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IGDA日本オンライン新年会2022 LT 新年恒例ゲーム開発環境の未来を占う

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IGDA日本オンライン新年会2022 LT 新年恒例ゲーム開発環境の未来を占う

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IGDA日本オンライン新年会2022のLTとして発表させていただいた「新年恒例ゲーム開発環境の未来を占う」のスライドです。

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IGDA日本オンライン新年会2022 LT 新年恒例ゲーム開発環境の未来を占う

  1. 1. IGDA日本オンライン新年会2022 ライトニングトーク 新年恒例 ゲーム開発環境の未来を占う 2022年1月15日 (株)オルトプラス 有馬もと
  2. 2. 有馬もとのご紹介 ● コード書いてお金もらうようになって30年が過ぎました。 ● 各社でゲーム開発系エンジニアの偉い人をしています。 ● 最近いろいろな人に触れ合いたくてIGDAの正会員になりました。 ● 現在は (株)オルトプラスで、 フェローエンジニアとして ゲーム開発に関するエンジニアや 技術関連の統括をしています。 ● 伊達とノリと酔狂、そんな会社です。
  3. 3. 本日のお題 新春だし新年だし、未来展望をしてみましょう。 ゲーム開発環境の未来ってどうなってるんだろう?
  4. 4. 2022年現在のおもなゲーム開発環境 ● スマホのクライアント系 PC + Unity + VSCode or VisualStudio or JetBrains Rider ※最近Rider派が多くなった感じ ● サーバ系 PC + Docker + PhpStorm ほか ※Larabel (Lumen) 優勢? goも増えてきた ● フロント系 PC + React or Vue.js + Draft.js など。PlayCanvas優勢かな? ● コード管理 だいたいGitHubやGitLabなどGit系
  5. 5. ここで最近の有馬さん ● 飽きた。そりゃ30年も似た感じでコード書いてるし… ● PC捨てたい。重いしかさばるしイケてない。 スマホからコードいじりたい。 ● ローカルにファイルを置きたくない。 直接ネット上のコードをいじりたい。 ● 人をダメにするクッションで 寝ころびながらコード書きたい。 ● つまり、どこでもプログラミングしたい。
  6. 6. 願望を叶える「どこでもプログラミング化」 ● 最初の起点はGit捨ててDropboxへ ○ ひとり開発だったら、わざわざGit管理しなくても履歴あるし充分 ○ 書いて保存したらすぐに反映されるのがよい ● 実行するインスタンスをクラウドへ ○ 適当なAWS EC2(クラウドサーバー)上のインスタンスにDropboxをマウン トしといて、何かアクセスするとすぐ見られるようにした ○ どうせDockerなんだけど、ECS+Fargateよりはお手軽感重視 ● スマホとPCで同じコードをいじれるようにした ○ スマホからはiText(使い慣れてる) ○ PCからはWZ Editorはじめ各種アプリでいじれる
  7. 7. 結果こうなった「どこでもプログラミング」の構成 ● PC + Dropbox + AWS EC2(on Docker) + テキストエディタやIDE ● スマホ(iPhone) + Dropbox + AWS EC2(on Docker) + iText ● これでコードはローカルにひとつもない環境を実現。IDE等が直接Dropbox上 のファイルをいじれるようになればもっとよくなる ● iTextはただのエディタなのでコード補完などはない。なくてもできる範囲のもの を作ってる感じ。全文検索(grep)はDropboxので事足りる ※言語的にはだいたいRuby、PHP(Larabel)、JavaScriptほかスクリプト言語 ※業務上のコードはセキュリティ上これはやっていません。
  8. 8. どう変わる? ● 知り合いとご飯食べながら、あ、そうだ! という感じでスマホ取り出してコー ドいじれたのはなかなか新鮮だった。すぐ反映されるし。 ● 退屈したらこそこそいじれる。コードいじってると思われない。 旦那から「仕事?」と気をつかわれないで済む。 ● 寝食忘れて没頭できた。人をダメにするクッションは偉大。 ● 意外とスマホでコード書ける。慣れの問題。HHK捨てられる(!) ● 気分で入力端末を変えられるのは、すごく楽。 見つからないやる気が戻ってくる。
  9. 9. 最近増えてきたどこでもプログラミング ● GitHubでいじりたかったら、たとえばiPhoneに Working Copy+Textastic入れるとか、 それなりに手がある。GitHubのアプリもあるし。 ● 最近そうしたソリューションがいろいろ出てきた。 実際に使ってる人も増えてきている。 ● Unityもスマホで動いたらいいなあ(チラッ)
  10. 10. もう少し先の話 ● スマホでプログラミングできたら次はビジュアルプログラミング ● これからはビジュアルプログラミングネイティブ世代の時代。 あと10年しないうちにScratchや Minecraftで育った子供たちが台 頭してくる。 ● これはたぶん大きなパラダイム シフトになる。 「パラダイムシフトとは 世代交代のことである」 (瀧本哲史)
  11. 11. 例えば? ● draw.ioでシステム構成描くと勝手に Terraform吐いて各種サービスを配置してくれるような、ビジュアルなインフラ構 成ツールとか。それに連動してアプリも書けるみたいな。 ● フレームワーク的なものは見た目ビジュアルプログラミングで提供。 AWSのLambdaやAWS CLIで各種サービスをい じるようなスタイル。圧倒的にコード書かない and見えない方向へ。 ● だいたいサーバ側はLambdaしか書かないような開発にシフトしていくはずで、それが進むとマイクロサービスを適宜 繋ぎ合わすぐらいで済むようになる。そこにビジュアルプログラミングが入っていく。 ● レイヤー構造などによる重合的ビジュアルプログラミング。 Scratchの上に別のビジュアルプログラミングが重なる的 な。 ● Lua的なゲーム内スクリプト、会話用スクリプターの立ち位置にビジュアルプログラミングが入る。 ● スワイプ、ピンチ等スマホ的操作を加えたプログラミング環境。 ピンチでクラスの中身が見えるとか。 Unityで言うところのSceneがスワイプで変わるとか ● オブジェクト指向プログラミングからデータフロープログラミングへ本格移行 ● とかとか、ネタはつきまじ
  12. 12. 終わりに ● スマホでコードいじる世界にぜひ踏み込んでください。いろいろ手はありま す。開発環境はひとつだけじゃない。ここにも多様性の時代。 でもセキュリティには気をつけてね。 ● たぶんこれからはビジュアルプログラミングネイティブ世代が何か変えてく る。少し先の未来はそんなイメージ。何かしら支援したい。 ● その先の未来は映画「ニルヴァーナ」のようになるはず。未来のゲームデ ザイナーが、自分が作ってるキャラクターのために奮闘する話。どんな開 発環境かは映画見てね。
  13. 13. ご清聴ありがとうございました 何かありましたらこちらまで。 ● Twitter: @arimamoto ● Mail: moto-arima@altplus.co.jp ● SlideShare: https://www.slideshare.net/motoarima イラスト:Loose Drawing

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