ネットワーク仮想化と設計図を考える 2015年08月27日 第1回 ネットワーク図について語る会 さくらインターネット株式会社 / さくらインターネット研究所 上級研究員　松本直人

1. 2015年08月27日
第1回 ネットワーク図について語る会
さくらインターネット株式会社 / さくらインターネット研究所
上級研究員 松本直人

2. 本日のお話
ネットワーク仮想化 (データセンター)
ここのお話

3. IT業界でよく使われる設計図(1998)
基本的な概念を示しているが...
なにか
ルータ
なにか
ルータ
なにか
サーバ
1998年頃

4. IT業界でよく使われる設計図(1998)
単一障害点の塊で、このままではサービス網には使えません
なにか
ルータ
なにか
ルータ
なにか
サーバ
1998年頃
単一障害点
単一障害点
単一障害点
単一障害点 単一障害点
単一障害点

5. IT業界でよく使われる設計図(2015)
あれから20年近く経ったいま
なにか
仮想ルータ
なにか
仮想ルータ
なにか
コントローラ
2015年 (現在)

6. IT業界でよく使われる設計図(2015)
ノーコメント
なにか
仮想ルータ
なにか
仮想ルータ
なにか
コントローラ
2015年 (現在)

7. とはいえ、私が執筆や研究報告で描いた
設計図を見ていきましょう

8. まず物理スイッチの冗長化の設計図

9. とりあえずハイパバイザを加えてみる

10. 物理と仮想の全要素の冗長化を図示

11. 仮想化＝抽象化のテクニック(仮想脳)

12. 多拠点VPN接続(冗長化経路)の設計

13. 経路冗長されたオートマトンの解説

14. 研究者として
対人コミュニケーションの
リミッターを外した場合の
ネットワーク設計図

15. 1677万仮想スイッチの動的構成設計
ネットワーク仮想化とネットワーク動的構成のちょっと先の未来

16. それを設定にまで落とし込む技術

17. さらにネットワーク動的構成まで...

18. OpenDaylight導入による課題解決

19. 即応的に網変更が必要ならば...
import json, requests
Controller="http://192.168.11.17:8181/restconf/config/opendaylight-inventory:nodes/node/"
vRouter="192.168.11.16"
Mount="/yang-ext:mount/vyatta-interfaces:interfaces/vyatta-interfaces-dataplane:dataplane/dp0p224p1/"
url= Controller+ vRouter+ Mount
username="admin"
password="SeCrEt"
rq = requests.get(url, auth=(username, password))
data = rq.json()
address=data['vyatta-interfaces-dataplane:dataplane'][0]['address'][0]
:
※参考: Brocade Vyatta Controller 1.3.0による仮想ルータ設定変更例
プログラムによりネットワークデバイス/エレメントを自在に操る
(昔と変わらずシステムエンジニアはコードを書いていきます)

20. 過去から積層した技術の理解は
たいへんでしょうが
がんばっていきましょう
ご清聴ありがとうございました