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『闇』をなくすためのコミュニケーションとユーザーテスト

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2017年9月30日に開催された CSS Nite LP53 「ワイヤーフレームとビジュアルデザインの間の暗くて深い闇」での講演資料です。

講演概要
デザイナーにとってワイヤーフレームは「指示」なのでしょうか?
現在、私はデザインチームのマネージメントを行っていますが、ディレクターからワイヤーフレームを受け取ったとき、「デザイナーの視点で考えて、より良いデザインを提案をしてほしい」と常に伝えています。
それぞれの視点で意見をぶつけあい、デザインをブラッシュアップさせられると考えているからです。であれば、積極的に議論をしない手はありません。
このセッションでは、楽天トラベルにおいてどのような議論をして案件を進めているのか、実例を交えながら紹介します。

イベントURL
http://cssnite.jp/lp/lp53/

Published in: Design
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『闇』をなくすためのコミュニケーションとユーザーテスト

  1. 1. 「闇」をなくすための コミュニケーションとユーザーテスト。 CSS Nite LP53 林 大輔 2017.09.30
  2. 2. 林 大輔 楽天株式会社 トラベル事業 プロダクトデザイン室 マネージャー projectdd.jp個人ブログ @HayashiDaisuke
  3. 3. 6年半ぶり! 2011.03.05 2017.09.30
  4. 4. セミナー本編で紹介した実例について、 この公開用スライドでは、削除もしくは一部加工をしました
  5. 5.
  6. 6. 闇 コミュニケーション ユーザーテスト
  7. 7. 1. 楽天トラベルの体制 2. コミュニケーションについて 3. ユーザーテストについて 4. まとめ 今日お話しすること
  8. 8. 今日のお話は、 楽天グループ内のイチ事業部における インハウスの実例紹介です …の前に
  9. 9. 1. 楽天トラベルの体制 2. コミュニケーションについて 3. ユーザーテストについて 4. まとめ
  10. 10. • 国内旅行・海外旅行 • ホテル・ツアー・航空券・レンタカー・バスなど 7言語でサービスを展開 日本最大級の総合旅行サイト
  11. 11. 様々な課題 サイト・アプリの 使い勝手 ビジネスの成長 市場・環境の変化 競合の台頭 既存プロダクトの改善 新規プロダクトの提供
  12. 12. プロダクト より使いやすく 改善する サイト・アプリ上に 機能を追加する 新しいアプリを 提供する 新しいサービスを 提供する 既存プロダクトの改善 新規プロダクトの提供
  13. 13. (Product Manager) PM デザイナー エンジニア プロダクト
  14. 14. • 案件の提案 • UIデザイン • プロトタイプ作成 • ユーザーテストの実施 • デザインスペックの作成 • 案件の提案・起案 • 仕様書の作成 • 要件定義 • ワイヤーフレーム作成 • ユーザーテストの実施 • 進捗管理 • 効果測定 デザイナーPM (Product Manager)
  15. 15. 名7 うち、マネージャー 名1 名+α30 うち、マネージャー 名3 デザイナーPM (Product Manager) シニアマネージャー 2017年9月現在
  16. 16. 案件のアサイン 仕様書の作成 • 要件定義 • ワイヤーフレーム • ユーザーテスト デザイナーPM (Product Manager)
  17. 17. UIデザイン プロトタイプ ユーザーテスト アップデート レビュー 仕様書の完成 議論議論
  18. 18. 1. 楽天トラベルの体制 2. コミュニケーションについて 3. ユーザーテストについて 4. まとめ
  19. 19. あるある(1)闇 人によって ワイヤーフレームの 定義が異なる ディレクターによって どこまでワイヤーフレームに 従うべきか変わる 忠実に再現して欲しいの? 参考程度なの? ワイヤーフレームを どこまで作り込む? ワイヤーフレーム の精度が低い
  20. 20. 人によって ワイヤーの定義が違う ディレクターによって どこまでワイヤーフレームに 従うべきか変わる 忠実に再現して欲しいの? 参考程度なの? ワイヤーフレームを どこまで作り込む? ワイヤーの精度が 低い ワイヤーフレームの立ち位置、 定まっていない問題 あるある(1)闇
  21. 21. ワイヤーフレームに 引っ張られすぎず デザインする方法 デザインが ワイヤーフレームに 引き摺られる ワイヤーフレームに 囚われすぎている ワイヤーフレーム通りの デザインがあがってくる デザイナーには プラスアルファを 期待したい ワイヤーフレーム通りに 仕上がるのを防ぎたい あるある(2)闇
  22. 22. ワイヤーに引っ張られすぎず デザインする方法 デザインが ワイヤーフレームに 引き摺られる ワイヤーフレームに 囚われすぎている ワイヤーフレーム通りの デザインがあがってくる デザイナーには プラスアルファを 期待したい ワイヤー通りに仕上がるのを 防ぎたい デザイナー、ワイヤーフレーム通りに デザインする問題 あるある(2)闇
  23. 23. 立ち位置を明確にする PM デザイナー マネージャー 案件の背景・課題を伝える 自らの視点で考え抜く ワイヤーフレームの立ち位置 ワイヤーフレーム通り
  24. 24. 立ち位置を明確にする シニアマネージャー PMとデザイナーは「対等」である マネージャー
  25. 25. • PMは指揮者であるが、指示者ではない • お互いの視点で議論して、より良いものに シニアマネージャー PMとデザイナーは「対等」である
  26. 26. デザイナーにはワイヤーフレームを壊す権利がある
  27. 27. • ワイヤーフレームを受け取って思考停止せず、
 デザイナーとしてベストな提案を考えて欲しい デザイナーにはワイヤーフレームを壊す権利がある
