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公共交通オープンデータで何が出来る?どこまで出来る? 〜佐賀のバスデータに触れながら考えよう〜

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2018年11月17日開催「アーバンデータチャレンジ2018 in 佐賀 アイディアソン」における発表資料です。
https://code4saga.org/archives/752

Published in: Technology
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公共交通オープンデータで何が出来る?どこまで出来る? 〜佐賀のバスデータに触れながら考えよう〜

  1. 1. 公共交通オープンデータで何が出来る?どこまで出来る? 〜佐賀のバスデータに触れながら考えよう〜 東京大学 生産技術研究所 伊藤昌毅 アーバンデータチャレンジ2018 in 佐賀 アイディアソン 2018年11月17日 佐賀県佐賀市 旧枝梅酒造
  2. 2. 伊藤 昌毅 (Twitter @niyalist) • 東京大学 生産技術研究所 助教 – ユビキタスコンピューティング – 地理情報システム技術 – ヒューマン・コンピュータ・インタラク ション • 経歴 – 静岡県掛川市出身 – 2008-2010 慶應義塾大学大学院 政策・ メディア研究科 特別研究助教 – 2010-2013 鳥取大学 大学院工学研究科 助教 – 2013- 現職
  3. 3. • 標準的なバス情報フォーマット関連 – バス情報の効率的な収集・共有に向けた検討会 座長(H28年度) – 標準的なバス情報フォーマット利活用検討会 座長(H29年度) – 動的データ(バスロケ)標準化検討会 座長(予定・H30年度) • オープンデータ関連 – 公共交通分野におけるオープンデータ推進に関する検討会 委員(H29年度-30年 度) • MaaS関連 – 都市と地方の新たなモビリティサービス懇談会 委員(H30年度) 伊藤×国土交通省
  4. 4. • 佐賀空港からここまでバスで来 ました • 佐賀県提供のGTFSにより、品 質のいい案内が! • 「県庁前」の乗り換えが鬼門?
  5. 5. • 「県庁前」で 降車した地点 • 次のバスはど この乗り場で 待てばいい?
  6. 6. • 路線図、行き先表示はある • ここが次の乗り場でないことは 判明 • とはいっても、どこで乗ればい いか分からない
  7. 7. • Google Maps にはピンポイントのバス停位 置が掲載 • 徒歩での乗換方法も正確に案内
  8. 8. • 無事到着 • かなり離れ ていて自力 では発見出 来なかった
  9. 9. バスに乗っていますか?
  10. 10. • 大都市の住民 • 自家用車を持たない学生・子供 • 運転をやめた高齢者 • 旅行者・来訪者 地域の公共交通は誰のため?
  11. 11. • 多くの人の要求をマッチングして限られたリソースを有効に活用す るのは、シェアリングエコノミーと同じ • ITを使えばもっとうまく出来るはず 公共交通=シェアリング 今風で最先端 出典: i-SUSTAIN http://i-sustain.com/30-2/
  12. 12. ITで公共交通はすごくなる
  13. 13. 自動運転バス→大事だがモビリティサービス の構成要素の1つとも言える • NAVYA ARMA – フランスのスタートアップ企業が開発した自 動運転バス • 15人乗り • 充電式で5時間から13時間走行可能 • 自動で障害物を検知し避けることができる • EasyMile – 自動運転車EZ10を開発 • 定員12名(6名は立ち席)、走行速度20km/h、最 高40km/h • 最高で14時間走行 • 「メトロ」モード: 時刻表に従い各駅に停車 • 「バス」モード: 要求があった所にだけ停車 • 「オンデマンド」モード: スマホアプリで呼び出し 単に運転手なしで走るだけで無く、乗合で走らせる ための自律的なサービス実現技術が必要に
  14. 14. chariot • サンフランシスコのスタートアップ による次世代バスサービス – 通勤客対象 – 2014年創業 • 利用者からの「クラウドソーシン グ」で経路を作る仕組み – ユーザは出発地、目的地を投票 – 現在ベイエリアでは28のルートで100台が 走行中 • 2016年 Ford Smart Mobility が買 収 – 全米に
  15. 15. Uber • 2010年 サンフランシス コで設立 • 2011年 NY、パリ進出 • 2013年 東京でタクシー 配車開始 • 2015年 CMUの研究者40 名を引き抜き • 2015年福岡市でライド シェア実証実験、国交省 が中止 • 2016年 トヨタと提携 • 2016年 京丹後市で「さ さえ合い交通」
  16. 16. • 乗客が「歩いて」「待つ」ことでさらに効率的なライドシェア を実現 – 2017年11月〜 サンフランシスコで試験提供 – 2018年2月〜 正式提供 Uber Express Pool https://techcrunch.com/2018/02/21/uber-officially-launches-uber-express-pool-a-new-twist-on-shared-rides/
  17. 17. • 乗換案内プアプリ→需要と供給のギャップを埋めるバス運行を 計画 • →バスとして守るべき制度とやりたいことの間に壁がある – 決められた路線を定時運行する必要 • デマンドは刻々と変わるのに! • 新しいデマンド型交通”Smart Ride”を開始(イマココ) – バスのように複数の乗客を運ぶ – タクシーのように予約式で座れる – 地下鉄のようにエリアをカバー CityMapperがバス運行を計画→紆余曲折
  18. 18. 自動運転だけじゃない バスも新しいモビリティの重要な要素
