Successfully reported this slideshow.
Your SlideShare is downloading. ×

2009-III CIS卒業論文「投資で世直し!社会的責任投資」PP.Publish2012ver.

More Related Content

2009-III CIS卒業論文「投資で世直し!社会的責任投資」PP.Publish2012ver.

  1. 1. 投資で世直し! SRI:社会的責任投資 正式タイトル:社会的責任投資の世界的潮流と日本の政策 筑波大学国際総合学類4年 山本泰弘 200611179 1
  2. 2. プロローグ • 僕の卒論テーマは「投資」です。 みなさんが銀行に預けたお金は、ただそこで保管され るわけではなく、銀行が選んだ投資先に貸し出されて (投資)いきます。 無数の人々からお金を集めて企業に流す銀行などの 金融機関は、世界の経済を動かす存在といってもいい でしょう。 多くの人にとっては金融機関に託したお金の流れはブ ラックボックス。この見えない世界で、実は世紀をまた いだ大転換が進んでいたのです...。 2
  3. 3. Aパート.むしばまれる世界 • 20世紀末、世界のお金の流れを取り仕切る巨大金 融機関(○○銀行、△△証券、□□保険etc.)は、悪 のウィルスにむしばまれつつあった! • そのウィルスに感染した金融機関は、 “ワレワレがカネをもうけるためなら、 世界の経済や環境、社会を混沌におとしいれても かまわないぜヒャッハー°∀°” という思考に染まってしまうのだ! • その結果優秀な頭脳を持つ社員たちは... 3
  4. 4. Aパート.むしばまれる世界 • “ボス!軍が買ってくれるので武器を造る企業にカネ を貸せばもうかりますよ!” →“よろしい ならば投資だ” 実例:日本のメガバンクが「クラスター爆弾」を製造する企業に融資していた アメリカの銀行が「ナパーム弾」を製造する企業に融資していた • “ボス!環境保全のルールが甘い国でダムを造れば コストが浮いてもうかりますよ!” →“よろしい ならば投資だ” 4
  5. 5. Aパート.むしばまれる世界 • “ボス!これからはマネーゲームの時代です。市場 に混乱を生み出して利益を稼ぎましょう。” →“よろしい ならば投資だ” 実例:1997年~、ゲーム的取引の影響でアジア経済が大混乱 早大の投資サークルが違法な市場操作で検挙される • “ボス!社員を大切にする会社より、社員をこき使う 会社のほうがもうけを出していますよ!” →“よろしい ならば投資だ” 実例:日本での正社員→非正規雇用への置き換え、派遣切り 少ない人数に過大な仕事をさせる・・・“ブラック会社” 5
  6. 6. Aパート.むしばまれる世界 • “ワレワレがカネさえもうけられればいい”ウィルス =「株主利益至上主義」 グローバル化が進んだ1990-2000年代に流行 ↓ “会社(事業)はみんなのじゃなく、株主(投資家)のもの” “会社の成績を、数字だけで評価する” “みんなも株を売買して一攫千金を狙おう” • 世界金融経済危機の原因、「サブプライムローン」も このウィルスから生まれた…。 6
  7. 7. Bパート.勇者の登場 • “このウィルスから世界を救わなければ!”1992年、 危機を予見して立ち上がった勇者がいた...。その名は 「国連環境計画金融イニシアティブ」 コードネーム“UNEP-FI” “経済・環境・社会のすべてを考えてプラスになる 投資のやり方が、きっと可能なはずだ...!” (1992「環境と持続可能な発展に関する金融機関声明」) ↓ 「社会的責任投資」 7
  8. 8. Bパート.勇者の登場 • 「社会的責任投資」 “経済・環境・社会のすべてを考えて プラスになる投資のやり方” eg.“エコカーを開発する企業に投資します。” “太陽光発電を設置する事業に投資します。” “あの会社は銃を売ってるから投資をやめよう” ・・・それまでは「経済」しか考えられなかった。でも 「環境・社会」にマイナスな企業は、時代の波に乗り遅れて 「経済」の成績も落ちることが知られるようになった。 8
  9. 9. Bパート.勇者の登場 • 説明しよう!UNEP-FIとは... 国連機関の「国連環境計画」の招集に応じた、世界 の有力金融機関によるパートナーシップなのだ! “ひたすらカネをもうけるだけが俺たちの役目じゃないぜ!” “私たちが闘わなければ、ウィルスで世界は滅びてしまいます...” “フフ...世界が長持ちすれば僕らもそれだけ長く商売できるからね” “日本代表” 末吉竹次郎氏 9
  10. 10. Bパート.勇者の登場 • 説明しよう!UNEP-FIとは... 国連機関の「国連環境計画」の招集に応じた、世界 の有力金融機関によるパートナーシップなのだ! “ひたすらカネをもうけるだけが俺たちの役目じゃないぜ!” “私たちが闘わなければ、ウィルスで世界は滅びてしまいます...” “フフ...世界が長持ちすれば 僕らもそれだけ長く商売できるからね” ↑なにげにココ大事! “日本代表” 金融機関にとって、経済・社会の混乱や環境破壊はみずからの 末吉竹次郎氏 存在をおびやかす危険になりうる...。(近年のアメリカの金融機関のように) 10
  11. 11. Cパート.世界を救う勇者 UNEP-FIと仲間たちのこうげき! • 1997年-「グローバル・レポーティング・イニシアティブ」 • 2000年-「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト」 →企業の環境・社会面の情報を明らかにする • 2003年 「赤道原則」 • 2006年 「責任投資原則」 →“金融機関は環境・社会面に配慮しよう”という約束 ・・・「環境・社会」をないがしろにする企業に厳しい目 11
  12. 12. Cパート.世界を救う勇者 • 国際的枠組みで「環境・社会」の重要性が認められていく • 「環境・社会」にしっかり取り組んでる企業は、 営業の成績もなかなかだということが広まる • 「経済」も、「環境・社会」も いい線いってる企業が人気になり、投資が集まる • 企業がみんな「環境・社会」に注目し、 取り組みを競うようになる • 企業)“環境・社会への貢献?常識ですよ”←いまここ 12
  13. 13. Cパート.世界を救う勇者 • ウィルス感染金融機関は... 短期的にはもうかるかもしれないが、落とし穴が待つ eg.“ボス!環境規制が厳しくなって工場が使えなくなってしまいます!” “ボス!NGOがわが社の問題を告発しています!” “ボス!わが社の評判が悪くて資金が集まりません!” • UNEP-FI:“世の中のためになることをしたほうが、 実はもうかるんだ” 従来:もうけを追求 → 世の中のためにならない 現在:もうけを追求 → 世の中のためになる (現実主義的目標)→(理想主義的目標) 13

×