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SEMを用いた縦断データの解析 潜在曲線モデル
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Masaru Tokuoka
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2月6日に福山市立大学で行われた研究会での発表資料です。潜在曲線モデルのことを中心にまとめています。間違いなどありましたらご指摘くださると幸いです。
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SEMを用いた縦断データの解析 潜在曲線モデル
1.
第 4 回若手交流会 発達研究の技法ー縦断データ分析のすゝめー SEMを用いた縦断データの解析 徳岡 大 mtokuoka37@hiroshima-u.ac.jp 平成
28 年 2 月 6 日
2.
はじめに
3.
はじめに 本発表の概要 1 従来の縦断データの分析方法 2 変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 3
潜在曲線モデルの応用 4 潜在曲線モデルを使うときに気をつけること 5 おまけ 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 3 / 41
4.
はじめに 自己紹介 名前:徳岡 大(とくおか まさる) 所属:広島大学大学院教育学研究科 D4 動機づけが専門といいたいです。所属は発達心理学研究室 心理統計はわりと好きです。最近だと情報仮説使ってベイズ ファクター算出するのにはまってました R が思い通りに使えなくて悶々としてます 「M-plus
と R による構造方程式モデリング入門」の潜在曲線 モデルの章を書いてます twitter: @t macya web: http://www.mtokuoka.net 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 4 / 41
5.
従来の縦断データの分析方法
6.
従来の縦断データの分析方法 縦断データに適用できる分析手法1 Figure 1 :
Autoregression model 問題点 因果関係の予測に役に立つが,ある変数がどのように発達す るのか,について示唆を与えるものではない 2 時点の測定だと測定誤差が大きくなる平均への回帰の問題 が生じる 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 6 / 41
7.
従来の縦断データの分析方法 縦断データに適用できる分析手法2 Figure 2 :
差分の回帰 問題点 2 時点の予測なら使えるが,3 時点,4 時点と増えた場合に, いちいち全ての差分をとっていくと大変 2 時点の測定だと測定誤差が大きくなる平均への回帰の問題 が生じる 測定誤差を小さくする上でも軌跡を検討する上でも 3 時点以上 の測定が望ましい 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 7 / 41
8.
従来の縦断データの分析方法 縦断データに適用できる分析手法3 Figure 3 :
分散分析 問題点 Time1 と Time3 には差があるけれど Time2 との間には差が ない場合に,どう解釈するか 反復測定の分散分析って制約がけっこう多い(e.g., 球面性の 仮定,個人差の扱いに難あり) 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 8 / 41
9.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル
10.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 潜在曲線モデルの基本 SEM の枠組みを使った縦断データ用の分析 切片と傾きに関する潜在変数の平均値や分散を推定し,時系 列変化の個人差が捉えられる 第 4
回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 10 / 41
11.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 確認:回帰分析でしていること Figure 4 :
回帰分析 Yi = β0 + β1Xi + ei X が 1 点上がったときに Y は β だけ変化 β0 は X が 0 のときの Y の(予測)値 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 11 / 41
12.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 確認:確認的因子分析でしていること Figure 5 :
確認的因子分析 x1 = λ1f + e1,x2 = λ2f + e2,x3 = λ3f + e3 多くの場合,f の平均を 0,分散を 1 に固定して,λ の値を因 子付加量として推定し,仮定したモデルにデータがどのくら いフィットしているかを検討する 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 12 / 41
13.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 改めて潜在曲線モデルの基本 Figure 6 :
潜在曲線モデル 基本的には確認的因子分析の応用 確認的因子分析と異なるのは,因子付加量を一定の値に固定 した場合の因子の平均と分散を推定させているところ 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 13 / 41
14.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 確認:マルチレベル分析の概念的理解 Figure 7 :
ネスト構造のイメージ 学級ー生徒のようにネスト(入れ子構造)した関係になって いる変数(e.g., 動機づけ)を学級(レベル 2)と生徒(レベ ル 1)に分離して分析する方法 潜在曲線モデルや縦断データを扱うマルチレベル分析では, 個人を複数の測定時点をネストしているレベル 2,測定時点 をレベル 1 として扱う 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 14 / 41
15.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 潜在曲線モデルのマルチレベル的理解1 Figure 8 :
