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Consideration of cae learner community

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This report was presented in OpenCAE symposium 2018.

Published in: Technology
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Consideration of cae learner community

  1. 1. CAE学習者コミュニティについ ての考察 2018/12/08 オープンCAEシンポジウム2018 植田惠法
  2. 2. 目次 • 背景 • コミュニティの基本事項の整理 • コミュニティの定義 • コミュニティの目的 • 対象者の定義 • ポリシー • ツール • PDCA • 投入エネルギー • 事例の紹介 • 評価方法 • 各コミュニティについての評価 • まとめ
  3. 3. 背景 近年、IT業界を中心に勉強会などのコミュニティが増加してお りCAEに関しても様々な取り組みがなされている 筆者も4つのCAE学習者向けコミュニティに関わっておりこれま での活動と今後の課題について振り返り今後の活動に役立て る。
  4. 4. コミュニティの基本事項の整理 コミュニティの定義(本稿内) 「ある目的のもと同じ興味・目標を持つ、定期的にコミュニケーションを 取る集団」 ある目的が 学習なら学習者コミュニティ 開発なら開発者コミュニティ 両方の性質を持つ可能性もある 居住地域を同じくし、利害をともにする共同社会。町村・都市・地方など、生産・自 治・風俗・習慣などで深い結びつきをもつ共同体。地域社会。 goo デジタル大辞泉 https://dictionary.goo.ne.jp/jn/82070/meaning/m0u/ 一般的な辞書の定義とは異なる
  5. 5. コミュニティの基本事項の整理 コミュニティの目的 なぜ複数人でコミュニケーションを取る必要があるのか? モチベーション向上 (動機付け) 情報収集 承認欲求の充足 共感の場 スキルアップ 集合知の実現 コミュニケーション 目的やメンバーに応じて、自分やコミュニティ自体の性質を考慮する 必要がある ただし、複数人で行う限り円滑なコミュニケーションが重要となる
  6. 6. コミュニティの基本事項の整理 円滑なコミュニケーションには共通認識が重要 何のためにわざわざ集まるのか?(一番ベーシックな共通認識) コミュニティの目的 居酒屋 将棋倶楽部 CAE勉強会 酒を飲んでご飯を食べて楽しく過ごす 将棋を打つ CAEに関する勉強をする 居酒屋に行って、「俺は将棋を打つためにこの店に来た」といっても相手にされないが 将棋倶楽部に行けば受け入れられる
  7. 7. 共通認識が異なると コミュニケーション自体が難しい
  8. 8. コミュニティの基本事項の整理 「何のために」が不明瞭だとメンバー内で様々な意見が交錯してコミュニティとしての統一 見解を示すことが難しい メンバー「コミュニティでこうしたい」、「コミュニティでこれをやるのは嫌だ」 -> 目的が明示されていないとまとまりがなくなる コミュニティの目的
  9. 9. 目的を明示して お互いが確認することで 個々が何をしたらよいか 自発的に行動につなげることが出来る
  10. 10. コミュニティの基本事項の整理 対象者の定義 同じ共通認識を持つ者同士が良い ・・・年齢、地域、学校 etc. CAE学習者コミュニティでは共通認識として学問分野やソフトウェアの 習熟度が重要となる 初心者 中級者 上級者 ハンズオン、講義形式 自ら課題を設定しクリアする 新しい価値を世の中に提供する
  11. 11. コミュニティの基本事項の整理 ポリシー(行動規範) いくらコミュニティに貢献し、実績のある人間でもポリシーから 逸脱する場合はコミュニティから出ていかないといけない https://japan.zdnet.com/article/35125734/ (2018/11/29 access)
  12. 12. コミュニティの基本事項の整理 ツール コミュニティのインフラとなる道具 コミュニティの連絡方法、場所、費用の回収方法、アーカイブの保存閲覧 方法、個人情報の開示性、コミュニケーション方法(酒、おやつ) etc. 不便なものは使ってくれない 良いものは大抵費用がかかる -> オープンソースソフトウェアは誰もが共通して使えるためインフラとして使 用しやすい。 ちょっと不便な場合が多いが、うまく使えば大きなメリットがある。
