20161126_インハウス広報の視点から考える「ことば」と「広報計画」

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Tokyo Art Research Lab|思考と技術と対話の学校|基礎2プログラム技術編(2016.11.26)

アートプロジェクトなど、スモールチームの広報担当者向けに、考え方から事例までまとめてお話ししました。

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  • IR:投資家向け広報、適時開示、信用と組織、広報の基礎
    PR:新しいコミュニケーションの形、メディア運営、企画、書いて発信
    現在:POをしながら… 例えば昨日の仕事は、TARL改修、システムエラー対応、PO職の言語化
  • 外に発信するだけと思われがちだけれども、両輪やることに価値
    いろんな広報のタイプがある メディア特化型、SNSバズ型
    わたしの仕事はアートプロジェクトの広報に通じる
  • 客観的でいる冷静さ、熱量を失わずに言葉をつむぐ情熱、そして孤独
  • 偉い人の言葉であっても!
  • 実はこのとき森田さんは断ろうと思っていたらしい
    ここまで言っているんだからの一言が決めて
    「編集長は僕はやれません」
  • すごくいいものができた
    いまでもいい仲間、一緒に同人誌つくろうとしている
  • 7年間パンフレットなかった
  • 校長にすすめられてはじめた
    勘を取り戻すために
    書くことはとても大事
    たまにいいこと書いているのでよかったら…
  • 20161126_インハウス広報の視点から考える「ことば」と「広報計画」