潜在曲線モデルのレベル 1(測定時点) レベル 1:各測定時点における個人の値 Xi1 = 1 × intercepti + ei1,Xi1 = 0 × slopei + ei1 → Xi1 = 1 × intercepti + 0 × slopei + ei1 Xi2 = 1 × intercepti + 1 × slopei + ei2Xi3 以降も同様 Xt は測定開始時点(切片)からどのくらい時間経過したか (傾き × 経過時間)という線形的な変化を想定 ※ intercept: 切片,slope: 傾き 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 15 / 41
16.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 潜在曲線モデルのマルチレベル的理解2 Figure 9 :
潜在曲線モデルのレベル 2(個人を束ねた全体) レベル 2:全測定地点の平均値と個人差(分散) intercepti = µintercept + ζintercept×i slopei = µslope + ζslope×i ある個人 i の 3 時点の平均値が切片 i や傾き i となり,それら を全て束ねた全体の切片や傾きそれぞれについて平均と個人 差(分散)が推定される ※ intercept: 切片,slope: 傾き,ζ: 個人差 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 16 / 41
17.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 潜在曲線モデルをやってみる サンプルデータの概要(M-plus と R
による構造方程式モデリング入門 13 章) 1000 人の中学生を対象に社会的スキルトレーニングを実施 訓練をして 3 時点の社会的スキル得点の継時的な変化を検討 Figure 10 : 変化のパターン 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 17 / 41
18.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 分散分析してみると サンプルサイズが大きいので当然有意(各地点の効果量は中 程度以上) Figure 11 :
平均値の傾向 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 18 / 41
19.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 潜在曲線モデルやってみた:パス図 1.00 1.00 1.000.00
1.00 2.00 0.24 0.22 0.03 2.28 0.63 −0.95 0.00 0.00 0.00 3.75 0.61 X1 X2 X3 i s 1 1 1 1 1 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 19 / 41
20.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 潜在曲線モデルやってみた:結果 第 4 回若手交流会
SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 20 / 41
21.
変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 潜在曲線モデルやってみた:結果 切片 平均:3.75, p <
.001,分散:2.28, p < .001 社会的スキルの初期値(X1 時点)に個人差あり,それなりに ばらついてる 傾き 平均:0.61, p < .001,分散:0.63, p < .001 測定するごとに平均して 0.61 点上がるが,個人差もある 共分散 −0.93, p < .001 初期値が小さいほど,変化量が大きい 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 21 / 41
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変化の軌跡を扱う分析:潜在曲線モデル 潜在曲線モデルのアドバンテージ 他の分析と比較して・・・ 初期値の個人差が推定できる 傾きの個人差が推定できる 初期値と傾きの関連が検討できる SEM 同様にどのモデルが良いか複数の統計量に基づいて比較 可能 モデリングに柔軟性がある(2 次関数のような曲線的な関係 でも適用可能,個人差の原因をしぼりこんでいくこと,初期 値の大きさや変化量を予測したり,変化量から予測させるこ とが可能,潜在曲線モデルにさらにマルチレベル分析を組み 合わせることも可能) 第
4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 22 / 41
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潜在曲線モデルの応用
24.
潜在曲線モデルの応用 説明変数のあるモデル 切片や傾きの個人差を説明する 切片と傾きを目的変数とする別の説明変数をモデルに含める 名義尺度の場合はどちらかが 0 のダミー変数を両方作成して おくと解釈しやすい 社会的スキルに関する知識量と社会的スキルの向上の関連 基礎的な社会的スキルのトレーニングなら,もともと知識量 の多い人はあまり向上しないのでは? 知識量(Y)をセンタリング(平均-各データ)してから,知識 量から切片と傾きにパスを引く センタリングする理由:連続量の場合,平均値が
0 のときに なり解釈がしやすくなる 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 24 / 41
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潜在曲線モデルの応用 説明変数のあるモデル:結果 1.00 1.00 1.000.00
1.00 2.00 0.49−0.26 0.15 0.24 0.04 0.57 0.15 −0.05 7.28 0.00 0.00 0.00 −0.00 3.75 0.61 X1 X2 X3 c_Y i s 1 1 1 1 1 1 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 25 / 41
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潜在曲線モデルの応用 説明変数のあるモデル:結果の解釈1 知識量 → 切片,傾き 知識量
→ 切片:0.49, p < .001,知識量 → 傾き: −0.26, p < .001 知識が最初から低い人は社会的スキルが最初から低いが,社 会的スキルトレーニングを受けることで社会的スキルが向上 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 26 / 41
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潜在曲線モデルの応用 説明変数のあるモデル:結果の解釈1 切片 平均:3.75, p <
