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大阪音大新学科企画書_0505.pdf

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大阪音大新学科企画書_0505.pdf

  1. 1. 大阪音楽大学御中 次世代型向け・デジタル時代対応 ミュージックビジネス学科 新学科企画 ご提案書 音楽プロデューサー/エンターテックエバンジェリスト 山口哲一(BUG muic)
  2. 2. ミュージックビジネス学科が対応する時代の変化 ❖ クラウド化:エンタメコンテンツの消費スタイルがパッケージ(CD,DVD 等)から、ストリーミング型に移行 ❖ グローバル化:グローバルプラットフォーマーの成立と日本の人口減少、 アジア新興国の経済成長。日本のコンテンツの世界的評価(クールジャパン) ❖ ボーダーレス化:スマホ使用時間の奪い合いに象徴される、エンタメ消費 形態の変化に伴うジャンル障壁の溶解 ❖ インディビジュアル化:SNSの隆盛に伴うクチコミ影響力増。インフル エンサーマーケティングの影響力の著しい増大。 premise
  3. 3. 日本の音楽業界の現状と課題 ❖ 人材獲得のミスマッチ、デジタル系人材育成システム の不在 ❖ SNS、デジタルコミュニケーションへのスキル不足 ❖ 海外市場への知見の不足 既存の(特に日本の)音楽業界が環境変化に対応できずに、 デジタルネイティブな新しい人材が切望されている
  4. 4. ターゲット像 ❖ 音楽をビジネスにして自己実現をしたい若者 ❖ 高卒に限らず、大学生、社会人からも強いニーズ ❖ 音楽業界(レコード業界)の衰退にも変わらず、音楽をビジネスにしたいと いう意欲を持つ若者は減っていない
  5. 5. 目指すべき、求められる人材イメージ ❖ 音楽への愛情、音楽家、音楽創作・制作への理解:活用 スキルは変わっても音楽の価値自体は普遍です。音楽と音楽家へのリスペク トは重要です。 ❖ 既存の音楽ビジネス、業界システムへの理解:日本をベー スに仕事をする際は、既存の業界の仕組み、慣習への理解が欠かせません。 概念ではなく実践的に伝えます ❖ デジタル技術に関する知識と活用スキル:本学科で最も重要 なのがテクノロジーへの知識とツールとしての活用スキルです。 ❖ グローバル市場への知見、ノウハウ:実用的な英語力とコミュ ニケーションのあり方とデジタルサービスへの知見を身に付けます。
  6. 6. 専攻コース(仮称) ❖ インディペンデント音楽起業コース:音楽ビジネス関連で、自 ら起業を志すコースです。マネージメント、レーベル、イベント企画など音楽 に直接関わるビジネスだけではなく、音楽関連のITサービスも支援します。 リスクを最小化した上で、在学中に一度起業経験を持たせるカリキュラムと なっています。大阪音大他学部生の能力を活かしたサービスも積極的に開発 していきます。 ❖ 音楽業界就職コース:既存の音楽業界、メディアおよびIT業界への就 職を目指すコースです。上の世代が対応できていないデジタルスキルを持って いることで、重宝がられる存在です。必要な資格、スキルを身につけた上 で、在学中にインターン経験を経て、就職に導きます。
  7. 7. 定員と授業料 ❖ 座学が中心で、設備投資も特に必要ではない分野(PCソ フトの学割購入の負担を学生にどこまで求めるか要検討)なので、 音楽大学基準ではなく、在東京の一流私大(早慶)の文系 よび情報系学部と同額程度に。 ❖ 定員は二専攻合わせて、50人〜60人は対応可能。
  8. 8. 既存の大学・専門学校への優位性 ❖ 音楽業界・芸能界・メディア業界のメインストリームの状況 を踏まえた人的ネットワーク構築、および講座カリキュラム への反映 ❖ 前提となるデジタル化に伴う環境の激変に対応した近未来を 見据えたスキル獲得の指導 ❖ 日本の産業界にとって重要なスタートアップ生態系を見据え た、起業育成も取り込んだシステム ❖ 2020年以降の「音楽」のあり方に対応した教育を提唱するこ とで大学としてのブランドを向上。
