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情報化と社会
第14回 メディア・情報技術と社会
(10)
メディア・リテラシー
七邊 信重
前回の講義内容
グローバル・メディア
 グローバル化とその要因
 グローバル化とメディア
 グローバル・メディア企業(日本と米国)
 メディア資本の巨大化の影響
 2001年9月11日以降のグローバル・メディア
 グローバル・メデ...
グローバル化とメディア
1970年代までのメディア
 個別部門で活動
 活字メディア、映画、ラジオ、テレビ
 メディア企業は政府規制に応じ国内市場で活動
1980年代以降のメディア
 情報技術により複数メディアが融合
 国営メディ...
2001年9月11日以降に見る
多様なグローバル・メディア
米国同時多発テロ事件
 イスラム過激派が主導した、航空機ハイジャック
による史上最大規模の4つのテロ事件の総称
 世界貿易センタービル(NY)、国防総省本庁舎(アーリントン)
...
今日の講義内容
メディア・リテラシーとは
日本でのメディア・リテラシーへの注目の経緯
 メディア・スクラム
メディア・リテラシーの三側面
 使用、受容、表現
メディア・リテラシー教育の三つの系譜
フィンランドのプログラミング教育と...
授業で使う基本的な用語・概念
メディア
 「情報」を「時間・空間」を超えて伝達・記録・保管
するために使われる物・技術
 情報: 文字情報、視覚情報、聴覚情報 など
 新聞、電話、映画、ラジオ、テレビ など
情報技術(IT)
 情報...
近代の欲望→メディア
近代の欲望→さまざまな「情報技術」
 文字情報
 電信: 「空間」を超えて送受信
 視覚情報
 写真: 「時間」を超えて記録
 映画: 「時間」を超えて連続的に送受信
 テレビ:「空間」を超えて連続的に送受信...
メディア・リテラシーとは
リテラシー
 活字メディアを読み解いたり、文章を書くための
活動
 読み書き能力、識字力
メディア・リテラシー
 メディアを使うこと
 メディア情報を批判的に受容・解釈すること
 メディアで自分の主張を表...
日本でのメディア・リテラシーへの
注目の経緯①
リテラシー(読み書き能力)は、日本に住む大
半の人びとが習得
テレビ・新聞などを自然に楽しむ
 学校でメディア視聴の方法を学んだ人は少ない
メディアを使用し、それを解釈し、メディアで表
現...
日本でのメディア・リテラシーへの
注目の経緯②
1980年代
 情報技術の変化により、メディアは当たり前の道
具から、使い方を覚えなければならないものに
1980年代半ば
 マスメディアのやらせ、スキャンダル
1990年代以降
 湾...
メディア・スクラム
集団的過熱取材
 報道関係者が大人数で取材対象者・地域に押し
よせ付きまとい、必要以上の報道合戦を行うこと
マス・メディアの特性
 視聴率・発行部数、即座の成果を求める
 公共性からビジネスへ
 大学でのジャーナ...
メディア・リテラシーの三側面
使用活動: メディア・情報技術を使いこなす
 PCで表計算ソフトを使える、など。
受容活動: メディア情報を、その特性や文脈
に基づき、「批判的」に受容・解釈する
 × マスメディアを悪者化、非難する
 ...
メディアの受容活動①
オンタリオ州教育省『メディア・リテラシー』
 メディア教育の方法
 メディア情報は「外部の現実」を単に反映している
のではない。
 多様な要因と選択の中でコード化されている。
 誰のいかなる意図に沿って編集されて...
メディアの受容活動②
『テレビの利用』(スチュアート・ホール)
 1980年代半ばのエチオピア飢饉についての、
BBCのニュース
 飢饉で苦しむ難民キャンプの映像→募金
 問題点
 難民たち自身がどう状況を受け止めているかは報道さ
れ...
メディアの表現活動①
20世紀 マスメディアの時代
 技術開発→商業化
 1895年 映画(リュミエール兄弟)
 1906年 ラジオ放送(フェッセンデン)
 1920年 KDKA局(コンラッド)
 1935年 テレビ放送
 送り手...
メディアの表現活動①
デジタルメディアの時代(1970年代後半)
 情報発信を可能にするメディアの普及
 ビデオカメラ、コンピュータ、ケータイメディア(ポケベル、
ケータイ電話など)
 情報発信、コミュニケーションが可能に
 情報の消...
