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ペインストーミングで言葉の壁を越える

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市場が分からない状況から、ビジネスサイドと問題を発見するワークショップを通じて、開発方針を決めることができた、というケーススタディです。新しく何かを企画する際に、ペインストーミングで1歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
プロダクトオーナー祭り2018 登壇資料です。

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ペインストーミングで言葉の壁を越える

  1. 1. ペインストーミングで言葉の壁を越える 2018/2/16 Cybozu, Inc. Shoji Yamada 1
  2. 2. 感謝 POStudy 主宰者の関満徳さん による「サイ ボウズ社内 POStudy」で、要件を作るまで のいくつかの手法を学びました。 ペインストーミングは、この勉強会で学んだ手 法です。 2 https://qiita.com/yamadas/items/bcf8b8eadcb64a4295 63
  3. 3. 自己紹介 ▌ 国内SMB製品中心に、開発プロダクトマネージャをやっ てきました。 サイボウズ Office / デヂエ / メールワイズ など ▌ 2017年より、US向け kintone mobile を担当してま す。 ▌ 1999年入社で、出戻り社員でもあります。 ▌ 英語、学習中です。 3
  4. 4. kintone とは kintone(キントーン)は、開発の知識がな くても自社の業務に合わせたシステムをかんた んに作成できる、サイボウズのクラウドサービス です。 https://jp.cybozu.help/ja/k/user/w hatskintone 4
  5. 5. ここの話をします。 企画 要件(PBL) 仕様(タスク) 5 「未経験の場所」で、「誰の何を助けたいのか」という アプローチ(ペインストーミング)から製品企画をやってみました。 新しい製品・要件を考えるPMさんの 一歩目を踏み出すヒントになればうれしいです。
  6. 6. 未経験の地で困る 6
  7. 7. サイボウズは絶賛US進出中!!
  8. 8. 8 kintone corporation ・2014年設立 US拠点 ・@サンフランシスコ ・kintoneをUS市場で販売 ・販売拠点であり、製品開発部隊はない (Sales Engineerはいる)
  9. 9. US 向けに kintone のモバイルアプリを作りたい 企画 要件(PBL) 仕様(タスク) 9 US市場が未知の世界 / 言葉の壁がある
  10. 10. USローカルのメンバーに何が必要か聞いてみた 企画 要件(PBL) 仕様(タスク) 10 チャット機能が 欲しい バーコードで情 報を読み込ん でほしい 音声認識で情 報が見えてほ しい レコード一覧の 情報が少ない 解決案がどんどんでてくる ここを考えたいの に・・・
  11. 11. 「やり方」を考えてみる 11
  12. 12. Pain Storming(ペインストーミング) Person/Activities/Insights/Needs を出し合 うことで、根本の問題を認識するという考え方。 「問題」を発見するために、Pain Storming workshop をUS でやってみることにした。 12
  13. 13. USメンバーにお願い - workshop 概要 目的 お客様の助けたいモバイル利用シーンを決めましょう。 メンバー CEO / Marketing / Customer Success / Sales Engineer など 顧客と関わっていると考えられるメンバー 前提条件 参加者は、これまで、kintone を提案してきた経験を元にした発言でお願いします。 アウトプット 結果を開発チームに伝えられる形にします ・お客様の像 ・助けたいシーン 13
  14. 14. workshop 実施 14
  15. 15. ワークショップ - 1 15 PAIN のセットでは説明が多すぎる。「Person」のみを 発散する。 1. 「誰の」を発散(どの職種のどんな役割) 2. 「誰の」に結びつく「シーン」を発散 3. 「誰の」「シーン」を組み合わせて、確認
  16. 16. ワークショップ – 1 : Output 誰 シーン 製造会社の販売マネージャ 取引を承認する 特定の見込み客を探す など 物流業務のドライバー 確認された荷物の出荷する 配達状況をチームと共有する など 政府の契約 オペレーションマネージャ 調達のプロセス(ステータス)を進める タスクの状況を確認する など 16 ※粒度の例です。
  17. 17. 「問題」を ビジネスの責任者に決めてもらう 17 ワークショップではあるが、 ビジネス方針を決めることでもあるため 合議制の手法ではなく、 ビジネスの責任者に決めてもらった。
  18. 18. ワークショップ - 2 18 「Person」を深掘り。 Insights / Needs をペルソナなどでまとめる。 ペルソナ エンパシーマップ
  19. 19. ワークショップ – 2 : Output 19 Needs • 担当の店を訪問する • 状況をチームに報告する • 店のオーナーに状況を共有する Frustrations • 報告を残すのに手間がかかる • データを見るのに時間がかかる • オフラインで情報が見えない Person • 名前 : Pete / 年齢 : 30 • 職業 • 役職 • 勤務先 : • 収入 : • 住所: ※粒度の例です。 「PAIN」の Needs に当たる部分。 現場で使っている Frustrations という言葉を 使って理解しやすくしました。 PAIN の Needs ではなく、 業務上でやりたいことを書きました。
  20. 20. ワークショップ - 3 20 「Activities」を深掘り。 Insights / Needs を ジャーニーマップにまとめる。 顧客の感情の動きなどを時 系列に沿って視覚的に表 現するモデル。 顧客行動のコンテキストを 旅(ジャーニー)になぞら えて可視化する。 ジャーニーマップとは
  21. 21. ワークショップ – 3 : Output 21 場面 行動 「その行動で期待すること」を 書いて、Insights, Needs を 考える 1日の行動を、助けたいシーン 中心にまとめる。 その後で、改善したい場面、 改善したい行動に優先順位を つけてみた。 タッチ ポイント
  22. 22. workshop を終えて ▌言葉の壁は軽減できた  話す内容をフォーカスできた  付箋でコミュニケーションできた  日本語勉強してるメンバーがいた ▌工夫してみたところ  現場の言葉を使う(pain point→frustration)  大きな決定は責任者にお願いする 22
  23. 23. 持ち帰った「問題」を、開発チームと「解決案」にする ▌解決案の作成(Story Mapping) ▌プロトタイプとムービー作成 ▌USワークショップチームにレビューして確認 →AWESOME 開発方針を決める事が出来た 23
  24. 24. まとめ 24
  25. 25. 成果 ▌問題をビジネスサイド(US)で考え、解 決を開発サイド(日本)で考えて、開 発方針の合意ができた。 ▌言葉の壁は、テーマを絞る、付箋で話 すことで下げることができた。 25
  26. 26. いいたかったこと 何をして良いか迷う時、解決アイデアを考えるのではなく、 顧客に近い人たちと、ペインストーミングで、問題発見して みてはいかがでしょうか。 26

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