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2016年1月31日 NHKカルチャー梅田教室
惑星科学最前線
 ∼太陽系誕生の ∼
京都大学 宇宙物理学教室 佐々木貴教
自己紹介
❖ 佐々木 貴教(ささき たかのり)
❖ 京都大学 大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻

宇宙物理学教室 助教
❖ 2008年3月に東京大学で学位を取得
❖ 専門は 惑星の形成と進化 の理論研究

 惑星系はどのようにして作られ...
講座の内容
✤ 現在の太陽系の姿

 8つの惑星とその衛星、そして無数の小天体たち
✤ 太陽系形成論のレビュー

 標準理論(京都モデル)の概要とその拡張の歴史
✤ 系外惑星の発見、そして汎惑星形成理論へ

 多様な惑星系の作り方;第二の地球は...
講座の内容
✤ 現在の太陽系の姿

 8つの惑星とその衛星、そして無数の小天体たち
✤ 太陽系形成論のレビュー

 標準理論(京都モデル)の概要とその拡張の歴史
✤ 系外惑星の発見、そして汎惑星形成理論へ

 多様な惑星系の作り方;第二の地球は...
太陽系の構成メンバーの紹介
太陽系の構成メンバー
地球型惑星
  水星
  金星
  地球
  火星
巨大ガス惑星
   木星
   土星
巨大氷惑星
  天王星
  海王星
小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲)
(c) ikachi.org
各天体の軌道
隕石の母天体
短周期彗星の巣
(c) wakatsuki
さらに遠くまで広がる太陽系
「オールトの雲」
長周期彗星の巣
=
天文単位(AU)
太陽から地球までの距離
(約1億5000万km)
(c) http://kahaku.go.jp
各天体の特徴のまとめ
(前編)
太陽系の構成メンバー
地球型惑星
  水星
  金星
  地球
  火星
巨大ガス惑星
   木星
   土星
巨大氷惑星
  天王星
  海王星
小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲)
(c) ikachi.org
水星
(c) Wikipedia
水星
・太陽系で最も小さな惑星
・太陽からの距離:0.38AU
・半径:2440km(地球の0.38倍)
・質量:3.3 1023kg(地球の0.055倍)
・温度:-183℃(夜)∼427℃(昼)
・月に似たクレーターに覆われた地形
・巨大な...
水星のクレーター 月のクレーター
クレーター:隕石の衝突によって作られる凹状の地形
水星の表面地形
(c) NASA (c) Takayuki Yoshida
金星
(c) Wikipedia
金星
・太陽からの距離:0.723AU
・半径:6052km(地球の0.95倍)
・質量:4.9 1024kg(地球の0.815倍)
・温度と気圧:460℃, 90気圧
・大気成分:二酸化炭素96.5%, 窒素3.5%
  → 強烈な温室効果が...
金星大気のスーパーローテーション
4日で金星を一周する高速の風が吹いている
(風速 360km/h:自転の約60倍の速度)
原因は未だ解明されておらず, 金星の謎の一つ
(c) JAXA
地球
(c) Wikipedia
地球
・太陽からの距離:1億4960万km(1AU)
・半径と質量:6378km, 6.0 1024kg
・大気成分:窒素78%, 酸素21%
・太陽系で唯一プレートテクトニクスが存在
・磁場を持っている(→オーロラが存在)

・太陽系で唯一地...
地球の内部構造
内核(固体)
外核(液体)
下部マントル
上部マントル
地殻
地表
Fe + Ni の合金}
}かんらん岩, 輝石
}玄武岩, 花崗岩
地表:

