したものは戻らない:対策は? – 情報には暗号化を行う – 社内規定を作る – 課題:手間の増大と簡素化システムの導入困難 • Winny開発者逮捕事件 – Winny: 情報交換ソフトウェア(P2Pソフト) – 「最新の技術開発を行う」ことと「どのような意図・ 方法で配布・公開するか」 の区別が必要
  46. 46. プライバシを守るには? • 個人情報の定義(個人情報保護法) – 個人情報とは、生存する個人の情報であって、特 定の個人を識別できる情報(氏名、生年月日等) を指す。これには、他の情報と容易に照合するこ とができることによって特定の個人を識別するこ とができる情報も含まれる(2条1項)。 • プライバシとは? – 特定できる情報そのもの? – 特定できる情報と「秘密の情報」のセット? Wikipedia:個人情報の保護に関する法律
  47. 47. サービスがプライバシを侵害する? • Google Street View – 道路沿いの写真の公開 • →生活シーンが見える? • Gmail 広告 – メールの内容を「機械的に」判定して適切な広告 を出す • →機械的であっても内容を見ているのでは?
  48. 48. クラウド・BigData→セキュリティ • 大量のコンピュータ処理能力が気軽に使える=今後さ らにさまざまなセキュリティリスクやプライバシ課題が広 がる – コンピュータ能力を駆使したセキュリティ攻撃の増加の可能性 – データ分析を駆使した新たなプライバシーリスクの可能性 • 例:モバイル端末で顔を撮影して、その人のブログがすぐに読める • 例:匿名で応募したアンケートの内容を詳細に分析して個人を特定 • 対策 – 技術面で暗号技術や認証技術の普及戦略が必要 – 制度面でも先回りした検討が必要(経済文化を含め て)

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