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Sighci169「錯視図形提示によるコンテンツ視聴手法の提案」

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HCI研究会at下関のスライド
「錯視図形提示によるコンテンツ視聴手法」

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Sighci169「錯視図形提示によるコンテンツ視聴手法の提案」

  1. 1. 周辺視への錯視図形提示による コンテンツ視聴手法の提案 福地 翼(明治大学 総合数理学部3年) 松井 啓司(明治大学 総合数理学部4年) 中村 聡史(明治大学 総合数理学部)
  2. 2. 研究背景 • 動画共有サイトの普及 - Youtube,ニコニコ動画など • 動画コンテンツを視聴する機会の増加 ただディスプレイを通して 視聴するだけでは物足りなさを感じる
  3. 3. • IllumiRoom [Brett 2013] • 周辺視へのエフェクト提示による動画の視聴体験拡張 [松井 2015] - プロジェクタを用いたディスプレイ周辺への刺激提示 - 動画周辺へのエフェクト提示 関連研究
  4. 4. 共通点 • コンテンツ周辺へのエフェクト(刺激)提示 - 印象変化に対して有効に作用 - 刺激による体験の阻害を抑制 問題点 • プロジェクタの用意 • 複雑なエフェクトの作成 → 視聴体験のためのコスト、手間の問題が残る 関連研究
  5. 5. コンテンツ周辺への単純刺激の提示により 印象を変化させ視聴体験を拡張する • コンテンツ周辺への刺激を画面内に提示 • 提示する刺激には単純なものを利用 研究目的
  6. 6. ポイント 1. 周辺への提示で効果が見込めるか? 2. 複雑な手順を踏まずに表現できるか? 錯視図形提示によるコンテンツ視聴手法 提案手法
  7. 7. なぜ錯覚なのか? 錯覚とは 「実際とは異なる感覚や認識をもたらす現象」 錯 覚 コンテンツによる感覚や認識 錯覚による感覚や認識 錯覚により映像では得られない感覚や認識を 与えることで映像に対する印象変化が起きる 仮説 提案手法
  8. 8. なぜ錯視図形なのか? 1. 周辺への提示で効果が見込めるか? 2. 複雑な手順を踏まずに表現できるか? → 周辺視へ提示した際に錯覚現象が有効 [寺内 1991] → 図形が単純なものが多く、表現が容易 提案手法
  9. 9. 画面 手法の構造 動的に変化する錯視図形を提示
  10. 10. • 錯視図形提示 :Processing • 視線データ取得(分析用):Tobii EyeX - 動的に変化(sin関数を使用) - 座標をテキストデータで取得 実装 sin(- 90°) sin(90° )
  11. 11. • 印象が変化するか? • 知覚は変化するか? • 弊害(疲労感など)は発生するか? • 視線はどう変化するか? 錯覚提示によって 実験 錯覚により映像では得られない感覚や認識を 与えることで映像に対する印象変化が起きる 仮説
  12. 12. 実験に使用する錯視図形の絞り込み • エビングハウス錯視 • カフェ・ウォール錯視 • グリッド錯視 • ベクション錯視 • オービンソン錯視 • ツェルナー錯視 • デルブーフ錯視 • ミュラー・リヤー錯視 ① 主観によって選んだ8つの錯視を用意 ②印象の変化を感じたものを選択 前調査
  13. 13. 前調査 エビングハウス錯視 オービンソン錯視 傾きの知覚大きさの知覚
  14. 14. 前調査 カフェ・ウォール錯視 ツェルナー錯視 傾き・歪みの知覚傾き・歪みの知覚
  15. 15. 前調査 グリッド錯視 デルブーフ錯視 大きさの知覚奥行きの知覚