複数のプレートが存在 (c) Wikipedia
(c) Wikipedia
地球の海水量 = 0.023wt%
(c) USGS
月
・人類が降り立った唯一の地球外天体
・地球からの距離:38万4400km
・半径:1737km(地球の0.27倍)
・質量:7.3 1022kg(地球の0.012倍)
・地球に常に同じ面を向けている
・表面は無数のクレーターに覆われている
...
月探査機「かぐや」
2007年9月 打ち上げ
2007年10月 月周回軌道へ投入
2009年6月 運用終了・衛星本体は月へ落下
月の詳細なデータや高解像度の画像・動画を取得
(c) JAXA
火星
(c) Wikipedia
火星
・太陽からの距離:1.52AU
・半径:3394km(地球の0.53倍)
・質量:6.4 1023kg(地球の0.11倍)
・温度と気圧:-63℃, 0.006気圧
・大気成分:二酸化炭素95%, 窒素3%
・水と二酸化炭素の氷から成る極...
火星の風景
(c) NASA
火星の南北非対称地形・極冠
南極 北極
(c) NASA
過去に水が流れた跡?
(c) NASA
火星には原始生命が存在した?
生物の痕跡!?
1996年8月 火星隕石中の原始生命体の痕跡が
      科学雑誌「Science」に掲載される
様々な議論が行われてきたが、未だ結論は出ず
(c) NASA
(c) Wikipedia
Break:太陽系第9惑星
水金地火木土天海冥
(c) NASA
水金地火木土天海冥X
2006年8月24日
国際天文学連合 (IAU) 総会で「惑星の定義」を決定
 → 冥王星が惑星から外れ, 準惑星となる
(c) IAU
冥王星より大きな天体の発見
2005年
冥王星より大きな天体
2003UB313 (エリス)
が発見される
2400
第10惑星!?
「惑星の定義」を明確にしよう!
(c) Frank Bertoldi
① ほぼ球形である
② 太陽の周りを回り, かつ恒星でも衛星でもない
③ その軌道周辺で他の天体を一掃している
冥王星, カロン, エリス, ケレスは
③ の条件を満たしていない
準惑星(Dwarf Planet)
① ほぼ球形である
② 太陽...
8つの惑星と3つの準惑星
惑星
準惑星
水 金 地 火 木 土 天 海
冥王星 エリス ケレス マケマケ
(2008年7月)
ハウメア
(2008年9月)
=
5 (今後も増える可能性あり)
(c) Wikipedia, NASA
(c) Yomiuri Online
各天体の特徴のまとめ
(後編)
太陽系の構成メンバー
地球型惑星
  水星
  金星
  地球
  火星
巨大ガス惑星
   木星
   土星
巨大氷惑星
  天王星
  海王星
小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲)
(c) ikachi.org
木星
(c) Wikipedia
木星
・太陽系で最も大きな惑星
・太陽からの距離:5.2AU
・半径:71492km(地球の11.2倍)
・質量:1.9 1027kg(地球の318倍)
・主に水素とヘリウムから成るガス惑星
・表面に大きな渦(大赤斑)が見られる
・4つの大きな...
刻々と変化する大赤斑
地球2 3個分
高気圧性の渦
350年以上
存在している
(c) Wikipedia
(c) NASA
ガリレオ衛星
イオ
エウロパ
ガニメデ
カリスト (c) Wikipedia
Galileo Galilei
ガリレオ・ガリレイ
(1564 1642)
イオには活発な火山活動が存在
木星や他のガリレオ衛星からの
潮汐力がエネルギー源か?
(c) Wikipedia
エウロパには地球外生命の可能性?
内部に液体(状)の水を持つ
生命が存在するかも!?
表面の氷には
無数のひび割れが存在
(c) Wikipedia
(c) NASA
外側の巨大な2衛星
半径:2631km
太陽系最大の衛星
半径:2400km
内部が未分化な衛星
ガニメデ カリスト
(c) Wikipedia
土星
(c) Wikipedia
土星
・太陽からの距離:9.6AU
・半径:60268km(地球の9.4倍)