  9. 9. 大阪音大が取り組む意義と優位性 ❖ 音楽教育において権威と歴史がある御校が、最新の教育 を施すことの信頼感。 ❖ 豊かな音楽文化、音楽シーンを持っている関西からの発 信であることの意義。インターンなど在関西のメディア および企業とも具体的に連携していきます。 ❖ 既存各学科在学生、卒業生の音楽活動をサポートする 施策の実施。音楽的に高い能力を持ちながら、社会的 経済的に困難な音楽家をIT活用で、マネタイズおよびブ ランディングします。
  10. 10. 習得する基礎的知見および教養(1) ❖ 既存の音楽ビジネス、業界慣習の知見をしっかり持っておきます。 ❖ 著作権、著作隣接権に関する基本と、実務的な構造、国内と海外の慣習の違 いなどを学びます。 ❖ レコーディングに関する基本的な知見を得ます。(実習あり) ❖ 音楽家の精神構造、陥りがちな病理などをあらかじめ知り、対策を持ってお きます。 ❖ 音楽業界、メディア業界の構造と業界慣習を知る。「芸能界の掟」がどんな 理由で成立しているのか知っておきます。 ❖ コンサートビジネスにおける各社の役割を知り、コンサートがどのように行 われるのかの知識を得ます。 < 既存の音楽ビジネスに関する知見 >
  11. 11. ❖ 音楽に関わる先端技術の基本的知見を身につけます。 ❖ VR/AR/MR:仮想現実の世界は、ハードとソフトが連携して大きなビジネスになっていきます。 しっかりキャッチアップして、ビジネスチャンスを探ります。 ❖ AI(人工知能):創作分野やマーケティング、ユーザー行動解析などでAIの活用がこれからの肝にな ります。ロボット工学の進化との組み合わせによっておきている実例と近未来像も知っておきます ❖ ブロックチェーン技術:インターネット以来の技術革新と言われるBCは音楽ビジネスを革命的に変 えていきます。その意味を知っておくことは重要です。 ❖ プロジェクションマッピング、ライブコーディング:新たな演出表現は、通信規格が5Gになること との相乗効果で、存在感を増していきます。 ❖ UIデザイン、UX設計:ITサービスにおいて、ユーザーインターフェスのデザインと、ユーザー体験 の設計が死活的に重要な時代になっています。ビジネスサイドで、企画力、判断力を高めることが 必要です。 < 先端技術に関する知見 > 習得する基礎的知見および教養(2)
  12. 12. 取得資格・習得スキル案(1) ❖ TOEIC700点以上:英語力はマストです。資格のための勉強ではなく、外国人とのコミュニケーショ ンのための実践的な語学力を身に付けます。 ❖ リーディングスキルテスト80%以上:日本語力の低下が叫ばれる中、具体的にスキルを上げる新しい 手法です。(「教育のための科学研究所」監修プログラム) ❖ 知的財産管理技能検定2級:就職コース生は、ターゲット会社の選択肢を増やす意味で、取得を推奨 します。 ❖ IPA主催資格:「ITパスポート」「基本情報技術者」については原則的に取得。その他の資格は、社 会情勢などを見ながら、推奨する度合を在学中に調整します。IT系企業の就職に有利になると同時 に、ITサービスを起業する際にも役に立つ知識です。 ❖ MPA音楽著作権管理者養成講座:音楽業界における著作権の実務を知る講座です。日本音楽出版社協 会(MPA)との関係強化にも繋がります。 ❖ < 基礎学力 > < 資格 >
