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シニア犬介護コーステキスト見本

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シニア犬介護コーステキスト見本

  1. 1. シ ニ ア 犬 介 護 コ ー ス 01KAI1712-1 ホリスティックと介護 介護される犬の身体を理解する シニア期の行動学 介護学 介護期のホリスティックケア 介護期のご家族の心のケア
  2. 2. 目  次 ホリスティックケア・カウンセラーのみなさまへ……………………6 森井 啓二 先生 [獣医師/一般社団法人日本アニマルウェルネス協会 会長]   序章 ホリスティックと介護……………………………………………8 株式会社カラーズ・エデュケーション 編   1 ホリスティックな介護とは… …………………………………………………………………… 8 2 介護期のホリスティックケア・カウンセラーの役割… ……………………………………… 9 3 介護期におけるホリスティックなアドバイスの心得… ……………………………………… 9 第 1 章 介護される犬の身体を理解する… ………………………… 10 角谷 悠介先生 [獣医師/代官山動物病院]   §1 犬の老化… ……………………………………………………………………………………… 10 §2 シニア期に見られる犬の変化・症状… ……………………………………………………… 11 1 気づきやすい変化… …………………………………………………………………………… 11 2 気づきにくい変化… …………………………………………………………………………… 12 §3 シニア期に多い疾患… ………………………………………………………………………… 14
  3. 3. 第 2 章 シニア期の行動学… ………………………………………… 24 藤井 仁美先生 [獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー]   §1 シニア期の行動… ……………………………………………………………………………… 24 1 シニア期の行動の変化… ……………………………………………………………………… 24 2 行動の変化に関連する要因… ………………………………………………………………… 25 3 シニア犬の行動の変化と問題の早期発見の方法… ………………………………………… 28 §2 認知症(高齢性認知機能不全)………………………………………………………………… 30 1 認知症とは… …………………………………………………………………………………… 30 2 病態生理… ……………………………………………………………………………………… 30 3 臨床症状… ……………………………………………………………………………………… 30 4 早期発見の方法… ……………………………………………………………………………… 32 5 対応法… ………………………………………………………………………………………… 32 6 おわりに… ……………………………………………………………………………………… 36
  4. 4. 第 3 章 介護学… ……………………………………………………… 38 杉原 真理先生 [ペットケア専門士/ペットケアステーション大阪] 石野 孝先生  [獣医師/かまくらげんき動物病院院長/一般社団法人 日本ペットマッサージ協会理事長]  (§5 介護期の運動について) 相澤 まな先生  [獣医師/かまくらげんき動物病院副院長/国際中獣医学院日本校 認定講師]  (§5介護期の運動について) 金田 俊介先生  [医学博士/薬剤師/株式会社ノラ・コーポレーション代表取締役]  (§3 ハーブを使って清拭)   1 記録をつける目的… …………………………………………………………………………… 38 2 記録項目… ……………………………………………………………………………………… 38 §1 記録をつける… ………………………………………………………………………………… 38 §2 環境を整える(環境整備)……………………………………………………………………… 40 1 環境整備の重要性… …………………………………………………………………………… 40 2 環境整備のポイント… ………………………………………………………………………… 40 3 介護の状態別の推奨環境… …………………………………………………………………… 43 4 衛生的な環境を保つ… ………………………………………………………………………… 45 5 より快適に過ごすための介護用品… ………………………………………………………… 46 §3 介助方法と身体のケア… ……………………………………………………………………… 52 1 排泄介助… ……………………………………………………………………………………… 52 2 おむつ… ………………………………………………………………………………………… 53 3 排泄後の部分洗浄… …………………………………………………………………………… 59 4 排泄物チェック… ……………………………………………………………………………… 61 5 身体の清潔を保つ… …………………………………………………………………………… 61 6 入浴介助… ……………………………………………………………………………………… 65 7 体位交換… ……………………………………………………………………………………… 68 8 床ずれ(褥瘡)ケア… ………………………………………………………………………… 