メディアの表現活動②
パブリック・アクセス(1970年代~)
 市民自身が企画し、テレビ局の施設を利用し制
作した番組を、局の電波を使って放送すること
 視聴者参加番組: 局が企画、視聴者が参加
 1970年代から米国で普及
 連邦通...
メディアの表現活動③
日本: 市民の放送アクセス権があまりない
1990年代: 地方のCATV局、ローカル局が
パブリック・アクセス・チャンネル開始
 1992年 中海テレビ(鳥取県米子市)
技術的・経済的・社会的要因
 ビデオカメラ...
パブリック・アクセス
 出典: https://www.digitalcommonwealth.org/search/commonwealth-
oai:h128qm72g
 http://blogs.yahoo.co.jp/ni_aya_...
Manhattan Neighborhood Network
 出典: http://www.mnn.org/media-education-manhattan-
neighborhood-network
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メディアの表現活動④
ビデオ・ジャーナリズム
 高性能カメラ・編集機器を使った新しいドキュメン
タリー活動(虚構でなく事実を取材する活動)
 ビデオ・ジャーナリストが、撮影、取材、原稿作成、
編集、レポート、解説などを一人または少人数で
...
メディア・リテラシー教育の3つの系譜
①メディア批判と国語教育
第二次世界大戦前後の国語教育(英国)
 スクルーティニー派: 英文学者たち
 西欧の文化的伝統に害を及ぼすものとして、アメ
リカの大衆向けメディア文化を批判
 新聞記事、ハ...
メディア・リテラシー教育の3つの系譜
②学校でのメディア教育
1960~1970年代
 テレビ・ビデオ→教育番組の利用
1980年前後
 パソコン→生徒によるインタラクティブな学習
二つのメディア教育
 「メディア利用法教育」と「メ...
メディア・リテラシー教育の3つの系譜
③情報産業促進のための教育
情報産業の雇用創出・人材育成
 プログラマの人材不足→専門的人材の教育
 生産者の育成
情報産業の活性化
 学校に早期に情報技術を導入し、慣れてもらうこ
とで、情報技術...
フィンランドの正規の学校教育における
プログラミング教育
2016年8月から、科目横断的に実施
目的:
 △)専門的人材育成
 ○)子どもに情報社会の仕組みを理解させる
 ○)情報技術・産業に支配されないようにする
 子どものコンピ...
プログラミング教育の内容
学年 教育内容
1~2年生
(小学校低学年)
・「プログラミングとは、コンピュータに
命令することである」ことを理解する。
・生徒間で、曖昧さのない命令を伝えるこ
とを学ぶ。
3~6年生
(小学校高学年)
・人間でなく...
Jalavapuisto School ①
Ms. Anu Kahri
 エスポー市のJalavapuisto小学校教員
 目的: 生徒がプログラマになることよりも、子ど
もたちが身の回りにあるコンピュータの考え方を
学ぶこと
 小学校...
講義のまとめ、次回の講義内容
メディア・リテラシー
 メディア・リテラシーとは
 日本でのメディア・リテラシーへの注目の経緯
 メディア・スクラム
 メディア・リテラシーの三側面
 使用、受容、表現
 メディア・リテラシー教育の三...
レポート課題
授業で取り上げたメディアや情報技術を一つ
取り上げ、講義で利用した「概念」「理論」に基
づいて、次のような点を説明すること。
 そのメディアの特徴
 情報の伝達・保存・記録などの面で
 発明の経緯・背景
 先行技術、人び...
レポート課題
 授業で取り上げた(る)メディアの例
 新聞
 写真
 電信
 電話
 映画・アニメーション
 ラジオ
 ビデオゲーム
 テレビ
 ケータイ
 コンピュータ
 ネットワーク
注意事項
提出〆切: 1月20日(金) 最終講義
A4で2枚以上。名前、学籍番号を記載
Wikipediaや記事の丸写し(コピペ)は減点
 ツールですぐにわかります
引用は可。その場合、脚注か文章内で、引用し
たことを記すこと。
 ...
