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SIにおけるプロジェクトとプロマネ

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SIにおけるプロジェクトとプロマネ

  1. 1. SIにおけるプロジェクトとプロマネ 株式会社プログマインド 代表取締役 濁川武郷 http://www.progmind.jp2012年12月10日 (C) ProgMind Inc. 2010 All Rights Reserved. *
  2. 2. 自己紹介■略歴生年月日 1962年9月3日1985年 東京電機大学 精密機械工学科 卒業1985年 三菱電機株式会社入社1989年 横河ヒューレット・パッカード株式会社      (現日本ヒューレット・パッカード)入社1999年 ヒューレット・パッカード・ソリューションデリバリ株式会社へ転属  日立ソフト、丸紅との合弁会社立ち上げを行う。2001年 ITソリューションセンターセンター長2003年 株式会社プログマインド 代表  *
  3. 3. 自己紹介■実務経歴の要約・テレコム基幹システムのオープンシステムを用いた、ミッションクリティカルシステムの PM経験。・SI事業における SEマネージャー経験。・ITインフラソリューションビジネス及び組織立ち上げ経験。・eソーシング(アウトソース)ソリューション開発とサービス事業の立ち上げ経験。・SaaSビジネス開発及びパートナーアライアンスの経験。・SI事業会社の創業に参画し、経営に参加。 SI事業経営に関しての経験。■その他トピックスヒューレット・パッカード・ソリューションデリバリでの経営参画により、以下を経験。・事業計画の作成と遂行。    ・収益計画、受注、売り上げ、利益の管理。・PM育成計画の策定。      ・SEインセンティブ制度の立案。・エンジニアキャリア開発プランと評価制度の確立。人事政策委員会・中途採用 書類選考責任者、及び面接担当者・パートナーアライアンスマネージャー *
  4. 4. 自己紹介■パーソナルデータ年齢 今年とうとう50歳に。。(やばい)自宅 大塚ペット はなちゃん(トイプードル)好きなこと 読書、アニメ、コミック、ネット、おしゃべり、飲酒嫌いなもの 権威主義、官僚主義、自己保身、etc *
  5. 5. 自己紹介■最近はまった物 エヴァQ ※ちなみに二回みました *
  6. 6. 本日の話の概要● プロジェクトとは● プロマネとは● SIとは● 私のプロマネ経験● 最近のSI業界事情● まとめ● Q&Aコーナー● フリーディスカッション *
  7. 7. おさらい *
  8. 8. プロジェクトとは「プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務である。」(PMBOKガイド第3版)「独自」は英語では「ユニーク」。つまり、唯一の、前例がない、ということ。前例がないから、「創造」する業務なのである。「有期性」とは、期間に定めがあるということ。締め切りがあるということ。 *
  9. 9. プロジェクトとはプロジェクトとは従来組織を横断して、一時的に組織された人的資源と非人的資源の統合における活動であり、一定の時間制限の中で、日程、費用、技術上の明確に定められた目標の達成を目指した計画である。  (エンジニアリングプロジェクトマネジメント用語辞典より) *
  10. 10. プロジェクトの特徴•プロジェクトには顧客がある•始まりがあって終わりがある•ライフサイクルがある•目的、目標が存在する•組織を横断した仕事•不確定要素を含んでいる•目標が達成された時点で終了となる *
  11. 11. プロジェクトマネージャーとはプロジェクトの計画・遂行に責任を負う、プロジェクトの管理者。また、そのような職位や職能のこと。プロジェクトマネージャは、チームに与えられた目標を達成するために、人材・資金・設備・物資・スケジュールなどをバランスよく調整し、全体の進捗状況を管理する責任者である。こうしたプロジェクトマネージャの行う管理業務を「プロジェクトマネジメント」(プロジェクト管理)という。 *
  12. 12. プロジェクトマネージャーとは広義の意味では、前のスライドの通り。一般的には管理者としての意味あいが強い。この定義の内容だったら、なんだか楽勝に感じるなぁ。でも、実際のSIのプロマネって、、 *
  13. 13. プロジェクトマネージャーとは■エピソード中途採用応募者の人との面接の一コマ(私が某SIで部長をやってた頃)私:入社したら将来はどういうキャリアを目指したいですか?応募者:2-3年後にはプロマネになりたいです!(大体皆こう言います) *
  14. 14. プロジェクトマネージャーとは■エピソード入社後:2-3年たって私:そろそろ、○○社の○○案件のプロマネをやって欲しいんだけど。社員:プロマネだけは勘弁してください! *
