インドネシア
~見えない壁に穴をあけよう~
浅野智亮
売春地区に暮す子供
地域・社会の課題
・教育
・モラル
・ゴミ問題
去年までの活動
実績
ノンフォー
マルな教育
今年の活動
これからの活動プラン
インドネシア
~見えない壁に穴をあけよう~
浅野智亮

Editor's Notes

  • #2 (説明なし)
  • #3 活動地域の情報 活動地域はインドネシア共和国ジャワ島中部に位置するスマラン市タガルジョ地区と呼ばれる地域。 この地域は風俗街として有名で、この地区に住むほとんどの大人が娼婦、またはそれに関係する仕事についている。 地理的にも、ジャワ島の大きな都市”スマラン”と、世界遺産ボルブドゥール寺院がある”ジョグジャカルタ”を結ぶ道路のちょうど中心あたりに位置するため、トラック運転手が宿泊をかねてこの風俗外を利用する。
  • #4 地域・社会の課題 地域や社会の問題として、タガルジョに住む子供達は学校へは通えているものの、他の地区で暮す子供達と比べて攻撃的であったり、言葉遣いが悪かったりなどモラル面での問題がある。 (原因としては家族が娼婦であることにたいする精神的ストレスや、親の教育に対する興味のなさが考えられる。 親の教育に対する興味のなさというのは、元をただせばどうせ将来は娼婦になるのだからという考えからくるものだろうとも考えられる。) また、インドネシアではゴミの処理の仕方というのが深刻問題となっている。 多くの人がゴミを床にすてることを悪いことだとは思っていないうえに、その捨てられたゴミの処理の方法もまだ確立していないため、衛生面でも大きな問題がある。
  • #5 去年までの活動実績 NICEとIIWCのタガルジョでの活動は2008年2月から始まった。 当初は売春地域でのHIV/AIDSの啓発・予防活動を主目的としていたが、経験や専門知識の乏しいボランティアではその目的にあった活動の実践は難しいことがわかり、第2回目からは子どもたちに焦点を当てた活動に目的を変更した。 子どもたちに、安全で安心できる遊び・学びの場を提供し、参加ボランティアの様々なアイデアによるプログラムで子どもたちの余暇活動の充実を試みる。
  • #6 去年までの活動実績~ノンフォーマル教育~ 具体的には、主に三つのことに力を入れてきた。 一つ目に工作、運動、などの遊びを通じて子供たちにさまざまなことに対して興味を持ってもらう活動。 二つ目にモラルに関すること。遊びを通じて、あいさつ、お礼など普遍的なモラルに関する活動。 三つ目にゴミ問題に関すること。根本的解決にはならないが、子供達とゴミ拾いをして町を回ったりなどの活動。
  • #7 今年の活動~参加者~ 今回のタガルジョでの活動は、インドネシア人2名と日本人10名の計12人で実施した。 ボランティアに参加してくれたメンバーはみな海外や教育に興味のあるメンバーばかりで、多くの知見を得ることが出来た。
  • #8 今年の活動~ノンフォーマル教育~ バスケットコート1つ分くらいの広さの体育館のようなところを借りて、子供達と工作や運動などの遊びを通じて交流した。 写真は、子供達をつれてプールへ行ったときの写真や、ビーズやストローなどを使って絵を描くモザイクアートをしたときの写真、日本の文化を知ってもらうために凧を作って飛ばしたときの写真。 (どの活動でも、ボランティア参加者達の精力的な参加のおかげで子供達がとても興味をもってくれ意義のある活動となった。)
  • #9 今年の活動~ゴミ問題~ ゴミ問題に関しては、ゴミをビニール1袋分集めてくると縁日のゲームを1回できるという活動を行った。 これはボランティア参加者のアイディアで、日本のお祭りという文化を学べるとともに、ゴミ問題にも着手したとてもいい案だったと思う。 子供達も、縁日のゲームは珍しくもあり楽しくもあるため大盛況だった。
  • #10 その他の活動(ラジオ放送、スマラン国立大学生徒の交流、小学校訪問) その他活動として、近隣の小学校で授業をとらせていただいたり、ラジオ放送に出演、スマラン国立大学へ訪問させて頂いたりした。 どの活動もNICEで国際ボランティアをしていなかったらこのような貴重な経験はなかなかできなかったと思う。
  • #11 今後の活動プラン 今後ともずっと辛抱強く同じ活動を続けていく必要があると思う。 教育というのはすぐには結果は出ない上に、長い時間を要する。 また幸いなことに、タガルジョの子供達はボランティアが来ることを楽しみにしてくれている。これからも、子供達といい関係性を保ちつつ5年10年と遊びを通じて、彼らと交流していくことが重要なのではないかと思う。
  • #12 2030年に目指すゴール タガルジョ地区には外国人はもちろん、大学生、様々な職種の社会人が訪れることは私たちボランティアを除いてめったにない。そんなタガルジョにいる子供たちがボランティアとの交流を通じて、広い視野をもつ大人に育ってほしい。 また、ゴミ問題に関しては解決の糸口は見えていないが継続的な活動により少なくともタガルジョの子供達を啓発することは可能だろう。 そのためには、これからも継続してこのプロジェクトが続いていってほしいと思う。
  • #13 2030年に目指すゴール~みえない壁に穴を開けよう~ ところで、最初のスライドで書いた“見えない壁に穴を開ける“という言葉はこの一年間タガルジョで活動してきたインドネシア人のボランティアから、私たち外国人ボランティアに向けて言われた言葉だ。 これは、 【タガルジョにいる子供達は地理的な問題、経済的な事情、封建的雰囲気などにより、外の世界とはみえない壁によって隔離されている。しかし、あなたたち海外ボランティアがタガルジョに訪れることによって、タガルジョにいる子供達に新しい知見を与え、新しい選択肢を残すことによって、それらの見えない壁に穴をあけることができる。】 というメッセージだ。 今後もこの精神を忘れずに、継続的に活動をしていってほしいと願う。