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内部統制セミナー(業務プロセスに係る内部統制の評価方法)

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多くの企業において、制度に対する過度な負担が心配されているが、内部統制の基準および実施基準の 主旨を理解して対応することが、結果として有効かつ効率的な制度対応につながる。
具体的には、業務プロセスに係る内部統制の評価は、全社的な内部統制の評価結果を踏まえ、評価対象 プロセスを分析して選定した統制上の要点について、内部統制の基本的要素が機能しているかを評価する。
その上で、業務プロセス統制の評価では、基本的要素が有効に機能しているかは、統制上の要点について、内部統制が適切に機能し、アサーションを確保する合理的な保証を提供しているかどうかでその有効性を判断する。
したがって、業務プロセス統制は、その整備の状況を記録し可視化することで有効性評価が可能となり、また、その業務プロセスを維持管理することによって、継続的な改善にも取り組むことができる。

このように、内部統制は、組織内のすべての者が業務の中で遂行する一連の動的なプロセスであり、 変化する組織それ自体及び組織を取り巻く環境に対応して運用されていく中で、常に変動し、見直されるべき ものである。

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内部統制セミナー(業務プロセスに係る内部統制の評価方法)

  1. 1. 仰星マネジメントコンサルティング株式会社 公認会計士 金子彰良 文書化、整備状況評価、運用状況評価 の実施事項と実務上のポイント 業務プロセスに係る内部統制の評価方法 平成26年3月 仰星監査法人グループセミナー 株式上場を目指す企業・新任の内部統制担当者向け 内部統制セミナー
  2. 2. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 【要約】 2 1. 多くの企業において、制度に対する過度な負担が心配されているが、内部統制の基準および実施基 準の主旨を理解して対応することが、結果として有効かつ効率的な制度対応につながる。 2. 具体的には、業務プロセスに係る内部統制の評価は、全社的な内部統制の評価結果を踏まえ、評 価対象プロセスを分析して選定した統制上の要点について、内部統制の基本的要素が機能している かを評価する。 3. その上で、業務プロセス統制の評価では、基本的要素が有効に機能しているかは、統制上の要点に ついて、内部統制が適切に機能し、アサーションを確保する合理的な保証を提供しているかどうかで その有効性を判断する。 4. したがって、業務プロセス統制は、その整備の状況を記録し可視化することで有効性評価が可能と なり、また、その業務プロセスを維持管理することによって、継続的な改善にも取り組むことができる。 5. このように、内部統制は、組織内のすべての者が業務の中で遂行する一連の動的なプロセスであり、 変化する組織それ自体及び組織を取り巻く環境に対応して運用されていく中で、常に変動し、見直さ れるべきものである。
  3. 3. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写3 1. 意識すべき2つの着眼点 2. トップ・ダウン型のリスク・アプローチの適用局面 3. 業務プロセス統制と財務報告の信頼性との関係 4. 業務プロセス統制はPDCAサイクル Ⅰ. 業務プロセスに係る内部統制構築 の着眼点
  4. 4. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅰ-1.意識すべき2つの着眼点 4 多くの企業において、制度に対する過度な負担が心配されているが、内部統制の基準および実施基準 の主旨を理解して対応することが、結果として有効かつ効率的な制度対応につながる。 トップ・ダウン型の リスク・アプローチ 統制上の要点の 適切な選定・見直し 着眼点1 着眼点2
