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エンジニア組織づくり5年。見えてきた関西Web界隈のええとこ、あかんとこ - Developers Summit 2019 KANSAI

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Developers Summit 2019 KANSAIでの講演資料です。

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エンジニア組織づくり5年。見えてきた関西Web界隈のええとこ、あかんとこ - Developers Summit 2019 KANSAI

  1. 1. エンジニア組織づくり5年。 見えてきた関西Web界隈のええとこ、あかんとこ サイボウズ株式会社 開発本部 副本部長 岡田 勇樹 #devsumi #devsumiC
  2. 2. 自己紹介 ▌ 岡田 勇樹(おかだ ゆうき)  開発本部 副本部長  組織運営(VPoE)  サイボウズOffice、メールワイズ開発  OSS推進  人事本部 採用 ▌ 1983年:大阪生まれ ▌ 2007年:神戸大学大学院修了 ▌ 2007年:サイボウズ株式会社入社 ▌ 2014年:大阪開発拠点立ち上げ ▌ 2018年:開発本部 副本部長 就任 ▌ 趣味:ゴルフ、フットサル、サッカー観戦 2
  3. 3. アジェンダ 1. サイボウズでのエンジニア組織づくり5年(25分) 2. 関西Web界隈との関わり(10分) 3. 関西をさらに盛り上げていくために(5分) 4. まとめ 5. Twitterでの質問にお答え(時間あれば) 3 #devsumi #devsumiC or @y_okady
  4. 4. サイボウズでのエンジニア組織づくり5年 4
  5. 5. エンジニア組織づくりの始まり 5 2014年 大阪に開発拠点を立ち上げ 会社辞めて大阪に帰ります。 じゃあ大阪に開発拠点作る? やります!社長
  6. 6. 組織づくり? ▌いろんな要素が絡み合う  適切な組織図・人員配置  採用による増員  メンバーの満足・成長  文化づくり・制度づくり  組織の目的は成果を出すこと 6
  7. 7. サイボウズのエンジニア組織(2008~) ▌ 拠点×職能ごとの組織図 ▌ 拠点ごとの組織図  メンバーの近くでマネジメントできる  チームが拠点に閉じると開発しやすい  東京でkintoneを開発  松山でサイボウズOfficeを開発 ▌ 職能ごとの組織図  職能の経験が豊富なマネージャー  ウォーターフォール開発に向いている  各チームの開発プロセスを統一  各工程のノウハウを他チームで活用 7
  8. 8. 大阪開発部の立ち上げから拡大 (2014) 8
  9. 9. 大阪開発部の立ち上げ ▌5坪の4人部屋に2人でスタート ▌kintoneを担当  東京⇔大阪のリモート開発  東京16人、大阪2人 ▌エンジニアを増やしたい!  東京・松山は数年間採用実績なし  何すりゃいいの? 9 採用
  10. 10. 右も左もわからなかった1年目 ▌やったこと  イベントスポンサー(5万)、学生コミュニティスポンサー(10万)  近くで開催される技術系イベントに参加  人材紹介会社からの紹介(応募の8割が紹介会社経由) ▌成果  とにかく外に出ていくことが大事だと学んだ  そのためにはある程度お金が必要そうだと察した 10
  11. 11. 少しずつ対外活動を増やしていった2年目 ▌やったこと  大学主催イベントのスポンサー(数万)  エンジニア学生の逆求人面談イベントに参加(約30万/回)  1年目の活動を継続 ▌成果  対外活動がどういうものかがわかってきた  お金の使い方を理解し始めた 11
  12. 12. 手応えを感じ始めて活動を加速した3年目 ▌やったこと  ITエンジニア向け勉強会にオフィスを無償で貸出  社外イベント情報を部内で共有して誰かが参加  大規模イベントスポンサー(10万~)  学生アルバイト採用 ▌成果  お金使わなくてもやれることはあると学んだ  効果を予測して、適切にお金を使えるようになってきた  中途エンジニアを採用できた!(4名) 12
  13. 13. 大阪開発部を立ち上げてからの3年間 ▌エンジニア4名増員 ▌リモート開発の拡大  地域を超えた開発チーム  住みたい場所で働ける  やりたいことができる ▌東京・松山でもエンジニア増やしたい!  3年前と変わらず苦戦 13 採用 配置 満足 成長 文化 採用
  14. 14. 大阪での対外活動を全国へ (2017) 14
  15. 15. コネクト支援部の立ち上げ ▌東京や松山の採用は大阪開発部の役割ではない ▌コネクト支援部を新たに立ち上げ  ミッションは「社外のエンジニアとコネクト」  開発本部で唯一開発をしない部門 15