  28. 28. PMとデザイナーは対等 何がベストか議論する 「ワイヤーフレームは議論の出発点である」 ワイヤーフレームを超えて よりイイものを作る 立ち位置を明確にする
  29. 29. 案件の背景・課題を伝える 仕様書 PM
  30. 30. • 1プロダクトにつき1仕様書 • この仕様書をベースに
 PM・デザイナー・エンジニアが
 案件を進めていく 仕様書
  31. 31. • Issue • Scenario • Goal • KPI • Requirement • Wireframe 仕様書 背景・課題
  32. 32. 仕様書 • Issue • Scenario • Goal • KPI • Requirement • Wireframe どんな課題があるか ユーザーがどのように使うのか 実現したいことは 具体的な成果は 実現するためにやることは どのように実現したいか
  33. 33. 背景・課題を理解することが ワイヤーフレームを超える第一歩 PM デザイナー 仕様書 背景・課題 ワイヤーフレーム + 案件の背景・課題を伝える
  34. 34. 自らの視点で考え抜く 議論をするためにデザインをする ここでは私個人のデザインフローを紹介します デザイナー
  35. 35. ワイヤーフレーム
  36. 36. ほぼワイヤー通りの
 デザインを作成 PMの意図を汲み取る ワイヤーフレーム A案
  37. 37. ハンバーガーアイコン って伝わるの? メニューを分ける必要ある? ワイヤーフレーム A案
  38. 38. ワイヤーフレーム A案 B案
  39. 39. 自らの視点で考え抜く • デザインを通じて、議論したいポイントを明確にする PM デザイナー メニューを分けなくても…たしかに!
  40. 40. コミュニケーション 立ち位置を明確にする PM デザイナー マネージャー 案件の背景・課題を伝える 自らの視点で考え抜く
  41. 41. 1. 楽天トラベルの体制 2. コミュニケーションについて 3. ユーザーテストについて 4. まとめ
  42. 42. お互いの意見が分かれる そのデザイン・機能でいいの? ハンバーガー 好き ハンバーガー 嫌い ハンバーガー にしましょう
  43. 43. ハンバーガー 好き ハンバーガー 嫌い ハンバーガー にしましょう お互いの意見が分かれる そのデザイン・機能でいいの? テストして確認してみましょう
  44. 44. ユーザーテスト もっと気軽にテストをしましょう! ミラールーム? モニター設備? 楽天リサーチ インタビュールーム https://research.rakuten.co.jp/service/interviewroom.html
  45. 45. なぜ、ユーザーテスト? • 中の人の、制作者の常識が間違っていることがある • 案件にフォーカスしていると視野が狭くなりがち 第三者・ユーザーから ダイレクトなフィードバックを得られる
  46. 46. 案件のアサイン 仕様書の作成 要件定義 ワイヤーフレーム ユーザーテスト レビュー ローンチ UIデザイン プロトタイプ ユーザーテスト アップデート 議論 仕様書の完成 ワイヤーフレームを 考えているフェーズ PMとデザイナーが 議論しているフェーズ 最終確認、もしくは ローンチ後のチェック
  47. 47. ユーザーテストの方法 A. 1on1 インタビュー調査 B. オンラインユーザーテスト C. フォーカスグループインタビュー など
  48. 48. 1on1 インタビュー調査 • プロトタイプを触ってもらいながら、
 どこでつまづくかを確認 • 社内で被験者を探す • プロトタイプの不具合があってもフォローできる
  49. 49. オンラインユーザーテスト • テスト対象のURLと、シナリオを入力 • 集まった候補から被験者を選ぶ • コストを抑えて、早く・気軽に実施できる
  50. 50. • ユーザーテストは「課題を発見する」ことが目的 • 多数決ではない ただの「意見」での議論から、 「データ」に基づく根拠のある議論ができる
  51. 51. PM デザイナー ハンバーガー嫌いハンバーガー好き
  52. 52. PM デザイナー ハンバーガー嫌いハンバーガー好き ハンバーガーメニュー 認知されていますね 本当ですね。 問題ないですね!
  53. 53. どれくらい? • 5人より多くても
 発見される課題の数は
 あまり変わらない。 Why You Only Need to Test with 5 Users https://www.nngroup.com/articles/why-you-only-need-to-test-with-5-users/ • (ユーザー属性ごとに) 3~5人 85% 5人
  54. 54. クライアントが イメージを持てず、 あとから修正が入る デザイン後に 変更になることが多い あるある(3)闇
  55. 55. クライアントが イメージが持てず、 あとから修正が入る デザイン後に 変更になることが多い ワイヤーフレーム どんどん変わっていく問題 あるある(3)闇
  56. 56. 案件のアサイン 仕様書の作成 要件定義 ワイヤーフレーム ユーザーテスト レビュー ローンチ UIデザイン プロトタイプ ユーザーテスト アップデート 議論 仕様書の完成 レビュアーに何か言われても
 「データ」と共に意見が言える ワイヤーフレームに変更があっても
 「データ」があれば納得感が異なる 初期段階からテストを実施して
 ワイヤーフレームの変更を防ぐ
  57. 57. ユーザーテスト • プロジェクトの初期段階でも有効
 (ワイヤーフレーム作成中、デザイン中…) テストを通じて、ワイヤーフレーム、 デザインの精度を上げる
  58. 58. 1. 楽天トラベルの体制 2. コミュニケーションについて 3. ユーザーテストについて 4. まとめ
  59. 59. コミュニケーション ユーザーテスト 闇 • 立ち位置を明確に • 背景・課題を伝える • 自らの視点で考え抜く • データに基づく
 根拠のある議論を • ワイヤーフレーム、
 デザインの精度を上げる
  60. 60. ありがとうございました

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