・質量:5.7 1026kg(地球の95倍)
・主に水素とヘリウムから成るガス惑星
・太陽系で最も密度が小さい惑星
・明確に見える環(リング)を持つ
(※他の巨大惑星...
土星の環(リング)
発見されている環(内側から順に)
D環, C環, B環, A環, F環,
 ヤヌス / エピメテウス環, G環, E環, パレネ環
(c) Wikipedia
環は氷と塵の粒子から成る
土星の潮汐力 > 自己重力
のために破...
土星探査機「カッシーニ」
1997年10月 打ち上げ
2004年6月 土星軌道に投入
2004年12月
 タイタンにホイヘンス探査機を投入
2017年5月まで探査を続ける予定
土星の6つの衛星・1つの環を新しく発見
土星の環の消失現象を観測
タ...
美しすぎる 土星の姿
(c) NASA
土星から見た地球と月
(c) NASA
衛星タイタン
液体メタンの湖が存在表面には石や氷塊 (c) Wikipedia
衛星エンケラドス
氷粒と水蒸気からなる間欠泉
液体の水・有機炭素・窒素の存在が確認
(c) Wikipedia(c) NASA
太陽系の構成メンバー
地球型惑星
  水星
  金星
  地球
  火星
巨大ガス惑星
   木星
   土星
巨大氷惑星
  天王星
  海王星
小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲)
(c) ikachi.org
天王星・海王星
(c) Wikipedia
天王星・海王星
・太陽からの距離:19.2AU
・半径:25559km(地球の4倍)
・質量:8.7 1025kg(地球の14.5倍)
・自転軸が黄道面に対して横倒し
・太陽からの距離:30AU
・半径:24764km(地球の3.9倍)
・質量...
太陽系の構成メンバー
地球型惑星
  水星
  金星
  地球
  火星
巨大ガス惑星
   木星
   土星
巨大氷惑星
  天王星
  海王星
小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲)
(c) ikachi.org
小惑星
メインベルト小惑星
 火星と木星の間に存在
トロヤ群小惑星
 木星の軌道上に存在
発見された数は
40万個を超える
地球に降ってくる隕石の母天体だと考えられている
(c) Wikipedia
(c) Cornell Univ.
小惑星イトカワと探査機「はやぶさ」
2003年5月 打ち上げ
2005年夏∼
 小惑星イトカワに到着
 表面の観測
 表面物質の資料採取
2010年6月 地球に帰還
2010年10月 資料中から微粒子を検出!
小惑星への到着は工学実験探査機とし...
はやぶさが明らかにしたイトカワの姿
小惑星表面の微粒子の採取に成功!
微粒子から小惑星への
進化を解く鍵を与えた
太陽系外縁天体
(エッジワース・カイパーベルト天体)
海王星の外側に散在 冥王星もその一部
短周期彗星(P<200年)の巣だと考えられている
(c) Wikipedia(c) Wikipedia
オールトの雲
長周期彗星(P 200年)の巣だと考えられている
太陽系を球殻状に取り巻く
仮想的な天体群
太陽から1万∼10万AUに
1 1012個ほどの天体?
現在は状況証拠のみで
仮説の域を出ない存在
(c) kahaku.go.jp
彗星
(c) Wikipedia
彗星
ダストテイル
(塵の尾)
イオンテイル
(イオンの尾)
核:氷と塵が混ざった塊
コマ:核を覆う薄いガス
尾:太陽からの放射圧と
  太陽風により形成
太陽系初期の情報を保持(c) Wikipedia
(c) Wikipedia
太陽系の構成メンバー
地球型惑星
  水星
  金星
  地球
  火星
巨大ガス惑星
   木星
   土星
巨大氷惑星
  天王星
  海王星
小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲)
(c) ikachi.org
NHK カルチャー講義(第1回)
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NHK カルチャー講義(第1回)