  5. 5. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅰ-2.トップ・ダウン型のリスク・アプローチの適用局面 5 具体的には、業務プロセスに係る内部統制の評価は、全社的な内部統制の評価結果を踏まえ、評価 対象プロセスを分析して選定した統制上の要点について、基本的要素が機能しているかを評価する。 トップ・ダウン型 リスク・アプローチ 評価対象となる 事業拠点・プロセスの決定 統制上の要点の選定 運用状況評価 手続の決定 重要な事業拠点 (連結ベース売上高等の概ね2/3) 事業目的に関わる勘定科目 (例示:売上、売掛金、棚卸資産) アサーションの 達成を強く保証する 統制上の要点に着目 サンプリング範囲の縮小 個別評価プロセスの追加 リスク影響度・発生可能性 コントロール間の補完関係 ↓ 統制上の要点の絞り込み ローテーション・ 日常的モニタリング・ 評価実施時期見直しなど 重要度に応じた評価 全社的な内部統制が有効
  6. 6. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅰ-3.業務プロセス統制と財務報告の信頼性との関係 6 その上で、業務プロセス統制の評価では、統制上の要点について、内部統制が適切に機能し、アサー ションを確保する合理的な保証を提供しているかどうかでその有効性を判断する。 レベル2業務プロセス(群) レベル2業務プロセス レベル2業務プロセス 財務諸表 勘定科目 アサーション リスク コントロール コントロール コントロール コントロール リスク リスク リスク リスク 現金預金 売掛金 棚卸資産 貸借対照表 損益計算書 売上高 : 仕入高 : : 買掛金 : : 実在性 網羅性 権利と義務の帰属 評価の妥当性 期間配分の適切性 表示の妥当性 リスク コントロール 財務報告に係る虚偽記載リスク (アサーションの未達成要因) 適切な財務情報を作成する要件 評価対象とした 重要な勘定科目 リスクに対応する統制行為 (内部統制を有効とするもの) コントロール コントロール
  7. 7. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅰ-4.業務プロセス統制はPDCAサイクル 7 したがって、業務プロセス統制は、その整備の状況を記録し可視化することで有効性評価が可能となり、 また、その業務プロセスを維持管理することによって、継続的な改善にも取り組むことができる。 プロセスの デザイン プロセスの 運用 整備状況評価 業務プロセスチャートの作成 リスク・コントロールの配置 ヒアリングなどによる評価 自己点検による評価 内部監査部門のテストによる評価 ウォークスルーなど の実施による評価 運用状況評価 不備・課題管理 不備・課題の管理 改善状況の管理 不備・課題 の改善 プロセスの 適用
  8. 8. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写8 1. 業務プロセスの可視化とリスク・コントロール 2. 整備状況の評価イメージ 3. 整備状況評価における検証項目 4. 統制上の要点とは 5. 運用状況評価のイメージ 6. サンプリングとは 7. 運用状況評価の手続の選定 8. 重要度に応じた評価の例 9. 内部統制の不備とは Ⅱ. 業務プロセスに係る内部統制評価 のポイント
  9. 9. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅱ-1.業務プロセスの可視化とリスク・コントロール 9 最初に、内部統制における文書化では、業務の流れや部門間の関係等を含め、業務の実態を業務プ ロセスチャートとして可視化し、リスクに対するコントロールをデザインする。 会 社 事 業 作成者 作成日 更新者 更新日 レベル1 レベル2A104: 入荷 01: 商品入荷 ✖✖株式会社 〇〇事業 ××× yy/mm/dd ××× yy/mm/dd 受入検品 受入保留品 を一時保管 する 保留連絡 入荷保留を 商品課に FAXする 保留連絡 保留内容を 確認する B 入荷予定表(受 入結果記入済) 入荷リスト A 受入検品 予定表に受 入結果を記 入する 入庫 所定の棚番 に入庫する 入庫 入庫商品の納 品書に確認印 を押印する 保留納品書 入荷予定表 納品書 入荷管理 〔入荷登録〕 入荷管理 〔入荷リスト出力〕 C 入荷登録 入荷リストと 納品書を照 合する 入荷登録 入荷リストを 出力する 入荷登録 納品書を元 に入荷を登 録する a 物流控 b 商品課控 c 経理控 入荷予定・納品書 と一致した商品 入荷予定と異なる商品 FAX 物流部入荷課 物流部事務課 商品部商品課 *保留商品対応プロセス(省略) Ck St リスク 仕入先や仕入単価、数量を不正確に入荷 登録してしまい、過大または過少の仕入が 計上されるリスク Ck St コ ン ト ロ ー ル システムセットアップ (ITによる統制) 入荷登録は、発注No.