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![pecoで使う関数を作る
一応これでもできる
function peco-execute-history() {
local item
item=$(builtin history -n -r 1 | peco)
if [[ -z "$item" ]]; then
return 1
fi
eval "$item"
}
alias eh=peco-execute-history](https://image.slidesharecdn.com/zsh5-141129183829-conversion-gate01/75/peco-34-2048.jpg)
![pecoで使う関数を作る
Ctrl+x Ctrl+rで実行する例
function peco-execute-history() {
local item
item=$(builtin history -n -r 1 | peco)
if [[ -z "$item" ]]; then
return 1
fi
BUFFER="$item"
zle accept-line
}
zle -N peco-execute-history
bindkey '^x^r' peco-execute-history](https://image.slidesharecdn.com/zsh5-141129183829-conversion-gate01/75/peco-37-2048.jpg)
![pecoで使う関数を作る
さっきと同じだけど、コマンドラインに
代入するだけの例
function peco-put-history() {
local item
item=$(builtin history -n -r 1 | peco)
if [[ -z "$item" ]]; then
return 1
fi
BUFFER="$item"
CURSOR=$#BUFFER
}
zle -N peco-put-history
bindkey '^x^p' peco-put-history](https://image.slidesharecdn.com/zsh5-141129183829-conversion-gate01/75/peco-43-2048.jpg)
![はじめてのアマゾンクラウド②[仮想サーバ(Amazon EC2)を立ち上げる]](https://cdn.slidesharecdn.com/ss_thumbnails/3ec2-101107160809-phpapp01-thumbnail.jpg?width=640&height=640&fit=bounds)
pecoを使おう
- 1. pecoを使おう 2014/11/30 三宅英明(mollifier)
- 2. 自己紹介 名前: 三宅英明 Twitter: @mollifier はてなID: mollifier 神戸のプログラマ
- 3. 好きなもの zsh vim vimperator
- 4. ブログとか はてなブログ http://mollifier.hatenablog.com/ Twitter http://twitter.com/mollifier Qiita http://qiita.com/mollifier
- 5. pecoを使おう pecoとは pecoのインストール pecoの基本 pecoで使う関数を作る
- 6. pecoを使おう pecoとは pecoのインストール pecoの基本 pecoで使う関数を作る
- 7.
- 8.
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- 12. pecoとは Anything風インタフェースというの は、もともとEmacsのやつ pecoもそれに似てる
- 13. pecoとは 似てるけど、たぶん元のEmacsのや つとはちょっと違う なので、「pecoはAnythingですー」 とか適当に言うと、たぶんEmacs原 理主義の人に怒られる 気をつけたほうがいい
- 14.
- 15. pecoを使おう pecoとは pecoのインストール pecoの基本 pecoで使う関数を作る
- 16. pecoのインストール https://github.com/peco/ peco/releasesにバイナリがあるの で、ダウンロードして好きな場所に 置く 実行パーミッションを付ける
- 17. pecoのインストール 安定したバージョンをインストール できる たぶん一番安心して使える方法 バージョンアップのときに手動でダ ウンロードしないといけないのが欠 点
- 18. pecoのインストール Macを使っている場合はHomebrew でもインストールできる % brew tap peco/peco % brew install peco
- 19. pecoのインストール 最新版とは限らない。若干バージョ ンが古いこともある 更新はbrew update pecoででき る。楽 Macでしかできない Macの人にはわりとおすすめ
- 20. pecoのインストール pecoはGoで実装されている Goのパッケージシステムを使っても インストールできる % go getとかする
- 21. pecoのインストール ソースからコンパイルする Goの開発環境をインストールしな いといけない たぶん、タグが付けられた安定版と は限らない 単に使いたいだけの人にとっては、 ちょっとやりすぎ
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- 23. pecoを使おう pecoとは pecoのインストール pecoの基本 pecoで使う関数を作る
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- 25. pecoの基本 % cat/etc/passwd | peco
- 26. pecoの基本 要するに絞り込んで出力してるだけ 絞り込むときにインクリメンタルに絞 り込める grepを手動でやってる感じ
- 27.
