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情報化と社会_第2回 「情報とメディアの理論1」

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尚美学園大学の2016年度講義「情報化と社会」第2回の講義スライドです。

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情報化と社会_第2回 「情報とメディアの理論1」

  1. 1. http://www.***.net 情報化と社会 第2回 情報とメディアの 理論① 七邊 信重
  2. 2. 今日の講義内容 講義のガイダンス 授業で使う基本的な用語・概念  情報、情報技術、メディア  社会: 農業社会、工業社会、情報社会 情報社会論 2
  3. 3. 講義の達成目標 「情報社会」について理解する。 「情報」と「メディア・IT」「社会」の関係を理解  「メディア・IT」の歴史的背景  「メディア・IT」が生みだす文化・産業 3
  4. 4. 講義の内容 情報とメディアや情報技術、社会の関係につ いての理論を説明する。  情報社会論: 梅棹、ベル、トフラーなど  メディア論: アドルノ、マクルーハン、ブルデュー など 情報の生産・消費などを可能にする、さまざ まなメディアと情報技術の特徴、背景、影響 を具体的に説明する。  新聞、電話、映画、ラジオ、テレビ、コンピュータ、 インターネット、移動通信など 4
  5. 5. 成績評価方法 レポート  60点  2回(予定) 出席  30点(15回)  11回以上出席(10回以下は×) 小テスト、アンケート  10点
  6. 6. 教材 使用テキスト  パワーポイントを利用  紙、もしくはPDFで配布 参考図書 6
  7. 7. 授業の方針 私語は禁止します。  他人の迷惑になります。 出席し、課題に応えたレポートを出せば、 単位は取得できます。 下記の場合、レポート提出に関係なく、単 位を与えません。  著しく出席数が少ない人  授業態度が悪い人 7
  8. 8. 「概念」とは? 事物に共通する特徴を表現した抽象的用語  組織、社会、社会関係、政策、情報 など 人間は、「概念」を手がかりに、経験的世界を 理解する。 8
  9. 9. 授業で使う基本的な用語① 情報  ①ある物事の事情についての「お知らせ」  ②それにより何かの知識が得られるもの  情報: 個人情報、社会情報(時間、天気、位置、統計、 世論、ニュースなど)  娯楽(映画、テレビ番組、ゲームなど) 9
  10. 10. 授業で使う基本的な用語② 情報技術(Information Technology, IT)  コンピュータやネットワークなど、情報を扱う技術 の総称。  情報通信技術(Information Communication Technology, ICT)という用語も使われる。 メディア  情報の伝達、記録、保管などに使われる物・装置  新聞、テレビ、ラジオなど  情報技術もメディアの一種(マルチメディア) 10
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  13. 13. 授業で使う基本的な用語③ 社会  規則や資源に基づく、複数の人間のつながり 農業社会  ほとんどの人が農業に従事。動物を利用 工業社会  就業者の多数が、工場、事務所、店舗で働く  機械による生産 情報社会  情報やメディア・情報技術が基盤にある社会  情報や知識が価値を持つ社会 13
  14. 14. 代表的な情報社会論 14 提唱者 提唱年 キーワード 梅棹忠夫 1963年 情報産業 増田米二 1968年 情報社会 ダニエル・ベル 1973年 脱工業化社会 アルヴィン・トフラー 1980年 第三の波 アンソニー・ギデンズ 1990年 再帰的近代化 マニュエル・カステル 1996年 ネットワーク社会 佐藤俊樹 1996年 反技術決定論 濱野智史 2008年 アーキテクチャ
  15. 15. 梅棹忠夫(1963年) 情報産業  情報を組織的に提供する産業  マスコミ、興信所、旅行案内業、競馬・競輪の予 想屋、教育、宗教など 産業史の三段階  農業: 食料を生産  工業: 生活物資とエネルギーを生産  情報産業: 情報を生産 15
  16. 16. 増田米二(1968年) 労働省出身の未来学者  情報技術が社会を決定していくと考える。 主な主張  工業社会から情報社会へ  情報技術が人間の創造力を拡張する  情報技術によって、大量失業が発生するが、 ワーク・シェアリングや労働の多様化が進展 マニュエル・カステルの「ネットワーク社会」論 を先取りしていた。 16
  17. 17. ダニエル・ベル(1973年) 米国の社会学者  社会は、情報や理論に基づいて合理的に計画・ 管理されていく 脱工業化社会(Post-Industrial Society)  農業・製造業からサービス業へ  専門職・技術職の優位  理論的知識が社会の中心に  技術成長の計画と管理  直観的判断から計算用言語(アルゴリズム)へ  合理的行動を実現する手段を求める  問題解決のルールが重要に 17
  18. 18. アンソニー・ギデンズ(1990年) 英国の社会学者  情報に基づく社会の不安定性を指摘 再帰的近代化論  個人や社会が、自らについての情報や知識に よって常に自らを評価・改善していく  統計、社会科学、自己啓蒙書、SNSなどの情報  社会: 政策、会計(簿記)、ビッグデータ、IoTなど  個人: セラピー、恋愛、結婚と離婚、ダイエットなど  絶対的に正しいルールや指針がない社会  個人が情報に基づいて、生き方やアイデンティ ティを自己決定していかなければならない社会 18
  19. 19. 佐藤俊樹(1996年) 日本の社会学者  情報化社会論を批判 情報技術が社会を決定するのでなく、社会と 情報技術は相互作用していく  ×情報技術→社会  ○情報技術←→社会 19
  20. 20. 濱野智史(2008年) 日本の評論家。AKB、アイドル研究者  情報技術が土台になり人間を変える側面を分析 アーキテクチャ=環境管理型権力  行為の可能性を物理的に封じる  ファーストフード店の椅子の堅さ、冷房の強さ など  人びとを無意識で従わせる  DRM(電子著作権管理)技術 アーキテクチャの積極的活用を模索 基盤となった情報技術の上に新技術が展開  検索エンジン、ブログ、P2P、動画共有サービス 20
  21. 21. 情報社会論の特徴 農業社会、工業社会→情報社会  情報や情報技術に基づく社会  社会が情報や情報技術を求める面もある 情報社会の評価はさまざま  ベル: 情報により、社会を合理的に計画・管理  濱野: 情報技術が行為を可能にする  ギデンズ: 情報により、個人や社会はさまざまな 行為が可能になるが、どの行為が正しいかは分 からなくなる。 21
  22. 22. 講義のまとめ、次回の講義内容 講義のガイダンス 授業で使う基本的な用語・概念  情報、情報技術、メディア  社会: 農業社会、工業社会、情報社会 情報社会論 次回  メディアについての理論 22

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