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情報化と社会_第11回 「ケータイメディア」

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尚美学園大学2016年度講義「情報化と社会」第11回の講義スライド。ケータイメディアについて。

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情報化と社会_第11回 「ケータイメディア」

  1. 1. http://www.***.net 情報化と社会 第11回 メディア・情報技術と社会(7) ケータイメディア 七邊 信重
  2. 2. 前回の講義内容 テレビというメディアの歴史  テレビジョンという発想(19世紀末)  テレビの実用化(1920年代)  テレビの日常化(1950~60年代)  街頭テレビ(1950年代前半)  皇太子成婚ブーム(1958、59年)  家庭の中のテレビ受像機=「三種の神器」  三種の神器とテレビ受像機の意味 2
  3. 3. NHK契約数(日本) (単位:万) 3 出所: 『情報メディア白書2016』 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 1952年 1954年 1956年 1958年 1960年 1962年 1964年 1966年 1968年 1970年 1972年 1974年 1976年 1978年 1980年 1982年 1984年 1986年 1988年 1990年 1992年 1994年 1996年 1998年 2000年 2002年 2004年 2006年 2008年 2010年 2012年 2014年 ・皇太子成婚(1959) ・カラーテレビ(1960)
  4. 4. 講義スライドのアップ先 http://www.slideshare.net/ nobushigehichibe 講義前後にスライドをアップし ます。 4
  5. 5. レポート課題 授業で取り上げたメディアや情報技術を一つ 取り上げ、講義で利用した「概念」「理論」に基 づいて、次のような点を説明すること。  そのメディアの特徴  情報の伝達・保存・記録などの面で  発明の経緯・背景  先行技術、人びとの欲望など  発明時の利用者・利用方法  普及後の利用者・利用方法  人びとの欲望がメディアの利用法をどう変えたか?  社会への影響(人びとの考え方や生活習慣)
  6. 6. レポート課題  授業で取り上げた(る)メディアの例  新聞  写真  電信  電話  映画・アニメーション  ラジオ  ビデオゲーム  テレビ  ケータイ  コンピュータ  ネットワーク
  7. 7. 注意事項 提出〆切: 1月20日(金) 最終講義 A4で2枚以上。名前、学籍番号を記載 Wikipediaや記事の丸写し(コピペ)は減点  ツールですぐにわかります 引用は可。その場合、脚注か文章内で、引用し たことを記すこと。  例1: ○○新聞△月×日の記事より引用。  例2: ○○メディアの記事(www.~co.jp)より引用。  例3: Wikipediaの記事(www.~)より引用。
  8. 8. 今日の講義内容 ケータイメディア  ケータイ電話の普及とその前段階の変化  電話の「内部化」  メディアによる「個室」「親密圏」の遍在  ケータイ電話の歴史  メディアの変容 吉見俊哉,『メディア文化論』,第12章 8
  9. 9. 授業で使う基本的な用語・概念 メディア  「情報」を「時間・空間」を超えて伝達・記録・保管 するために使われる物・技術  情報: 文字情報、視覚情報、聴覚情報 など  新聞、電話、映画、ラジオ、テレビ など 情報技術(IT)  情報を扱う技術の総称  コンピュータやネットワーク  情報通信技術(ICT) 9
  10. 10. 近代の欲望→メディア 近代の欲望→さまざまな「情報技術」  文字情報  電信: 「空間」を超えて送受信  視覚情報  写真: 「時間」を超えて記録  映画: 「時間」を超えて連続的に送受信  テレビ:「空間」を超えて連続的に送受信  ビデオ:「時間」を超えて記録  聴覚情報  電話: 「空間」を超えて送受信  蓄音機:「時間」を超えて記録  ラジオ:「空間」を超えて送受信(無線) 10
  11. 11. 電話の誕生 1876年 アレクサンダー・グラハム・ベルが発明  1860年 振動膜で電流を断続させて離れた地点 にまで送信する装置「テレフォン」を考案  1876年 イライシャ・グレイ、電話機の特許出願がベ ルより2時間遅れる。  1890年、ファクシミリの原型「テレオートグラフ」発明  1877年 エジソンが炭素送話器発明、特許取得 電話  声を電気に変え、電線に送り、再び声に戻す  空間を超えて、声を複製  蓄音機: 時間を超えて声を複製 11
  12. 12. ケータイ電話の普及 契約数の変化  固定: 6,153万台(96年)→2,408万台(14年)  携帯: 2,691万台(96年)→14,784万台(14年) 1990年代半ばからのケータイ電話普及の前 段階としてのメディア利用の変化  固定電話の「内部化」  メディアによる「個室」と「親密圏」の遍在  社会的な欲望=私的な場や関係をどこにでも作る 12
  13. 13. 固定電話/携帯電話の契約数(日本) (単位:万台) 出所: 『情報メディア白書2016』 13 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 1947年 1949年 1951年 1953年 1955年 1957年 1959年 1961年 1963年 1965年 1967年 1969年 1971年 1973年 1975年 1977年 1979年 1981年 1983年 1985年 1987年 1989年 1991年 1993年 1995年 1997年 1999年 2001年 2003年 2005年 2007年 2009年 2011年 2013年 固定電話 携帯電話
