天文学概論(第15回)   全体のまとめ∼太陽系から宇宙論まで∼  東京工業大学 佐々木貴教
成績評価・出席  出席管理システムを使用  出席回数が7回に満たない場合は評価外・レポート  ミニレポート(各講師1回程度)  最終レポート(内容は最終講義で連絡)※他人の解答や資料のコピーはマイナス評価
本講義で扱ったテーマ❖   太陽系(佐々木)❖   星惑星形成(佐々木)❖   系外惑星(佐々木)❖   天体観測(本田)❖   銀河系・近傍銀河(橋本)❖   初期宇宙と構造形成(堀)❖   宇宙論・超新星(高梨)
宇宙の空間的拡がり       恒星(惑星系)        銀河群・銀河団  惑星             銀河       宇宙の大規模構造サイズ小                            サイズ大
本講義で扱ったテーマ❖   太陽系(佐々木)❖   星惑星形成(佐々木)❖   系外惑星(佐々木)❖   天体観測(本田)❖   銀河系・近傍銀河(橋本)❖   初期宇宙と構造形成(堀)❖   宇宙論・超新星(高梨)
太陽系の構成メンバー地球型惑星  水星  金星     巨大ガス惑星   巨大氷惑星  地球        木星      天王星  火星        土星      海王星
各天体の軌道              短周期彗星の巣隕石の母天体
さらに遠くまで広がる太陽系       天文単位(AU)       太陽から地球までの距離       (約1億5000万km)       「オールトの雲」            =        長周期彗星の巣
巨大天体衝突による月形成      原始地球に火星サイズの      原始惑星が衝突      飛び散った破片が地球の      周囲に円盤を形成       円盤中で月が誕生!
生命を宿す可能性のある太陽系内天体     =液体(水)が存在する天体  火星         エウロパ       (木星の衛星)                   タイタン                 (土星の衛星)
火星探査ローバー「キュリオシティ」2011年11月 打ち上げ2012年8月 火星のクレーター内の山に着陸大量の科学探査機器を搭載・生命存在可能性を調査
本講義で扱ったテーマ❖   太陽系(佐々木)❖   星惑星形成(佐々木)❖   系外惑星(佐々木)❖   天体観測(本田)❖   銀河系・近傍銀河(橋本)❖   初期宇宙と構造形成(堀)❖   宇宙論・超新星(高梨)
星形成の流れ星の材料:宇宙に漂うガス(星間分子雲)(1)星間分子雲の収縮とコアの形成                     星形成の(2)原始星の形成と成長                      3段階(3)主系列星への進化・星は1個だけ...
様々な質量の星の一生    33
惑星形成原始惑星円盤内:塵 → 微惑星 → 原始惑星 → 惑星              巨大氷惑星形成               ©Newton Press
原始惑星系円盤             分子雲コアの収縮!                重力と遠心力のつりあい!            原始惑星系円盤が形成             原始星   T タウリ型星     分子雲コア       ...
微惑星の合体成長              数kmサイズの              微惑星が形成                 ↓             互いに衝突・合体             を繰り返し成長暴走成長により少数の微惑星が...
惑星形成最終ステージ    原始惑星同士が巨大天体衝突    を繰り返す     → 地球型惑星形成    原始惑星に円盤ガスが暴走的    に流入     → 巨大ガス惑星形成
本講義で扱ったテーマ❖   太陽系(佐々木)❖   星惑星形成(佐々木)❖   系外惑星(佐々木)❖   天体観測(本田)❖   銀河系・近傍銀河(橋本)❖   初期宇宙と構造形成(堀)❖   宇宙論・超新星(高梨)
1995年 初めての系外惑星発見!                              199551 Pegasi b                                     46              発見者:   ...
太陽系外惑星が続々と見つかる  2013年1月15日現在  発見数870個を超える!  太陽系とは全く姿の異なる  異形の惑星たち!
視線速度法恒星が観測者に近づいたり遠ざかったりする → ドップラー効果によって   星の色が周期的に変化 → 恒星の速度の変化を観測惑星質量の下限値のみが決定中心星に近く質量の大きい惑星ほど発見しやすい(選択効果)
トランジット法惑星が恒星の前を通過する際に明るさが変化する → 周期的な明るさの変化(恒星食)を観測惑星の正確な質量が求まる & 大気成分が検出可能惑星が恒星のちょうど前面を通過する確率は低い
宇宙は地球であふれてる!?    理論計算                           観測地球型惑星が大量に存在していることを示唆恒星の 23% が 0.5∼2.0 M地球 の惑星を持つ!?