  15. 15. System Integrator(SI)って何?● SIとは ● 情報システム(IT)で最適のリソース(人、物、金)を束ねて お客様の課題や問題点を解決する。● 情報システム(IT)分野で下記の業務を実施 ● 企画、提案 ● 営業(支援) ● コンサルテーション ● 設計、開発 ● デリバリ、運用(支援) ● サポート(保守) *
  16. 16. System Integrator(SI)って何? 情報システム分野の専門家集団 お客様 SIer BP 営業 BP:インフラ導入 経営者 BP:ソフト開発 開発部 PM 発注 運用 BP:ミドルウェア PM 技術者 部門 部門 BP:ミドルウェア 製品保守 技術者 ・・・・ 利害の調整 利害の 調整 BP: Business Partner *
  17. 17. System Integrator(SI)って何?● お客様の視点 ● 自社の専門分野(本業)に特化し、専門分野以外はアウト ソース(外部委託)する。 ● 課題、問題点を解決する手段としてITを利用 ● お客様PMは、社内の発注部門(お客様)の問題を解決する● SIer PMの視点 ● お客様の課題を解決する最適解を提案、提供する ● 最適なリソースを束ねる● BPの視点 ● 自社の特化した製品、サービス、技術分野を専門に扱いSier に提供する *
  18. 18. System Integrator(SI)って何?ポイントはSIはプライムコントラクターであるということ。プライムコントラクターとは、お客様と直接契約を行う企業。プライムコントラクターとしての、役割、能力、成果、振る舞いが、顧客、パートナーから期待されている。 *
  19. 19. System Integrator(SI)って何?とある、SIの宣伝文句お客様と直接ビジネスのやり取りを行う元請け企業=プライム・コントラクターとして数多くのパートナー企業を統括し、幾つもの大規模プロジェクトを成功させてきました。豊富な経験によって蓄積された業務知識、システム構築力、品質・コスト・リスクに関する高度なマネジメント能力は、業界内外から高い評価を得ています。 *
  20. 20. SIのプロマネってやはり大変? *
  21. 21. 閑話休題 *
  22. 22. 私のプロマネ経験副題私は如何にしてしてプロマネとなったか? *
  23. 23. 私のプロマネ経験私がはじめてプロマネとなったプロジェクトNTT 高度INプロジェクト分散コンピューティングマルチベンダー(5社)日米貿易摩擦 カーラヒルズ スーパー301条1988年施行NTT調達開放 *
  24. 24. 私のプロマネ経験初めてNTTの基幹システムにオープンシステム採用。当時、日本で最も頭のいいと呼ばれる人達が集う研究所が主幹。某SIがテレコム業界で初受注した超巨大プロジェクト。 *
  25. 25. 私のプロマネ経験電話系高度インテリジェントネットワーク 概要電話系高度インテリジェントネットワーク(高度 IN)は、さまざまな通信サービスを早期に安く提供するために、サービスの提供に必要な共通機能をプラットフォームとして構築し、サービス特有の処理をこのプラットフォーム上のソフトウェアとしてパッケージ化します。また、このサービス特有の処理用ソフトウェアを自動生成する環境を用意し、従来の通信サービス開発に比べて大幅に開発工数を削減可能としています。 近年、社会生活の多様化が進展するに伴い、通信においても多様なサービスを早期に、かつ低コストで提供できる仕組みが求められています。高度インテリジェントネットワーク(高度 IN)ではこの要求に応えるため、まず、ネットワーク内でサービス特有機能を高機能系ノードとして交換機から分離します。そして、サービス特有処理をSLP*1、MLP*2、OLP*3といった独立したソフトウェアとしてこの高機能系ノードに集中配備し、ノード間の通信インタフェースをサービスに依存しない規定としています。これにより、高機能系ノード内に閉じてサービスの追加/変更ができ、低コストでサービス提供ができるようになります。さらに、サービス生成環境というSLP、MLP、OLPを自動的に生成できる仕組みを提供していますので、サービスの開発期間が大幅に短縮でき、サービスを必要なときにタイムリーに提供できます。 これまで、高度 INは固定電話網のサービス提供用プラットフォームとして、さまざまなサービスに導入されています。出典:http://www.ntt.co.jp/RD/OFIS/active/2008pdf/general/nw/06.html *
  26. 26. 私のプロマネ経験 * 出典:http://www.ntt.co.jp/RD/OFIS/active/2008pdf/general/nw/06.html