  16. 16. 前調査 ベクション錯視 ミュラー・リヤー錯視 長さ・歪みの知覚移動感の知覚
  17. 17. 実験に使用する錯視図形の絞り込み • エビングハウス錯視 • カフェ・ウォール錯視 • グリッド錯視 • ベクション錯視 • オービンソン錯視 • ツェルナー錯視 • デルブーフ錯視 • ミュラー・リヤー錯視 ① 著者が主観によって選んだ8つの錯視を用意 ②印象の変化を感じたものを選択 前調査
  18. 18. 選択の多かった4つの錯視を実験に使用 1. グリッド錯 視 2. オービンソン錯 視 3. ベクション錯 視 4. エビングハウス錯 視 奥行き知覚 傾き知覚 移動感知覚 大きさ知覚 錯視
  19. 19. 1. グリッド錯視 - 風景動 画 動画の選定 選定理由 広がり・奥行きの増減による飽きの変化
  20. 20. 動画の選定 選定理由 傾斜・歪みの増減による不安・動揺の変化 2. オービンソン錯視 – 飛行動 画
  21. 21. 動画の選定 3. ベクション錯視 – ジェットコースター動 画 選定理由 移動感の増減による勢い・せわしなさの変化
  22. 22. 動画の選定 4. エビングハウス錯視 – 動物動 画 選定理由 大きさの増減による遠近感・感心の変化
  23. 23. 錯視提示:なし 錯視提示:あり 錯視提示の有無による効果の調査(協力者:14名) ・ 計8本を視聴 ・ 印象・知覚(5段階)について評価 ・ 疲労感(4段階)について評価 ・ 視線データを取得 提示の有無に 評価実験
  24. 24. 実験結果: 印象と知覚 -2 -1 0 1 2 動 揺 不 安 苛 立 ち 感 心 飽 き 悲 し み 楽 し さ 集 中 広 が り 奥 行 き せ わ し な さ 勢 い 接 近 引 き 傾 斜 歪 み エフェクトなし エフェクトあり 動揺・苛立ち・楽しさが増加飽きが減少 勢い・せわしなさが増加 :ベクション
  25. 25. -2 -1 0 1 2 動 揺 不 安 苛 立 ち 感 心 飽 き 悲 し み 楽 し さ 集 中 広 が り 奥 行 き せ わ し な さ 勢 い 接 近 引 き 傾 斜 歪 み エフェクトなし エフェクトあり 動揺・不安が増加飽きが減少 勢い・傾斜以外の項目に対して効果あり :グリッド 実験結果: 印象と知覚
  26. 26. -2 -1 0 1 2 動 揺 不 安 苛 立 ち 感 心 飽 き 悲 し み 楽 し さ 集 中 広 が り 奥 行 き せ わ し な さ 勢 い 接 近 引 き 傾 斜 歪 み エフェクトなし エフェクトあり 不安・感心・楽しさが増加飽きが減少 歪みが大幅に増加した :オービンソン 実験結果: 印象と知覚
  27. 27. -2 -1 0 1 2 動 揺 不 安 苛 立 ち 感 心 飽 き 悲 し み 楽 し さ 集 中 広 が り 奥 行 き せ わ し な さ 勢 い 接 近 引 き 傾 斜 歪 み エフェクトなし エフェクトあり 感心が増加 広がり・接近・引きが増加した :エビングハウス 実験結果: 印象と知覚
  28. 28. 実験結果: 印象評価 印象 • グリッド錯視 - 不安、動揺が増加。飽きが減少。 • エビングハウス錯視 - 感心が増加。 • オービンソン錯視 - 不安、感心、楽しさが増加。飽きが減少。 • ベクション錯視 - 動揺、苛立ち、楽しさが増加。飽きが減少。
  29. 29. 実験結果: 知覚変化 知覚 • グリッド錯視 - 勢い・傾斜以外の知覚項目が増加 • エビングハウス錯視 - 引き、接近、大きさなど遠近感が増加 • オービンソン錯視 - 歪みが増加 • ベクション錯視 - 勢い、せわしなさなど移動感が増加