    1. 1. 自己紹介 2010-2015 PR と コミュニケーション ディレクター @デザイン会社 @個人 キロクと発信、コンテクストデザインの仕事 2007-2010 IRと電子書籍編集者 @出版社グループ 2015 - 現在 PO と コミュニケーション デザイン担当 @文化財団
    2. 2. 一言でいうと “インハウス広報” です。
    3. 3. “インハウス広報”ってなんだ? 組織 インハウス=組織内の
    4. 4. 世の中 “インハウス広報”ってなんだ? いろいろな メディア 広報 =対話を生む職種
    5. 5. “インハウス広報”ってなんだ? いろいろな メディア チーム内と外の両方で対話を重ね 活動の価値を可視化していく人 組織 世の中
    6. 6. 今日お話しすること ↑ ② ことば探し ①心がまえ ↓ いろいろな メディア ↑ ③届け方
    7. 7. 〈 広報:ことばと計画 〉 ① 心がまえ
    8. 8. 心がまえ 冷静と、 情熱と、 孤独。
    9. 9. “わかりあえないという ところから歩きだそう”
    10. 10. –平田オリザ『わかりあえないことから』 “美しく湿潤な島国で育った私達には、それを受 け入れることはつらく寂しいことかもしれない 。「柿くへば」を説明することは、とても虚し いことかもしれない。しかし、おそらくそこか ら出発する以外に、私たちの進む道はない”
    11. 11. 対話と会話のちがい 対話 Dialog あまり親しくない人同士の 価値観や情報の交換 価値観が異なるときの すり合わせ 会話 Conversation 近い者同士のおしゃべり “対話的な精神とは、異なる価値観を持った人同士と出会うことで、 自分の意見が変わっていくことを潔しとする態度のこと”(平田オリザ)
    12. 12. 価値観の異なる人 関心のない人にも届けたいから 大事にするのは「対話」です。 そのために、 チームやプロジェクトに対して ある種引いた視線(冷静さ)も 人を巻き込む勢いと想い入れ(情熱)も どちらも持たなくてはいけません。 結果、ちょっと孤独な役回り。 それが、インハウス広報の心がまえ。 ※ナカタ的解釈ですが
    13. 13. 〈 広報:ことばと計画 〉 ② ことばを見つける
    14. 14. [work] どこに惹かれた? グループで持ち寄ったことばの 「どこに惹かれた?」をインタビューしあおう
    15. 15. わたしはこんなことばに惹かれました (最近のノートから)
    16. 16. わたしはこんなことばに惹かれました
    17. 17. わたしはこんなことばに惹かれました
    18. 18. わたしはこんなことばに惹かれました
    19. 19. わたしはこんなことばに惹かれました
    20. 20. わたしはこんなことばに惹かれました
    21. 21. ことばの強度は価値の強度 • なぜやるのか(社会的・組織的・個人的〉 • 誰にとって関係あるのか / ないのか • どこがユニークなのか おそれずに メスをいれ る べし
    22. 22. [work] 校長 の文章に 赤字を入れてみる 言いたいことは伝わる?
    23. 23. お題:学校のアニュアル「はじめに」(原文) ポイント ・「はじめに」の役割は何か? ・素読して意味が通じるか? ・言い換えるべきことばはないか? ・ブロックの順序は論理的か?
    24. 24. 答え合わせ(答えはないけれど)
    25. 25. リーダーやディレクターが 描くビジョンこそ、最も重要な「柱」です 。 でも、彼/彼女が毎回、完璧に思惑通りの ことばを書いたり話したりできるとは限り ません。 (だって人間だもの) 言いたいこと、考えていることと、発する ことばを揃えていくのもインハウスの広報 の使命。 日頃から信頼関係を築き、 たくさんのことばを交わしましょう。
    26. 26. [case] 広報としてことばを編む 広報やコミュニケーションディレクションを 担当した事例から思考の順序をご紹介します。
    27. 27. 事業の基礎となることば [case1] FabCafe 開店プレスリリース Photo: FabCafe 課題:未知のサービスを表現する
    28. 28. 事業の基礎となることば [case1] FabCafe プレスリリース 2012年2月29日 プレス発表!
    29. 29. 事業の基礎となることば [case1] FabCafe プレスリリース • 2012年3月7日、日本で初めてレーザーカッターが主役のデジタルも のづくりカフェ「FabCafe」をオープンいたします。 • 世界で広がっている「ものづくり革命」のムーブメント、"FAB"。そ こには、大量生産やマーケットの論理に制約されない「FABrication( もの づくり)」と「FABulous(愉快な、素晴らしい)」の2つの意味 が込められており(略) • FabCafeはその”FAB"スピリットを楽しく、おいしく、わかりやすく 伝える場所。若いエネルギー溢れる渋谷という場所で、レーザーカッ ターをはじめ様々なデジタル工作機器を備えることで、多くの人々が ワクワクしながら新しいものづくりを楽しむ空間を提供します。
    30. 30. リリースはコピペで使われていく もの。 誰もが使い回せるフレーズを 織り交ぜましょう。
    31. 31. なぜ?に答えることば [case2] USIO Design Project コンセプト文 課題:納得感とワクワク感の両立
    32. 32. なぜ?に答えることば [case2] USIO Design Project コンセプト文 なぜ、観光課が 名産品デザイン なの? なぜ、島の デザイナーを 使わないの? なぜ、東京の 会社がやってる の? なぜ、竹富島で も 西表島でもなく ? なぜ、台湾な の? なぜ、公募に 応募するべきな の? なぜ、リデザイ ンが 必要なの? なぜ、やるの ?
    33. 33. なぜ?に答えることば [case2] USIO Design Project コンセプト文