  13. 13. ❖ フォトショップ、イラストレーターの基礎:基本的な画像の編集は、いまや欠かせないスキルで す。 ❖ DAW、映像編集ソフトの基礎:音楽および映像をPCで波形の編集を知ることで、クリエイター とのコミュニケーションをスムーズにします。 ❖ プログラミング言語の基礎:HTML、CSS、Processingの基本を学び、関心の強い学生はJave scriptでの簡単なプログラミングが書けるところまで指導します。ウエブサイトに関する基本的 なスキルを持つことで実務力を高めます。 ❖ ディープランニング協会G検定:希望者はこれからの中心分野になるAI(人工知能)に関する基本 的な知識を習得する。資格取得することでIT系企業にもアピールできます。 ❖ TouchDesingerの基礎:クリエイティブへの関心が強い学生には、新たな映像表現、プロジェク ションマッピングなど新たなライブ演出が簡単にできる注目のアプリTouchDesingerの基本的な 操作を身につけることで、第一線のクリエイターとのコミュニケーションをスムーズにします。 取得資格・習得スキル案(2) < デジタル系スキル >
  14. 14. 起業専攻・実習カリキュラム ❖ 実際の起業につながる手法として「リーンキャンパス」を用いて、 ビジネスアイデアの種を事業計画にまとめあげます。 ❖ グループワークを用いることで、学生同士の共通知見を高めます。 ❖ 現役のシリアルアントレプレナー(連続起業家)がメンターになる ことでリアリティの高い事業計画を立案します。 ❖ 既存の音楽サービス、コンテンツホルダーからの協力を得て、より 成功確率を高めます。 ❖ 在学中にサービスを立上げを行うことで、「やり直し」ができる セーフティネットのある状態で起業支援を行います。
  15. 15. 協力依頼団体イメージ ❖ 既存の音楽業界団体との連携(日本音楽事業者協会、 日本音楽制作社連盟、日本音楽出版社協会、日本コン サート事業者協会、日本音楽産業文化振興財団等) ❖ 関西メディアおよび音楽業界の連携(radiko、在関西ラ ジオ局テレビ局、コンサートプロモーター各社) ❖ VIPO(映像産業振興機構)との講座連携 ❖ 教育のための科学研究所 https://www.s4e.jp/
  16. 16. 在籍中〜卒業後進路のイメージ ❖ 2つの専攻コースがありますが、基本的に身につけるべきスキル、 発想、知見は共通と考えています。 ❖ 3回生で、起業コースは実際に新事業構築&ローンチを、就職コー スは音楽業界へのインターンを行い、最終的な進路を確定させてい きます。 ❖ 就職および起業指導は、1対1で徹底的に行い、結果にこだわり ます。卒業生の人的ネットワークが価値を持つことを目指します。 ❖ 起業と就職を同列に捉えてキャリアプランを立て、進路指導してい きます。大企業も起業家スピリットとデジタルスキルを持った若い 人材を求めており、就職においても有利な学生が育ちます。
  17. 17. 教授・講師陣について ❖ 音楽業界を中心とした”今の実務”を理解している指導内 容ができる指導者を集めます ❖ 専任教授および准教授は、この分野での人材育成で実 績のある人をスカウティングします。 ❖ 非常勤講師は、実際に業界の要職で実業に就いている方 に依頼します。
  18. 18. オプションご提案 ❖ 東京サテライトキャンバス:エンタメ業界が東京に集中している現 状を踏まえて、業界との接点を作る場とします。学生募集の拠点として も活用しつつ、並行して独自講座を行うことで、東京における大阪音大 のブランド向上に結びつけます ❖ 通信制学科(+オンライン授業)コース:入学する学生の幅を広 げると共に、カリキュラムの収益性を高めます。社会人の再教育として もニーズの強いコースです。オンライン受講の内容も充実させます。 ❖ 外国人留学生受入施策:日本語学校と連携して、前述の通信制+オ ンライン講座も組み合わせながら、アジアを中心とした外国人留学生 の受入施策を積極的に行います。アジア各国の大学との交換留学制度 などを模索しましょう。

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