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いのちと調和する経済(仮称)
研究会
短期の株主価値最大化のためにいのちが手段になる経済から
いのちの可能性が目覚め長期的な価値創造が実現する経済へ
自己紹介
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IBM Partner Ecosystem / © 2024 IBM Corporation
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一橋大学商学部経営学科卒業(1998年)
長野県安曇野市在住(二拠点生活)
アクセンチュアでERP導入などのBPR業務(1998-2001)
野村證券でM&A、証券化などの投資銀行業務(2001-2008)
アクセンチュアで戦略コンサルティング業務(2008)
人を幸せにする会社総合研究所株式会社創業(2009-2021)
独立後は主に中小企業の経営者を対象に、経営全般のご相談
に乗る。複数企業の事業再生や事業開発、セミナーや講演、
ワークショップ、企業研修、執筆、瞑想指導等。
IBM入社(2021)後は、主に金融機関様を対象に生成AI活用や
社会変革ビジネスをリード。
著書は日本で一番売れている会計入門書『会計のことが面白
いほどわかる本』など全9冊、累計50万部超。
妻はシンガーソングライターで、アーティスト活動のサポー
トや作詞もしています。
趣味はピアノ、ダンス、ヨガ、瞑想、旅行、温泉など。
天野敦之 Atsushi Amano
(IBMでは山本敦之)
人を幸せにする会社総合研究所株式
会社 代表取締役
日本アイ・ビー・エム株式会社
エコシステム共創本部
社会課題解決ビジネス推進リーダー
公認会計士
Mindfulness@IBM Japan主宰
葦木啓夏(あしきひろか)a.k.a.美咲
八十二証券様CMや、SBCラジオ「豊かな森」
キャンペーンソング、御柱祭公式ソングなど
作詞作曲して歌っています。
お金が目的で生命が手段・道具になる経済
↓
創造性の発現により喜びと幸せを創造し
社会が物心ともに豊かになり
自然と調和して循環する経済
いのちと調和した美しい経済社会を創る
全10冊、翻訳含め21冊、累計50万部ベストセラー
目的
• すでに始まっている「いのちと調和する経済」の実践を横につなぎ、その
背後にある共通原理を探究し、現在の大きなシステムである資本主義のオ
ルタナティブとなれる、理論的な支柱となる新しい経済思想・理論体系を
研究・発見・構築し、社会実装していく
• 新しい経済思想に基づき、具体的な経済財政政策・経営手法・金融モデル
を探求し、経済やビジネスや金融の現場で実践し、その結果を実践知とし
てフィードバックし、理論と実践を行き来しながら進化させる
問題意識
• 現代の資本主義は、物質的成長を高度に実現した一方で、一人一人のいの
ちが短期的な株主価値最大化のための手段になってしまうという致命的な
問題を抱えています
• 株主価値はもちろん大切ですが、短期の株価変動に企業経営が振り回され、
短期の株主価値最大化のために社員や地域社会や自然環境が犠牲になり、
長期の価値創造までも棄損してしまうという、明らかに自然の摂理に反し
た、不調和な状態に陥っています
• 社会的な価値を創造し、その対価として中長期的な利益を獲得し、関わる
ステークホルダーが誰も犠牲にならずに適切な利益を享受できる、本来の
資本主義に戻す必要があります
人のせいにするのではなくシステム設計
の問題として捉える
• これは人の性格や性質の問題というよりも、人の素晴らしい部分が抑圧さ
れ、人の醜い部分が顕れやすいシステム設計の問題です
• なぜ醜い部分が顕れやすいのか、それは今のシステムが優しさや愛を顕わ
すよりもお金を最大化させる方が、高く評価されリターンも大きいという、
株主価値最大化のために最適化されたシステムになっているからです
• 会社の評価制度はもとより、学校教育や地域社会、医療や社会インフラ、
NPOやNGOにおいてさえ、お金を最大化させることが最も高く評価され
高いリターンを得られるため、真面目に一所懸命に働くほど、このシステ
ムが強化されてしまいます
人のせいにするのではなくシステム設計
の問題として捉える
• その結果、多くの人たちが良心に反し、自分に嘘をつき、自分を傷つけな
がら働き、ストレスを抱え、その傷とストレスを癒すためにさらにお金を
消費するという巧妙なシステムの中を生きています
• 本研究会では、特定の個人や政治家・官僚・資本家、或いは資本主義を批
判・糾弾するのではなく、短期的・投機的な利益に偏重した資本主義を修
正し、長期的な価値創造を実現して関わるステークホルダーが貢献に応じ
て適切な利益を享受できる、新しい経済・経営・金融の理論や仕組みとは
何かを考え、そのための理論的支柱となる思想を探求・構築することを目
指します
問い
• どうすればいのちが株主価値最大化のための手段・道具にならずに、一人
一人のいのちが大切にされ、人の可能性や創造性が開花し、社会的な価値
が創造され、長期的な利益が実現され、関わる人たちが貢献に応じて適切
に利益を享受できる、いのちと調和した経済社会を創れるのか?
