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2013.02.03 カフェ「法と医療の不確実性」

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2013.02.03 カフェ「法と医療の不確実性」

  1. 1. 1
  2. 2. (きら・たかゆき)法哲学専攻、常磐大学嘱託研究員世代間正義論、法の時間論など。 (こばやし・ふみあき)法哲学専攻、明治大学大学院博士課程〈法と人文学〉など。 2
  3. 3. ◎ 緊急時の医療に関する、 法的(または倫理的)問題の検討 → いわゆる ELSI (Ethical, Legal and Social Issues)◎ その他、前3者のプレゼンに対する コメントなど。 3
  4. 4. Ambiguity of AmbulanceAmbulance (救急車) の語源は、「歩く、移動する」+「病院」→ クリミア戦争 (1853-7) 時から一般的になった。→ 要するに「野戦病院」。「救急車」の意味がはっきりしたのは19世紀後半。“Ambulance-chaser”という弁護士への揶揄も1897年にはアメリカですでに現れている。 年 4
  5. 5. 戦前: 各自治体、日赤などが独自に運営。→ しばらくは特に法的根拠なし。1963年以降の消防法改正で、各自治体消防の業務として法制化される。 1) 1960年代の「交通戦争」の激化 2) 「往診」が廃れ、医療が集権化 5
  6. 6. 「救急部医師、7月からゼロに…松江赤十字病院」…病院側は、医師の負担になる「コンビニ受診」を減らすため、時間外の軽症の救急外来に求める時間外選定療養費を引き上げるなど改善を模索してきたが、佐藤部長は同9月、「軽症の患者が多くて疲れた」と辞意。病院側が慰留したが、意思は固いという。(2013年1月31日 読売新聞)→ 気軽に呼ぶ患者が多く、救急医療が回らなくなっている という(よく聞く)話は本当か?→ 都市と地方の格差の問題はどうか?→ 有料化と生存権(憲法25条)との関係はいかに。 6
  7. 7. ☆ 一方、香川報告のデータからすれば、これだけの 出動件数にもかかわらず、さほど大過なく済んで いるという印象を受ける。☆ 訴訟になる件数も少ない。 → 日本の救急医療は奇跡的に成功? → 「東京ルール」「横浜トリアージ」など 効率化を進めれば、今後も全例出動でOK? → いやいや、それは…? 7
  8. 8. 医療資源の「奪い合い」が起きているとすれば、救急医療は「正義」の問題であるが…… → 前提となる事実問題の論争性緊急時医療の「トリアージ」の「正義」 → 重症患者への優先的分配の原理 → 順位付けには価値選択の倫理的問題 8
  9. 9. ◎ 医療の個別具体性→ 立法または行政的基準作成への消極性→ 医師会の強大な政治力の光と影訴えを持ち込まれた 司法 が仕方なく一般基準を作り、現場がそれに拘束される構造。→ インフォームド・コンセントで足りるか?→ 「事後的」司法がもたらす萎縮効果 9
  10. 10. ・医者への不信が特に高まっているということは なさそう。むしろ同情的? cf. 科学者一般 → 救急行政と一緒くたに叩かれる危険? in 山形・「専門家」のコミュニケーションとして → 「叩かれない」ことは秘儀性の裏返し? ex. 裁判官はなぜ叩かれないのか? → 「透明性」と安心感の危険なバランス 10

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