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家族を育むスタイル・ランゲージ - 日々の世界のつくりかた - (ORF2017)

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SFC Open Research Forum 2017 (ORF2017)
「家族を育むスタイル・ランゲージ - 日々の世界のつくりかた -」
宮川 聖子(花王株式会社 生活者研究センター長)
井庭 崇(慶應義塾大学 総合政策学部 准教授)
安藤 嵩一郎(慶應義塾大学 総合政策学部 3年)
宗像 このみ(慶應義塾大学 環境情報学部 3年)
における井庭の導入スライドと、プロジェクトメンバー(安藤・宗像)による制作過程についてのスライド

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家族を育むスタイル・ランゲージ - 日々の世界のつくりかた - (ORF2017)

  1. 1. 家族を育むスタイル・ランゲージ - 日々の世界のつくりかた - SFC Open Research Forum 2017 (ORF2017) <花王株式会社スポンサーセッション> 井庭崇 慶應義塾大学 総合政策学部 准教授 安藤 嵩一郎 慶應義塾大学 総合政策学部 3年 宮川聖子 花王株式会社 生活者研究センター長 宗像 このみ 慶應義塾大学 環境情報学部 3年
  2. 2. Takashi Iba 博士(政策・メディア) 慶應義塾大学SFC 総合政策学部 准教授 株式会社クリエイティブシフト代表取締役 創造社会を支える方法・道具をつくる ● 個人・組織・社会が、より創造的になることの支援 ● 社会システム理論、方法論 ● 「パターン・ランゲージ」の研究と実践 パターン・ランゲージ Reality リアリティ プラス Pattern Languages 創造的な未来をつくるための言語 中 埜 博 NakanoHiroshi 江 渡 浩 一 郎 EtoKoichiro 中 西 泰 人 NakanishiYasuto 竹 中 平 蔵 TakenakaHeizō 羽 生 田 栄 一 EiitiHanyuda 井 庭 崇﹇ 編 著 ﹈ IbaTakashi 定価(本体 2,400円+税) 創造的な社会へ 応急処置的な社会から、 中埜 博 江渡浩一郎 中西泰人 竹中平蔵 羽生田栄一 井庭 崇 パターン・ランゲージによって、私たちはどのような未来をつくることができるのか? 気鋭の社会学者・井庭崇が、中埜博、江渡浩一郎、中西泰人、竹中平蔵、羽生田栄一 という各界のフロントランナーを迎え、徹底討論。 読者のリアリティに、新たな知をプラスする ﹇ 編 著 ﹈                                                                         !! 井庭 崇 Kaori Harasawa, Natsumi Miyazaki, Rika Sakuraba and Takashi Iba Takashi Iba with Iba Laboratory Collaboration Patterns A Pattern Language for Creative Collaboration
  3. 3. スタイル・ランゲージ Style Language
  4. 4. 多様性 膨大な可能性 「正解」はない
  5. 5. 14のテーマ
  6. 6. テーマ スタイル・ワード そのスタイルの概要 スタイル・カードの読み方
  7. 7. 390枚!
  8. 8. まず、たくさん じゃぶじゃぶ にある「多様性」を感じます。
  9. 9. まず、たくさん じゃぶじゃぶ にある「多様性」を感じます。 「宝探し」のように、素敵だなと思うものを見つけます。
  10. 10. まず、たくさん じゃぶじゃぶ にある「多様性」を感じます。 「宝探し」のように、素敵だなと思うものを見つけます。 それを同じテーブルの人たちに紹介して、おしゃべりします。
  11. 11. 「家族を育むスタイル・ランゲージ」カードを用いた おしゃべりワークショップ
  12. 12. 「家族を育むスタイル・ランゲージ」カードを用いた おしゃべりワークショップ まず、たくさん じゃぶじゃぶ にある「多様性」を感じます。 「宝探し」のように、素敵だなと思うものを見つけます。 それを同じテーブルの人たちに紹介して、おしゃべりします。
  13. 13. 家族を育むスタイル・ランゲージ - 日々の世界のつくりかた - SFC Open Research Forum 2017 (ORF2017) <花王株式会社スポンサーセッション> 井庭崇 慶應義塾大学 総合政策学部 准教授 安藤 嵩一郎 慶應義塾大学 総合政策学部 3年 宮川聖子 花王株式会社 生活者研究センター長 宗像 このみ 慶應義塾大学 環境情報学部 3年
  14. 14. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 制作の過程について presented by 慶應義塾大学 井庭崇研究室 プロジェクトチーム
  15. 15. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 プロジェクトメンバー紹介 ■プレゼンター:井庭崇・宮川聖子・安藤嵩一郎・宗像このみ ■井庭メンバー:金子智紀・野崎琴末・鈴木遼平・鳥羽和輝・梅若美和音・尾崎祐馬・下田裕介 ■花王メンバー:秋田知恵・伊藤公江・多邊田美香・山廣清美・吉田展子
