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ゲーム研究における海外連携とその課題

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2018年1月21日に明治大学で開催されたシンポジウム「ゲーム研究の新時代に向けて」での発表スライドです。

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ゲーム研究における海外連携とその課題

  1. 1. http://www.***.net ゲーム研究における 海外連携とその課題 デジタルハリウッド大学大学院 七邊 信重
  2. 2. 自己紹介 七邊信重(ひちべのぶしげ) 専門  文化研究、メディア論、産業論  特にゲーム、アニメーション  社会学、経営学 著作  『デジタルゲームの教科書』  『妖怪ウォッチが10倍楽しくなる本 ――妖怪ウォッチのゲーム・アニメ学』 2
  3. 3. 本日の発表内容 本発表の目的 ゲーム研究の現状(海外・日本) ゲーム研究の個人的体験 海外発信の個人的理由 海外のゲーム研究グループとの連携 ルディフィケーション まとめと今後の課題 3
  4. 4. ゲーム研究の状況(海外) 国際学会「デジタルゲーム学会(DiGRA)」  2003年設立。フィンランドのフランス・マウラ (Frans Mäyrä)教授が初代会長  2年(現在は1年)毎に国際会議を開催 ゲーム研究は、多くの研究者が参加する活 発な研究領域に  歴史学・人類学・心理学・社会学・教育科学・コン ピュータ科学・文学・芸術学などの分野の研究者 が、学際的に知識を共有・創造する場に 4
  5. 5. ゲーム研究の状況(日本) 日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)  DiGRA日本支部として2006年設立  心理学、教育工学、工学が中心  海外のゲーム研究はほとんど読まれていない 研究人口が小さく、コミュニケーションを行え る場も限定的  『ハーフリアル』翻訳(2016年)で状況が変わる 日本の研究はほとんど知られていない  例外: 中沢新一,『ポケットの中の野生』 5
  6. 6. 「ゲーム研究」の個人的体験 DiGRA2007  2007年、国際学会DiGRAの第3回国際会議 「DiGRA2007」を日本に招致。東京大学で開催  世界中の研究者が参加。29か国355名。  イェスパー・ユール、フランス・マウラ、T.L.テイラー等  日本の研究者は確か20人程度 「ゲーム研究」の存在を知って驚く 6
  7. 7. 7
  8. 8. 海外発信の個人的理由  ゲームについて学術的に深いコミュニケーションを できる研究者が日本には少なかった。  特に、ゲーム文化・産業  論文の一部を英語化したスライドや、時には日本語 論文を読んでくれる海外の研究者が多かった。  英語論文があれば問い合わせへの回答が楽  日本語で論文を書いても、国際的には何も書いてい ないのと同じと感じる機会が度々あり、英語での情 報発信の必要性を痛感していた。  ということで  英語論文出版  海外研究者と連携 8
  9. 9. Transnational Contexts of Culture, Gender, Class, and Colonialism in Play: Video Games in East Asia  Pulos, Alexis, Lee, S. Austin. (ED.)(2016). Palgrave Macmillan.  8章中4章が日本のゲーム 文化についての論文  ただし、日本からの成果 は1本のみ(拙稿)  姉妹編の書籍には、日本か らの成果が2本掲載  日本・海外の研究者と「社 会的」に作成  モチベーション維持のため 9
  10. 10. 海外の研究グループとの連携 (フィンランド、アールト大学、タンペレ大学) 10 研究者との交流  Miikka J. Lehtonen、Frans Mäyrä など 共同研究  「ポケモンGO」等のモバイルゲームの調査  日中欧のプレイヤー文化・市場調査
  11. 11. タンペレ大学 11
  12. 12. Prof. Frans Mäyrä 12
  13. 13. ルディフィケーション Ludification of Culture and Society (2014- 2018)  ゲーミフィケーション: ゲームの要素を社会・経 済の目的に利用すること  ルディフィケーション: より広く、遊びやゲームが 社会・文化・経済に影響を与え、それらを変えて いくこと 「ポケモンGO」  「ルディフィケーション」の根拠の一つ  文化が楽しさや公共的な遊びに寛容になる  「Shadow Cities」(2010)→「ポケモンGO」(2016) 13
  14. 14. まとめと今後の課題 海外連携のメリット  コミュニケーションの増加 海外連携のコツ  社会的・持続的に取り組む  活動自体を楽しむ  学問のルディフィケーション! 日本のゲーム研究の課題  単著、論文集の国際出版  ゲーム研究を支える制度的基盤の確立  関西: 立命館大学ゲーム研究センター  関東: なし。研究者が個人的努力でネットワーク形成 14
  15. 15. Playful Thinking (MIT Press) 15 出典:http://www.playfulthinking.net/index.html#submit
  16. 16. ご静聴、ありがとうございました。 16 七邊信重(Hichibe, Nobushige)  natsunokumo2008@gmail.com  twitter: yakumo415, chimarisan

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