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プログラマーとの出会い - Hello, Programmer! at PyCon Kyushu 2022

  1. プログラマーとの出会い Hello, Programmer! Takayuki Shimizukawa
  2. 質問です 2
  3. 質問です プログラミング歴は? ● 〜5年 ● 〜10年 ● 10年以上 Python歴は? ● 未経験 ● 〜1年 ● 〜5年 ● ~10年 ● 10年~ 3 (会場) ➡ 約7人 ➡ 約7人 ➡ 約7人 (会場) ➡ 1人 ➡ 3人 ➡ 約8人 ➡ 約6人 ➡ 2人
  4. 質問です Pythonのどの分野に関心が? ● Webサイトのバックエンド ● デスクトップアプリ / ゲーム ● 人工知能/AI/データ分析 ● FinTech, ブロックチェーン ● IoT, 組み込み系, ロボット ● RPA, 自動化 ● プログラミング教育系 ● ツール用スクリプト 4 (会場) ➡ 約6人 ➡ 約2人 ➡ 約5人 ➡ 0人 ➡ 約3人 ➡ 約2人 ➡ 0人 ➡ 2人
  5. 質問です   私の場合 ● ◎ ● △ ● ○➡△ ● △ ● △➡○ ● × ● ○ ● △ Pythonのどの分野に関心が? ● Webサイトのバックエンド ● デスクトップアプリ / ゲーム ● 人工知能/AI/データ分析 ● FinTech, ブロックチェーン ● IoT, 組み込み系, ロボット ● RPA, 自動化 ● プログラミング教育系 ● ツール用スクリプト 5
  6. @shimizukawa (清水川) ● BeProud 取締役 / IT Architect ○ 受託開発(Webアプリ / 機械学習 / 数理最適化) ○ 自社サービス( connpass / PyQ / TRACERY) ○ Python研修(Python基礎、Django、Pandas、その他) ● 一般社団法人PyCon JP Association 会計理事 ○ PyCon JP 年次イベントの見守り ○ Python Boot Camp 主催 ● Sphinx コミッター   おまえ誰よ / Who are you 6
  7. "Covid-19" ― この2年での変化 ― 7
  8. Covid-19: 2020年2月~現在 8 イベントの オンライン化 👍参加ハードルが下がった 👎印象が希薄になった 学習コンテンツの充 実 👍Python本は2年で200冊、選び放題 👎最高の1冊との出会いが減った リモートで 全て完結 👍起床すぐ(仕事 | 遊び | イベント) 👎雑談レス、隙間レス 余分な時間の削減 👍やりたい事だけ、必要なことだけ 👎常に走り続けている感覚 物理的束縛からの自由! 今こそ学びのチャンス! 孤独になった 忙しくなった 進めなくなった
  9. 自由になったはずなのに 進めなくなってしまった 9
  10.  この2年で何か見失ってしまった? Covid-19時代はどうやって進めば良い? 10
  11. 正直なところ、未来のことは分かりません。 見失った事を探すヒントに 私のこれまでを Pythonやプログラミングのことを交えながら 紹介したいと思います 11
  12. Hello,Programmer! (私とプログラミング) 12 1985~: ゲーム期 1990~: パソコン入門期 1995~: 組み込み期 2000~: Python入門期 2005~: 翻訳入門期 2010~: 連鎖期 2015~: 高度成長期 2020~: 出会い欠乏期
  13.  1985-ゲーム期 85~ FAMILY BASIC CC-BY-SA https://nintendo.fandom.com/wiki/Family_BASIC 10歳 13 友達が買った FAMILY BASIC でマリオを走らせる。 「ペアプロ」でプログラムを入力。 1人が付属冊子のサンプルコードを1文字ずつ読んで、もう1人 がキーボードで文字を探して入力。数ページの入力が1日で終 わらないことも。 独りだと挫折していたかもしれないが、 友達と一緒だったので続けられた。
  14.  1990-パソコン入門期 85~ 1990~ BASIC ASM C CC-BY-2.0 https://www.flickr.com/photos/34923408@N07/8861196881 10歳 15歳 14 1992年、ゲームブックを書きたくてワープロを買うつもりだっ たが、「これからの時代はパソコンだ」という記事に踊らされ て、"PC-9801 DS" を購入。 最初はBASICで○を描いたり音を鳴らしたり。印刷したコード を学校で机上デバッグしてたら、同級生が声をかけてくれ、 その友人iと3年間ひたすらプログラミング。 2年目に8086アセンブラとC言語に手を出す。 ゲームで使うキー同時押し判定用に、キーボー ドのI/O仕様を調べたときのメモ。