  16. 16. 家族の多様性をみせる
  17. 17. たくさんある家族の暮らし方を集約しつつ、 家族の多様性をさらに増長させる。
  18. 18. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 スタイル・ワード作成のプロセス ①インタビュー ③点数化・取捨選択②文章化 ⑥テーマに束ねる ⑤スタイルに名前をつける ④文章の精製
  19. 19. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 ①インタビュー ③点数化・取捨選択②文章化 ⑥テーマに束ねる ⑤スタイルに名前をつける ④文章の精製 スタイル・ワード作成のプロセス
  20. 20. ①インタビュー スタイル・ワード作成のプロセス
  21. 21. “インタビュー” 対象: 計638個の家族の「らしさ」や「暮らし方」が集まる。 学生・社会人(17-25歳) 計130名 異なる地域・家族構成・学歴 家族で大事にしていること・印象に残っている家族の習慣など スタイル・ワード作成のプロセス ①インタビュー
  22. 22. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 ①インタビュー ③点数化・取捨選択②文章化 ⑥テーマに束ねる ⑤スタイルに名前をつける ④文章の精製 スタイル・ワード作成のプロセス
  23. 23. ・インタビューから抽出した家族の「らしさ」や「暮らし方」を140字程  でまとめる。 ・どのような状況(Situation)で何を実践し(Action)、どのような結果  が生まれたのか(Consequence)を意識しながら書き起こす。 スタイル・ワード作成のプロセス ②文章化
  24. 24. [#262]うちのリビングには昔から大きな世界地図が貼ってある。そ こには家族みんなでいったところ、誰かがいったところを色で分け て画鋲をさしている。幼い頃から、父は出張でしょっちゅう海外に いっていたが、「お父さんはうちの世界制覇マップを広げてるんだ!」 と思うとさみしくなかった。(132文字) スタイル・ワード作成のプロセス ②文章化
  25. 25. スタイル・ワード作成のプロセス ②文章化 インタビューした家庭の雰囲気や質感を保つよう意識した。 [#283]うちの家では、妹・父or母・姉の3人で両親を挟むように寝 て、手を繋ぐ。おやすみって言ってから寝に入るけど時々手をぎゅっ と握る。もし起きてたらぎゅって握り返して来る。めっちゃ安心感あっ て、寝れない時とかにすごいよかった。(108文字) [#21]母親が趣味で作っていたアイシングクッキーを見た時にすごい と思ったからtwitterにあげたら、バズって、母親がテレビに出た。 こうやって何気なくSNSに両親や兄妹のことをつぶやいてたらなん となく家族も嬉しそうだった。親が子どものことを投稿することは よくあるけど、家族同士でお互いのことをSNSに投稿するのも面白 い。(146文字)
  26. 26. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 ①インタビュー ③点数化・取捨選択②文章化 ⑥テーマに束ねる ⑤スタイルに名前をつける ④文章の精製 スタイル・ワード作成のプロセス
  27. 27. ③点数化・取捨選択 スタイル・ワード作成のプロセス ◇点数化とは 638個のスタイルの種から、より集中して質を高めていくものを選ぶ過程。メンバー それぞれが3点満点で点数をつける。その合計点数を目安にスタイル・ワードへと作 りこむものを精査した。 ③点数化・取捨選択 スタイル・ワード作成のプロセス
  28. 28. ③点数化・取捨選択 スタイル・ワード作成のプロセス [#468]毎週日曜日の朝は父がホットケーキをつくってくれた。いつも料 理をするタイプではなかったけれど、かわいい形で工夫してくれていて、 日曜日の朝はいつもどことなく特別だった。 <点数の高いもの> → 唯一性があり、発見的であるもの → 実践シーンがイメージしやすく、「うちでも真似してみたい」と思える など、読み手の実践を促すもの [#298]うちには大きな本棚が1つしかない。みんなそこに自分の本をい れる。今誰がなんの興味をもっているのか、一目瞭然で会話が生まれやす い。
  29. 29. [#369]「成績は学年の上位10%に必ず入ること、一度とった成績から転 落はしないこと」というプレッシャーに常に押しつぶされそうになりなが ら小学校高学年から高校3年までを過ごしました。あと、中間成績でもなん でも点数がよくなかった時は夕食の場での発言権などは一切与えられてい なかったです。 スタイル・ワード作成のプロセス ③点数化・取捨選択 <点数の低いもの> →抽象度が高く、実践のイメージができないもの →あまりにもネガティブなもの →個人だけで完結しているもの →全く同じ内容のものが複数ある場合
  30. 30. [#369]「成績は学年の上位10%に必ず入ること、一度とった成績から転 落はしないこと」というプレッシャーに常に押しつぶされそうになりなが ら小学校高学年から高校3年までを過ごしました。あと、中間成績でもなん でも点数がよくなかった時は夕食の場での発言権などは一切与えられてい なかったです。 スタイル・ワード作成のプロセス ③点数化・取捨選択  638個→390個 <点数の低いもの> →抽象度が高く、実践のイメージができないもの →あまりにもネガティブなもの →個人だけで完結しているもの →全く同じ内容のものが複数ある場合
