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「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法

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「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法

  1. 1. 「学術の発展方法」に見る 勉強法 當間愛晃 Twitter: @naltoma URL: http://ie.u-ryukyu.ac.jp/~tnal/ 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 12016/4/23
  2. 2. こんな人 • 子供の頃、初めて飲んだルートビアに衝撃 を受ける。 • ->米国留学でウハウハ • 子供の頃、ファミコンに出会って衝撃を受け る。 • ->琉大情報工学科入学(ゲーム作ろう!) • 学生になって、河野先生に遭遇。 • ->空き時間で fj, archie を渡り歩く日々 • 学生になって、遺伝的アルゴリズムに出 会って衝撃を受ける。 • ->複雑研へ(人工知能ヒャッハー!) • 気がつけばドクターコース • ->毎月20万貰って研究できるとか夢じゃね? *特別研究員+沖縄県支援 • 気がつけば教員 • ->あれ?雑用・教育指導多すぎね? • 今年度から新入生向け必修授業持ちに • (自分の過去は棚に上げて)お前ら英語読め よ! 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 22016/4/23
  3. 3. 当初考えてた内容 • あなたの信条は何ですか? • あなたのバイブルは何ですか? • あなたのモットーは何ですか? • 生涯をかけたい夢は? 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 3
  4. 4. 目次 • オススメ勉強法2件 • ラーニング・パターン • ゼロ秒思考 • 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 • 用語解説:学会って何? • 論文というシステム • 勉強法に置き換えると? • (蛇足) • サマリ 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 4
  5. 5. [オススメ1] ラーニング・パターン http://learningpatterns.sfc.keio.ac.jp/introduction.html 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 5
  6. 6. パターン例 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 6 パターン名 概要説明 イメージ図 状況 問題 フォース (物事や人間について変える ことのできない力や法則性) 解決 アクション
  7. 7. [オススメ2] ゼロ秒思考 http://diamond.jp/category/zerobyou • 背景 • 普段からアンテナを立てておくこと、感度を高く持っていろいろなこ とに関心を持っておくことが大切だが、それでも足りない場合は、さ らに調べたり、詳しい人に聞いたりすることになる。 • 問題意識 • 問題は、大半の人が調べすぎてしまうことにある。インターネットで 検索したり、業界イベントに行ったり、本を読んだり、ああでもない こうでもないと結論のない議論をしたり、そのうえでまたネット上の ディスカッショングループを過去ログまでくまなく読んだり、何週間 も延々と調べる。それ自体はもちろんよいことだが、時間がかかる ばかりで判断・決断を延ばしがちだ。 • 先延ばしにすることで方針決定の精度が上がるならいいが、ほと んどの場合、上がらない。「こういう問題だから今すぐこうすべきか な」という仮説を立て、それを情報収集の結果で検証し、さらに仮 説の精度を上げるようなことはあまりされないからだ。むしろ、情報 収集にかまけるあまり判断が遅れて傷口が広がり、効果的な対策 が打てなくなることのほうが多い。 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 7
  8. 8. 最良の方法 by ゼロ秒思考 • 「メモ書き」の効能 • 頭や感情の整理 • 浅い思考、空回りの思考を避ける • 時間をかければ考えが深まるとは限らない • 列挙する段階では、適切かどうかは問わない • 悪そうに見えるものも、そこから発想を広げる材料になることがある • などなど。 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 8 テーマ 頭に浮かぶ疑 問、アイデアを1 分で書き出す 毎日10分(10枚)を 継続することで、気 持ちの整理や自意 識に捕らわれない判 断ができるように
  9. 9. 閑話休題 • 「学術の発展方法」に見る勉強法 • 用語解説:学会って何? • 論文というシステム • 勉強法に置き換えると • (蛇足多め) 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 9
  10. 10. 「学術の発展方法」に見る勉強法 • 意図 • 他発表者と被らない方が面白そう。 • 「学会」とかの実態・実情ってあまり知られてない(?) • 注意点 • 自分で自分成果を良くするというよりは、組織・団体等 の集合体として良くするというお話。 • (->具体的にどうしたら良いかという話に繋がると良い な) 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 102016/4/23
  11. 11. そもそも「学会」って何? • 大辞林 • 同じ学問を専攻する学者が,研究上の協力連絡意見 交換などのために組織する団体。また,その会合。 • 使用例 • 「情報処理学会と言語処理学会に所属しています」 • 「この間の学会で食べたハンバーグ旨かったな、、、」 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 11 ここだけの話: 言語(会話)系・認知系の学会には女子多し