  19. 19. • 牧村和彦氏(計量計画研究所) による現地レポート • 米国にて、車社会から新しいモ ビリティサービスによるまちづ くりが始まっていることを報告 変身するLA マイカーなしでも移動に不自由なし モビリティー革命進行する米国 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33296960T20C18A7000000/
  20. 20. Mobility as a Service (MaaS) • 移動の「所有から利用へ」を突き詰めた究極のサービス • ひとつのインタフェースから様々な交通手段を一貫して利用可能に – 「検索」「選択」「予約」「支払い」「チケット」などを総合的に扱うプラットフォーム – 統一的で利用しやすい料金制度 • 出発地から目的地まで、交通サービスを一人一人の利用者のために仕立て て提供 – 一人の快適だけでなく都市の渋滞解消なども視野に入れたサービス提供 徒歩 鉄道 カーシェアリング バス タクシー シェアサイクル
  21. 21. MaaSプラットフォームの例: Whim by MaaS Global • ヘルシンキ(フィンランド)でMaaSを実現 • Whim というアプリを通して鉄道、バス、タ クシー、自転車などの組み合わせ検索や予約決 済を実現 https://time-space.kddi.com/digicul-column/world/20161209/1772
  22. 22. とは言っても・・・
  23. 23. • 会社ごとので分かりにくい路線図 • わかりにくいバス停名称 – 「学校前」「市役所前」 • 駅や乗換地点でのでの不十分な案内 • 路線名称や行き先の分かりにくさ バスは分かりにくい
  24. 24. 減る乗客 http://www.mlit.go.jp/common/001190066.pdf2017年 日本バス協会資料より
  25. 25. 相次ぐ減便 http://www.nnn.co.jp/news/160722/20160722006.html 日本海新聞 2016年7月22日山陰中央日報 2017年1月9日 http://www.47news.jp/localnews/shimane/2017/01/post_20170109105154.html
  26. 26. そんなところに!
  27. 27. • 県単位での路線バスオープン データ整備・公開は全国初! • 2018年10月9日に第1弾公開 – 佐賀市交通局 – 祐徳バス • 静的データ(GTFS-JP・標準的 なバス情報フォーマット)に加 えて動的データ(GTFS- realtime)を同時公開 佐賀県オープンデータ: 都道府県としては全国初!
  28. 28. GTFS形式 • 世界で広く使われる形式 • 乗換案内に必要な情報(バス停・駅+路線+時刻表+運賃)をまとめて格納 したファイル形式 バス停/駅+路線 時刻 運賃
  29. 29. 海外の事例: 交通事業者がオープンデータを提供 • 路線図、時刻表、リアルタイム車両位置情報などのデータの利用を開放 • 自由に使ってもらうことで、アプリの作成や工夫を凝らした印刷物などの情 報提供を促進 • アメリカ、ヨーロッパでは当たり前になりつつある
  30. 30. • 大企業、ベンチャー−企業、個人がアプリ開発 オープンデータから様々なアプリが開発される
  31. 31. 2017年3月31日 「標準的なバス情報フォーマット(GTFS-JP)」公開
  32. 32. バス情報の効率的な収集・共有に向けた 検討会(2016年12月〜2017年3月) • 事務局: 総合政策局公共交通政策部交通計画課 • 外部委員 – 伊藤昌毅 東京大学生産技術研究所(座長) – ー川雄一 株式会社構造計画研究所 – 伊藤浩之 公共交通利用促進ネットワーク – 井上佳国 ジョルダン株式会社 – 遠藤治男 日本バス協会 – 櫻井浩司 株式会社駅探 – 篠原雄大 株式会社ナビタイムジャパン – 丹賀浩太郎 株式会社工房 – 別所正博 公共交通オープンデータ協議会 – 山本直樹 株式会社ヴァル研究所
  33. 33. 各社のエンジニアが集まった ワーキンググループを開催 • 東大生産技術研究所に 各コンテンツプロバイ ダのエンジニアなどが 集まり、バスデータの フォーマットについて 集中討議 • データ項目のひとつひ とつを徹底議論
  34. 34. バス事業者や自治体による公共交通 オープンデータ整備が活発化 • 全国で30近い事業者が整備・公開 • 4県が県を挙げたデータ整備中 2018年11月現在 伊藤調べ http://tshimada291.sakura.ne.jp/transport/gtfs-list.html
  35. 35. • Webページからデータを誰でもダウンロード出来るように オープンデータとして公開
  36. 36. Google Mapsで検索可能に • いつも使ってるスマホアプリから自然にバス 情報にアクセス可能 • 外国人も使っているアプリ
  37. 37. 「駅すぱあと/Yahoo!乗換案内」がオープン データを採用 • オープンデータ化されたバスデータを経路探索に採用 https://ekiworld.net/personal/app/spec/info.html?style=pc
  38. 38. Moovitが日本のデータに対応 • イスラエルのベンチャー企業が開発するMoovitが山梨県GTFSを採用
  39. 39. • GTFS realtime 形式でバスのリアルタイムの位置情報を公開 – GPSの情報 – バスロケ 佐賀県では動的データも公開
  40. 40. • 時刻表だけでなくバスロケまで オープンデータに • 7月14日: 全国から111名を集 めた「公共交通オープンデータ 最先端都市フォーラム」開催 岡山: 民間バス事業者のオープンデータ競争 バス事業者 バスロケ 時刻表 オープン化 バスロケ オープン化 宇野バス バスまだ? /その筋屋 済 済 下電バス 済 両備グループ (岡電・両備) リオス (両備G) 済 済 中鉄バス 済(β版) 八晃運輸(めぐりん) - ? ?