ケプラー宇宙望遠鏡2009年3月に打ち上げトランジット観測により主に系外地球型惑星を探索
「第二の地球」の発見へ向けて・巨大ガス惑星の発見(1995年)・惑星大気の観測(2002年)・惑星赤外線輻射(惑星の温度)の検出(2005年)・Super-Earth系の発見(2007年)・惑星の直接撮像(2008年)・地球型惑星・Habita...
本講義で扱ったテーマ❖   太陽系(佐々木)❖   星惑星形成(佐々木)❖   系外惑星(佐々木)❖   天体観測(本田)❖   銀河系・近傍銀河(橋本)❖   初期宇宙と構造形成(堀)❖   宇宙論・超新星(高梨)
•       1609    –    –    –•
学術的な天体観測•    –    –    –    –    –    –    –
次世代巨大望遠鏡計画                                                   (Thirty Meter Telescope)   • 66                              ...
SHC天文台@神奈川大学35cm カセグレンタイプ望遠鏡観望会・卒業研究・特別演習など活用してください!  •      –
本講義で扱ったテーマ❖   太陽系(佐々木)❖   星惑星形成(佐々木)❖   系外惑星(佐々木)❖   天体観測(本田)❖   銀河系・近傍銀河(橋本)❖   初期宇宙と構造形成(堀)❖   宇宙論・超新星(高梨)
•   天の川の正体  •  銀河系(天の川銀河)     星の集まり  • 銀河(天の川銀河)太陽系が所属する銀河:約1000億個の星々からなる棒状渦巻銀河・中心には巨大ブラックホール                         前回の復...
1. 様々な波長でみた天の川銀河様々な波長で見た天の川 様々な波長でみた天の川                      電波                     赤外線                     近赤外線          ...
天の川銀河の模式図  天の川銀河の模式図大質量ブラックホール(太陽質量の100万倍以上)          銀河バルジ(星)         円盤(星+星間ガス)           星は1011個程度 ダークハロー(ダークマター) ダークハロ...
前回の復習銀河の種類:ハッブルの分類 • 銀河の種類(ハッブルの分類)          渦巻き銀河 楕円銀河        棒渦巻き銀河
活動銀河  電磁波の種類によってその姿が大きく変わって見える動銀河                 活動銀河  中心部分(銀河活動核)が異常に明るい 観測する電磁波の種類によって その姿が大きく変わって見える    観測する電磁波の種類によって...
超巨大ブラックホールの謎 1    大きな銀河        =        1 億倍のギャップ 大きなブラックホール   大きな国ほど  石ころは大きいか?卵が先か、鶏が先か?34/43
本講義で扱ったテーマ❖   太陽系(佐々木)❖   星惑星形成(佐々木)❖   系外惑星(佐々木)❖   天体観測(本田)❖   銀河系・近傍銀河(橋本)❖   初期宇宙と構造形成(堀)❖   宇宙論・超新星(高梨)
ビッグバン宇宙論宇宙はビッグバンから始まり、その残光が宇宙マイ WMAPクロ波背景放射(CMB)である宇宙の大規模構造:初期の微少な揺らぎにより形成            COBE CMB最新の観測はダークマターの存在を予言している      ...
加速膨張する宇宙                                                                                © NASA                         (現在...
宇宙を構成する成分              宇宙を構成する成分                                                  ※ バリオン(Baryon) : 普通の物質  ■ 宇宙論パラメータ      ...
冷たい暗黒物質モデル                                2100万年            1億年                                                          粒...
密度の揺らぎから初代星へ  密度 揺らぎから初代天体の形成                        ΛCDMモデル          100万倍の太陽質量                         約3億年後            ...
密度揺らぎとバリオン音響振動【概念図】                               ※ バリオン(baryon) --- 普通の物質              初期状態                            暗黒...
本講義で扱ったテーマ❖   太陽系(佐々木)❖   星惑星形成(佐々木)❖   系外惑星(佐々木)❖   天体観測(本田)❖   銀河系・近傍銀河(橋本)❖   初期宇宙と構造形成(堀)❖   宇宙論・超新星(高梨)
宇宙図の見方① 宇宙を見ることは、昔を見ること  遠方の天体ほど過去の姿② 見える宇宙と見えない宇宙がある  宇宙図のしずく型の部分が見えている宇宙③ 宇宙では、遠くの「距離」は要注意  光が到達するまでに宇宙は膨張する④ 宇宙は「科学の眼」で...