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NHK カルチャー講義「惑星科学最前線 ~太陽系誕生の謎~」の第1回目の講義資料です。

https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1070871.html

Published in: Education
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NHK カルチャー講義(第1回)

  1. 1. 2016年1月31日 NHKカルチャー梅田教室 惑星科学最前線  ∼太陽系誕生の ∼ 京都大学 宇宙物理学教室 佐々木貴教
  2. 2. 自己紹介 ❖ 佐々木 貴教(ささき たかのり) ❖ 京都大学 大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
 宇宙物理学教室 助教 ❖ 2008年3月に東京大学で学位を取得 ❖ 専門は 惑星の形成と進化 の理論研究
  惑星系はどのようにして作られるのか
  惑星系はどのように進化していくのか
   我々は何処から来て何処へ行くのか? 生命を宿す 第二の地球 は存在するか? (c) NASA
  3. 3. 講座の内容 ✤ 現在の太陽系の姿
  8つの惑星とその衛星、そして無数の小天体たち ✤ 太陽系形成論のレビュー
  標準理論(京都モデル)の概要とその拡張の歴史 ✤ 系外惑星の発見、そして汎惑星形成理論へ
  多様な惑星系の作り方;第二の地球は存在するか?
  4. 4. 講座の内容 ✤ 現在の太陽系の姿
  8つの惑星とその衛星、そして無数の小天体たち ✤ 太陽系形成論のレビュー
  標準理論(京都モデル)の概要とその拡張の歴史 ✤ 系外惑星の発見、そして汎惑星形成理論へ
  多様な惑星系の作り方;第二の地球は存在するか?
  5. 5. 太陽系の構成メンバーの紹介
  6. 6. 太陽系の構成メンバー 地球型惑星   水星   金星   地球   火星 巨大ガス惑星    木星    土星 巨大氷惑星   天王星   海王星 小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲) (c) ikachi.org
  7. 7. 各天体の軌道 隕石の母天体 短周期彗星の巣 (c) wakatsuki
  8. 8. さらに遠くまで広がる太陽系 「オールトの雲」 長周期彗星の巣 = 天文単位(AU) 太陽から地球までの距離 (約1億5000万km) (c) http://kahaku.go.jp
  9. 9. 各天体の特徴のまとめ (前編)
  10. 10. 太陽系の構成メンバー 地球型惑星   水星   金星   地球   火星 巨大ガス惑星    木星    土星 巨大氷惑星   天王星   海王星 小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲) (c) ikachi.org
  11. 11. 水星 (c) Wikipedia
  12. 12. 水星 ・太陽系で最も小さな惑星 ・太陽からの距離:0.38AU ・半径:2440km(地球の0.38倍) ・質量:3.3 1023kg(地球の0.055倍) ・温度:-183℃(夜)∼427℃(昼) ・月に似たクレーターに覆われた地形 ・巨大な金属核を持っている ・磁場を持っている(成因は未だ不明)
  13. 13. 水星のクレーター 月のクレーター クレーター:隕石の衝突によって作られる凹状の地形 水星の表面地形 (c) NASA (c) Takayuki Yoshida
  14. 14. 金星 (c) Wikipedia
  15. 15. 金星 ・太陽からの距離:0.723AU ・半径:6052km(地球の0.95倍) ・質量:4.9 1024kg(地球の0.815倍) ・温度と気圧:460℃, 90気圧 ・大気成分:二酸化炭素96.5%, 窒素3.5%   → 強烈な温室効果が働いている ・スーパーローテーションという強い風 ・自転の向きが他の惑星とは逆回転
  16. 16. 金星大気のスーパーローテーション 4日で金星を一周する高速の風が吹いている (風速 360km/h:自転の約60倍の速度) 原因は未だ解明されておらず, 金星の謎の一つ (c) JAXA
  17. 17. 地球 (c) Wikipedia
  18. 18. 地球 ・太陽からの距離:1億4960万km(1AU) ・半径と質量:6378km, 6.0 1024kg ・大気成分:窒素78%, 酸素21% ・太陽系で唯一プレートテクトニクスが存在 ・磁場を持っている(→オーロラが存在)
 ・太陽系で唯一地表面に液体の水を持つ ・太陽系で(おそらく)唯一生命が存在
  19. 19. 地球の内部構造 内核(固体) 外核(液体) 下部マントル 上部マントル 地殻 地表 Fe + Ni の合金} }かんらん岩, 輝石 }玄武岩, 花崗岩 地表:
