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教職協働のあり方に関する一考察~教職課程認定申請業務を事例として~

2013年9月8日
大学行政管理学会定期総会・研究集会における研究発表(自身として初)のスライドです。

【要約】
教職課程認定申請を事例として、教職協働が有効に機能する場合について考察した。具体的には、教職協働の先行研究についてレビューし、教職協働が有効に機能するには、先行研究で言及される目標の共有のみならず、動機の存在が必要であることを論じた。また、協働対象となった教員へのアンケート結果を開示し、当該事例では教員が職員にどのような役割を期待していたかについて述べた。
大学行政管理学会第17回定期総会・研究集会(資料集pp.117-118)於:東京電機大学

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教職協働のあり方に関する一考察~教職課程認定申請業務を事例として~

  1. 1. 教職協働のあり方に関する一考察 ~教職課程認定申請業務を事例として~ 松宮 慎治 (神戸学院大学 教務センター) 2013.9.8 JUAM2013
  2. 2. 研究発表の流れ 1. 神戸学院大学のご紹介 2. 教職協働の過去と現在/定義 3. 教職課程認定申請とは? 4. 教職課程認定申請業務における教職協働 5. 教職協働が有効に機能する場合 6. 職員として(個人的に)意識したこと
  3. 3. 1.神戸学院大学のご紹介  沿 革 :1912年に創立された私立森裁縫女学校がルーツ。 大学は、1966年、栄養学部栄養学科の単科大学 として開学。2007年にポートアイランドキャンパス を開設し、2012年に法人創立100周年を迎えた。 2014年4月に現代社会学部を設置予定。  建学の精神 :『真理愛好・個性尊重』  教 育 目 標 :自主的で個性豊かな良識のある社会人の育成  学 部 数 :7学部(栄養、法、経済、薬、人文、経営、総合リハ ビリテーション)、8大学院  学 生 数 :約1万人  卒 業 生 数 :役7万人
  4. 4. 2.教職協働の過去と現在/定義  教職協働の過去 言葉の起源は定かではないが、立命館大学の「立命館大学自己点検 評価報告書(2003)」に記述が見られる(内藤,原2009)。 しかし、教員と職員の協働関係を「車の両輪」に形容する表現は、かな り以前から存在したようだ。  教職協働の現在 「教職協働」は、ともかく大学人の間では広く認知される言葉となった。 「車の両輪」表現から、時間経過とともに発展的に生まれた言葉? (過去)「車の両輪」⇒教員と職員では、ポジションが違う! (現在)「教職協働」⇒ポジションにこだわらず、とにかく一緒に頑張る!  教職協働の定義 「教員と職員とが目標を共有しつつ協働して業務を遂行すること」 (山本2011)
  5. 5. 3.教職課程認定申請とは? ②諮問 ⑤答申 ③付託    ①申請  ④結果報告  ⑥課程認定 中央教育審議会 (教員養成部会) 文部科学大臣 課程認定委員会 国公私立大学 現代社会学部 ― 現代社会学科(中学社会、高校公民) - 社会防災学科(中学社会、高校公民) の課程認定申請を行った(2013年5月末)。
  6. 6. 4.教職課程認定申請業務における教職協働(1)  理念と構想の作成 ex.1)設置の趣旨に記載のある、Aという言葉はどういう意味ですか? ex.2)この学科で学べば、Bのような人材を輩出できるのですか? ex.3)では、学びの特長をアピールするために、Cのように記載しましょう。  カリキュラムの策定 ex.1)このカリキュラムでは、認定されません。a、b、cの3つの科目を、 専門科目としてカリキュラムに追加してもらえませんか?  履歴・業績・シラバスの作成 ex.1)この業績では、厳しいです。もっとありませんか? ex.2)このシラバスには、Xという内容が不足しています。追加しましょう。 ⇨職員の立場でも、<教育の中身>にまで踏み込むことを意識 職員として、どの部分に、どのように言及したか?
  7. 7. 4.教職課程認定申請業務における教職協働(2) アンケートから分かること  教員が「良かった」と評価すること ・質問に対して、丁寧に、かつ早く回答すること ・参考となる資料の提供 など  教員が「悪かった」と評価すること ・事前の詳細な説明が欠けていたこと ・時間にゆとりがなかったこと ・書類作成の煩わしさ など 教員が職員に期待するのは、①スケジュール管理(時間の猶予を伴うもの) ②十分な説明(専門性を伴うもの)
  8. 8. 5.教職協働が有効に機能する場合(1) 教職協働とは、「教員と職員とが目標を共有し つつ協働して業務を遂行すること」(山本2011) 動機 (有) (無) C D (有)目標(無) AB ※目標とともに、動機も必要では?
  9. 9. 5.教職協働が有効に機能する場合(2) ・昔は(ⅰ)だった?? ・複雑な課題が増えるにつれて、(ⅰ)が難しくなってくる。 ⇒必然的に、(ⅱ)or(ⅲ)となるが、意識して(ⅲ)に 持っていかないと、 (ⅱ)になりがち。 (ⅰ)役割分担型 (ⅱ)没交渉型 (ⅲ)摩擦型 教員 職員 教員 職員 教員 職員
  10. 10. 6.職員として(個人的に)意識したこと ①当事者意識を持つ ・認定を受けられなければ、自分の責任。上司や組織の責任ではない。 ・「先生が決めること」という言葉は責任からの逃走。一緒に考え、決める。 ②よく学ぶ ・中教審の答申を読み込み、自分なりに咀嚼する。 ・学習指導要領の解説書や、教員養成の専門誌を読み込み、教員養成につい て、自分なりの考えを持つ。 ・教員養成に対する文科省の考え方や、社会的な要請に対して、批判的な眼 差しを持つ。 ・申請課程の学び(社会学)に興味を持つ。 ③教員の弱みを補う ・申請書の全体像を整える。 ・申請書提出に至るまでのスケジュール管理を十分に行い、その都度必要な 情報を提供する。 ・誤字脱字、書式等、細かいところでも妥協しない。
  11. 11. おわりに 「人や自分に向かわずに、コトに向かう」 誰についていくとか、誰に評価されるとか、あるいは自分ができる、 できない、もう少し成長していかないといけないのではないか。そうい うことに意識を向けるんではなくて、純粋なチームの目標や自分の目 標に向かって、それに本当に集中してみると、すごく充実した人生が 送れるんじゃないかと思います。 ここにいる人がどういう人なのか、まったくわからなくて、一人ひとり の顔もよく見えません。ただ、おそらく、何か仕事を一生懸命にやって いらっしゃる方々じゃないのかなと。そういう前提で話をしています。仕 事で輝く人生、それはプライベートなワークライフバランスを捨てろと 言っているのではなくて、そういったバランスを取りつつも充実したキャ リアを歩むためには、私は「コトに向かう姿勢」が大事じゃないかなと。 人とか自分じゃなくて。そんなふうに感じているし、コトに集中できる チームに呼ばれる人材であれたらいいなと思います。 (「グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット」特別講演 2013.7.2) ― 株式会社ディー・エヌ・エー取締役 南場智子
  12. 12. ありがとうございました

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