一般相対論的宇宙モデルアインシュタイン方程式        1 Rµ       Rgµ + gµ = 8 GTµ        2      時空の歪み    宇宙項    物質の分布 主要な宇宙論パラメータ                 ...
距離の梯子            年周視差            H-R図            セファイド型変光星            超新星            T-F関係・F-J関係順番に遠い距離まで物差しを伸ばす
Ia型超新星距離の梯子として非常に便利な天体(1) とても明るい! → 遠くにあっても見える(2) どれもそっくり! → 明るさから距離がわかる(3) 今も昔も一緒! → 遠く(昔)の距離も測れる(4) 性質がわかっている!          ...
2011年度ノーベル物理学賞           2011遠方超新星を用いた加速膨張宇宙の発見
本講義で扱ったテーマ❖   太陽系(佐々木)❖   星惑星形成(佐々木)❖   系外惑星(佐々木)❖   天体観測(本田)❖   銀河系・近傍銀河(橋本)❖   初期宇宙と構造形成(堀)❖   宇宙論・超新星(高梨)
われわれはどこから来たのかわれわれは何者かわれわれはどこへ行くのか           -Paul Gauguin
連絡先❖   Sasaki Takanori Online:http://sasakitakanori.com     トップページに講義資料へのリンクを載せておきます     今日の講義の資料も明日中には載せる予定❖   メール:takano...
20130116
Upcoming SlideShare
Loading in …5
×

20130116

1,175 views

Published on

Published in: Education
0 Comments
0 Likes
Statistics
Notes
  • Be the first to comment

  • Be the first to like this

No Downloads
Views
Total views
1,175
On SlideShare
0
From Embeds
0
Number of Embeds
164
Actions
Shares
0
Downloads
3
Comments
0
Likes
0
Embeds 0
No embeds

No notes for slide

20130116

  1. 1. 天文学概論(第15回) 全体のまとめ∼太陽系から宇宙論まで∼ 東京工業大学 佐々木貴教
  2. 2. 成績評価・出席  出席管理システムを使用  出席回数が7回に満たない場合は評価外・レポート  ミニレポート(各講師1回程度)  最終レポート(内容は最終講義で連絡)※他人の解答や資料のコピーはマイナス評価
  3. 3. 本講義で扱ったテーマ❖ 太陽系(佐々木)❖ 星惑星形成(佐々木)❖ 系外惑星(佐々木)❖ 天体観測(本田)❖ 銀河系・近傍銀河(橋本)❖ 初期宇宙と構造形成(堀)❖ 宇宙論・超新星(高梨)
  4. 4. 宇宙の空間的拡がり 恒星(惑星系) 銀河群・銀河団 惑星 銀河 宇宙の大規模構造サイズ小 サイズ大
  5. 5. 本講義で扱ったテーマ❖ 太陽系(佐々木)❖ 星惑星形成(佐々木)❖ 系外惑星(佐々木)❖ 天体観測(本田)❖ 銀河系・近傍銀河(橋本)❖ 初期宇宙と構造形成(堀)❖ 宇宙論・超新星(高梨)
  6. 6. 太陽系の構成メンバー地球型惑星  水星  金星 巨大ガス惑星 巨大氷惑星  地球    木星   天王星  火星    土星   海王星
  7. 7. 各天体の軌道 短周期彗星の巣隕石の母天体
  8. 8. さらに遠くまで広がる太陽系 天文単位(AU) 太陽から地球までの距離 (約1億5000万km) 「オールトの雲」 = 長周期彗星の巣
  9. 9. 巨大天体衝突による月形成 原始地球に火星サイズの 原始惑星が衝突 飛び散った破片が地球の 周囲に円盤を形成 円盤中で月が誕生!