すでに始まっている実践例
• 世の中では、以下のように既に多数のチャレンジが実践されています
b-corp
ソーシャルビジネス
社会関係資本
人的資本経営
ウェルビーイング経営
パーパス経営
インパクト投資
ESG
ステークホルダー資本主義
SINIC理論
学習する組織
U理論
ティール組織
サーキュラーエコノミー
ネイチャーポジティブ
CSV
ドーナツ経済
リジェネラティブ経済
横串で貫く理論的支柱
• しかしこれらのチャレンジは一部で連携しているものの個別独立な状態で
あり、大きな潮流にはなっていません。今の大きなシステムを乗り越える
には、これらを横串で貫く理論的支柱と、それに基づく具体的な方法論が
必要です
• これら個別の実践を横串で貫く共通原理が「いのちを中心においた価値創
造と循環」ではないか、その理論的支柱を確立することで現代資本主義が
抱える構造的な課題を乗り越え、社会的影響力を持つ大きな潮流にできる
のではないかと考えます
マイルストーン
• 2027年まで 経済原論の大枠の確立と書籍執筆出版、共感する実践者の
ネットワークづくり
• 2030年まで アカデミアとの連携による経済理論の確立、政官財との連
携による政策提言、具体的な方法論の実践と成功事例づくり
• 2033年まで 日本から世界へ発信、海外研究者との連携、日本発の新し
い経済思想として世界へ
研究会の構成
• Think
• 共通原理探求・理論構築のためのラボ機能 クローズ(招待者限定)
• Act
• 実践しフィードバックし実践と理論を往復する機能 オープン(事前
審査制)
• Connect
• コミュニティとして対話しつながる機能 オープン
いのちと調和する
経済理論(素案)
現在の経済理論の偏った前提
• 人は経済的効用最大化のために合理的に振る舞う
• 企業の目的は株主価値最大化である
• 経済成長と幸せは比例する
• 世界はリニアに成長拡大し続ける
• 成長とは量的な拡大である
• 衰退消滅は悪であり企業は永続しなければならない
• 所有者は所有物を独占し自由に処分していい
• 公共化は効率が悪く私有化は生産性を向上させ全体益になる
• 価格が価値を表現する
• 定量化できないものは存在しないのと変わらない
7つの原理
1. いのち中心の原理
2. 本質的価値の原理
3. 時間軸の原理
4. 質的成長の原理
5. 共有の原理
6. 自然調和の原理
7. 生命循環の原理
原理1 いのち中心の原理
• いのちは株主価値最大化の手段ではなく、いのちの可能性と創造性を発揮
することが経済の目的であり、その結果として長期利益が実現する
• 短期の株価変動に振り回され、いのちを犠牲にして短期利益を追求すれば、
価値創造力が損なわれ、長期利益を実現できなくなる
• 利益追求を否定するのではなく、いのちの躍動による価値創造を経済の中
心に据える
原理2 本質的価値の原理
• 価格と価値は同一ではなく、株価と企業の本質的な価値は同一ではなく、
価値は単一の尺度に還元されない
• 測れるものだけを価値としない。しかし、測れないからといって見えない
ままにせず、無理に定量化して数字を改善することだけを目的化するので
もなく、物語・関係性・状態・時間的変化などを通じて、意思決定可能な
形で可視化する
• 本質的価値を追究するからこそ、顧客・社員・地域社会から選ばれ、長期
利益を実現できる
原理3 時間軸の原理
• 「10年間企業を支え応援する株主」と「数時間だけ株式を保有する投機
家」を同じ株主として扱うことが、株式市場のカジノ化を促進している
• 一方で短期保有にも流動性供給などの一定の機能はあるため、短期売買を
禁止するのではなく、短期的な投機行動によって得られる利益に、長期的
な資本提供より高い社会的コストを反映させることが合理的
• 資本を長期間提供するほど税制・議決権・配当などで優遇することで、社