71 §4 介護期の食事ケア… …………………………………………………………………………… 73 1 介護期の食事… ………………………………………………………………………………… 73 2 食事を食べないパートナーには… …………………………………………………………… 74 3 強制給餌について… …………………………………………………………………………… 77 4 食事介助… ……………………………………………………………………………………… 78 5 おやつについて… ……………………………………………………………………………… 81 §5 介護期の運動について… ……………………………………………………………………… 82 1 運動の重要性… ………………………………………………………………………………… 82 2 介護期の運動… ………………………………………………………………………………… 82 3 介護期の散歩について… ……………………………………………………………………… 83 4 歩行補助… ……………………………………………………………………………………… 83 5 ストレッチ … ………………………………………………………………………………… 85
  5. 5. 第 4 章 介護期のホリスティックケア… …………………………… 90 石野 孝先生  [獣医師/かまくらげんき動物病院院長/一般社団法人 日本ペットマッサージ協会理事長]  (§1 介護期の中医学養生) 相澤 まな先生  [獣医師/かまくらげんき動物病院副院長/国際中獣医学院日本校 認定講師]  (§1介護期の中医学養生) 越久田 活子先生  [獣医師/おくだ動物病院]  (§2 介護期のTタッチ、§3 介護期のバッチフラワーレメディ™) 姫野 純子先生  [日本アロマ環境協会認定アロマインストラクター/日本アロマ環境協会アロマセラピスト/   ペットアロマセラピスト]  (§4 介護期のアロマテラピー)   1 マッサージ… …………………………………………………………………………………… 90 §1 介護期の中医学養生… ………………………………………………………………………… 90 2 足湯… …………………………………………………………………………………………… 93 3 温タオル法… …………………………………………………………………………………… 93 §2 介護期のテリントン T タッチ・メソッド… ………………………………………………… 94 §3 介護期のバッチフラワーレメディ ™… ……………………………………………………… 95 §4 介護期のアロマテラピー… …………………………………………………………………… 97 第 5 章 介護期のご家族の心のケア …      ~ペットロスの痛みを軽減する関わり方とは~…… 100 HAAC-Education 稲本 有香先生  [グリーフ・カウンセラー/キャリア・コンサルタント/   JCDA認定 CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)]   1 グリーフ/ペットロスとは何か?… …………………………………………………………100 §1 グリーフ/ペットロスの基礎知識… …………………………………………………………100 2 通常のグリーフ/ペットロスの現れ方… ……………………………………………………101 3 グリーフ/ペットロスのプロセス… …………………………………………………………103 §2 ペットロスの痛みを軽減する関わり方とは?… ……………………………………………106 1 ペットロスの痛みを軽減するために皆さんにできること… ………………………………106 2 介護期におけるサポートのポイント… ………………………………………………………107 3 死別後のサポート… ……………………………………………………………………………113 §3 皆さん自身のケア… ……………………………………………………………………………120 1 死生観を育む… …………………………………………………………………………………120 2 自身のグリーフ/ペットロスに対処する… …………………………………………………121 3 共感疲労への対処… ……………………………………………………………………………121
  6. 6. 43 第 3 章 介 護 学 3 介護の状態別の推奨環境 快適な環境をつくるためには、パートナーができること・できないことを明確にします。 そのうえでパートナーにとって何が快適かを考えます。パートナーができることはパート ナーにまかせ、できないところを介助することでパートナーが持つさまざまな力を発揮させ ることができます。 【1】一部介助 介助内容によりますが、動きまわることができるので安全を最優先に考えた環境を心がけ ましょう。 ・段差をなくす ・高さのあるソファを上り下りする際は、スロープや階段を設置する ・家具の角にはぶつかっても痛くないようにクッション材を巻く ・階段前や玄関先にはゲートを設置する ※スロープを利用する場合は、トレーニングが必要となる場合があります。 ※階段前のゲートについては、階下で生活する場合は階段に上がらないように階下の階段 手前に、階上で生活している場合は階段を下りないように階上の階段手前に設置します。