  10. 10. 生命を宿す可能性のある太陽系内天体 =液体(水)が存在する天体 火星   エウロパ (木星の衛星)   タイタン (土星の衛星)
  11. 11. 火星探査ローバー「キュリオシティ」2011年11月 打ち上げ2012年8月 火星のクレーター内の山に着陸大量の科学探査機器を搭載・生命存在可能性を調査
  12. 12. 本講義で扱ったテーマ❖ 太陽系(佐々木)❖ 星惑星形成(佐々木)❖ 系外惑星(佐々木)❖ 天体観測(本田)❖ 銀河系・近傍銀河(橋本)❖ 初期宇宙と構造形成(堀)❖ 宇宙論・超新星(高梨)
  13. 13. 星形成の流れ星の材料:宇宙に漂うガス(星間分子雲)(1)星間分子雲の収縮とコアの形成 星形成の(2)原始星の形成と成長 3段階(3)主系列星への進化・星は1個だけで生まれることは少ない・数10個∼数100個の星が同時に生まれること が多い(星雲・星団)・軽い星ほど多く生まれる
  14. 14. 様々な質量の星の一生 33
  15. 15. 惑星形成原始惑星円盤内:塵 → 微惑星 → 原始惑星 → 惑星 巨大氷惑星形成 ©Newton Press
  16. 16. 原始惑星系円盤 分子雲コアの収縮!    重力と遠心力のつりあい!  原始惑星系円盤が形成 原始星 T タウリ型星 分子雲コア 原始惑星系円盤
  17. 17. 微惑星の合体成長 数kmサイズの 微惑星が形成 ↓ 互いに衝突・合体 を繰り返し成長暴走成長により少数の微惑星が急成長 ↓ 火星サイズの 原始惑星が形成
  18. 18. 惑星形成最終ステージ 原始惑星同士が巨大天体衝突 を繰り返す  → 地球型惑星形成 原始惑星に円盤ガスが暴走的 に流入  → 巨大ガス惑星形成
  19. 19. 本講義で扱ったテーマ❖ 太陽系(佐々木)❖ 星惑星形成(佐々木)❖ 系外惑星(佐々木)❖ 天体観測(本田)❖ 銀河系・近傍銀河(橋本)❖ 初期宇宙と構造形成(堀)❖ 宇宙論・超新星(高梨)
  20. 20. 1995年 初めての系外惑星発見! 199551 Pegasi b 46 発見者: M. Mayor & D. Queloz
  21. 21. 太陽系外惑星が続々と見つかる 2013年1月15日現在 発見数870個を超える! 太陽系とは全く姿の異なる 異形の惑星たち!
  22. 22. 視線速度法恒星が観測者に近づいたり遠ざかったりする → ドップラー効果によって   星の色が周期的に変化 → 恒星の速度の変化を観測惑星質量の下限値のみが決定中心星に近く質量の大きい惑星ほど発見しやすい(選択効果)
  23. 23. トランジット法惑星が恒星の前を通過する際に明るさが変化する → 周期的な明るさの変化(恒星食)を観測惑星の正確な質量が求まる & 大気成分が検出可能惑星が恒星のちょうど前面を通過する確率は低い
  24. 24. 宇宙は地球であふれてる!? 理論計算 観測地球型惑星が大量に存在していることを示唆恒星の 23% が 0.5∼2.0 M地球 の惑星を持つ!?
  25. 25. ケプラー宇宙望遠鏡2009年3月に打ち上げトランジット観測により主に系外地球型惑星を探索
  26. 26. 「第二の地球」の発見へ向けて・巨大ガス惑星の発見(1995年)・惑星大気の観測(2002年)・惑星赤外線輻射(惑星の温度)の検出(2005年)・Super-Earth系の発見(2007年)・惑星の直接撮像(2008年)・地球型惑星・Habitable Planet の発見(2010年)・系外惑星リング・衛星の発見・地球型惑星の直接検出(測光&分光)・地球型惑星の大気成分・バイオマーカーの同定・地球外生命の発見!