講義スライドのアップ先
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講義前後にスライドをアップし
ます。
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情報化と社会_第14回 「メディア・リテラシー」

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尚美学園大学2016年度講義「情報化と社会」第14回の講義スライド。メディア・リテラシーについて。

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情報化と社会_第14回 「メディア・リテラシー」

  1. 1. http://www.***.net 情報化と社会 第14回 メディア・情報技術と社会 (10) メディア・リテラシー 七邊 信重
  2. 2. 前回の講義内容 グローバル・メディア  グローバル化とその要因  グローバル化とメディア  グローバル・メディア企業(日本と米国)  メディア資本の巨大化の影響  2001年9月11日以降のグローバル・メディア  グローバル・メディアに対するアプローチ 2
  3. 3. グローバル化とメディア 1970年代までのメディア  個別部門で活動  活字メディア、映画、ラジオ、テレビ  メディア企業は政府規制に応じ国内市場で活動 1980年代以降のメディア  情報技術により複数メディアが融合  国営メディア・通信企業が民営化  多国籍メディア企業のグローバル支配  メディアが国の境界を超えて普及  約20の多国籍メディア企業が世界市場を支配  国内市場は世界市場に従う 3
  4. 4. 2001年9月11日以降に見る 多様なグローバル・メディア 米国同時多発テロ事件  イスラム過激派が主導した、航空機ハイジャック による史上最大規模の4つのテロ事件の総称  世界貿易センタービル(NY)、国防総省本庁舎(アーリントン)  カメラと世界中のテレビ画面を意識 グローバル・メディアの四局面  ①米国主流メディアの「愛国主義」  ②日本のマス・メディアによる米国メディアの受容  ③アルジャジーラなど非米欧型メディアの台頭  ④市民発信型メディア 4
  5. 5. 今日の講義内容 メディア・リテラシーとは 日本でのメディア・リテラシーへの注目の経緯  メディア・スクラム メディア・リテラシーの三側面  使用、受容、表現 メディア・リテラシー教育の三つの系譜 フィンランドのプログラミング教育とその示唆  吉見俊哉,『メディア文化論』,第15章  吉見俊哉・水越伸,『メディア論』,第11・12章 5
  6. 6. 授業で使う基本的な用語・概念 メディア  「情報」を「時間・空間」を超えて伝達・記録・保管 するために使われる物・技術  情報: 文字情報、視覚情報、聴覚情報 など  新聞、電話、映画、ラジオ、テレビ など 情報技術(IT)  情報を扱う技術の総称  コンピュータやネットワーク  情報通信技術(ICT) 6
  7. 7. 近代の欲望→メディア 近代の欲望→さまざまな「情報技術」  文字情報  電信: 「空間」を超えて送受信  視覚情報  写真: 「時間」を超えて記録  映画: 「時間」を超えて連続的に送受信  テレビ:「空間」を超えて連続的に送受信  ビデオ:「時間」を超えて記録  聴覚情報  電話: 「空間」を超えて送受信  蓄音機:「時間」を超えて記録  ラジオ:「空間」を超えて送受信(無線) 7
  8. 8. メディア・リテラシーとは リテラシー  活字メディアを読み解いたり、文章を書くための 活動  読み書き能力、識字力 メディア・リテラシー  メディアを使うこと  メディア情報を批判的に受容・解釈すること  メディアで自分の主張を表現すること 8
  9. 9. 日本でのメディア・リテラシーへの 注目の経緯① リテラシー(読み書き能力)は、日本に住む大 半の人びとが習得 テレビ・新聞などを自然に楽しむ  学校でメディア視聴の方法を学んだ人は少ない メディアを使用し、それを解釈し、メディアで表 現・コミュニケーションする活動を、「メディア・ リテラシー」と名付け意識することはなかった。 9
  10. 10. 日本でのメディア・リテラシーへの 注目の経緯② 1980年代  情報技術の変化により、メディアは当たり前の道 具から、使い方を覚えなければならないものに 1980年代半ば  マスメディアのやらせ、スキャンダル 1990年代以降  湾岸戦争、オウム真理教事件、阪神淡路大震災 などの報道が問題に  テレビ番組を真に受けるのでなく、批判的に見る機運  ビデオカメラ、コンピュータ、インターネットの普及  誰でも情報発信できるように 10