  7. 7. 47 第 3 章 介 護 学 【1】さまざまな介護用品 ※ここに記載している介護用品はほんの一例です。また、ペット用品だけでなく人用の介 護用品も世の中には多く出回っています。パートナーとオーナーに合った用品を探すお 手伝いができるよう、さまざまな用品の情報を知っておきましょう。 使用 目的 用品 使い方 食 事 介 助 シリンジ 食事介助の際、流動食や水分を与えるときに使 用します。少量ずつであればシリンジ、多くの 量を飲み込めるのであればドレッシングボトル とパートナーの嚥下力によって使いわけましょう。 先端部分が広くなっているものは、食べ物が詰 まりにくく便利です。 ※水分を与える場合は、先端が曲がっているほう が便利です。 床 ず れ 対 策 床ずれ防止ベット テキスト「快適なベッド環境」で説明していま すが、低反発のものより高反発の方が体重によ る沈み込みが少なく床ずれ対策として有効です。 ベッドには、平らなもの、伏せの上体を維持でき るものなどさまざまあります。パートナーが多 くの時間をどのような姿勢で過ごしているのか (横になっている・伏せをしているなど)をよく 見てベッドの形を考えるとよいでしょう。 ※全介助でなくても先を見越し使用を検討しま しょう。 ケアパッド テキスト「床ずれ(褥瘡)ケア」で説明していま すが、床ずれの好発部位にこれらのクッションを 使用することで体重を分散させ、圧迫を防ぐこ とができます。使用する際は、パートナーの大 きさにあったものを使用します。衛生管理という 観点から汚れたら洗濯できるよう洗い替えを用 意するとよいでしょう。
  8. 8. 75 第 3 章 介 護 学 【2】食べるためにできること 医学的な問題がなく、食べなくなった場合に、食べさせるための方法をいくつかご紹介し ます。 1 嗜好性をあげる ‐温める 食べ物を温めると発生する「香り」は犬の嗅覚を刺激します。ドライフードの場合 は、少し水を振りかけてから温めましょう。また温め過ぎてやけどしないように 「人肌」の温度をこころがけましょう。 ‐水でふやかす ドライフードは食べないが缶詰は食べるといった場合は、食べ物に含まれる水分量 が関係していることがあります。ドライフードを缶詰と同じ水分量にするには、ド ライフードの重さの2.5倍の水分が必要です。フードをふやかす場合は、食事を与え る少し前に、水分を加えます。 ‐甘みをふやす 犬の味覚については未解明の部分が多く、現時点では嗅覚で食べ物を選ぶといわれ ています。ただ甘みを好むことが確認されているため、食べないときはシロップや はちみつなどを少量加えてみましょう。健康なパートナーであっても糖分の与えす ぎは身体に負担をかけるので、与えすぎには注意しましょう。
  9. 9. 80 第 3 章 介 護 学 【3】食事介助の方法 ①食べる姿勢を作る 唾液分泌マッサージを行うことにより飲み込みがよくなり、消化にも有効です。 『ホリスティックケア・カウンセラー養成講座テキスト マッサージ』を参考にし、 ぜひやってみましょう ②食べ物をスプーン(シリンジまたはドレッシングボトル)にのせて香りを嗅がせ、口に 入れる ③口を軽く閉じさせて喉をさすり、飲み込みを促進する ④口の中を見て食べ物が残っていなければ、次の食べ物を入れる ⑤食べ終わったら、口の回りを拭く(可能であれば湿ったガーゼで口腔内をきれいにする) ⑥シリンジを使い最後に水を飲ませる ⑦食後20~30分は、誤嚥や逆流を防ぐために食道よりも胃が下になるような姿勢を保つ ※パートナーによっては逆流を防ぐためにゲップを出す必要があります。その場合は、背 中を優しくタッピングします。
  10. 10. 100 第 5 章 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 介 「シニア犬介護コース」では、クライアント(相談者)であるオーナーに対し、共感し、 理解を示しながら適切なホリスティックケアの指導・助言を行うスキルを学びます。アドバ イザーとなる皆さんは、介護に関する専門的な知識だけでなく、心理的な交流を通して、介 護期のさまざまな負担と不安を抱えたオーナーを支援する重要な役割を担っています。 この時期にどのような支援が得られたかということが、お別れの後のペットロスのあり方 に影響を及ぼすからです。 本章では、まずペットロスとは何かについての理解を深められるよう、基本的な知識をお 伝えします。次にペットロスの痛みを軽減するために皆さんがどのようなサポートが行える かについて、主に心理的側面に焦点をあてながら、介護期と死別後に分けて見ていきます。 まず次の質問について考えてください。 【セルフワーク1】 ペットロスという言葉を聞くと、どんなことが思い浮かびますか?心や身体はどんな 状態になると思いますか? またこの言葉にどんなイメージを持っているでしょうか。例えば色や形で表現しても よいですし、思い浮かぶ単語を並べてもかまいません。思い浮かぶことを書き出して みましょう。正解・不正解はありません。 皆さんのなかには、ペットロスについて学んだことがある方も、今回初めて学ばれる方も いると思います。この章を最後まで読んでから、セルフワーク1に書いたことをもう一度見 直し、自分の理解がどのように深まったか確認してみてください。 それでは、基本的な話からはじめましょう。 このテキストでは「ペットロス」を理解するために、「グリーフ」という概念を用い、説 明します。 1 グリーフ/ペットロスとは何か? 私たちは人生においてさまざまな困難を経験します。そのなかでも愛着の絆で結ばれたか けがえのない存在を死によって失うことは、最もつらく苦しい経験だといえるでしょう。こ のような重大な喪失を経験したとき、私たちの心や身体にはさまざまな反応が起こります。 §1 グリーフ/ペットロスの基礎知識 第5章 介護期のご家族の心のケア ~ペットロスの痛みを軽減する関わり方とは~

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