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3年目で分かったことtfsug

  1. 3年目で分かったこと 会長@riskrisk 2012/8/30 1 12年8月31日金曜日 1
  2. どなたか! • 『その鼻メガネなんなんですか? ふざけてるんですか?』 • って聞いてください。 2 12年8月31日金曜日 2
  3. 自己紹介 • それは、私が • 日本鼻メガネの会 会長 だからです。 • twitter - @riskrisk 3 12年8月31日金曜日 3
  4. 日本鼻メガネの会 • 隔月開催。 • 今はただの飲み会です。 • いろんな人が来るので、 『いろんな人と話したいな!』という 感じの人は、来てみてくださいね。 • 開催告知はTwitterにて。 4 12年8月31日金曜日 4
  5. よし、オレの仕事は 終わった。 • あとは、好きに話すことにしよう。 5 12年8月31日金曜日 5
  6. 本編の前に • この内容は、僕の経験の話しであり、 僕の頭の中身です。 • そんなこんなで、何かを保証するもん ではありません。 6 12年8月31日金曜日 6
  7. 話は概要と三部構成 • 簡単な僕の歴史 • 初期 → 出会い • 中期 → 調子にのった • 後期 → 現在(あとで説明します) 7 12年8月31日金曜日 7
  8. 僕とは? • 僕は、俗にいう『二番煎じ』です • かおるんがツールを何処かから持って きたので、それに乗っかる形で仕事を し、興味を膨らませてきました。 8 12年8月31日金曜日 8
  9. 僕とは? • 『第一人者』ではなく、影響を受けた 側の人間であり • 新しい技術を適用した側で はなく、 適用された側の感想や気づいたことを 伝えようと思います。 9 12年8月31日金曜日 9
  10. 簡単な僕の紹介 • 2000年 最初の会社に入社 • 2001年 かおるんと同僚になる • 2004年 今の会社に入社 • 主に、組み込み系開発を行い、環境的 には閉じられた環境で仕事をしてきま した。 • (かおるんをいじるネタは、別途) 10 12年8月31日金曜日 10
  11. 第一部 初期 • 2000年ごろから2008年頃まで。 • 若かりしかおるんと出会い、その時点 では彼の先輩であり。 • 同じプロジェクトにいたこともある • 2004年頃の、別に会社にほぼ同時に移 籍してワイワイやってた頃の話。 11 12年8月31日金曜日 11
  12. この頃の状況 • - 日々重ねられるデスマ • - バグの再発 • - お客さんに「20010808new2.zip」で   再現できますか? • - あ、すいません、oldの方でお願いしま す • んで、『一番の問題』は・・・ 12 12年8月31日金曜日 12
  13. 一番の問題 • さっき上げたことを自体を • 『問題を解決しようとしてないこと』 • 悪いと思ってないわけじゃない、 『仕方ない』と思っていた 13 12年8月31日金曜日 13
  14. 問題を解決しようと してない • 要するに、死亡フラグ。 • そのしわ寄せは、 •     いつかやってくるはず。 14 12年8月31日金曜日 14
  15. 新しいツールの 出会い • 僕が、とある職場にて・・・ • 『BTS』と『VCS』に出会う • ちなみにこの頃は、こんな呼び方しら なくて、「バグが登録されてて便利な んですよ!」とか騒いでました 15 12年8月31日金曜日 15
  16. この時の僕の気持ち • やることの必要性は理解していたが、 • 『このツールすげーんだよ!』 • と思っていた。 • その会社が『大手で最先端』というこ ともあったので、特別だと思い込む 16 12年8月31日金曜日 16
  17. なぜそう思った? • 『バグとかタスクとか、 管理しているということが凄い』 • 『ソースコードが   こんな風に管理できるなんて!』 17 12年8月31日金曜日 17
  18. そんなこんなで • そんな感じで、BTSとVCSに出会った 衝撃は大きく、それこそソフトウェア 開発はこうでなくちゃ!と。 • でも、こんなことは大手だからできる ことであり、 『とても素晴らしいツール』 あってこそだと思いこんでいた。 18 12年8月31日金曜日 18
  19. 第二部 調子にのった • この頃は・・・ 2009年頃の話 • 初めての勉強会へ参戦することに。 19 12年8月31日金曜日 19
  20. 勉強会への参戦 • 僕が勉強会というものに興味を持った のは、かおるんが楽しそうに ブログを書いたり、やったことを楽し く話しているところを見たから。 • さらに、もう一つ重要なこと • 『一緒に仕事する仲間に、置いて行か れるのが怖い』ということ。 20 12年8月31日金曜日 20