  31. 31. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 ①インタビュー ③点数化・取捨選択②文章化 ⑥テーマに束ねる ⑤スタイルに名前をつける ④文章の精製 スタイル・ワード作成のプロセス
  32. 32. ・見やすさ、読みやすさを意識して、140字から70~80字ほどの、より本質を捉えた  文章へと凝縮する。 ・一人称や表記の仕方など、あえて統一をせずインタビュイーの”いきいきとした”言  葉を残す。 スタイル・ワード作成のプロセス ④文章の精製 6回の文章チェックを行って、 より魅力的な文章を目指した。ベランダディナー ご飯を食べるときに食卓を囲むだけでなく、月 に一回程度、外で食べていた。具体的には、家 の車を壁際に寄せて、机と椅子を外に出して、 夕方頃から、みんなで準備してご飯を食べてい た。日常の生活にちょっとした格別な時間が手 軽に設けられた。いつもと違い楽しむ雰囲気で 食べているため、家族とのコミュニケーション も旅行に行ったときのような楽しむコミュニケー ションになった。また、みんなで楽しくなるよ うな場を作り出す楽しさを実感することができ た。(213) ベランダディナー 月に1回程度、みんなでご飯を準備してベラン ダで食べている。みんなで準備をしている時も 賑やかで楽しいし、いつもと違う雰囲気のご飯 だからか、旅行に行った時のように会話が盛り 上がる。(88)
  33. 33. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 ①インタビュー ③点数化・取捨選択②文章化 ⑥テーマに束ねる ⑤スタイルに名前をつける ④文章の精製 スタイル・ワード作成のプロセス
  34. 34. スタイル・ワード作成のプロセス ⑤スタイルに名前をつける ・キャッチーでイメージが膨らんで馴染みのある言葉をつける。 ・こどももお年寄りも家族みんなが使える言葉作りを目指した。 ・カードを手にした人たちの記憶に残るような名前にしていった。
  35. 35. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 ①インタビュー ③点数化・取捨選択②文章化 ⑥テーマに束ねる ⑤スタイルに名前をつける ④文章の精製 スタイル・ワード作成のプロセス
  36. 36. スタイル・ワード作成のプロセス ⑥テーマに束ねる ◇スタイル・ランゲージにおけるテーマとは ・390のスタイル・ワードの中から、読み手が自らの発想のきっかけとなるも  のを選ぶための入り口となる。 ・多様性を縮小するような、かたい分類や体系化ではなく、390のワードをゆ  るく束ねる機能を持つ。
  37. 37. スタイル・ワード作成のプロセス ⑥テーマに束ねる ◇スタイル・ランゲージにおけるテーマとは ・390のスタイル・ワードの中から、読み手が自らの発想のきっかけとなるも  のを選ぶための入り口となる。 ・多様性を縮小するような、かたい分類や体系化ではなく、390のワードをゆ  るく束ねる機能を持つ。 →スタイル・ワードを大きな机の上に並べ、 本質的に近しいもの同士を近づけていくことで 徐々にまとまりをつくっていく。
  38. 38. スタイル・ワード作成のプロセス ⑥テーマに束ねる 「家族を育むスタイル・ランゲージ』 14のテーマ
  39. 39. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 スタイル・ワード作成のプロセス ①インタビュー ③点数化・取捨選択②文章化 ⑥テーマに束ねる ⑤スタイルに名前をつける ④文章の精製
  40. 40. 家族の多様性をみせる
  41. 41. 家族の多様性をみせる ・ ・視覚的に多様性を表現 ・たくさんのカードの中から気になったものを手に取る宝探し感 ・今後もカードが増え、スタイルの多様性がひろがっていくことを目指す 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 スタイル・カードについて
  42. 42. 390words
  43. 43. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 スタイル・カードについて 《イメージ写真》 ・スタイルの具体的な内容を抽象化したもの。 ・スタイルのもつ固定したイメージを開き、読み  手の発想が自由に膨らむことを目指した。
  44. 44. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 ・スタイル名やコンテンツへの注意が削がれないようなデザインにした。 スタイル・カードについて
  45. 45. 『家族を育むスタイル・ランゲージ』 作成のプロセス(全体像) 2017年4月 8月 9月 10月 11月現在 ②文章化 ①インタビュー ④文章の精製 ③点数化・ 取捨選択 ⑤スタイルのネーミング ⑥テーマに束ねる 写真集め スタイル・カード作成
  46. 46. presented by 慶應義塾大学 井庭崇研究室 プロジェクトチーム Fin

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