  41. 41. 宇野バス –バスIT化のリーディングカンパニー – • ダイヤ編成支援システム「その筋 屋」とのコラボレーションにより、 GTFS、GTFS Realtimeによるオー プンデータ提供を実現 • 自前のWebに表示するだけでなく、 Google Mapsの検索結果に遅れが 反映される https://twitter.com/Sujiya_System/status/855220939637665794/photo/1https://twitter.com/sujiya_system/status/670240735615041537
  42. 42. • あ 両備バス・岡電バスもオープンデータ化
  43. 43. • a 動的情報を使うアプリ・ノウハウも登場 GTFSリアルタイム表示 開発ノウハウ提供 https://qiita.com/hiroshi_toyoshima/items/ecac6d074390544b6e9ehttp://gtfs.boo.jp/
  44. 44. ワンソース・マルチユース • データを使った様々なアプリ開発や 交通分析が実現 • データ分析やアプリ開発によって公 共交通の利便性が向上 公共交通 オープンデータ 乗り換え案内 マイ路線図・マイ時刻表 交通分析 service_id 平日 route_name 250号線 [3102](片上→岡山駅) 行ラベル 計画 最小 中央値最大 06:52 83 92 102 106 08:40 78 78 83 90 10:35 76 76 80 84 15:11 75 79 81 88 17:05 85 87 98 111 総計 79.4 82 89 96 0 20 40 60 80 100 120 06:52 08:40 10:35 15:11 17:05 計画 最小 中央値 最大
  45. 45. • Aa 市民発のアプリも登場 https://play.google.com/store/apps/details?id=work.momizi.unomap&hl=jahttps://sonohino-kibunshidai.org/aobus_now/ 青バスなう! UnoMap
  46. 46. • オープンデータ前提のデジタル サイネージを検討中 デジタルサイネージ 写真は現状の岡山駅前のサイネージ 各社の独自システムからそれぞれデータ変換して 一括した表示を実現
  47. 47. • 概要: – 2018年10月13日(土)、岡山市にて、参加者約20名 • 実習内容: – アプリ開発(講師: 伊藤昌毅) Node.jsでWebアプリ – データ分析(講師: 太田恒平) QGISで路線図作成 公共交通オープンデータ技術実習 〜はじめよう!GTFSを使ったアプリ開発とデータ分析〜
  48. 48. • 人口とバス路線、バス 本数を可視化した地図 をオープンデータ+ オープンソースで作成 • 政策立案に使えるツー ルが誰でも使えるレベ ルに 市民が誰でも路線検討マップを作成
  49. 49. 公共交通オープンデータを活用して 第1段階 •よりよい案内をする 第2段階 •より良い交通を作る 第3段階 •より良い街や暮らしを作る
  50. 50. 案内
  51. 51. アプリコンテスト実施中 GTFSバスオープンデータ for Presented by 標準的なバス情報フォーマット 広め隊 賞金総額400万円 + GTFS-JP賞(仮)8月6日@ 東大駒場 キッ ク オフ GTFS-JP賞 指定課題 (1)アプリ部門 アプリ、Webサイト、Web地図 等のオンラインによる情報提供 ツール (2)紙部門 時刻表、路線図、申請等の紙に よる情報提供や業務改善ツール (3)分析部門 地域交通、ダイヤ、運行実績等、 交通改善のための分析に関する 手法、事例、ツール
  52. 52. • 勉強会開催します! • 2018年12月13日(木) • 東京都杉並区高円寺 VAL研究所にて • 「西沢ツール」「その筋屋」のハン ズオン – 作者自らが使い方を解説! データを作るなら?
  53. 53. • 東京大学 西沢明特任教授 開発のマクロ GTFS(標準的なバス情報フォーマット)出力機能 を持ったExcelマクロ http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/~nishizawa/gtfs/
  54. 54. • 無償配布されているダ イヤ編集システム • プロ向けダイヤシステ ムと同等の機能を備え、 バス事業の運営に利用 出来る • GTFS/標準的なバス情 報フォーマット出力機 能を備える その筋屋 http://www.sinjidai.com/sujiya/

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