 複数のプレートが存在 (c) Wikipedia (c) Wikipedia
  20. 20. 地球の海水量 = 0.023wt% (c) USGS
  21. 21. 月 ・人類が降り立った唯一の地球外天体 ・地球からの距離:38万4400km ・半径:1737km(地球の0.27倍) ・質量:7.3 1022kg(地球の0.012倍) ・地球に常に同じ面を向けている ・表面は無数のクレーターに覆われている 表 裏 (c) Wikipedia (c) Takayuki Yoshida
  22. 22. 月探査機「かぐや」 2007年9月 打ち上げ 2007年10月 月周回軌道へ投入 2009年6月 運用終了・衛星本体は月へ落下 月の詳細なデータや高解像度の画像・動画を取得 (c) JAXA
  23. 23. 火星 (c) Wikipedia
  24. 24. 火星 ・太陽からの距離:1.52AU ・半径:3394km(地球の0.53倍) ・質量:6.4 1023kg(地球の0.11倍) ・温度と気圧:-63℃, 0.006気圧 ・大気成分:二酸化炭素95%, 窒素3% ・水と二酸化炭素の氷から成る極冠 ・南北半球で大きく異なる地形の特徴 ・過去に水が流れたと思われる地形がある
  25. 25. 火星の風景 (c) NASA
  26. 26. 火星の南北非対称地形・極冠 南極 北極 (c) NASA
  27. 27. 過去に水が流れた跡? (c) NASA
  28. 28. 火星には原始生命が存在した? 生物の痕跡!? 1996年8月 火星隕石中の原始生命体の痕跡が       科学雑誌「Science」に掲載される 様々な議論が行われてきたが、未だ結論は出ず (c) NASA (c) Wikipedia
  29. 29. Break:太陽系第9惑星
  30. 30. 水金地火木土天海冥 (c) NASA
  31. 31. 水金地火木土天海冥X 2006年8月24日 国際天文学連合 (IAU) 総会で「惑星の定義」を決定  → 冥王星が惑星から外れ, 準惑星となる (c) IAU
  32. 32. 冥王星より大きな天体の発見 2005年 冥王星より大きな天体 2003UB313 (エリス) が発見される 2400 第10惑星!? 「惑星の定義」を明確にしよう! (c) Frank Bertoldi
  33. 33. ① ほぼ球形である ② 太陽の周りを回り, かつ恒星でも衛星でもない ③ その軌道周辺で他の天体を一掃している 冥王星, カロン, エリス, ケレスは ③ の条件を満たしていない 準惑星(Dwarf Planet) ① ほぼ球形である ② 太陽の周りを回り, かつ恒星, 惑星, 衛星ではない ③ その軌道周辺に他の天体が存在している 新しい「惑星の定義」
  34. 34. 8つの惑星と3つの準惑星 惑星 準惑星 水 金 地 火 木 土 天 海 冥王星 エリス ケレス マケマケ (2008年7月) ハウメア (2008年9月) = 5 (今後も増える可能性あり) (c) Wikipedia, NASA
  35. 35. (c) Yomiuri Online
  36. 36. 各天体の特徴のまとめ (後編)
  37. 37. 太陽系の構成メンバー 地球型惑星   水星   金星   地球   火星 巨大ガス惑星    木星    土星 巨大氷惑星   天王星   海王星 小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲) (c) ikachi.org
  38. 38. 木星 (c) Wikipedia
  39. 39. 木星 ・太陽系で最も大きな惑星 ・太陽からの距離:5.2AU ・半径:71492km(地球の11.2倍) ・質量:1.9 1027kg(地球の318倍) ・主に水素とヘリウムから成るガス惑星 ・表面に大きな渦(大赤斑)が見られる ・4つの大きな衛星(ガリレオ衛星)を持つ ・強力な磁場を持つ
  40. 40. 刻々と変化する大赤斑 地球2 3個分 高気圧性の渦 350年以上 存在している (c) Wikipedia (c) NASA
  41. 41. ガリレオ衛星 イオ エウロパ ガニメデ カリスト (c) Wikipedia Galileo Galilei ガリレオ・ガリレイ (1564 1642)
  42. 42. イオには活発な火山活動が存在 木星や他のガリレオ衛星からの 潮汐力がエネルギー源か? (c) Wikipedia
  43. 43. エウロパには地球外生命の可能性? 内部に液体(状)の水を持つ 生命が存在するかも!? 表面の氷には 無数のひび割れが存在 (c) Wikipedia (c) NASA
  44. 44. 外側の巨大な2衛星 半径:2631km 太陽系最大の衛星 半径:2400km 内部が未分化な衛星 ガニメデ カリスト (c) Wikipedia