  13. 13. コミュニティの基本事項の整理 PACA(やる事と反省) 目的のために何を計画して、何を行って、どのように評価して、その後どのよ うに反省が生かされたか、を記録しコミュニティで共有する 特にメンバーからのフィードバックを受け付ける 大抵、時間がないため見過ごされていくため計画の中に入れていく必要があ る
  14. 14. コミュニティの基本事項の整理 投入エネルギー コミュニティを運営、参加するために投入されるお金(費用)と 時間(工数)と体力 費用・・・場所代、設備代、飲食代、交通費、電気代 工数・・・準備時間、移動時間、イベント時間、イベント後 の管理時間、検討時間 体力・・・検討事項の多さ, 気を使うことの多さなど
  15. 15. 事例の紹介、評価、課題の検討 CAE学習者コミュニティについて紹介、評価、課題の検討を行う Modelicaライブラリ勉強会 計算力学技術者認定試験勉強会 CAE初心者サークル オープンCAE勉強会 @関東(流体など)
  16. 16. 評価 紹介 課題の検討 コミュニティの概要や活動内容など 評価内容 評価方法 総合評価 目的 明確さ 活動内容から主観で評価 明示性 実際の活動との関連性 対象者 明確さ 明示性 実際のメンバーとの乖離 ポリシー 有無 明確さ 明示性 遵守 ツール 連絡方法 イベントの場 アーカイブ性 PDCA PDCAを行っているか サイクル数 投入エネルギー 工数 費用 体力 事例の紹介、評価、課題の検討
  17. 17. 事例の紹介、評価、課題の検討 計算力学技術者認定試験勉強会 概要 計算力学技術者認定試験の勉強を行う。オンラインのみ。 発足期間 2017/07/26~2017/12/13 管理人 植田惠法 メンバー数[人] 10(継続参加メンバー 4) イベント内容 問題集を解く、模擬テストを行う イベント頻度 週2~3回 メンバー満足度 合格者も多く満足度が高かった 計算力学技術者認定試験勉強会 紹介
  18. 18. 事例の紹介、評価、課題の検討 計算力学技術者認定試験勉強会 評価内容 評価方法 総合評価 目的 明確さ 5 明示性 5 connpassに明示 実際の活動との関連性 5 対象者 明確さ 5 明示性 5 実際のメンバーとの乖離 5 ポリシー 有無 1 明確さ - 明示性 - 遵守 - ツール 連絡方法 3 skype, connpass イベントの場 3 skype アーカイブ性 3 redmine PDCA PDCAを行っているか 3 PDCまで実施 サイクル数 3 サイクル数0.5回 投入エネルギー 工数 3 大 費用 2 約3,400円(redmine 用サーバー代) 体力 3 週3回はきつい 5 5 1 3 3 3 5:よくできた 4:及第点 3:課題あり 2:良くない 1:悪い 評価
  19. 19. 事例の紹介、評価、課題の検討 課題の検討 継続メンバー全員が流体一級(混相流)を受験したため共通認識を作りやすかった -> 今後は分野別に開いた方が良さそう プロジェクト管理ツールとして使ったRedmineは必要なかったし移植性も悪い ポリシーは無かったが問題は起こらなかった
  20. 20. 事例の紹介、評価、課題の検討 CAE初心者サークル CAE初心者サークル 概要 CAE初心者で集まって勉強する。オンラインメイン。 発足期間 2017/11/18~現在 管理人 植田惠法 メンバー数[人] 39(継続参加メンバー 7~8) イベント内容 ハンズオン、もくもく会、相談・報告会、ペアプログラミング イベント頻度 月2回程度 メンバー満足度 基本的に満足度は低くないが継続メンバーが少なくなってきてい る
  21. 21. 事例の紹介、評価、課題の検討 評価内容 評価方法 総合評価 目的 明確さ 5 明示性 5 connpassに明示 実際の活動との関連性 5 対象者 明確さ 5 明示性 5 実際のメンバーとの乖離 3 ポリシー 有無 4 明確さ 4 明示性 3 遵守 5 ツール 連絡方法 4 zoom, connpass イベントの場 4 zoom アーカイブ性 3 redmine PDCA PDCAを行っているか 3 PDCAまで実施 サイクル数 3 サイクル数1回 投入エネルギー 工数 3 大 費用 2 約11,795円(zoom, redmineサーバー代) 体力 3 5 4 4 4 3 3 5:よくできた 4:及第点 3:課題あり 2:良くない 1:悪い 評価
  22. 22. 事例の紹介、評価、課題の検討 課題の検討 体力的に厳しい時はイベントを開催できないので間が空いてしまう時がある やり方を教えるのではなく、調べ方や考え方を伝えたいが、手っ取り早く答えを知りたい人の方 が多い 費用はすべて管理人の持ち出しだがそろそろ厳しくなってきた -> redmine用サーバーはお金もかかるので続けていくか検討が必要 初心者はあまり公開してほしくないだろうと思って勉強会動画や資料はメンバー限定公開だ がそもそも誰も見てない? 勉強会動画 視聴回数 1~8回程度 CAEのハンズオン動画などは作りやすいため拡充していきたい あまり負担にならないようにマイペースでやっていきたい