  30. 30. :ベクション 実験結果: 疲労感 0 1 2 3 不 快 感 が あ る 疲 労 感 が あ る 頭 痛 が す る 眼 の 疲 れ 眼 の ぼ や け 集 中 で き な い 眼 が か す む エフェクトなし エフェクトあり 疲労感・不快感・集中できないがわずかに増加
  31. 31. 0 1 2 3 不 快 感 が あ る 疲 労 感 が あ る 頭 痛 が す る 眼 の 疲 れ 眼 の ぼ や け 集 中 で き な い 眼 が か す む エフェクトなし エフェクトあり 大きな変化は見られなかった :グリッド 実験結果: 疲労感
  32. 32. 0 1 2 3 不 快 感 が あ る 疲 労 感 が あ る 頭 痛 が す る 眼 の 疲 れ 眼 の ぼ や け 集 中 で き な い 眼 が か す む エフェクトなし エフェクトあり 疲労感が増加し、不快感はわずか増加 :オービンソン 実験結果: 疲労感
  33. 33. 0 1 2 3 不 快 感 が あ る 疲 労 感 が あ る 頭 痛 が す る 眼 の 疲 れ 眼 の ぼ や け 集 中 で き な い 眼 が か す む エフェクトなし エフェクトあり 値の変化はほとんど見られなかった :エビングハウス 実験結果: 疲労感
  34. 34. 分類 • 疲労感あり 実験結果: 疲労感 - ベクション錯視 - オービンソン錯視 • 疲労感なし - グリッド錯視 - エビングハウス錯視
  35. 35. 映像周辺への錯視提示により印象が変化する - 不安・動揺がすべての錯視で増加した → 錯覚の付与またはsin関数が原因? - 飽きが減少 → システムが有効に作用 考察
  36. 36. 一部の錯視では疲労感が見られた - 改善する必要あり 考察 映像周辺への錯視提示により印象が変化する - 不安・動揺がすべての錯視で増加した → 錯覚の付与またはsin関数が原因? - 飽きが減少 → システムが有効に作用
  37. 37. グリッド錯視は多くの知覚項目が増加 - 知覚表現に対して汎用 考察 一部の錯視では疲労感が見られた - 改善する必要あり 映像周辺への錯視提示により印象が変化する - 不安・動揺がすべての錯視で増加した → 錯覚の付与またはsin関数が原因? - 飽きが減少 → システムが有効に作用
  38. 38. エビングハウス錯視 オービンソン錯視 錯視の提示でわずかに視線が乱れた 錯視の有無で変化は見られなかった 実験: 視線ログ
  39. 39. グリッド錯視 ベクション錯視 錯視の有無で変化は見られなかった 錯視提示によって視線が中央に寄る傾向 実験: 視線ログ
  40. 40. 提示の有無にかかわらず視線は安定 - 一部(エビングハウス錯視)錯視の影響あり 考察 大きさ知覚
  41. 41. 考察 視線と評価の関係 - 視線が中心に密集している場合 → 集中、奥行きを高く評価する傾向にある 提示の有無にかかわらず視線は安定 - 一部(エビングハウス錯視)錯視の影響あり 大きさ知覚
  42. 42. • 周辺視への錯視図形提示による コンテンツ視聴手法の提案 • 錯視図形提示による印象変化の調査 まとめ → 印象の変化が見られた
  43. 43. まとめ • 周辺視への錯視図形提示による コンテンツ視聴手法の提案 • 錯視図形提示による印象変化の調査 → 印象の変化が見られた 今後の展望 • 提示による問題点の解消 • 動作パターンと印象変化の関係の調査 • 複数の錯視を表現する汎用的図形の作成
  44. 44. Webサービスとしての実装 応用
  45. 45. 今後の展望 応用 • システムの調整 • 使用感や印象変化について調査 • 提示パターンの工夫・追加

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