  27. 27. 私のプロマネ経験規模月 300-500人 最盛期 1000人全体進捗会議 50人とにかくデカイお客様の社運を賭けたプロジェクト *
  28. 28. 私のプロマネ経験 -エピソード編-某SIの事情日本では初めての超大規模SI案件。皆経験が無くとにかく火が噴きまくっていた。 *
  29. 29. 私のプロマネ経験 -エピソード編-某SIの事情スタートしても体制がそろわず、そこら中から逐次、人をかき集めていた。寄せ集め部隊。 *
  30. 30. 私のプロマネ経験 -エピソード編-私の事情いきなりプロジェクトに放り込まれる。当時は機械系CADのフィールドSE。はぁ?目が点という心境。当時31歳くらい。 *
  31. 31. 私のプロマネ経験 -エピソード編-私の事情最初は総合受付窓口という役割。課題が山積していてそれを管理したり、顧客プロジェクト側のよろず相談窓口。要するに雑用係です。 *
  32. 32. 私のプロマネ経験 -エピソード編-某SIの事情当時はプロマネという言葉は、まだ一般的ではなかった。某SIも課長、部長がそういうような役割を一部していたが実質機能せず。 *
  33. 33. 私のプロマネ経験 -エピソード編-私の事情ということで雑用係からのスタート。技術的に私より優秀なSEは周りに沢山いました。この時点ではまさか自分が将来プロマネになるとは夢にも思っていません。 *
  34. 34. 私のプロマネ経験 -エピソード編-山積する重要課題性能が20倍悪い!!米国本社のTOPまでお客様からクレーム。単純な発想で切り抜ける。コンパイルオプション。余っている検証機に開発ライセンス無償提供。 *
  35. 35. 私のプロマネ経験 -エピソード編-山積する重要課題約束した機能が製品として提供できないじゃないか!応札違反だ!バグ、バグ、バグの嵐。その他、多数 *
  36. 36. 私のプロマネ経験 -エピソード編-個人的な苦労お客様用語がわからない。ちんぷんかんぷん。電文。SG、DD/M/UT/ST、etc,etc用語集を作る *
  37. 37. 私のプロマネ経験 -エピソード編-個人的な苦労アプリ開発経験が無いのに、開発のリーダーで問題対応。品質管理体制を説明しろ!と、いきなり顧客に言われ。。BPの品質もまたボロボロ *
  38. 38. 私のプロマネ経験 -エピソード編-個人的な苦労性能基礎数値。M/M/1モデルって? *
  39. 39. 私のプロマネ経験 -エピソード編-個人的な苦労必要な技術分野のSEが全然足りない。課題に対応する担当者がアサイン出来ない。OSI準拠の製品多数で知っている人がいない。 *
  40. 40. 私のプロマネ経験 -エピソード編-そして上は誰も居なくなったお客様はダメな人はエライ人からクレームをつけて、外させました。ふと、気がついたら、部長、課長は全員切られていました。 *
  41. 41. 私のプロマネ経験 -エピソード編-そして上は誰も居なくなった切られたほうは、「いやー!やっと、開放された。あとよろしくー!体を壊さないように気をつけてね。」と明るい顔で去って行く。オイオイ! *
  42. 42. 私のプロマネ経験 -エピソード編-そして上は誰も居なくなったMgrはえらくて、優秀で人間性のある人がなるもんだと、思っていた。Mgrといえども人間的にはだめな奴は沢山居るんだと。 *
  43. 43. 私のプロマネ経験 -エピソード編-続きこの時。自分の中の何かのスイッチが入りました。(自分自身でがんばるしかない!)エヴァ風に言うと、 逃げちゃだめだ! *
  44. 44. 私のプロマネ経験 -エピソード編-そして、プロマネへマネージャーが皆外されたんだから、おまえがプロマネをやるしかないな。他のSEは技術者タイプだし向いてるのはおまえしかいない。よろしく!というオチでした。 *
  45. 45. 私のプロマネ経験 -エピソード編-エピローグその後数々の困難がありましたが、プロジェクトは成功裏に終わり、ハッピーエンドを迎えます。気がつけば、私はお客様からも社内からも優秀なプロマネと呼ばれるようになっていました。 *
  46. 46. 私のプロマネ経験 -エピソード編-大事な点最初からプロマネになろうとか、思ったわけではなく、自分に与えられた役割と、目の前の課題を苦労しながらも、一つ一つこなしていった結果、こうなったということです。 *
  47. 47. 私のプロマネ経験 -エピソード編-大事な点もちろん理不尽なことや、明らかにおかしいことには、堂々と主張し立ち向かっていくことは、重要です。 *
  48. 48. 私のプロマネ経験 -エピソード編-ということで、私のプロマネ経験-エピソード編- を終わります。あー、長かった? *
  49. 49. 私のプロマネ経験 まとめ私が好かれた理由お酒愛嬌、サービス精神旺盛マイシステム正論、あるべき姿を伝える人に物を頼むのがうまかった *