  23. 23. 事例の紹介、評価、課題の検討 Modelicaライブラリ勉強会 Modelicaライブラリ勉強会 概要 Modelicaのライブラリを使いこなすために勉強する。中級者~ 上級者向け。オンラインとオフラインともに実施。 発足期間 2018/06/10~現在 管理人 finback, 植田惠法 メンバー数[人] 23(継続参加メンバー 10前後) イベント内容 もくもく会、報告会 イベント頻度 報告会月1回、もくもく会月1回 メンバー満足度 finback氏の解説が評判が良い。報告例も多くなってきており 満足度が高そうな印象を受ける。
  24. 24. 事例の紹介、評価、課題の検討 評価内容 評価方法 総合評価 目的 明確さ 5 明示性 5 connpassに明示 実際の活動との関連性 5 対象者 明確さ 5 明示性 5 実際のメンバーとの乖離 4 乖離はほとんどない ポリシー 有無 1 明確さ - 明示性 - 遵守 - ツール 連絡方法 3 connpass イベントの場 4 振興会館, skype アーカイブ性 3 github PDCA PDCAを行っているか 1 行っていない サイクル数 1 投入エネルギー 工数 3 資料準備は結構大変 費用 5 場所代2,000円を割勘 体力 3 5 4 1 4 1 4 5:よくできた 4:及第点 3:課題あり 2:良くない 1:悪い 評価
  25. 25. 事例の紹介、評価、課題の検討 課題の検討 中~上級者向けのため内容の濃い勉強が出来る レベル別にしたメリットが出ている(共通認識が上手く共有できている) 特に前提(1D CAEとは何か?)の話をしなくても良いのは説明に体力をつぎ込まなくて良いのでありがたい メンバーの共通認識(Modelicaへの興味、自学的な風土)もある程度出来上がっているため、メンバー間でや りたい事の齟齬が少ない しかし、分からない人からは難しいとの意見がある。 フォローとしてもくもく会を開催しているが、「分かりやすく教えてほしい」という意見が多い ->ベンダーのサポートではないためボランティアで価値のある資料を作るのは工数・体力的に難しい finback氏の資料を輪読するイベントなどどうだろう? finback氏の持ち出し、サポートが多いため負担が多くなっているのではないか? メンバー間で連絡を取りたいときにどうしたらよいか分からない(お互いの連絡先を交換するか、slackを使う?) アーカイブにGithubを使っているが、学習コストが高い?
  26. 26. 事例の紹介、評価、課題の検討 オープンCAE勉強会@関東(流体など) オープンCAE勉強会@関東(流体など) 概要 OSS-CFDの勉強を行う。中級者~上級者向け。オフラインメ イン。 発足期間 2010/06/27~現在 管理人 青子守歌 メンバー数[人] 227(継続参加メンバー 20前後) イベント内容 も報告会 イベント頻度 報告会月1回 メンバー満足度 *評価は行わない
  27. 27. 事例の紹介、評価、課題の検討 0 1 2 3 4 5 目的 対象者 ポリシー ツール PDCA 投入エネルギー CAE Exam 0 1 2 3 4 5 目的 対象者 ポリシー ツール PDCA 投入エネルギー 初心者サークル 0 1 2 3 4 5 目的 対象者 ポリシー ツール PDCA 投入エネルギー Modelicaライブラリ勉強会 • 目的が具体的であったり、参加者の習熟度が高いと共通認識を育てやすく満足度が高くなる • 上手く回っているうちはポリシーは無理に設定しなくても良い • 基本事項の中にも、重要な項目とそうでない項目がある • 初心者サークルは、初心者に手取り足取り教えるだけの工数・体力が確保できない前提で行っているが、初心 者は手取り足取り教えてほしいというギャップがある • 目的設定と実際に乖離がある可能性がある => 「目的」内の項目の見直しが必要 • 今後は参加者の満足度を評価できるようにしていきたい • 今回主観で評価したが、上記を計測できるようにしていきたい • ツールが非常に悪いと評価も下がるため、各項目は一定以下だと全体の評価も下がるような評価値にしたい
  28. 28. まとめ • CAE学習者コミュニティについて、基本事項を整理し、実際のコミュニティについて評価 を行った • 基本事項として、目的、対象者、ポリシー、ツール、PDCA、投入エネルギーという項目 を設定した • 実際のコミュニティについて評価を行った結果、基本事項の項目には以下の課題がある ことが分かった • 項目には「参加者の満足度」や「理想と現実のギャップ」が必要かもしれない • 項目には重要な項目と、一定以上で十分な項目がある(ツールなど) • 今後も「メンバーがやりたい事を達成でき、継続的に参加者がいるためにどのような評価 方法や考え方が良いか」を検討していく

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