第3回 古典力学だけでは説明できないミクロの世界の現象 原子に個性がないこと 電子が回り続けること 磁石が磁石になること 原子は,原子核と電子からなるもののこと言い,原子核の周りを電子が回っている. この電子の数により,水素原子,酸素原子などになる. 原子核が電子を持てる「個数」により,原子に個性が生まれる. つまり,原子自体には,水素の特徴のような「個性がない」ということである. 電子の個数で,原子の個性が決まることが謎である. 電子は,通常,原子核の周りを回り続ける. その距離は一定を保って,回り続ける. 古典力学の観点からすると,回り続けるためには,エネルギーが必要である. このエネルギーがどこから発生するのかが謎である. 磁石の元となる磁力は,電流から発生する. 電流とは,電子の流れのこと. 電子が動くことで磁力を発生させて,磁石が磁石になる. 磁石は,電子の動きが活発な物質の集まりと言える. その物質の集まりの元は,原子であり,原子核と電子である. 原子に個性がないことの謎につながる. これらの謎の解明に量子力学が必要である. 音声付き動画は,下記URLから👇 https://youtu.be/SX4kinT-5Js 物理学者 sasa3 参考文献:よくわかる量子力学 前野昌弘著 東京図書株式会社