  50. 50. 私のプロマネ経験 まとめ私が好かれた理由解決策、出来ないとは言わず代替案を考える。どうすれば出来るか問題解決能力調整能力、組織を超えた調整 *
  51. 51. 私のプロマネ経験 まとめ私が好かれた理由論理的思考能力、説明能力コミュニケーション能力ダメな人を外せる能力 *
  52. 52. どういうタイプの人がプロマネに向いているか向き人が好きシステムが好き技術が好き問題解決が好き政治が好き駆け引きが好き切った張ったも好き(ときにはケンカも必要)世話好き、まめ *
  53. 53. どういうタイプの人がプロマネに向いているか不向き論理的思考能力が無い視野が狭い人間性のレベルが低い数字に弱いいい加減な性格地頭が悪い技術に興味が無い(SEを下にみている)気が小さい人(言われるままなんでも受けてしまう)人が良すぎる人 *
  54. 54. どういうタイプの人がプロマネに向いているか結局本当に向いている!!という人は、20人に1人いるかいないか。(私の経験上)そういう人は、貴重です。身も蓋もないオチですが。。そうでない、普通の人のPMさんは自分の好きなこと、強みを良く理解したうえで、自分なりのスタイルでプロジェクトをやって成長していきましょう! *
  55. 55. 最近のSI業界 話は少し戻って *
  56. 56. 水平分業から垂直統合へ 今までのシステム開発は水平分業 お手て クライアント 繋いで モデル SI ( HP / IBM ) -SIベンダーが中心となり共同プロジェクトを構築-サーバ機器/OS ネットワーク機器 ストレージ データベース アプリケーション * 2
  57. 57. 水平分業から垂直統合へ現在は、垂直統合へシフトしている クライアント ワンストップでプライムベンダーがシステムを構築 アプリケーション データベース ストレージ ネットワーク機器 サーバ機器/OS * 2
  58. 58. 戦国時代と化すSI事業・SI事業がプライムコントラクター 下克上、異種格・プロジェクトマネージメント力が重要 闘技戦モデル クライアント アプリケーション アプリケーション アプリケーション アプリケーション データベース データベース データベース データベース ストレージ ストレージ ストレージ ストレージ ネットワーク機器 ネットワーク機器 ネットワーク機器 ネットワーク機器サーバ機器/OS サーバ機器/OS サーバ機器/OS サーバ機器/OS *
  59. 59. 最近顧客がSIに望んでいること企画力提案型(言われたことをやるだけじゃダメ)顧客視点(うちにとってどういうメリットがあるの?) *
  60. 60. 最近顧客がSIに望んでいることでも、いつの時代でも変わらないのは、最後までやり遂げる力。逃げない。納期を守る。できないとはいわない、どうすればできるのか。技術力はもちろんシステム全体を設計構築運用できる能力。当然アプリ開発も含む。そういう会社、PMが信頼され、受注、リピートに繋がる。それは、クラウドの時代になっても変わらない。 *
  61. 61. おまけプロジェクト ライフサイクル プリセールス デリバリー サポート 営業活動 プロジェクト契約 保守契約 (請負・準委任) 【ビジネス視点】 受注 売上げ 【プロジェクト視点】 スタート リリース・納品・検収 瑕疵対応 PMのカバー範囲
  62. 62. おまけ■Scheduling and Cost Controlプロジェクトの定義づけWBS の作成とリスク・アセスメントリソース・プランニングと見積りスケジューリングとリファイニングベースライニングとコントロールプロジェクトの終結 *
  63. 63. おまけ■Risk Managementリスク管理のプロセスリスク管理のツール意思決定のプロセスとツール *
  64. 64. おまけ■Contract Management and Negotiation契約管理と外注管理交渉の基本契約交渉の概要交渉前プランニング交渉の実施交渉後の作業 *
  65. 65. 今後のビジョンPMが出来るようになって良かったこと。段取り力が身につく。問題解決力が身につくコスト管理の仕方が判る見積り力リスク管理力リソース管理計画し実行する力不確実な中で物事をゴールに導く力仕事だけじゃなくて、様々な事に応用出来るスキル *
  66. 66. 今後のビジョン人生はプロジェクトです。よいプロジェクトリーダーになって下さい。自分自身の。 *
  67. 67. 私が好きな言葉可能の限界を見極める唯一の方法は、可能の領域を越えて不可能の領域に入ることである。- アーサー・C・クラーク - *
  68. 68. Q&A *

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