  11. 11. メディア・スクラム 集団的過熱取材  報道関係者が大人数で取材対象者・地域に押し よせ付きまとい、必要以上の報道合戦を行うこと マス・メディアの特性  視聴率・発行部数、即座の成果を求める  公共性からビジネスへ  大学でのジャーナリスト教育の不足  報道倫理など  記者クラブ  公的機関や業界団体などを取材するために大手メディ アが中心となって構成する組織 11
  12. 12. メディア・リテラシーの三側面 使用活動: メディア・情報技術を使いこなす  PCで表計算ソフトを使える、など。 受容活動: メディア情報を、その特性や文脈 に基づき、「批判的」に受容・解釈する  × マスメディアを悪者化、非難する  ○ 文脈の中で表現内容を論じ吟味する 表現活動: メディア・情報技術を用いて、個 人・集団の意見を表現し人びとに伝える 12
  13. 13. メディアの受容活動① オンタリオ州教育省『メディア・リテラシー』  メディア教育の方法  メディア情報は「外部の現実」を単に反映している のではない。  多様な要因と選択の中でコード化されている。  誰のいかなる意図に沿って編集されているか? メディア情報は現実を「構成」する  私たちが自分の観察と思っているものも、大半が メディアから得られたもの  メディア表現には、特定の人生観・価値観が入り 込んでいる。 13
  14. 14. メディアの受容活動② 『テレビの利用』(スチュアート・ホール)  1980年代半ばのエチオピア飢饉についての、 BBCのニュース  飢饉で苦しむ難民キャンプの映像→募金  問題点  難民たち自身がどう状況を受け止めているかは報道さ れない。「被害者」としての難民  白人活動家が救援活動をしている者として登場  より多い現地人活動家は報道されない  「受け身のアフリカ人」対「彼女らを援助する欧州人」  報道者の価値観、権力関係などを読み解く「メ ディア・リテラシー」が必要 14
  15. 15. メディアの表現活動① 20世紀 マスメディアの時代  技術開発→商業化  1895年 映画(リュミエール兄弟)  1906年 ラジオ放送(フェッセンデン)  1920年 KDKA局(コンラッド)  1935年 テレビ放送  送り手と受け手の分離  送り手: 少数の専門的組織集団。情報生産を独占  受け手: 送り手が生産する情報の消費者 15
  16. 16. メディアの表現活動① デジタルメディアの時代(1970年代後半)  情報発信を可能にするメディアの普及  ビデオカメラ、コンピュータ、ケータイメディア(ポケベル、 ケータイ電話など)  情報発信、コミュニケーションが可能に  情報の消費者と呼ばれていた人びとが、表現すること の楽しさや意義に気づく。 16
  17. 17. メディアの表現活動② パブリック・アクセス(1970年代~)  市民自身が企画し、テレビ局の施設を利用し制 作した番組を、局の電波を使って放送すること  視聴者参加番組: 局が企画、視聴者が参加  1970年代から米国で普及  連邦通信委員会(FCC)のフェアネス・ドクトリン: 社 会のすべての異なる少数意見に放送時間を割く  市民が放送にアクセスする権利を求める運動が展開  『キャッチ44』(ボストン公共放送番組、1971年)  異なる立場の市民が差別、麻薬、演劇等の番組制作  マンハッタン・ネバーフッド・ネットワーク  市民の主張を撮影・編集できる制度を用意 17
  18. 18. メディアの表現活動③ 日本: 市民の放送アクセス権があまりない 1990年代: 地方のCATV局、ローカル局が パブリック・アクセス・チャンネル開始  1992年 中海テレビ(鳥取県米子市) 技術的・経済的・社会的要因  ビデオカメラの小型化と大衆的普及  市民の撮影・編集技術の向上  多チャンネル化の進行  放送局の経費削減  NPOなど、新しい市民参加型社会の模索 18
  19. 19. パブリック・アクセス  出典: https://www.digitalcommonwealth.org/search/commonwealth- oai:h128qm72g  http://blogs.yahoo.co.jp/ni_aya_diario/62369752.html 19
  20. 20. Manhattan Neighborhood Network  出典: http://www.mnn.org/media-education-manhattan- neighborhood-network 20
  21. 21. メディアの表現活動④ ビデオ・ジャーナリズム  高性能カメラ・編集機器を使った新しいドキュメン タリー活動(虚構でなく事実を取材する活動)  ビデオ・ジャーナリストが、撮影、取材、原稿作成、 編集、レポート、解説などを一人または少人数で こなす。  従来のテレビ報道: 大人数で制作、視聴率等を重視。 万人向けの内容  アジアプレス・インターナショナル、ビデオニュー ス・ドットコムなど。 21