または仕入先コードを指定し て発注データを呼び出して入荷実績を登録する仕 組みとなっており、任意に入力(商品コード、単価、 仕入先)することはできない。 また、数量は発注数量を超える入力はできないよう に制御されている。 照合 (人手による統制) 納品書と商品のチェック完了後に、納品書と入荷予 定(仕入単価記載済み)を入荷担当がチェックするこ とにより、発注した商品コード・数量・単価と納品書 記載の商品コード・数量・単価の確認をしている。 納品書a (入庫担当者押印済)
  10. 10. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅱ-2.整備状況の評価イメージ 10 次に、整備状況の評価として、可視化した業務プロセスチャート(業務プロセス、リスク、コントロール) の記述内容の正確性及び実際の業務への適用状況を検証する。 プロセス(群) サブプロセス サブプロセス 財務諸表 勘定科目 アサーション リスク コントロール コントロール コントロール コントロール リスク リスク リスク リスク 実在性 網羅性 権利と義務の帰属 評価の妥当性 期間配分の適切性 表示の妥当性 リスク コントロール 財務報告に係る虚偽記載リスク (アサーションの未達成要因) 経営者の主張 (適切な財務情報を作成する要件) 評価対象とした 重要な勘定科目 リスクに対応する統制行為 (内部統制を有効とするもの) コントロール コントロール コントロール 取引サイクル(勘定科目の仕訳生成過程) 現金預金 売掛金 棚卸資産 貸借対照表 損益計算書 売上高 : 仕入高 : : 買掛金 : :
  11. 11. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅱ-3.整備状況評価における検証項目 11 具体的には、少なくとも一つの取引をサンプルとして選定し、取引の開始から財務報告に反映されるま での一連の業務処理過程を、業務プロセスに沿って追跡調査していく(いわゆるウォークスルーテスト)。 業務プロセスの検証  選定したサンプルの取引について、業務プロセスチャー トに記載されている取引処理の流れ(取引開始から承 認、記録、処理及び報告にいたる情報システムを含む 流れ)が正しいことを確認する。  原則として一つのサンプルで取引処理の開始から終了 までを網羅する。 リスク及びコントロール(RCM)の検証  勘定科目・アサーションに関連した虚偽記載が発生 するリスクについて、業務プロセス上でその発生箇所を 正しく特定できていることを確認する。  選定したサンプル取引について、リスクに対応するコン トロールが、実際の業務に適用(デザインされた通りに 実施)されていることを確認する。  財務報告上のアサーションが達成されていることを強く 保証するキーコントロールを特定する。 業務プロセスレベルの内部統制の整備上の有効性の評価
  12. 12. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅱ-4.統制上の要点とは 12 なお、トップ・ダウン型のリスク・アプローチの観点から、整備状況の評価では、財務報告上のアサー ションが達成されていることを強く保証する統制上の要点を特定することが最も重要である。 サブプロセス群 サブプロセス(L2業務プロセス) サブプロセス(L2業務プロセス) 財務諸表 勘定科目 アサーション リスク コントロール コントロール コントロール リスク コントロールリスク リスク リスク 統制上の要点が持つ特徴 重要なリスクに直接対応するコントロール  コントロールを実施しなかった場合や実施に失敗し た場合に、財務報告上の重要な虚偽記載リスクに つながる。 「最後の砦」に相当するコントロール  コントロールを実施しなかった場合や実施に失敗し た場合に、下流のプロセスで実施する他のコント ロールでもそのリスクを防止/発見できない。 リスク軽減の効果が強いコントロール  同じリスクに対応するコントロールのうち、実施証跡 として得られる記録・文書の証拠力が強い。  一般的に予防的コントロールは発見的コントロール に比べ効果的である。  自動化されたコントロールは手作業によるコント ロールに比べ信頼性が高い。 適用範囲が広いコントロール  (補完関係を含めて)複数のリスク/アサーションに 対応するコントロールは有効性が高い。 実施基準では統制上の要点について「財務報告の信頼性に重要な影響を与える内部統制(Ⅱ3(3))」「虚偽記載の発生するリスクを低減するために中心的な役割を果たす内部統制 (Ⅲ4(2)①イd)」と述べている。 コントロール コントロール コントロール コントロール 統制上の要点 統制上の要点