  27. 27. 本講義で扱ったテーマ❖ 太陽系(佐々木)❖ 星惑星形成(佐々木)❖ 系外惑星(佐々木)❖ 天体観測(本田)❖ 銀河系・近傍銀河(橋本)❖ 初期宇宙と構造形成(堀)❖ 宇宙論・超新星(高梨)
  28. 28. • 1609 – – –•
  29. 29. 学術的な天体観測• – – – – – – –
  30. 30. 次世代巨大望遠鏡計画 (Thirty Meter Telescope) • 66 • 492 30m E-ELT, GMT – • (James Webb Space Telescope) – ( e Infrared telescope for GMT 5000m) E-ELT, – 2021 –gy and Astrophysics) • E-ELT (European Extremely Large Telescope) 6.5m (18 )• • 2011/9m– – 16 39m, – – 1000 • 2012 30mm ) – (L2) GMT (Giant Magellan Telescope) – (6K= -267 ) – 2011 (2018 ?) –(H2L2 21.4m, ) GMT E-ELT
  31. 31. SHC天文台@神奈川大学35cm カセグレンタイプ望遠鏡観望会・卒業研究・特別演習など活用してください! • –
  32. 32. 本講義で扱ったテーマ❖ 太陽系(佐々木)❖ 星惑星形成(佐々木)❖ 系外惑星(佐々木)❖ 天体観測(本田)❖ 銀河系・近傍銀河(橋本)❖ 初期宇宙と構造形成(堀)❖ 宇宙論・超新星(高梨)
  33. 33. • 天の川の正体 • 銀河系(天の川銀河) 星の集まり • 銀河(天の川銀河)太陽系が所属する銀河:約1000億個の星々からなる棒状渦巻銀河・中心には巨大ブラックホール 前回の復習 • 天の川の正体 • 星の集まり • 銀河(天の川銀河) 銀河中心 25000光年 銀河中心 太陽系 25000光年 太陽系
  34. 34. 1. 様々な波長でみた天の川銀河様々な波長で見た天の川 様々な波長でみた天の川 電波 赤外線 近赤外線 可視光線 X線・γ線
  35. 35. 天の川銀河の模式図 天の川銀河の模式図大質量ブラックホール(太陽質量の100万倍以上) 銀河バルジ(星) 円盤(星+星間ガス) 星は1011個程度 ダークハロー(ダークマター) ダークハローの質量は1011個程度
  36. 36. 前回の復習銀河の種類:ハッブルの分類 • 銀河の種類(ハッブルの分類) 渦巻き銀河 楕円銀河 棒渦巻き銀河
  37. 37. 活動銀河 電磁波の種類によってその姿が大きく変わって見える動銀河 活動銀河 中心部分(銀河活動核)が異常に明るい 観測する電磁波の種類によって その姿が大きく変わって見える 観測する電磁波の種類によって その姿が大きく変わって見える 活動銀河 観測する電磁波の種類によって その姿が大きく変わって見える NASA/CXC/SAO 11/43 NASA/
  38. 38. 超巨大ブラックホールの謎 1 大きな銀河 = 1 億倍のギャップ 大きなブラックホール 大きな国ほど 石ころは大きいか?卵が先か、鶏が先か?34/43
  39. 39. 本講義で扱ったテーマ❖ 太陽系(佐々木)❖ 星惑星形成(佐々木)❖ 系外惑星(佐々木)❖ 天体観測(本田)❖ 銀河系・近傍銀河(橋本)❖ 初期宇宙と構造形成(堀)❖ 宇宙論・超新星(高梨)
  40. 40. ビッグバン宇宙論宇宙はビッグバンから始まり、その残光が宇宙マイ WMAPクロ波背景放射(CMB)である宇宙の大規模構造:初期の微少な揺らぎにより形成 COBE CMB最新の観測はダークマターの存在を予言している WMAP CMB 宇宙の階層構造 ( )20 WMAP Sloan Digital Sky Survey (SDSS) 恒星 宇宙の大規模構造 (散開 or 球状) © 4D2U (NAOJ)
  41. 41. 加速膨張する宇宙 © NASA (現在) 最遠方銀河 : 約5億年後 MACS0647-JD 宇宙の暗黒時代 (Coe et al.2012) 張宇宙の晴れ上がり 加速膨 約38万年後 Inflation NASAの Big Bang WMAP衛星 量子ゆらぎ 宇宙 再電離 銀河や惑 星の誕生 (現在)最古の星 : 約5億年後 HE 1523-0901 (Frebel et al.2007) 宇宙の始まり 現在 (137億年)
