Advertisement
Advertisement

More Related Content

Advertisement

Garmin地図データ作成の苦労

  1. Garmin 地図データ変換の苦労 t-mz
  2. 変換データ概要 毎月 1 ~ 2 回、 OSM の日本地図データを Garmin GPS ロガー英語版用の地図データに変換し、公開しています 今日は、日本全体という大きなデータを扱う上での 苦労ポイントの一例をご紹介 Garmin 英語版 日本地図 でググってください http://tmz.skr.jp/data/gmap.html
  3. 変換処理(毎月 2 回くらい実施) geofabrik 社の japan-latest.osm.pbf pbf pbfpbfpbf osm osm wget でダウンロード splitter で分割 osmconverter で Text 化 kakasi で 漢字をローマ字化 mkgmap で変換 img ファイルサイズ: 元の pbf 1GB ローマ字化後 (osm) 16GB Garmin IMG 600MB ↓ 処理時間@うちの PC(Core i5 3475S) 2 ~ 5 時間 5 分 90 分 35 分
  4. 問題事例 (1) ローマ字化時の XML 破壊 対策:危険な日本語文字を文字参照に置き換えておく (文字参照は元の XML でも使われているので安全) XML 構造が壊れ、後続の処理でエラーになる XML 構造が壊れない <tag k='name' v=' サンセット・ヴィラ<アネックス> ' /> <tag k='name' v='sansetto.vira<anekkusu>' /> <tag k='name' v=' サンセット・ヴィラ &#60; アネックス &#62;' /> <tag k='name' v='sansetto.vira&#60;anekkusu&#62;' /> ローマ字化 ローマ字化
  5. 問題事例 (2) 水没 海岸線 (natural=coastline) のデータ異常に より、たまに広域水没事件が発生 OSM の Web サイトのレンダリングは問題なし → 誰も気づかないので修正しない (この例の時も半年放置されていた) この辺りの川の中州が coastline になっていた 対策:データ側の問題なので、 OSM データを編集
  6. 問題事例 (2) 水没 修正しました 上級者以外は coastline をさわらないで欲しい・・
  7. 問題事例 (3) 変換ツールの仕様変更 変換ツール (mkgmap) を 新バージョンに乗り換えたら POI の名前が表示できなくなり不便 ツール側の設定ファイルの仕様が 変わっていた ツール変更前 ツール変更後 対策:新フォーマットのファイルをベースに、 自分用カスタマイズ内容を半日がかりでマージ 名称が表示されない
  8. まとめ ・全国で 1 箇所でも問題があると処理できなくなることがある ・データの変化、ツールの変化など多くの要因に対処が必要
Advertisement