  12. 12. (蛇足)他組織との接点の一つ • 会合としての学会でよくある風景 • 参加者は大学関係者だけじゃない • 「一緒にやりましょうか」 • 大きな会合だと企業がスポンサー • 良くも悪くもどんな企業が後援してるかが一つのバロメーター • (担当者によるけど)展示ブースも面白い • あれこれ無料配布 • (ぶっちゃけ就職説明会みたいなお固いイベントに参加 するぐらいならこっちで具体的な話聞いたほうが面白い。 ここが切っ掛けでインターンなりその後に繋がることも 珍しくない。特に院生。企業にも学生にもWin-Winな場。 どちらにとっても門戸は一つじゃない) 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 12 似たような事柄に興味のある人 が大勢集まるイベント≒コミケ
  13. 13. こんな一面も 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 13 今年の暗黒通信団の夏コミ新刊として『PRMLガール』~ 文芸部 のマネージャーが「パターン認識と機械学習」を読んだら ~ をこ のたび出版することになりました。 http://developer.cybozu.co.jp/takesako/2013/04/prml-girl.html
  14. 14. 1. 何が何でも「論文」ありき。 • 論文の特徴 • 査読、採録、参照 *後述 • 論文にも色んな種類・質がある • (研究)速報, Notes, Letters • 質よりも速度重視。 • 予稿, Proceedings • 全国大会、支部会等と呼ばれる会合で発表する際に提出する 1〜4ページ程度の論文。(分量で決まるわけではないが) • てーげーに書いても通る(ほぼノーチェック)レベル。 • ピアレビュー付き予稿 • 多くの国際会議ではその分野の専門家が事前にレビュー。 • 会議の位置づけ次第で質には大きな差がある。 • 査読付き論文, Journals • ...「査読」? 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 14
  15. 15. 2. 「査読」と「追試」の2段階 査読から掲載の流れ • その分野の専門家2名程 度で新規性・妥当性・有効 性をチェック。 • 査読時の主なチェックポイ ント • 関連テーマの論文との差異 が明確か? • 論文を読んで再現できるぐ らい明瞭か? • 十分な検証が行われている か? • 何かしら有益情報があり、 明確な誤りがないなら条件 付き採録or採録を推奨(≒ 性善説)することも。 掲載後の流れ • 査読を通った論文は、そ の学術雑誌に採録 (publish)される。 • 出典がわかれば誰でも 閲覧可能。(=オープン) • 中身の妥当性・有効性は 追試(≒性悪説)により 再チェックを受ける。 • ジャーナルであっても 誤っていることがあるが、 それは後から是正される。 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 15
  16. 16. 3. 参照によるオープンなやり取り 引用文献, References • いわゆる「参考文献」 • 何にもとづいて論じて いるのかを提示 • 出典をあたれば誰でも 参照可能 • リファレンスなしの論文 はありえない 被引用文献, Citation Index • ある文献がどのような より新しい文献によっ て引用されているかを 読者が容易に知ること ができるもの • 被引用数≒論文の質 • 引用して論ずることで、 該当論文の過去の繋 がり、未来の繋がりを 参照可能。 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 16
  17. 17. オープンなやり取りの例 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 17
  18. 18. 学術発展と勉強における考え方 • 積み重ね • 1. 論文を通した公開 • 2. 査読と追試による質 保証 • 3. 参照によるオープン な場の確保 • 公開のメリット • 誰でも参照できる • 切っ掛けになる • 新たな視点・知見への 繋がりに繋がる • 勉強での例 • 良書に巡り会える可能 性が高まる • 誤りを指摘してもらえる 可能性が高まる • etc. 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 18 技術的に運を高め ることができる!
  19. 19. (蛇足?) 分かりやすさ大事 e.g., 遺伝的アルゴリズム • Building block theory, 積み木仮説 • John Henry Holland [1970s] • Wikipedia • Genetic algorithms are simple to implement, but their behavior is difficult to understand. • シンプルだが、何故うまく機能するのかなかなか理解さ れなかった。 • Goldberg describes the heuristic as follows: • Goldbergらとの討論を経て、その後、その有効性への 理解が理解が深まり、世に広がった。 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 19
  20. 20. まとめ:公開して運を高めよう • 研究日誌: ローカルにアウトプット! • 記録にないものは「無いのと同じ」。 • 綺麗でなくてもいいからログを残そう。 • 「たまに歩みを振り返って展望できる状況」があるだけで学 びの質が向上。 • 学術雑誌への投稿: オープンにアウトプット! • ブログ書いたり勉強会で登壇したり、何でも良いから、第三 者が参照できる形でアウトプットしよう。 • 「第三者が参照できる」=良質の報告書を書く練習大事。 • アウトプットすることで関連情報への繋がりが自然と増える。 • 学会への参加: 第三者とディスカッション! • 少人数で閉じてると単純なことを見落としてたり、面白い組 み合わせ爆発が起きにくい。 • 補足:事例を信用し過ぎない 2016/4/23 「学芸・学術の発展方法」に見る勉強法 (Naruaki TOMA @naltoma) 20

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