  15.  1995-組み込み期 1990~ 1995~ 85~ C/C++ 大学でコンピューターサイエンスの基礎を習ったが、難しくて 成績は悪かった。 バイトで衛星チューナーの組み込みコードや、USBシリアルド ライバなどを実装。チップの分厚い仕様書(英語)を辞書片手 に読みながら試行錯誤していた。 ここで仕事のプログラミングを身に付けた。 10歳 15歳 20歳 15 BASIC ASM C 1995年: インターネット元年。 Yahoo(1996~)、Google(1998~)以前。 技術情報が検索できるようになったのは、この3,4年後
  16. Zope内蔵のスクリプト言語(  Python)を成り 行きで勉強し始めたが、C言語っぽい文法が肌 に合った。 Pythonのインタラクティブシェルに感動!  2000-Python入門期 1990~ 2000~ 1995~ 85~ C/C++ Perlに挫折した頃、友人 i からZopeを教えてもら い、使い始めた。 オブジェクトデータベースを備えたWebパブリッシ ングシステムで、当初から多くの先進的な技術を 採用、提供していた。そこからPython本体に取り 込まれた機能も多い。 10歳 15歳 20歳 25歳 PythonDevelopersCamp 16 BASIC ASM C 自作のWeb日記で、Zopeの情報を書き始めた
  17.  2005-翻訳入門期 1990~ 2000~ 1995~ 2005~ 85~ C/C++ プログラミングの時間を作りたくて Zope/Plone開発勉強会立ち上げ。 Python mini Hack-a-thon(#pyhack)に 名前を変えて、現在も毎月継続中。 10歳 15歳 20歳 25歳 30歳 Zope2ドキュメントの翻訳を始めた。 Zopeを使うために自分用に翻訳して公開。4 年くらい更新を継続。 翻訳すること自体が学び になり、 誰かの役に立つことが分かった。 #pyhack イベントの雑談で紹介してもらった『 Expert Python Programming』は、最高 の1冊だった。 この本を翻訳しようかと思い始めた頃、 別のイベント(PySpa)でも後押しさ れ、翻訳を始めた。 PythonDevelopersCamp 17 BASIC ASM C PySpa
  18.  2010-連鎖期 1990~ 2000~ 2010~ 1995~ 2005~ C/C++ 85~ 10歳 15歳 20歳 25歳 30歳 35歳 Expert Python Programming の翻訳書を出版。 PyPro本制作を会社に提案して 14名で執筆出版。 Sphinxの多言語化機能に修正 パッチを何度か書いて送った 。 メンテナ募集に立候補 。 PythonDevelopersCamp 18 BASIC ASM C #pyhack PySpa PyCon JP 2011 #sphinxjp 2011年、PyCon JP 立上げに参加。 2011年のテーマは「出会い系 Python - Python meetup!」 Pythonユーザー同士が交流し、情報、知識、知人を増やす、 Pythonプログラマーの出会いの場となることを目指した 。 Sphinx-users.jp 立ち上げに 参加。 Sphinxの本をユーザー会の 4 名で執筆。 Pepperちょっといじってみたけ ど、これは違った
  19.  2015-高度成長期 1990~ 2000~ 2010~ 2015~ 1995~ 2005~ C/C++ 85~ 人に教える機会が増え、言語入門ではなく プログラミング 自体を広く浅く学べる本 が欲しかった頃。 2018年に『独学プログラマー』を翻訳出版。 10歳 15歳 20歳 25歳 30歳 35歳 40歳 PythonDevelopersCamp 19 BASIC ASM C #pyhack PySpa PyCon JP 2011 #sphinxjp 2015年、海外PyCon修行として6カ国7トークやってみ た。海外PyCon発表修行レポート2015 も。 「海外に興味がない人」 から 「海外PyConをオススメする人」へ変化 した。 #pycamp Python Boot Camp では、 九州では福岡 と鹿児島で講 師をした
  20. 2020 熊本 #pycamp  2020-コロナ期 1990~ 2000~ 2010~ 2020~ 1995~ 2005~ 2015~ C/C++ 85~ 10歳 15歳 20歳 25歳 30歳 35歳 40歳 45歳 PythonDevelopersCamp 20 BASIC ASM C #pyhack PySpa PyCon JP 2011 #sphinxjp Python 2 EOL Party 2020年2月、Python 2 EOL Party  コロナ禍前の最後のリアルイベント 2020年5月、PyCon Kyushu Kumamoto 2020  コロナ禍のため延期
