Successfully reported this slideshow.
We use your LinkedIn profile and activity data to personalize ads and to show you more relevant ads. You can change your ad preferences anytime.
Upcoming SlideShare
03 data structure
Next
Download to read offline and view in fullscreen.

1

Share

Download to read offline

System2010 12

Download to read offline

Related Books

Free with a 30 day trial from Scribd

See all

System2010 12

  1. 1. 社会システム論Ⅱ ⑫ 映画 / 音楽産業の近過去
  2. 2. 1960 年 3 月 :7457 館
  3. 3. 1958 年 :11 億 2745 万人 最低は 1996 年の 1 億 1957 万人
  4. 4. テレビの普及が影響
  5. 5. 映画産業の衰退の留意点 <ul><li>テレビは一人で見るものではない ( 街頭テレビ・おしかけ視聴の存在 ) </li></ul><ul><li>映画は有料だが,テレビは無料 </li></ul><ul><li>昭和 30 年代,映画に比肩するクオリティのドラマはテレビで放送されず </li></ul><ul><li>映画人口が急激に落ち込み,映画館数は緩やかに減少した ( 映画館が赤字でもふんばった ) </li></ul>
  6. 6. つまり <ul><li>ドラマ性・スペクタクル性に欠けていても,少なくとも日本においては,テレビはメディアとして映画を駆逐するだけのパワーがあった </li></ul><ul><ul><li>居住の郊外化 ( 繁華街立地の映画館と疎遠 ) </li></ul></ul><ul><ul><li>ファミリー需要の衰退 ( 単身者・若いカップルなどへの観客数の偏り ) </li></ul></ul>
  7. 7. 入場料 1800 円は高い ?
  8. 8. 物価指数を元に補正する
  9. 9. 映画は高くないのに <ul><li>1970 年代前半の大幅な値上げを別とすると,物価上昇を考慮した値上げであり,映画料金はほぼ横這いである </li></ul><ul><li>しかし「高い」 (39.7%) ,「やや高い」 (31.6 % ) と答える消費者は多く割高感がある ( 中央調査社, 2007) </li></ul><ul><li>66 %程度の人が「 1000 円 ±200 円」を適正価格と答えている </li></ul>注 :http://www.crs.or.jp/pdf/cinema.pdf
  10. 10. シネマコンプレックス 2009 年 12 月末現在。日本映画製作者連盟 シネコンは 1993 年に神奈川県海老名に誕生 合計 サイト数 678 スクリーン数 3396 一般館 サイト数 367 スクリーン数 673 シネコン サイト数 311 スクリーン数 2723
  11. 11. パー・スクリーン興行収入 <ul><li>シネコンの新規開設でスクリーン数は着実に増えている </li></ul><ul><li>興行収入は 2000 億円前後,映画人口は 1650 万人程度で横這い </li></ul><ul><li>1 スクリーン当たりの興行収入は 98 年 9709 万円から 08 年 5800 万円まで下落。シネコンが増えても,過当競争で収支構造はますます厳しくなる ? </li></ul>
  12. 12. 調査 : マイボイスコム http://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/13509/index.html
  13. 13. それでも儲かる映画ビジネス <ul><li>映画館 ( 劇場 ) 公開は「映画の著作物」の一次使用だが,マルチ・ウインドウと呼ばれる多面的な二次使用の累積により,製作費・宣伝費などを回収し,利益を得ていく </li></ul><ul><ul><li>ペイ・バー・ビュー ( 有料放送 ) </li></ul></ul><ul><ul><li>地上波・衛星波など無料放送 </li></ul></ul><ul><ul><li>セル and/or レンタルの DVD/Blu-ray 発売 </li></ul></ul>
  14. 14. multiwindow の例 <ul><li>製作費 10 億円 </li></ul><ul><li>配給収入 6 億円 </li></ul><ul><li>DVD 収入 5 億円 </li></ul><ul><li>テレビ放映権収入 1 億円 </li></ul><ul><ul><li>中規模のヒットしかしない映画の多くは,劇場公開段階では,製作費が回収できない。 DVD のリリースにより,ようやく製作費が回収できる。公開時の宣伝効果を活かすため,リリース時期が短くなる傾向 </li></ul></ul>
  15. 15. 配給収入 <ul><li>興行収入―映画館の取り分 (50 ~ 60 % : ほとんどが定率制 ) =配給収入 </li></ul><ul><li>配給会社 ( 東宝など ) は,プリント費・宣伝費など諸経費を控除して,配収の約 60 %を製作者 (○○ 製作共同委員会 ) に還元する </li></ul>
  16. 16. ペイ・パー・トランザクション <ul><li>DVD レンタル大手チェーンは,興行と同じ仕組みで,レンタル料が発生するたびに,発売元とレンタル店が収入を分け合うレベニュー・シェアの仕組みを導入 </li></ul><ul><ul><li>レンタル店は「回転数」が生命線。回転しなくなった在庫を抱えなくて済む (DVD は基本的には「貸与」の仕組み ) </li></ul></ul><ul><ul><li>発売元の遺失利益も極小化される </li></ul></ul>
  17. 17. DVD 市場 <ul><li>メーカー出荷金額は 1000 億円前後,ユーザー市場規模は 3500 億円前後でほぼ横這い (00 年代 ) </li></ul><ul><li>レンタル店数は 13,529(90 年 ) から, 4463(08 年 ) に縮小 </li></ul><ul><ul><li>大型・複合化により, TSUTAYA ・ GEO の複占態勢。郡部を中心に「レンタル店空白地域」が出現 ( これをどうするかも大問題 ) </li></ul></ul>