  16. 16. 全国で対外活動 ▌やったこと  自社イベントの開催  大規模イベント Cybozu Tech Conference(30万)  毎月開催の Cybozu Meetup(~10万/回)  全国で15以上のスポンサー、大規模なものも(50万~)  社内のエンジニアに登壇依頼  メディアでの発信強化 ▌成果  「技術発信に力を入れている」「技術力が高い」というイメージがついた  中途エンジニアの採用がめっちゃ増えた!(10名) 16
  17. 17. 技術発信の例:新人研修の講義資料公開 17 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/blog.cybozu.io/entry/2019/09/05/080000
  18. 18. コネクト支援部の立ち上げてからの1年間 ▌開発をしない部署の設立  非エンジニアや対外活動の得意なエンジニアが活躍 ▌エンジニア10名増員  技術ブランドの向上で継続的な採用効果にも期待 ▌エンジニアが外に出るようになった  カンファレンスでの登壇  自社・他社イベントへの参加  社外を意識した自主的な活動(技術ブログ執筆、リファラル採用など) 18 採用 成長文化 配置組織図
  19. 19. 西日本でのチャレンジと東京でのドタバタ (2018) 19
  20. 20. ますます多様化する西日本 ▌働く場所の多様化  広島や福岡に移住を希望するエンジニア  松山でもリモート開発がスタート ▌リモートマネジメントやマネージャー複数人体制にチャレンジしたい  マネージャーがいなくても拠点が成り立つように  急にマネージャーがいなくなっても困らないように  力を合わせてより良いマネジメントを 20 満足 組織図
  21. 21. 西日本開発部の立ち上げ 21
  22. 22. リモート開発が当たり前のエンジニア組織に ▌拠点ごとの組織図から一歩前進 ▌働き方の多様化への理解が深まる  東京でも在宅ワーカーが増加  働く場所だけでなく時間もより柔軟に ▌リモート開発の進化  リモートスクラム、リモートモブプロ ▌どこでも開発、どこでも採用  採用しやすいところですればいい 22 採用 文化 組織図 満足 配置 成果
  23. 23. 東京のマネージャー 兼 kintone PM、突然の退職 ▌西日本でのリモートマネジメントの経験を活かしてマネージャーを引き継ぐ  東京・大阪・松山の30人のマネジメントを大阪から ▌kintone PMを引き継いだ本部長の業務を分担すべく副本部長に  他本部とのやり取りや調整も大阪から 23 GitHub社で活躍中
  24. 24. 拠点ごとの組織図の限界 ▌拠点で区切る意味がない  拠点をまたぐ開発チーム  リモート開発当たり前  マネジメントもリモート ▌そんなにマネージャーいない  スケールしない 24
  25. 25. そもそもマネージャーの役割とは? ▌1on1、成長支援  マネージャーがやることで得られる効果もあるだろう  でもできるだけチームでやってほしい ▌休暇や出張、費用の承認  チームでやってほしい ▌給与評価  転職市場や社内相対感など、特殊な知識が必要  マネージャーがやった方が良さそう 25
  26. 26. 職能ごとの組織図はどうする? ▌開発スタイルやビジネスの変化  ウォーターフォール開発からスクラム開発へ  パッケージ販売からクラウドサービスへ ▌開発リードタイムの短縮 ▌部署ごとのミッション < プロダクトの理想 ▌ユーザー価値の最大化を実現できる組織へ 26 成果
  27. 27. 拠点×職能ごとの組織図を廃止 (2019) 27
  28. 28. チームごとの組織図に改変 28 成果組織図
  29. 29. 組織図改変の狙い ▌マネージャーの役割を委譲  1on1、成長支援、休暇などの承認を各チームへ  組織運営チームでガイドラインを作成  給与評価を組織運営チームへ  マネージャー1人での給与評価からチームでの給与評価へ ▌チームの意思でユーザー価値最大化  部署ごとのミッションを廃止  部署ごとの役割分担から個人のスキルに応じた役割分担へ 29 配置 成長成果 成果
  30. 30. 進化し続けられる組織へ ▌拠点×職能ごとの組織図(2008~2018)  拠点が増えたら部署を増やす  職能はウォーターフォール開発の工程に従う ▌チームごとの組織図(2019~)  各チームがユーザー価値の最大化を目指す  個人のスキルに応じた役割分担でアジャイルな開発を 30
  31. 31. 関西Web界隈との関わり 31
  32. 32. 対外活動を通じた繋がり ▌主目的はエンジニアとの繋がり ▌副産物として企業やコミュニティと繋がれる  イベントスポンサー  ブース出展や登壇をしている企業  主催の企業やコミュニティ  企業合同イベント  共催の企業  IT系エンジニア向け勉強会へのオフィス貸出  主催のコミュニティ  技術ブログなどメディアでの発信  同じ問題を抱えている企業 32