  21. Shibuya.trac • ここで、とても大きな衝撃をうける。 • なんか『凄そうな人たち』が 『出来る人達』が、集まっとる。 • 名刺交換して、さらに衝撃をうける 21 12年8月31日金曜日 21
  22. Trac.Lightningに心酔 • 僕が、出来ないと思っていたことが、 OpenSourceSoftwareで出来る! • このツールがアレば、 世界がとれるような錯覚。 22 12年8月31日金曜日 22
  23. ちなみに、 Trac.Lightningとは? • Trac.Lightningは、BTS、VCS、CIなどの ツールをひとまとめにして、インス トールできる素敵なツール。 • しかも、インストール自体は簡易で、 インストーラで一発インストール。 • 閉じた環境にサーバー立てるには、 とっても便利なツールだよ! 23 12年8月31日金曜日 23
  24. いろんな勉強会 • この頃から、勉強会に出るようになる • - Shibuya.trac - AgileDay - TDD Boot Camp • さらに、いろんな技術に出会う アンテナを広げることを覚える • TDD, Agile, Scrum, Boost, TFS ・・・ • 24 12年8月31日金曜日 24
  25. さらなる一歩 • この時期に、とある有名人と一緒に 仕事をする機会を得る。 • かおるんがどこからか連れてきたw • 初めて Scrum や TDD のプロジェクトへ 適用する経験をする。 25 12年8月31日金曜日 25
  26. ちなみに結果は • 僕はこけました。 • どんな風にかというと、チームが崩壊 して、その道のすごい人が全部作っ て、収める感じ • 凄い人の力を実感する結果に。 26 12年8月31日金曜日 26
  27. 良かったこと • 少しのあいだだったけど、一緒に仕事 することで、新しい知識がバンバン 入ってくる • 常にはぐれメタルを倒し続けるような 状態。 27 12年8月31日金曜日 27
  28. よくなかったこと • 新しい知識がバンバン入り過ぎる。 • キャラのレベルだけ上がっても、本人 がついていけなければ「頭でっかち」 になる。 • つまるところ、知識だけで自分が出来 るようになったと思い込んだ。 28 12年8月31日金曜日 28
  29. 方法論だけで 出来るの? • 方法を知ってるだけでは出来ない。 • 方法を適用するから何かが解決する? 29 12年8月31日金曜日 29
  30. 第三部 方法論から問題へ • 2010年頃 かおるんが会社を辞める • ちなみに、話せる上司も辞め、今の会 社では、新しい技術とかについて話す ことは、ほぼなくなりました。 • それこそ、僕の10年前を地で行くような 会社に戻って行きました。 30 12年8月31日金曜日 30
  31. 会社に影響 • あんまりない。 • 結局、布教活動しても『必要だ!』と いう意識がなければ、仕事の仕方は変 わらない。 • 『BTS? 使えたらいいね。』 • 『Subversion? あぁ便利だよね。』 • そんなもんである。 31 12年8月31日金曜日 31
  32. 僕への影響 • 自分の速度へ • 自分で適用することの重要性 32 12年8月31日金曜日 32
  33. 自分の速度に • 長いかおるんとの仕事の付き合いが終 わり、自分のペースへ戻る • 頭でっかちになってることに気が付き 始めるきっかけになる • 出来る人のペースについていくのはと ても大変。どこかで自分のペースに戻 すべきだったことに気づく。 33 12年8月31日金曜日 33
  34. 『自分で』適用する ことの重要性 • 自分で適用するということは、 • 自分で問題点を見つけて、 そこに必要なことを適用していく • 目的に対して、必要なツールを選ぶ 34 12年8月31日金曜日 34
  35. 僕の今の状況 • 相変わらずの Trac.Lightning • ただし、必要な機能だけを使う感じ。 • 部分的にTDDを適用、急ぎの部分は適当 な動作テストプログラムだけとか • 以前と違うのは・・・ 35 12年8月31日金曜日 35
  36. 以前 • ツールがあるから、使う必要がある • ツールを使うと、何かが解決する • ツールは素晴らしいものだ • 時代の波は待ってくれない 36 12年8月31日金曜日 36
  37. 今は • 問題を解決する必要がある • 解決するには、『何か』をやる必要がる。 • それがツールであったり、手法である。 • 時代の波?知ってる必要はあると思う。 37 12年8月31日金曜日 37