  22. 22. メディア・リテラシー教育の3つの系譜 ①メディア批判と国語教育 第二次世界大戦前後の国語教育(英国)  スクルーティニー派: 英文学者たち  西欧の文化的伝統に害を及ぼすものとして、アメ リカの大衆向けメディア文化を批判  新聞記事、ハリウッド映画、音楽、スポーツなど  国語教師に、英国の教養を守る教育を期待 教養主義的な大衆文化批判の方向転換  労働者階級の人びと向けの成人教育で、それら の人びとが親しんでいるメディア文化を活用  メディアを外からではなく、その質や価値を理解し つつ内容を分析する教師が増えてくる 22
  23. 23. メディア・リテラシー教育の3つの系譜 ②学校でのメディア教育 1960~1970年代  テレビ・ビデオ→教育番組の利用 1980年前後  パソコン→生徒によるインタラクティブな学習 二つのメディア教育  「メディア利用法教育」と「メディアを使った教育」 課題  指導者、カリキュラム、教材などの不足  マスメディア、大衆文化を排除する学校文化  教育効果の評価(テストでは効果評価が困難) 23
  24. 24. メディア・リテラシー教育の3つの系譜 ③情報産業促進のための教育 情報産業の雇用創出・人材育成  プログラマの人材不足→専門的人材の教育  生産者の育成 情報産業の活性化  学校に早期に情報技術を導入し、慣れてもらうこ とで、情報技術の購入を促す  消費者の育成 課題  メディアの使用活動に焦点  メディアの受容活動、表現活動にはあまり目が向けら れない 24
  25. 25. フィンランドの正規の学校教育における プログラミング教育 2016年8月から、科目横断的に実施 目的:  △)専門的人材育成  ○)子どもに情報社会の仕組みを理解させる  ○)情報技術・産業に支配されないようにする  子どものコンピュータ理解度を高める  子どものメディアの「受容活動」も重視 コンピュータ的思考法を習得させる  コンピュータが行う問題形式化や解決方法  問題を小さく分類する  パターンやループを利用する
  26. 26. プログラミング教育の内容 学年 教育内容 1~2年生 (小学校低学年) ・「プログラミングとは、コンピュータに 命令することである」ことを理解する。 ・生徒間で、曖昧さのない命令を伝えるこ とを学ぶ。 3~6年生 (小学校高学年) ・人間でなく機械を使う。 ・ツールは、タイピングでなくマウスを用 いるビジュアルプログラミング環境である。 7~9年生 (中学校) ・プログラミング言語を学び始める。 ・言語の基礎を理解し、プログラムコード を読めるようになる。  出所: Koodi 2016
  27. 27. Jalavapuisto School ① Ms. Anu Kahri  エスポー市のJalavapuisto小学校教員  目的: 生徒がプログラマになることよりも、子ど もたちが身の回りにあるコンピュータの考え方を 学ぶこと  小学校5年生向け授業で、コンピュータを使わず に、コンピュータ的思考法を教える。 示唆  プログラミング教育の目的の一つは、「情報社 会」がどのような「情報技術」によって成立してい るかを、子どもたちに考えさせること
  28. 28. 講義のまとめ、次回の講義内容 メディア・リテラシー  メディア・リテラシーとは  日本でのメディア・リテラシーへの注目の経緯  メディア・スクラム  メディア・リテラシーの三側面  使用、受容、表現  メディア・リテラシー教育の三つの系譜  フィンランドのプログラミング教育とその示唆 次回: 授業のまとめ 28
  29. 29. レポート課題 授業で取り上げたメディアや情報技術を一つ 取り上げ、講義で利用した「概念」「理論」に基 づいて、次のような点を説明すること。  そのメディアの特徴  情報の伝達・保存・記録などの面で  発明の経緯・背景  先行技術、人びとの欲望など  発明時の利用者・利用方法  普及後の利用者・利用方法  人びとの欲望がメディアの利用法をどう変えたか?  社会への影響(人びとの考え方や生活習慣)
  30. 30. レポート課題  授業で取り上げた(る)メディアの例  新聞  写真  電信  電話  映画・アニメーション  ラジオ  ビデオゲーム  テレビ  ケータイ  コンピュータ  ネットワーク
  31. 31. 注意事項 提出〆切: 1月20日(金) 最終講義 A4で2枚以上。名前、学籍番号を記載 Wikipediaや記事の丸写し(コピペ)は減点  ツールですぐにわかります 引用は可。その場合、脚注か文章内で、引用し たことを記すこと。  例1: ○○新聞△月×日の記事より引用。  例2: ○○メディアの記事(www.~co.jp)より引用。  例3: Wikipediaの記事(www.~)より引用。
  32. 32. 講義スライドのアップ先 http://www.slideshare.net/ nobushigehichibe 講義前後にスライドをアップし ます。 32

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