  45. 45. 土星 (c) Wikipedia
  46. 46. 土星 ・太陽からの距離:9.6AU ・半径:60268km(地球の9.4倍) ・質量:5.7 1026kg(地球の95倍) ・主に水素とヘリウムから成るガス惑星 ・太陽系で最も密度が小さい惑星 ・明確に見える環(リング)を持つ (※他の巨大惑星も薄い環を持っている) ・巨大な衛星タイタンを持つ
  47. 47. 土星の環(リング) 発見されている環(内側から順に) D環, C環, B環, A環, F環,  ヤヌス / エピメテウス環, G環, E環, パレネ環 (c) Wikipedia 環は氷と塵の粒子から成る 土星の潮汐力 > 自己重力 のために破壊が卓越する(c) Wikipedia
  48. 48. 土星探査機「カッシーニ」 1997年10月 打ち上げ 2004年6月 土星軌道に投入 2004年12月  タイタンにホイヘンス探査機を投入 2017年5月まで探査を続ける予定 土星の6つの衛星・1つの環を新しく発見 土星の環の消失現象を観測 タイタン上での降雨や流水現象を確認 (c) NASA
  49. 49. 美しすぎる 土星の姿 (c) NASA
  50. 50. 土星から見た地球と月 (c) NASA
  51. 51. 衛星タイタン 液体メタンの湖が存在表面には石や氷塊 (c) Wikipedia
  52. 52. 衛星エンケラドス 氷粒と水蒸気からなる間欠泉 液体の水・有機炭素・窒素の存在が確認 (c) Wikipedia(c) NASA
  53. 53. 太陽系の構成メンバー 地球型惑星   水星   金星   地球   火星 巨大ガス惑星    木星    土星 巨大氷惑星   天王星   海王星 小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲) (c) ikachi.org
  54. 54. 天王星・海王星 (c) Wikipedia
  55. 55. 天王星・海王星 ・太陽からの距離:19.2AU ・半径:25559km(地球の4倍) ・質量:8.7 1025kg(地球の14.5倍) ・自転軸が黄道面に対して横倒し ・太陽からの距離:30AU ・半径:24764km(地球の3.9倍) ・質量:1.0 1026kg(地球の17倍) ・表面に大きな渦(大暗斑)が見られた 天 王 星 海 王 星
  56. 56. 太陽系の構成メンバー 地球型惑星   水星   金星   地球   火星 巨大ガス惑星    木星    土星 巨大氷惑星   天王星   海王星 小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲) (c) ikachi.org
  57. 57. 小惑星 メインベルト小惑星  火星と木星の間に存在 トロヤ群小惑星  木星の軌道上に存在 発見された数は 40万個を超える 地球に降ってくる隕石の母天体だと考えられている (c) Wikipedia (c) Cornell Univ.
  58. 58. 小惑星イトカワと探査機「はやぶさ」 2003年5月 打ち上げ 2005年夏∼  小惑星イトカワに到着  表面の観測  表面物質の資料採取 2010年6月 地球に帰還 2010年10月 資料中から微粒子を検出! 小惑星への到着は工学実験探査機としての快挙 小惑星の物質は太陽系の謎を解く鍵を与える!
  59. 59. はやぶさが明らかにしたイトカワの姿
  60. 60. 小惑星表面の微粒子の採取に成功! 微粒子から小惑星への 進化を解く鍵を与えた
  61. 61. 太陽系外縁天体 (エッジワース・カイパーベルト天体) 海王星の外側に散在 冥王星もその一部 短周期彗星(P<200年)の巣だと考えられている (c) Wikipedia(c) Wikipedia
  62. 62. オールトの雲 長周期彗星(P 200年)の巣だと考えられている 太陽系を球殻状に取り巻く 仮想的な天体群 太陽から1万∼10万AUに 1 1012個ほどの天体? 現在は状況証拠のみで 仮説の域を出ない存在 (c) kahaku.go.jp
  63. 63. 彗星 (c) Wikipedia
  64. 64. 彗星 ダストテイル (塵の尾) イオンテイル (イオンの尾) 核:氷と塵が混ざった塊 コマ:核を覆う薄いガス 尾:太陽からの放射圧と   太陽風により形成 太陽系初期の情報を保持(c) Wikipedia (c) Wikipedia
  65. 65. 太陽系の構成メンバー 地球型惑星   水星   金星   地球   火星 巨大ガス惑星    木星    土星 巨大氷惑星   天王星   海王星 小天体(小惑星, 太陽系外縁天体, オールトの雲) (c) ikachi.org

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