  42. 42. 宇宙を構成する成分 宇宙を構成する成分 ※ バリオン(Baryon) : 普通の物質 ■ 宇宙論パラメータ (a) Hubble定数 (H0) : 現在の膨張速度 ← 遠方の銀河 (b) 物質密度 (Ωm) : バリオン(Ωb) ← 元素合成 渦巻銀河の回転速度 + 暗黒物質(Ωc) ← 銀河(団)の構造 (c) 宇宙項(ΩΛ) : 暗黒エネルギー ← 遠方のIa型超新星 ※ 宇宙の曲率 (k) : k = Ωm +ΩΛ-1 ← CMB Hubble定数(H0)[km/s•Mpc] 70.4 物質 バリオン密度(Ωb) 0.0456 4% 暗黒エネルギー 暗黒物質の密度(Ωc) 0.227 暗黒物質 73% 暗黒エネルギー密度(ΩΛ) 0.728 23% (Komatsu+10;Jarosik et al.2010)※ 現在の宇宙モデル: ΛCDM (冷たい暗黒物質) モデル (Cold Dark Matter) バリオン音響振動 (BAO : Baryon Acoustic Oscillation) --- 宇宙晴れ上がり以前のバリオン振動 → 音波 宇宙年齢 = 137億年
  43. 43. 冷たい暗黒物質モデル 2100万年 1億年 粒子数 10億個 (N体計算 ※ Λ : 宇宙 47億年 136億年(Millennium Simulations : Springel et al. 2005)
  44. 44. 密度の揺らぎから初代星へ 密度 揺らぎから初代天体の形成 ΛCDMモデル 100万倍の太陽質量 約3億年後 約1000K (virial温度) Virial平衡 (重力とガス圧の釣合) ガスの冷却 (H2分子の回転遷移) H2 形成 Hの三体反応, H‒反応 収縮 低温の高密度なガス雲 (ハロー) 高密度なコア(Yoshida et al. 2003) 1000倍の太陽質量( 300K) (N体+SPH計算 : 4800万個の粒子) ※ Virial定理:系のポテンシャル(U)と運動エネルギー(T ) --- U + 2T = 0
  45. 45. 密度揺らぎとバリオン音響振動【概念図】 ※ バリオン(baryon) --- 普通の物質 初期状態 暗黒物質 (4成分の一流体) バリオン 光子 ニュートリノ ニュートリノ 重力 輻射圧 (相互作用せず) 自由に外側へ 暗黒物質 : 滞留 光子・バリオン流体 (自己重力) (Thomson散乱を通して強く結合) 宇宙の晴れ上がり 光子は外側へ逃げる 揺らぎ成長 (自己重力) バリオン : 停留 バリオンの密度の揺らぎ → 音波(弾性波)振動 『バリオン音響振動』時間 重力相互作用 (BAO : Baryon Acoustic Oscillation)
  46. 46. 本講義で扱ったテーマ❖ 太陽系(佐々木)❖ 星惑星形成(佐々木)❖ 系外惑星(佐々木)❖ 天体観測(本田)❖ 銀河系・近傍銀河(橋本)❖ 初期宇宙と構造形成(堀)❖ 宇宙論・超新星(高梨)
  47. 47. 宇宙図の見方① 宇宙を見ることは、昔を見ること  遠方の天体ほど過去の姿② 見える宇宙と見えない宇宙がある  宇宙図のしずく型の部分が見えている宇宙③ 宇宙では、遠くの「距離」は要注意  光が到達するまでに宇宙は膨張する④ 宇宙は「科学の眼」で見えてくる  宇宙を理解するには科学的思考が不可欠
  48. 48. 一般相対論的宇宙モデルアインシュタイン方程式 1 Rµ Rgµ + gµ = 8 GTµ 2 時空の歪み 宇宙項 物質の分布 主要な宇宙論パラメータ 宇宙の時空間ハッブル定数 密度パラメータ (年齢や曲率)減速係数 曲率係数 宇宙項 についての情報
  49. 49. 距離の梯子 年周視差 H-R図 セファイド型変光星 超新星 T-F関係・F-J関係順番に遠い距離まで物差しを伸ばす
  50. 50. Ia型超新星距離の梯子として非常に便利な天体(1) とても明るい! → 遠くにあっても見える(2) どれもそっくり! → 明るさから距離がわかる(3) 今も昔も一緒! → 遠く(昔)の距離も測れる(4) 性質がわかっている! 非常にレアな現象 → 安心して利用できる 1個/銀河/100年
  51. 51. 2011年度ノーベル物理学賞 2011遠方超新星を用いた加速膨張宇宙の発見
  52. 52. 本講義で扱ったテーマ❖ 太陽系(佐々木)❖ 星惑星形成(佐々木)❖ 系外惑星(佐々木)❖ 天体観測(本田)❖ 銀河系・近傍銀河(橋本)❖ 初期宇宙と構造形成(堀)❖ 宇宙論・超新星(高梨)
  53. 53. われわれはどこから来たのかわれわれは何者かわれわれはどこへ行くのか -Paul Gauguin
  54. 54. 連絡先❖ Sasaki Takanori Online:http://sasakitakanori.com  トップページに講義資料へのリンクを載せておきます  今日の講義の資料も明日中には載せる予定❖ メール:takanori@geo.titech.ac.jp 講義の感想, 質問, 要望, 相談 惑星科学全般についての質問 研究や研究者についての質問

×