  18. 18. セル市場 <ul><li>出荷金額は 2655 億円 (05 年 ) をピークに微減傾向。 1847 億円 (08 年 ) </li></ul><ul><li>ユーザー市場規模は 3264 億円 (06 年 ) をピークに漸減。 2832 億円 (08 年 ) </li></ul><ul><li>「 20 %のヘビーユーザーが市場の 80 %を支える」というマニア市場 </li></ul><ul><li>カタログ ( 名作・旧作 ) の買い換え需要を Blu-ray でも再び ? </li></ul>
  19. 20. SP 盤 standard <ul><li>78 回転・ 30/25cm </li></ul><ul><li>片面 4 分 30 秒程度 </li></ul><ul><li>A ・ B 面で約 10 分間 </li></ul><ul><li>片面に 1 曲ずつ </li></ul>
  20. 21. EP 盤 extended <ul><li>45 回転・ 17cm </li></ul><ul><li>ドーナツ盤 </li></ul><ul><li>片面約 4 分 30 秒 </li></ul><ul><li>両面 </li></ul><ul><li>『年下の男の子』 </li></ul><ul><li>75 年, 500 円 </li></ul><ul><li>映画の平均入場料は </li></ul><ul><li>751 円 </li></ul>
  21. 22. LP 盤 long <ul><li>331/3 回転・ 30/25cm </li></ul><ul><li>片面約 24 分 ( 両面 ) </li></ul><ul><li>トータル 48 分なので, </li></ul><ul><li>A ・ B 面各 6 曲程度で, </li></ul><ul><li>アルバムとして使用 </li></ul><ul><li>アルバム『年下の男の子』 12 曲収録, 75 年, 2200 円 </li></ul><ul><li>当時のアルバイト平均時給は 376 円 </li></ul>
  22. 23. レンタルレコード店 <ul><li>1980 年 6 月に「黎紅堂」が三鷹市に創業 ( 実は京都には 79 年から存在 ) </li></ul><ul><li>EP 盤 1 泊 40 ~ 50 円, LP 盤 200 ~ 300 円でレンタル。レコードプレーヤーとラジカセを接続したダビングが前提 </li></ul><ul><li>レコード協会とレンタル店の政治を舞台にした駆け引き ( 貸与権を付与した著作権法の改正 ) </li></ul>
  23. 24. CD <ul><li>音楽記録 :74 ~ 79 分 58 秒 </li></ul><ul><li>片面のみ記録 </li></ul><ul><li>最大 99 トラック </li></ul><ul><li>8cmCD は最大 22 分間 </li></ul><ul><li>A/B 面ではなく,タイトル曲とカップリング (c/w) 曲 </li></ul><ul><li>レコード / カセットテープ時代から,音楽の作り方は変わった ( はず ) </li></ul>
  24. 25. 遷移途上 ( 西村知美 ) 東芝EMI 夢色のメッセージ 86.3 ○ × △ (88.12) 見えてますか,夢 86.6 ○ ○ × わたし,ドリーミング 86.9 ○ ○ × 君は流れ星 86.10 ○ ○ × 16 粒の角砂糖 86.12 ○ ○ × シンフォニーの風 87.3 ○ ○ × 初めまして,愛 87.6 ○ ○ × ポケットに太陽 87.8 ○ ○ × 想い出の冬休み 87.11 ○ ○ × サクラが咲いた 88.2 ○ ○ △ (88.12) 天使のゆびさき 88.5 ○ ○ ○ (5 作省略 ) EP CT CD-S グレイのすきま 90.5 × ○ ○ 花泥棒 91.3 × × ○ Kiss より甘い風 92.1 × ○ ○ Always… 92.10 × × ○
  25. 26. CD で得たこと <ul><li>ランダムアクセス機能で,リモコンなどで,演奏曲目の瞬時の変更や中断が可能に ( トラック単位のシャッフル機能を持つプレーヤーも ) </li></ul><ul><li>アーティストがどれだけ周到に曲順を決めても,リスナー主導で無意味に </li></ul><ul><li>1990 年代の「 CD の日用品化」ともいえる大量消費の背景 </li></ul>
  26. 27. シリコン・オーディオ <ul><li>プレーヤーに蓄積されている全曲を対象にシャッフル機能を使用できる </li></ul><ul><li>アルバム・コンセプトももはや無意味で,曲ごとにストック ( データベース ) として消費される </li></ul><ul><li>iTS などからもアルバム単位ではなく曲単位でダウンロード購入が可能 </li></ul>
  27. 28. CD ビジネスの硬直性 <ul><li>シングル CD が 1000 円 (DVD 付き限定盤は +500 円程度 ) ,十数曲のオリジナルアルバムが 3000 円という“定価”は高いのか ? 安いのか ? </li></ul><ul><li>iTS でタイトル曲が 150 ~ 200 円,アルバムで 1500 ~ 2000 円は高いのか ? 安いのか ? </li></ul>
  28. 29. インターネットと代替性 <ul><li>インターネット ( 配信 ) が既存の媒体をすべて代替していくわけではない </li></ul><ul><li>さまざまなプロモーション / マルチウインドウの手段としてインターネットが加わったことで発揮される相乗効果 </li></ul><ul><li>iTS でも買うが「着うた」も買い,好きなアーティストは CD を買ってしまうという多元性 </li></ul>
  • HarukaKobayashi

    Sep. 27, 2016

Views

Total views

547

On Slideshare

0

From embeds

0

Number of embeds

6

Actions

Downloads

5

Shares

0

Comments

0

Likes

1

×