    34. 34. なぜ?に答えることば [case2] USIO Design Project コンセプト文 異なる文化がぶつかる交点に、豊かさが宿る あたらしい形の「地域×デザイン」プロジェクト 「USIO Design Project」は、デザインの力を通して、石垣島の魅力を再発見 するプロジェクト。 石垣島は、日本最南端に浮かぶ八重山諸島の「玄関口」 です。 古くから、琉球文化と日本文化、台湾文化の交わる場所として、独自 の文化を育んできました。 今も多くの観光客が訪れる石垣島の魅力は、その 多様性によって磨かれてきたのです。 目指すのは、海の「潮」のように人が 行き来し、「潮目」のように豊かな交点を生み出すこと。 石垣・東京・台北 の3拠点を中心に、 島で生まれるモノ、働くヒト、育まれる知恵と、 世界中 のデザイナーの想像力を掛け合わせていきます。 地域を知り、名産品に触れ 、アイデアを出し合い、対話を重ね、明日につながる物語をつむいでいくー ー。 そんなあたらしい形の「地域×デザイン」プロジェクトに挑戦します。
    35. 35. 詩的なだけのコンセプト文は弱い もの。 背景と文脈を どの厚みで盛り込むかに頭を使い ましょう。
    36. 36. チームを熱くすることば [case3] 季刊LOFTWORK メディア企画書 課題:クリエイターを口説く
    37. 37. チームを熱くすることば [case3] 季刊LOFTWORK メディア企画書 / クリエイター依頼文
    38. 38. チームを熱くすることば [case3] 季刊LOFTWORK メディア企画書 / クリエイター依頼文
    39. 39. チームを熱くすることば [case3] 季刊LOFTWORK メディア企画書 / クリエイター依頼文
    40. 40. チームを熱くすることば [case3] 季刊LOFTWORK メディア企画書 / クリエイター依頼文
    41. 41. チームを熱くすることば [case3] 季刊LOFTWORK メディア企画書 / クリエイター依頼文
    42. 42. チームを熱くすることば [case3] 季刊LOFTWORK メディア企画書 / クリエイター依頼文
    43. 43. プロジェクトチームの モチベーションは、 品質に関わってきます。 そしてモチベーションとは つくりだすもの。 頼む/話すことばも大切に。
    44. 44. 構造を明らかにすることば [case4] 東京アートポイント計画 パンフレット 課題:「仕組み」のビジュアル化
    45. 45. 構造を明らかにすることば [case4] 東京アートポイント計画 パンフレット 「なにを」ではなく「なぜ」を中心にしたツールづくりで 事業価値を言語化する対話の機会を設けました。 (事業パンフレットは7年間一度もつくる機会がなかったらしい!) ※初回ブレスト時のメモ
    46. 46. 構造を明らかにすることば [case4] 東京アートポイント計画 パンフレット →新しい議論へ 拠点形成の 成功イメージ は? 本当に NPOだけ? POの 職能/専門性っ て? 東京らしさ って?
    47. 47. 気にするべきは表に出ている 「抽象:具体」のバランス。 個別具体的な活動ばかりが 発信されている取り組みなら、 ビジョンの再言語化をすることで 新しい視点が生まれたりも。
    48. 48. –山田ズーニー『伝わる・揺さぶる!文章を書く』 “今日も、そうした教科書には載らない名文が、 どこかで書かれている。おかげで、電車は走り、 ビルは建ち、宅配便が届き、世の中が回っていく”
    49. 49. まとめ 文章の7つの要件 1 意見 2 望む結果 3 論点 4 読み手 5 自分の立場 6 論拠 7 根本思想 (山田ズーニー『伝わる・揺さぶる!文章を書く』) 広報がことばを つくればいい…は間違 い。 適切なメンバーを集め 、 議論を起こし、 形に落とすのが仕事!
    50. 50. つかれました? \ 休 憩 / ゆっくりやすんで。
    51. 51. 〈 広報:ことばと計画 〉 ③ 届け方をたくらむ
    52. 52. 世の中 後半は広報計画について考えます 組織 いろいろな メディア
    53. 53. 広報が動き出すとき こんな企画が動いて いて、 ●月●日頃に発表でき そう !
    54. 54. そのとき広報の脳内は… 新ネタきたー!! / トーンはフレンドリー? ラグジュアリー? / 開
    55. 55. 広報計画はクリエイティブな作業 いろいろな メディア ターゲット を設定→ ネタの内容 鮮度・トーンを精査 ↓ ↑ 届ける方法 タイミングを計画
    56. 56. 広報計画はクリエイティブな作業 沢山イメージする→5W1H設計→施策へ
    57. 57. [work] 広報計画ブラッシュアップ 架空のイベントを題材に広報リーダーに なったつもりで計画をテコ入れしてみる
    58. 58. お題:架空のプロジェクトの広報計画に赤入れ ! ポイント ・狙い通りに届くか? ・体制的に可能か? ・他にチャネルはないか? モチモチだんごツアーズ
    59. 59. もしもわたしだったら… • 2日限りで地域密着のプログラムをいかに盛り上げ、残すか • チラシ→ウェブ→SNSというありがちな思考順序を見直す • SNSのアカウント多すぎるのでは? • ウェブはもっと早くだせるのでは? • 事前イベント等他の手段もあるのでは? • リリースを雑誌や協賛/地元新聞社に持ち込むタイミングで設計? • リリースを数段回にわけては? • 当日取材の働きかけをして後パブを出せない? • ボランティア募集はどこではじめる? • 画になるポイントはどこでつくる?
    60. 60. #まとめ インハウス広報を まじめにやると 事業も育つ
    61. 61. #まとめ “思考と対話と技術”は 広報も大事
    62. 62. http://yagini.tokyo

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