  14. 14. 電話の「内部化」 ケータイの先行的変化  電話の「内部化」と「遍在」 電話の位置=家庭の中心部へ  玄関: 見知らぬ第三者の声が家庭に入ってくる 場所  応接間→台所→居間  コードの延長  親子電話・コードレス電話(一人一台)  親の寝室、子ども部屋  家族一人一人が、外部の他者と結合  「お茶の間のテレビ」→「私の部屋の電話」 14
  15. 15. 「電子的な個室」の遍在 公衆電話の個室化(プライベート空間化)  1980年代、夜遅くに若者が公衆電話で長電話  テレホンカード式の公衆電話の普及  街の中に「個室」が遍在 15
  16. 16. 1980年代:「個室」「親密圏」の遍在  文字情報  新聞・本  視覚情報  マンガ  ゲーム機  聴覚情報  親子・コードレス電話  公衆電話  ウォークマン  ポケベル  伝言ダイヤル  ダイヤルQ2 16
  17. 17. メディアと「個室」「親密圏」 ウォークマン  1979年発売、1980年代に普及  カセットテープに記録された情報の再生→録音  周囲の他者から切り離されて、聴覚情報を聞く  街の中に「個室」を作る ポケベル(無線呼び出し)  1968年サービス開始  電話番号をダイヤルするとベルが鳴る(呼び出し)  1987年 NTTがディスプレイ型サービス開始  若者が文字情報を互いに交信  公衆電話ボックスに拘束されず、私的空間を作る 17
  18. 18. メディアと「個室」「親密圏」 伝言ダイヤル  1986年開始。  加入電話・公衆電話から、伝言スペースに伝言を 録音し、それを再生するサービス  待ち合わせ・事務連絡用→声の広場  仲間集団を形成 ダイヤルQ2  1989年開始  電話による有料情報サービス  密室的な会話を楽しむサービスが増加  課金上限: 3分300円 18
  19. 19. ケータイ電話の歴史(日本) 1970年  日本万国博覧会でワイヤレスフォン登場 1979年  自動車電話サービス(無線機本体は自動車内) 1985年  持ち運びできる電話機「ショルダーホン」 1987年  ハンディタイプの無線電話機 1994年  売切制開始 19
  20. 20. インターネットサービス「iモード」 iモード(1999.1.25発表→2月開始)  携帯電話でメールやウェブ閲覧ができるサービス  液晶画面  8文字×6行  コンテンツ  取引: ネットバンキング、チケット・ホテル予約  生活: 天気、株価、タウン情報、レストラン、乗換案内  エンタメ: ゲーム、占い、カラオケ情報など 20
  21. 21. 端末の進化 基本性能  通信高速化(2G→3G)  CPU高速化  メモリ増加  バッテリ駆動時間の延長 表示  解像度・色数の増加  液晶の応答速度の高速化(高速描画)  3Dポリゴン表示の高速化  QVGA液晶(240×320、SFC・PS)→VGA液晶 音響 21
  22. 22. スマートフォン 主な特徴  高性能CPU・GPU  大型液晶画面、タッチパネル  汎用OS その他の特徴  PCと連動  アプリ追加・実行  OSやSDKの情報が開示→アプリ制作が容易  Wi-Fi接続  テザリング、GPS、センサー、オーディオプレイ ヤー、カメラ・ビデオなど 22
  23. 23. スマートフォンの歴史 日本  3G、高性能携帯電話が普及  キャリア、ベンダーが協力して仕様策定、販売  スマートフォン普及が遅れる 海外  2G(GSM)、高性能携帯電話が普及せず  ビジネスユースでスマートフォンがシェア獲得  BlackBerry、Windows Mobile
  24. 24. スマートフォンの歴史 iPhone(2007)  マルチタッチスクリーン、itunes対応  2G(GSM)採用のため、日本で発売されず iPhone 3G(2008)  3G対応→日本で発売  App Storeがスタート、アプリが配信  ビジネスユースだけでなく、カジュアルに利用  iPod touchも同時期に発売 Android OS 搭載端末(2008)  2009年、ドコモから日本でも発売
  25. 25. 固定電話・移動電話・ブロードバンド普及状況 出所:ITU統計、黒川「サブサハラ・アフリカ通信市場の主要動向」
  26. 26. 共同・公共空間への私的空間の侵入 リビングルームでの長電話  家庭への家庭外の他者の侵入 電車でのケータイ電話利用  公共空間への私的空間の侵入 授業中のケータイ電話利用  メール、SNS、インターネット、電話 26
  27. 27. メディアと社会の変化 脱場所化(空間)  メディアを特定の場所から解放  ウォークマン、ゲームボーイ、ケータイ電話、ノートPC 非同期化(時間)  同期(同じ時間): ラジオ、テレビ受像機  録画、レンタルビデオ、ストリーミング 情報と自己の編集と能動的構築  音楽、画像(プリクラ・デジカメ)、SNS  「私が何であるか」は、あなたではなく、私が決める メディアと身体の直結  社会集団(家族など)の仲介の消失 27
  28. 28. 講義のまとめ、次回の講義内容 ケータイメディア  ケータイ電話の普及とその前段階の変化  電話の「内部化」  メディアによる「個室」「親密圏」の遍在  ケータイ電話の歴史  メディアの変容 コンピュータ 28

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