  21. #pycamp 1990~ 2000~ 2010~ 2020~ 1998~99 3冊 8冊 13冊 20冊 200冊 2020~21 190冊 EuroPython PyCon US 1995~ 2005~ 2015~ C/C++ 日本語 85~ 10歳 15歳 20歳 25歳 30歳 35歳 40歳 45歳 イベント、バージョン、日本語書籍 PythonDevelopersCamp 2.2 3.0 2.6 2.4 2.7 3.73.8 3.3 3.6 1.0 0.9 1.5.2 2.0 3.93.10   Pythonの歴史 21 BASIC ASM C #pyhack PySpa PyCon JP 2011 #sphinxjp Python 2 EOL Party 2.7.18
  22. 37年間のプログラミングをドライブしたこと 22 イベント参加 会社帰りにIT系イベントに参加 参加しては、blogを書き、また参加 読書 時間を掛けて読み込んだ(挫折した本も多かった) 本はWebに比べて体系的なインプットができる 仲間 仲間と一緒にコードを書いたりイベントを開いた 一人で行き詰まったとき、仲間に何度も助けられた 海外修行に出かけ、仲間が増えた 雑談と隙間 最高の1冊を紹介してもらった 雑談からアイディアが生まれた
  23. Growにつながる 3つのこと 23 1.素直に行動する 2.徹底的に取り組む 3.常に参加する
  24. ● 情報を情報として受け止める ○ 論評するよりも、自分にとって必要かどうかを見る ● 今の自分を受け容れる ○ 「この程度じゃだめだ」と自分を過小評価しない ○ 「すごーい」って褒められたら、そこを延ばす ● 分からない事は分からないと言う ○ 分からないことが分かったら、そこが出発点になる ○ 疑問があれば、どんどん質問しよう ● 誰もやってないなら、やってみよう ○ Pythonドキュメントや何かの翻訳を手伝ってみる ○ https://github.com/python-doc-ja/python-doc-ja 1.素直に行動する 24 ”詐欺師症候群” を回避する 自分の能力や実績を自分で認められない、自己評価が異常 に低い心理状態、傾向のこと。 対処方は、すべて知っているフリをやめて、謙虚な姿勢を保 ち、何か知らないことがあったらそれを認めた上で学んでいく ことです。 Cory Althoff 『独学プログラマー』 (2018.02) python-doc-ja on GitHub
  25. ● 徹底的に取り組む ○ 断固として継続しよう (独プロ 1章) ○ 本質を探る努力をしよう(独プロ 27章) ○ アドバイスを得よう(独プロ 27章) ● アウトップットする ○ メモを取る、blogを書く、人に話す ○ 記憶が定着し、自分の行動の指針になっていく ○ 時には、誰かに感謝されたり、 誰かが興味を持ってくれるきっかけになる 2.徹底的に取り組む 25 清水川のScrapbox: https://scrapbox.io/shimizukawa/ ”断固として継続しよう” プログラミングのスキルを上達させるには、 毎日練習すべきです。 スキルが上達しない唯一の原因は、 継続して練習しないことにあります Cory Althoff 『独学プログラマー』 (2018.02)
  26. ● 仲間を作る ○ コミュニティーに参加する ○ 仲間とインタラクションできる環境を作る ○ そこから生まれる新しい発想や出会いを楽しむ ● 情報を交換する、教える ○ 人に説明することで、曖昧な知識が明らかになる ○ 自分の中での「知識の点」が線で繋がり、体系化される ○ 気づかなかった課題、新しい発想に気づく ● チャンスというバスに乗る ○ 新しい世界へ行けるかもしれないし、違うかもしれない ○ 乗ってみないことには始まらない ● 技術カンファレンスで質問する ○ そのつもりで聞くのは、ただ聞くよりも多くの情報をインプット できる 3.常に参加する 26 『独学プログラマー』(2018.02) より ”魔法の杖を持って、     バスが来たら乗りましょう” 考え続ける力という「魔法の杖」を持ってほしいと思いま す。この杖は生涯有効です。チャンスという「バス」が来た ら乗ってみてください。乗ってみれば、そこにはきっと今ま で見たことのない世界が広がっていることでしょう。でも乗 らないことには始まりません。乗ってみて違うなと思った ら、一度降りて、また違うバスに乗ればよいのです。 美馬のゆり 『調布ネットワーク』, 2021-2号 (2021.11)
  27. 技術カンファレンスで質問する 27
  28. 質問&回答タイム 28
  29. Thanks for your attending! @shimizukawa 29 ありがとうございました
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