  13. 13. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅱ-5.運用状況評価のイメージ 13 次に、運用状況の評価として、財務報告上のアサーションが達成されていることを強く保証する統制上 の要点に着目し、この統制上の要点が反復継続的に運用されているかを確認する。 プロセス(群) サブプロセス サブプロセス 財務諸表 勘定科目 アサーション リスク コントロール コントロール コントロール コントロール リスク リスク リスク リスク 実在性 網羅性 権利と義務の帰属 評価の妥当性 期間配分の適切性 表示の妥当性 リスク コントロール 財務報告に係る虚偽記載リスク (アサーションの未達成要因) 経営者の主張 (適切な財務情報を作成する要件) 評価対象とした 重要な勘定科目 リスクに対応する統制行為 (内部統制を有効とするもの) 運用テストの視点 コントロール コントロール コントロール 取引サイクル(勘定科目の仕訳生成過程) 現金預金 売掛金 棚卸資産 貸借対照表 損益計算書 売上高 : 仕入高 : : 買掛金 : :
  14. 14. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅱ-6.サンプリングとは 14 その際、統制上の要点のテストは、原則として、テスト目的に合致した母集団からサンプリングにより十 分かつ適切な証拠を入手することによって行う。 ① 母集団からその一部 の項目を抽出 ② 抽出したサンプルに対して テストを実施 ③ テストの結果から母集団全体 の一定の特性を評価 (一定期間中デザインしたとおりに 適切に運用されているかどうか) 母集団 (テスト対象のコントロールが 適用された全ての事象) サンプル
  15. 15. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅱ-7.運用状況評価の手続の選定 15 また、テストの手続は、関連文書の閲覧や適切な担当者への質問、業務の観察、内部統制の実施記 録の検証、各現場における内部統制の運用状況に関する自己点検の状況の検討等により確認する。 質問 (Inquiry) 文書や口頭で質問を行い、入手した回答から統制の有効 性を確認する手続。 質問に対する回答のみでは証拠力が弱いため、質問以外 の他の手続により補完される。 観察 (Observation) 統制の現場を実際に観察することにより、統制の有効性を 確認する手続。通常、他の手続と組合わせて実施される。 観察した時点の有効性であること、観察されているという事 実により影響を受けることに留意する。 検証 (Inspection) 統制に関連する企業内外の記録・文書などを閲覧すること により、当該統制が実際に行われたことを確認する手続。 情報源によって、また記録・文書の作成にかかわる内部統 制の有効性によって証拠能力は異なる。 再実施 (Re-performing) 統制の検証者が再実施することにより統制の有効性を確 認する手続。 証拠能力は高いが、手続の実行が困難なことも多い(質問 ~検証の手続だけでは有効性に関する十分な証拠を得ら れないほどの重要性を持つ統制などに限定)。 テスト方法 テスト内容と証拠能力  キーコントロール毎にテスト方法を決 定する。 十分な保証を得るためには、 複数のテスト方法を組み合わせて 一つのキーコントロールのテストを 実施することが多い。 (業務プロセスの担当者等への質問 だけでは、テスト手続きとしては不十 分な場合がある)  個々のキーコントロールが実施され たかどうか、また個々のコントロール が対応するリスクを低減するように 適切に機能していたか、を確認でき るように、具体的なテスト手続を決定 する(サンプル抽出に使用するデータ、 テストに使用する証跡や証憑、確認 項目、質問項目、質問対象者、観察 対象業務 など)。 テスト手続の決定