- 28. pecoの基本 たぶん意図的に単純にしてる 単純であるがゆえに、他のコマンド と組み合わせやすい cutとかsedとかawkとか 複数の候補から選ばせるときに、 「選ばせる」という操作だけをpeco に任せる感じ
- 29. pecoを使おう pecoとは pecoのインストール pecoの基本 pecoで使う関数を作る
- 30. pecoで使う関数を作る 入力をpecoを絞り込んで出力する だけのツール 他と組み合わせて使う 「他」の部分を作ってみましょう
- 31. pecoで使う関数を作る 入力をpecoを絞り込んで出力する だけのツール まず「入力」が必要 pecoの出力を「どうするか」という 処理も必要
- 32. pecoで使う関数を作る 典型的な例 「入力」= コマンドライン履歴 「どうするか」 = コマンドとみなして そのまま実行する
- 33. pecoで使う関数を作る 雰囲気でいうとこんな感じ #コマンドライン履歴をpecoで絞り込む # その結果を一旦変数に入れる cmd=$(history | peco) # それをそのまま実行する eval "$cmd"
- 34. pecoで使う関数を作る 一応これでもできる functionpeco-execute-history() { local item item=$(builtin history -n -r 1 | peco) if [[ -z "$item" ]]; then return 1 fi eval "$item" } alias eh=peco-execute-history
- 35. pecoで使う関数を作る % ehとか打たないとだめで、なん かおしゃれじゃない 特に、いちいちEnterを押さないとい けないところがめんどう こいつをCtrl+rみたいなキーバイン ドで実行したい
- 36. pecoで使う関数を作る Ctrl+x Ctrl+rで実行する例 何かのキーバインドで関数を呼び出す ときはこう書く function peco-execute-history() { # この中に処理を書く } zle -N peco-execute-history bindkey '^x^r' peco-execute-history
- 37. pecoで使う関数を作る Ctrl+x Ctrl+rで実行する例 function peco-execute-history() { local item item=$(builtin history -n -r 1 | peco) if [[ -z "$item" ]]; then return 1 fi BUFFER="$item" zle accept-line } zle -N peco-execute-history bindkey '^x^r' peco-execute-history
- 38. pecoで使う関数を作る BUFFER=”$item”で、今のコマン ドラインの内容を置き換える zle accept-lineでコマンドラインを 実行する。つまりEnterを押したのと 同じ
- 39. pecoで使う関数を作る 注意としては、BUFFER=”$item”とい うのはこの形の書き方のときしか使え ない function peco-execute-history() { # この中に処理を書く } zle -N peco-execute-history bindkey '^x^r' peco-execute-history
- 40. pecoで使う関数を作る zle -Nとかいうのは、コマンドライン を操作する処理を自分で作っている イメージ 「コマンドラインを操作する処理」と いうのは、Ctrl+fで右に動く、とかそ ういうの zshではそういうのを自分で作れる
- 41. pecoで使う関数を作る さらにその中では現在のコマンドラ インとかを変更できる BUFFERは現在のコマンドラインの 内容を表す変数で、読み書き両方 可能 こいつに代入して、実行してる
- 42. pecoで使う関数を作る 「手でコマンドラインを入力して」 「Enterを押す」という操作をzshの シェルスクリプトから操作できる peco自体は他のシェルでも使える けど、zshはこのへんが柔軟なので pecoと組み合わせて使いやすい
- 43. pecoで使う関数を作る さっきと同じだけど、コマンドラインに 代入するだけの例 function peco-put-history() { local item item=$(builtin history -n -r 1 | peco) if [[ -z "$item" ]]; then return 1 fi BUFFER="$item" CURSOR=$#BUFFER } zle -N peco-put-history bindkey '^x^p' peco-put-history
- 44. pecoで使う関数を作る さっきのzle accept-line(Enterを 押す)をなくしただけ これも便利
- 45. ちょっと余談 「履歴から選んで実行する」はCtrl +xCtrl+r 「履歴から選んでコマンドラインに 挿入する」はCtrl+x Ctrl+p 別のキーバインドに割り当ててる
- 46. ちょっと余談 本当は表示される候補を見ながら 「すぐ実行するのか」「コマンドライ ンに挿入するのか」を選びたい
- 47. ちょっと余談 Ctrl+x Ctrl+rで起動 すぐに実行したいときはEnterで決 定 コマンドラインに挿入したいときは Ctrl+oで決定 とか
- 48. ちょっと余談 すぐに実行すればよいのか、コマン ドラインに挿入したいのか(つまり、 ちょっと変更したいのか)は、候補を 見ないとよく分からない
- 49. ちょっと余談 pecoの場合は 「1.候補一覧を作る」 「2. 候補を選ぶ」 「3. 選んだ候補に対して動作を行 う」 の3つが完全に分かれてる
- 50. ちょっと余談 選んだ結果を文字列として出力して るだけ 「それに対してどういう動作を行う か」という情報はpecoからは送れ ない
- 51. ちょっと余談 (確か)EmacsのAnythingはこのへ んがちゃんとしてる さっき言った3つが分かれていない から 「何を選んだのか」と「どういう動作 を行いたいか」の両方が次に伝わっ ている
- 52. ちょっと余談 でもpecoでは分かれているから、他 と組み合わせるのが簡単 peco以外の部分は一般的なシェ ルスクリプトで書ける
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- 55. pecoで使う関数を作る ここまででできたこと 「履歴から選んで実行する」 「履歴から選んでコマンドラインに 挿入する」
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- 57. pecoで使う関数を作る 工夫次第? 工夫次第= シェルスクリプトでがん ばれば がんばりたくない
- 58. pecoで使う関数を作る シェルスクリプトが苦手な人はどう したらええの? そういう人向けのやつがあります
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