  33. 33. 繋がりづくりの変化 自分から声をかける 複数の候補の一つとし て声をかけてもらえる ピンポイントで声をかけ てもらえる 33 大阪にサイボウズの オフィスができました オフィス貸出してるので サイボウズで勉強会や りませんか? 今後イベントやるの でサイボウズさんも 一緒にどうですか? スポンサーやって もらえませんか? サイボウズさんの話が 聞きたいので遊びに 行っていいですか? 勉強会やりたいので サイボウズさんのオ フィス貸してください
  34. 34. 関西のWeb系企業 34 ~2014 ~2017 2018~
  35. 35. 東京は? ▌全業種  企業数は東京:大阪=3:1(中小企業庁調べ)  労働力人口は東京:大阪=2:1(統計局調べ) ▌Web系  東京本社の企業の関西進出が増えてきている  拠点規模は小さい印象、サイボウズは東京:大阪=500:40  転職ドラフト(ITエンジニア転職サービス)参加企業300社以上  関西限定で開催したらどれぐらいになる?50社いく? 35
  36. 36. 関西のスタートアップ ▌正直あまり盛り上がりを感じない  大阪市や神戸市ががんばってるけどあまり実感がない  福岡市はうまくやってるように見える ▌スタートアップの集まる「にしなかバレー」  約30社が協賛  2015年設立  東京の「五反田バレー」は2018年設立 36 http://nishinaka-valley.com/ https://gotanda-valley.com/
  37. 37. 関西で関わりのあるコミュニティ 37
  38. 38. 関西のコミュニティ ▌イベント数(connpass調べ)  東京:大阪=5:1  大阪:福岡:京都:兵庫=14:7:2:1 ▌ひとつひとつが広く浅いテーマになりがち  近いテーマのイベントには同じ人が集まる  その分深く関われる  雰囲気はあったかくて賑やか ▌コミュニティオーガナイザーは多くない  1人で複数のコミュニティを運営 38
  39. 39. 関西のエンジニア採用市場(中途) ▌求人数(indeed調べ)  Webエンジニアは東京:大阪=5:1  フロントエンドエンジニア、サーバーサイドエンジニアは東京:大阪=10:1  領域を特化するほど東京との差は大きくなる  システムエンジニアは東京:大阪=3:1  大阪はSIer多い印象  求人数にも表れている 39
  40. 40. 関西のエンジニア採用市場(新卒) ▌コンピュータサイエンスを学べる大学は多く、学生もたくさんいる ▌IT系志望だと東京に行っちゃう  住む場所にこだわりのない学生が多い  関西に拠点があっても東京本社の方が魅力的  サイボウズでも新卒1年目から大阪で勤務する人はほぼいない  メーカーやSIerは関西でも選択肢が多い 40
  41. 41. 関西をさらに盛り上げていくために 41
  42. 42. 企業とコミュニティとエンジニアは「鶏と卵」 ▌企業が増えれば選択肢が広がってエンジニアも増える ▌エンジニアが増えれば市場が広がって企業も増える ▌エンジニアが増えればいろんなコミュニティが生まれる ▌コミュニティが増えれば地域の魅力が高まってエンジニアも増える 42
  43. 43. 一人ひとりができること ▌関西のええとこを発信しよう  通勤やランチの快適さは東京を圧倒してる!  たくさんの情報は移住の背中を押してあげられる ▌コミュニティのイベントに参加しよう  学びだけじゃない、交流も楽しい  主催者としては参加してくれるだけで嬉しい  僕はLT芸人を目指しています 43
  44. 44. 一人ひとりができること ▌コミュニティを立ち上げよう  「自分が学びたいから」という動機で十分  専門家でなくていい  同じように学びたいと思ってる人はたくさんいる ▌リモート開発にチャレンジしよう  会社の文化や制度、いろいろ障壁はあるけどやれることから  リモート開発ができると、みんな住みたいところで働ける 44
  45. 45. まとめ 45
  46. 46. エンジニア組織づくり5年 ▌大阪から始まった組織づくり  1つ変えるといろいろ変わる  最終的に全然違うものに ▌組織は用意されたものではない  作っていくもの、変えていくもの  進化し続けられる組織へ 46
  47. 47. 見えてきた関西Web界隈のええとこ、あかんとこ ▌企業やコミュニティ、エンジニアは多くない  だからこそ繋がりを作りやすい  雰囲気はあったかくて賑やか ▌関西をさらに盛り上げていくために  関西のええとこを発信しよう  コミュニティのイベントに参加しよう  コミュニティを立ち上げよう  リモート開発にチャレンジしよう 47
  48. 48. ▌10/9(水) 大阪で テストエンジニア Meetup やります ▌QAやテスト自動化に興味のあるエンジニア、待ってます! ▌Webエンジニア、モバイルエンジニアも募集中です 48 Cybozu QA Meetup #01 in Osaka https://cybozu.connpass.com/event/145042/
  49. 49. ご清聴ありがとうございました 49 @y_okady フォローお願いします!

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