会の価値創造を支える重要なインフラとして長期投資家を育成する
原理4 質的成長の原理
• 成長とは株主価値やGDPなどの量的拡大だけではなく、質的成長こそが重
要
• 人の可能性や創造性の開花、豊かな関係性の育み、自然の再生、安心安全、
生きる喜びなどの質的成長が大切であり、そうした質的成長は地球環境の
破壊を伴わないため、成長と地球の有限性が対立概念にならない
• 質的成長は人間の本能的な欲求であり、人間の欲求を無理に抑圧して脱成
長を目指す必要はない
原理5 共有の原理
• すべてを誰かの所有物にし、すべてを商品化し、取引の対象にすることは、
効率性や生産性を向上させる一方で、いのちを無機化し、短期利益のため
にいのちを犠牲にすることにつながる
• 母なる大地はもちろんのこと、価値創造の基盤となる社会インフラについ
ては個人による独占を認めず、地域コミュニティの共有にし共同管理する
• ただし強制的に所有権を奪うことは非現実的であるため、既存の所有者の
利益も一定保護しつつ漸進的に共有化に転換していく
原理6 自然調和の原理
• 人間も経済も、自然から切り離された存在ではなく、大いなる自然の一部
であり、無理をしない自然体であることがもっとも力を発揮する
• 今の資本主義では人間も経済も自然から切り離され、自然の摂理から乖離
し、不調和を来し、不調和ゆえに様々な問題が生じている
• 自然であるかどうか、いのちと調和しているかどうか、を意思決定の判断
基準にする
原理7 生命循環の原理
• 地球資源が有限である以上、大量生産・大量消費・大量廃棄は持続可能で
はなく、生成・成長・成熟・衰退・終焉・再生という生命の循環が合理的
• 持続可能な経済とは企業が永続する経済ではなく、成長・成熟・衰退・終
焉・再生が適切に循環する経済
• 信用創造は信用消滅とセットになることで生命的な循環になる。金融の役
割はすべての企業を成長させることではなく、企業の生命ステージに応じ
て資本を循環させること
原理と実践と社会変革
• これらの原理(仮説)をもとに、既に実践されている様々なチャレンジを
理論的に裏付けするとともに、経済モデル、会計制度、金融、税制、資本
市場、私有と共有、経営指標、経営手法、組織運営、人材育成などを再定
義する
• その仮説を発信し、アカデミアと協力して学術的な探求や理論化を進め、
政官と協力して政策提言や制度変更につなげていく
• 個別の亜流な研究ではなく「いのちと調和する経済」という大きな経済思
想の中のテーマとし、既に実践されている様々なチャレンジを後押しする
理論的支柱とする
学術的に探究したいテーマ例
• いのちを中心にした価値創造をいかに可視化するか。定量化の可否と是非、
無理に定量化せずに物語・関係性・状態・時間的変化などを通じて多元的
に可視化し、共有・相互理解・対話を可能にする方法
• 短期の投機的取引に相応の社会的コストを負担させ、長期投資を税制・議
決権・配当などで優遇した場合の、経済に与える影響や、長期投資への適
切なインセンティブ設計
• 金融機関の役割を、企業の成長だけの支援から、「企業の生命循環全体へ
の資本供給を通じた経済の新陳代謝の支援」と再定義する。その場合の経
済に与えるインパクトや、金融機関の評価指標とガバナンスの在り方
学術的に探究したいテーマ例
• 市場価格(換金可能な価値)をベースにした経済モデルに、定量化できな
い本質的な価値をいかに埋め込むか。目先の利益につながらないが長期的
な価値創造につながる要素をいかに経営の意思決定や企業評価に織り込む
か。
• 共有する社会インフラの範囲(土地、食糧、エネルギー、医療・介護、教
育・保育、防犯・防災、金融など)をどこまでにするか。共有後もそこか
ら得られる利益の一部は元の所有者に分配する一方で、元の所有者による
自由な処分は認めないなど、既存の所有者の利益を保護しつつ斬新的に共
有化を進める方法論