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求められる診療体制
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脳卒中・循環器病対策基本法を求める会
求められる診療体制
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求められる診療体制
1.
求められる診療体制 脳卒中の現状と求められる診療体制 脳卒中(脳⾎管障害)とは 脳卒中は脳の⾎管におこる病気です。 脳卒中(脳⾎管障害)とは脳の⾎管が急に破れたり、詰まったりして、脳の⾎液の循環に障害をき たし、様々な症状を引き起こす病気です。
2.
脳卒中の現状 平成 12(2000 )年厚⽣労働省研究班 主任研究者︓鈴⽊⼀夫 •
脳卒中患者数は 250 万⼈以上 • 年間約 12万⼈が死亡 • 寝たきりなど、重度の要介護の原因の約 3 割 • 認知症の⼤きな原因(3〜4 割)⼊院期間が⻑い • 本⼈のみならず、家族の負担が⼤きい • 医療費は約 1 兆 7 千億円 がんに次ぎ 2 位 70 歳以上では第 1 位 • 介護費⽤は約 1 兆 9 千億円
3.
脳卒中の治療の理想形は・・・ そのためには… 脳卒中の症状と対応の啓発 脳卒中のための搬送体制整備 脳超急性期治療体制を全国的に整備 継ぎ⽬のない医療体制の確保
4.
⼼臓病の現状と求められる診療体制 ⼼不全︓⼼臓の能⼒低下で臓器不全を起こしている病態 (1)⼼不全は⽣命の危険に直結する症候群︕ • 全⼼不全患者の 5
年⽣存率は約 50% • (全癌患者の 5 年⽣存率も約 50%) • 平均⽣存期間は男性 1.7 年、⼥性 3.2 年と短い。 (2)⼼不全患者数は年々増加している • ⽇本における患者数は約 250 万⼈と推定されている。 • ⾼齢化に伴って、患者数は今後ますます増加する。 • 世界的な「⼼不全パンデミック」(⼈類を脅かす世界的⼤流⾏)状態にある︕ (3)⼼不全は⼊退院を繰り返すことが多く、また突然死のリスクも抱える、”たちの悪い” 病気である • 患者さんの⽣活の質を著しく損なう病態である。家族・社会の負担も⼤きい。 • 医療経済⾯からみても、治療には多⼤なるコストがかかる。
5.
⼼臓リハビリ、在宅ケア、多職種介⼊、介護、患者・家族教育、緩和ケアなどを包含 する疾病管理プログラムの実践が必須 急性⼼筋梗塞突然死や⼼不全の原因となる深刻な病気 (1) 急性⼼筋梗塞は突然死の原因である • 病院着前に
14%の患者が⼼停⽌に⾄る。 • 1 か⽉以内の院内死亡率は約 6%(約 5800 名︓ 2015 年) (2) 急性⼼筋梗塞の患者数は年々増加している • 有病率︓10 万⼈あたり約 10〜100 ⼈ • 患者数︓約 6 万 8 千⼈(2015 年) (3) 救命されたとしても、⼼不全や致死性不整脈などの後 遺症の原因となる
6.
急性⼼筋梗塞の治療は時間が勝負 • ⼼筋のダメージを最低限に⾷い⽌めるためには、発症 6
時間以内に再灌流治療を始める必要があ る︕ 救急治療体制(⼼臓内科)、ネットワーク、搬送システムの整備が急務 ⼤動脈解離壮年期の⽅の命を突然奪う危険な病気である (1) ⼤動脈解離は突然死の原因である • 病院着前死亡率︓61%・救命率も低い • 1 か⽉⽣存率が 30%。 • 緊急⼿術が必要。 (2) ⼤動脈解離の患者数は年々増加している • 有病率︓10 万⼈あたり約 3 ⼈ • 死亡数 1.6 万⼈(2014 年) • 国内で⼤動脈解離患者に対して⾏われた⼿術の件数 2004 年は約 4,000 件弱 → 2008 年は約 5,000 件 実態調査と救急治療体制(⼼臓外科)の整備が急務
7.
⼼臓病診療の今後の在り⽅ ⼼臓・⾎管病は 予防・健康寿命の延伸・⽣活の質の改善が可能です。 • 1 次予防︓健康増進、⽣活習慣改善
⇒ 学校教育、国⺠啓発 • 2 次予防︓早期発⾒・早期治療、進⾏抑制 ⇒ 健診、救急医療体制 • 3 次予防︓再発予防・再⼊院予防 ⇒ リハビリ、在宅医療、介護、社会⽀援 医療費の削減が可能です。 法制定による国、⾃治体の⽀援が必要です︕ 「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、⼼臓病その他の循環器病に係る対策 に関する基本法」の成⽴にご協⼒・ご⽀援を︕