  16. 16. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅱ-8.重要度に応じた評価の例 16 なお、トップ・ダウン型のリスク・アプローチの観点から、全社的な内部統制が良好であることを前提に、 リスクに応じてテストする拠点をローテーション等で選定して評価することを容認している。 (適用例1-実施基準Ⅱ3(3)④ロ) 個々の拠点の特性に応じいくつかのグループに分けて、各グループ の一部の拠点に対して運用状況の評価を実施して、その結果により 母集団全体の運用状況を推定し評価することができる。評価対象と する営業拠点等については、一定期間で全ての営業拠点を一巡する 点に留意しつつ、無作為抽出の方法を導入するなどその効果的な 選定方法について検討する。 ≪全社的な内部統制が良好に運用されている場合の例≫  統一的な規程により業務が実施されている  業務の意思決定に必要な情報と伝達が良好である  内部統制の同一性をモニタリングする内部監査が実施されている など (適用例2-内部統制報告制度に関するQ&A(問10) ) 数年間で全営業拠点を一巡する方法に代えて、重要性が僅少である 営業拠点を除外した上で、評価対象とする営業拠点をサンプリングの 手法を用いて選定する。 (グルーピング例) 店舗規模、地域等 一定期間=3年など 僅少⇒選定から除外 残りの拠点を サンプリング
  17. 17. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 Ⅱ-9.内部統制の不備とは 17 評価の過程で発見された不備のみならず、定期的に業務プロセスに影響を与える事象(組織や業務 ルール、システムなどの変更)の有無を確認し、内部統制の目的が達成できていることを確認する。 プロセスの デザイン プロセスの 運用 整備状況評価 運用状況評価 不備・課題管理 不備・課題 の改善 プロセスの 適用 ≪運用上の不備≫  整備段階で意図したよう に運用されていない  運用上の誤りが多い、 あるいは内部統制を実施 する者が統制内容や目的 を正しく理解していない ≪整備上の不備≫  内部統制が存在しない  内部統制の目的が十分 果たすことができない
  18. 18. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写 まとめ 18 本セッションでは、株式上場を目指す企業・新任の内部統制担当者向けに、業務プロセスに係る内部 統制の文書化、整備状況評価、運用状況評価の実施事項と実務上のポイントを解説した。 多くの企業において、制度に対する過度な負担が心配されているが、内部統制の基準および実施基準の 主旨を理解して対応することが、結果として有効かつ効率的な制度対応につながる。 具体的には、業務プロセスに係る内部統制の評価は、全社的な内部統制の評価結果を踏まえ、評価対象 プロセスを分析して選定した統制上の要点について、内部統制の基本的要素が機能しているかを評価する。 その上で、業務プロセス統制の評価では、基本的要素が有効に機能しているかは、統制上の要点について、 内部統制が適切に機能し、アサーションを確保する合理的な保証を提供しているかどうかでその有効性を判断 する。 したがって、業務プロセス統制は、その整備の状況を記録し可視化することで有効性評価が可能となり、また、 その業務プロセスを維持管理することによって、継続的な改善にも取り組むことができる。 このように、内部統制は、組織内のすべての者が業務の中で遂行する一連の動的なプロセスであり、 変化する組織それ自体及び組織を取り巻く環境に対応して運用されていく中で、常に変動し、見直されるべき ものである。
  19. 19. Copyright Gyosei Management Consulting Co.,Ltd.2014 禁転載、禁複写19  gmc@gyosei-grp.or.jpお問合せ連絡先 仰星マネジメントコンサルティング株式会社 業務プロセスの分析、設計、構築、定着化の支援、ERP等パッケージ選定および導入支援などのコンサルティングサービ スを提供している。経営の効率化にあたって重要な業務プロセスに着眼した業務分析と業務設計の考え方(業務プロセス アプローチという方法論)を推奨し実践している。 〒102-0074 東京都千代田区九段南3-3-6 麹町ビル2階 TEL: 03-5211-7889 URL: http://www.gyosei-mc.co.jp/

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