  38. 3年分の結論 • ツールを使うこと と 問題解決 は イコールじゃない。 • ツールを使う意義は見失ってはダメ • ペースを超える適用は、ツールを捨て ることや、間違えた解釈を招く。 38 12年8月31日金曜日 38
  39. さて、結論も でたので • 僕がなぜTFSUGでしゃべることになった のかを少し追ってみます。 • 今回の話の元ネタは、ながながとやっ たけど、コレが原因だった。 39 12年8月31日金曜日 39
  40. ことの発端 • 僕がBlogに書いたこと・・・ • 『TFSを使う人が、SCRUMという概念を 理解して使う必要があるのか?』 40 12年8月31日金曜日 40
  41. オレのターン • VisualStudioやTFSが完成されすぎてい て、『VisualStudio』という一つの 開発プロセスに見える。 • 僕にとって、VisualStudioは 独自プロセスに見える 41 12年8月31日金曜日 41
  42. かおるんのターン • VisualStudio自体をうまく使えることに、 SCRUMのプロセスの理解が加わることで よりSCRUMを実践しやすいような、バッ クグラウンドになるのではないかな 42 12年8月31日金曜日 42
  43. 確かに。 • TFSは、SCRUMをするためのツールではな く、SCRUMというプロセスが必要であれ ば、それを協力にバックアップしてく れるツールである 43 12年8月31日金曜日 43
  44. おれのターン2 • さっきの僕がイメージするような、 『TFSというプラクティス』なイメージ を持ってる人が、『これはSCRUMだ!』 と気がつく人は、どれぐらいいるだろ うか? • 流れにのることで、SCRUMをやってると いう意識は必要なのか? 44 12年8月31日金曜日 44
  45. かおるんのターン • 『気が付かなくてもいい』というか、 意識してやらないと、意味が無い気が した。 • ツール主導じゃうまくいくものもいか ないし。 45 12年8月31日金曜日 45
  46. 確かに。 • ツールを使うには意図があるはず • VisualStudioやTFSはツールである以上 • 問題を理解し、使う意味を理解してこ そ、真の力を発揮するもんだ。 46 12年8月31日金曜日 46
  47. ちなみに • ながさわさんにもらったメンション • 『ツールとかしょうもないところに、 労力使ってほしくないだけなんです。』 47 12年8月31日金曜日 47
  48. なるほど。 • 『しょうもないところ』 • ツールはあくまで方法。 • TFSは『人がやると面倒くさいところ』 をサポートしてくれたり、 『矛盾や間違い』を教えてくれるツー ルってところだろうか。 48 12年8月31日金曜日 48
  49. ツール と 労力 • ツールを使うには、コストがかかる • 導入前のコスト > 導入後のコスト • この不等式が FALSE になるなら やらない方がいい。ただし 49 12年8月31日金曜日 49
  50. 使うコストもあるよ • 右辺の部分は • 導入後のコスト + 『使うコスト』 • であることを忘れちゃいけない。 50 12年8月31日金曜日 50
  51. 問題解決のコスト • 解決のコスト は 問題を理解していな いと、低く感じてしまう。 • 正しく問題を理解してれば、ツールを 『使う』のか『使わないのか』を 正しく判断できる。 51 12年8月31日金曜日 51
  52. 不等式が崩れると • ツールを使わなくなる。 • 一言で『めんどくさくなる』 • ツールを使う意義が    わからなくなるということ。 52 12年8月31日金曜日 52
  53. 全体のまとめ • 問題点があり、それをいかに解決する かが主目的である。 • ツールやプロセスは、 解決方法の一つに過ぎない。 • 個人が感じるコストは、     意識次第で大きく変わる 53 12年8月31日金曜日 53
  54. 最後に • この街を支配している、 • 魔物をたおしにいこう! • まずは、村人から情報収集だ。 54 12年8月31日金曜日 54
  55. 村人A • やつは、氷の魔物、氷の攻撃は 一切通用しないんだ! • だけど、火の攻撃はよく効くはずだよ 55 12年8月31日金曜日 55
  56. 武器屋 • どの武器にするかい? • - とっても強い『氷の剣』14へ行け! 300G • - 普通の『炎の剣』 150G 56 12年8月31日金曜日 56
  57. 僕たち • さぁ、魔物を倒しに行こうか! • (True end?) 57 12年8月31日金曜日 57
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