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SIGSHY01 第1回消極性研究会 5 「Deagency脱エージェンシーによる咎責嫌悪感低減システム」寺田和憲(岐阜大学)

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SIGSHY01 第1回消極性研究会 5 「Deagency 脱エージェンシーによる咎責嫌悪感低減システム」寺田和憲(岐阜大学)
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SIGSHY01 第1回消極性研究会 5 「Deagency脱エージェンシーによる咎責嫌悪感低減システム」寺田和憲(岐阜大学)

  1. 1. Deagency 脱エージェンシー による咎責嫌悪感低減システム 寺田和憲 キュウセキ 岐阜大学工学部 SIGSHY 01:第一回消極性研究会2014年11月19日
  2. 2. 背景 • 全国のひきこもりの子ども・若者は約70 万人 – 30 歳代で長期にわたってひきこもっているケースが数多く見ら れる(平成22 年2月に内閣府) • 社会関係不全に対する工学的アプローチ – SIGSHY – Augmented Sociality – 雰囲気工学
  3. 3. 非言語情報の多少が引き起こす対人関係不全 • 非言語情報の過少が引き起こす現象 – オンライン状況において発生 – フレーミング,炎上 • 非言語情報の過多が引き起こす現象 – 対面状況において発生 – 社交不安 – 内向型+HSP(濱崎)
  4. 4. 社交不安を引き起こす脳内メカニズム 自律神経反応 トップダウン経路 認識・知識 視床 扁桃体 視床下部 ボトムアップ経路 感覚入力
  5. 5. 社会情動信号 視覚,聴覚,触覚,嗅覚の感覚器官を通じて脳に入力され, 情動反応を引き起こす非言語情報のうち,社会構成員の水 平(配偶者,集団内の協同)関係と垂直(親子,集団内の 支配)関係を構築,維持するためにやりとりされるもの
  6. 6. 脱エージェンシー(Deagency) • 人らしい存在から人らしさを引くこと • エージェンシー – 行為主体性,意図性,生物性,(社会性)などを総合する「人 らしさ」の抽象概念 • エージェンシーの制御 – 社会情動信号の制御 • ボトムアップに入力される信号の制御による方法 • トップダウンな情報の制御による方法 • cf. エージェンシーの付加 – エージェンシーグラス – 遠隔握手用ロボットハンド
  7. 7. ボトムアップ信号の制御(1) コウテイカボチャ[葛西2014] • 聴衆の顔にニコニコしたカボチャを重畳 コウテイカボチャ:聴衆に肯定的な反応を重畳する発表時緊張感緩和手法 葛西響子,山本景子,倉本到,辻野嘉宏,研究報告2014-HCI-160
  8. 8. ボトムアップ信号の制御(2) コミュ障支援メガネ[栗原2014] • 視線にモザイク
  9. 9. トップダウン情報制御による脱エージェンシー • 機械らしさの解消(エージェンシーの演出)はテレプレ ゼンスロボット,ソーシャルロボットの設計における最 重要問題 • 機械らしさをエージェンシー削減のために積極的に利用 • 作為性の排除
  10. 10. ムービー • 脱エージェンシーの例 – ロボットダンス – 職人の繰り返し動作 – 軍隊の更新 – 転がる人
  11. 11. 脱エージェンシーの二つの方向
  12. 12. 機械らしさ,自然らしさ[寺田2012] • 機械らしさ – 法則などによって振舞が決定論的に決定する主体の振舞 – 入出力の恒常性が保証されている – 規則的,予定調和,アルゴリズム,メカニズム • 自然現象らしさ – 自身に振舞を決定する原因や法則を持たず,外部要因によって 振舞が決定する – ありのままの,身を任せている
  13. 13. 金魚の動きから脱エージェンシー[寺田2013] • 速度変化,角度変化それぞれについて自己回帰モデルで モデル化 • 振幅を変化させる 180cm Camera 150cm 150cm
  14. 14. メディアイクエーションに相反する結果 • Takahashi2014 • 寺田2013 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 against robot against human 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
  15. 15. 社会的場面におけるトップダウン脱エージェンシー • マナー違反などの不満を相手に伝達する • 機械らしさ,自然らしさの積極的利用 – 「機械が自動的にやりました」 – 「それは偶然起こったのです」 • 電車内でのヘッドフォンの音漏れ – デジタルサイネージ「ヘッドフォンから漏れる音量が50dBを超 えました」 – 超自然現象による断線,スピーカの破壊
  16. 16. PeepDetectorFake(PC覗き見防止アプリ) 画面みられてるよー やだなー
  17. 17. 実験(計画中)
  18. 18. 議論 • 動作原理が周知されると効果がなくなる可能性 – デジタルサイネージによる速度表示vs. 道路脇の警官のマネキ ン
  19. 19. まとめ • 社会関係不全を改善するための方法として脱エージェン シーという概念を提案した – ボトムアップに入力される信号の制御による方法 – トップダウンな情報の制御による方法 • 機械らしさ,自然らしさの積極的利用 – 「機械が自動的にやりました」 – 「それは偶然起こったのです」 • 「機械への責任転嫁で咎責嫌悪感は減少するか」を検証 するための実験の枠組みを紹介した

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