.001,分散:0.57, p < .05 傾き 平均:0.61, p < .001,分散:0.15, p < .05 共分散 −0.05, p < .001 分散の値に注目 切片(2.28 → 0.57)と傾き(0.63 → 0.15)のいずれも分散が 大きく減少 知識量は社会的スキルの向上の個人差をうまく説明できた! 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 27 / 41
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潜在曲線モデルの応用 共変量のあるモデル 共変量投入のやり方 全ての測定地点で測定できた(時点間で等価な)共変量は切 片や傾きにパスを引く 測定地点によって異なる(時点間で等価でない)変数を統制 したい場合は,特定の測定地点にのみパスを引く 第 4 回若手交流会
SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 28 / 41
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潜在曲線モデルの応用 切片や傾きを説明変数にするモデル やり方 切片や傾きから目的変数へのパスを引くだけ 縦断データの初期値の高さや変化量の大きさが別の変数へ及 ぼす影響がわかる 第 4 回若手交流会
SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 29 / 41
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潜在曲線モデルの応用 非線形の変化をモデリング1 発達や教育による変化は直線的な変化とは限らない 心理学実験のレポートの書き方(2 次関数的変化):添削を受 けることで最初に点数は大きく伸びるが,後半の伸び幅は少 ない 自尊感情の生涯発達(2 次関数的変化):25
歳から 60 歳くら いまで上昇し,その後低下していく(Orth, Trzesniewski, & Robins, 2010) 言語の獲得(3,4 次関数的的変化):2 歳くらいで爆発的に単 語を使えるようになり,その後,少し落ち着く 2 次の場合のやり方 2 次の傾きを表現する潜在変数を作成 時間経過単位を 2 乗して 2 次の傾きを表現 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 30 / 41
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潜在曲線モデルの応用 非線形の変化をモデリング2 Xi1 = 1
× intercepti + 0 × slopei + 0 × Quadratic + ei1 Xi2 = 1 × intercepti + 1 × slopei + 1 × Quadratic + ei2 Xi3 = 1 × intercepti + 2 × slopei + 4 × Quadratic + ei3 Xi4 = 1 × intercepti + 3 × slopei + 9 × Quadratic + ei4 ※ intercept: 切片,slope: 傾き,Quadratic: 2 次の傾き 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 31 / 41
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潜在曲線モデルの応用 非線形の変化をモデリング3 評価の仕方 2 次の傾きは有意か 1 次の傾きしかないモデルより
AIC などが改善されているか 非線形を使用する場合に気をつけること 2 次の傾き以上のモデルで推定された値についての具体的な 意味づけは困難になるため,線形ではなく,曲線的な変化で あるという主張をしたい場合に使用するほうが良い 基本的には 4 回以上の測定が必要になる 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 32 / 41
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潜在曲線モデルを使うときに気をつけること
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潜在曲線モデルを使うときに気をつけること 気をつけなればならないことや限界 測定の回数は変化を捉えるの十分か 識別の問題で,基本的には潜在変数の数 +1 回以上の測定が必 要になることにも留意 測定のタイミングは変化を捉えられるようにしているか 測定する期間や測定間隔は変化を捉えるのに十分か 測定時点が参加者間でずれていないか 測定地点が一致している(とみなせる)必要がある サンプルサイズは十分か 最尤法を使用するため大きなサンプルサイズが前提 モデルを複雑にすると不適解(分散が負,共分散が
1 を超え るなど)は生じやすくなる 外れ値の存在,モデルやコーディングは適切か 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 34 / 41
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潜在曲線モデルを使うときに気をつけること まとめ いつ使うのか 非線形の変化や変化から予測させたり個人差を知りたいとき 何がよいのか 複雑なモデルでも柔軟に対応可能(個人差の予測,非線形 など) SEM 枠組みを利用するので視覚的理解可能 何に気をつけるべきか 測定時点の一致性 複雑なモデルでの不適解 サンプルサイズ 第 4
回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 35 / 41
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おまけ
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おまけ 縦断データを省エネでとるには Three form design(Graham,
Hofer, & Donaldson, 1996) を縦断調査に応用 欠損値を自分であえて作る Planned Missing Data designs 欠損値の構造は MCAR なので,検定力は低下するが推定値は バイアスを受けない Figure 12 : Three form design 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 37 / 41
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おまけ 欠損値の構造 MCAR: Missing Completly
At Ramdom 完全にランダムに欠損しており,欠損の有無の確率は,欠損 値を含む変数や他の観測した変数の値とも関連しない リストワイズ除去でも検定力が低下してしまうだけ MAR: Missing At Ramdom 欠損の有無の確率は,他の変数の値に依存している 完全情報最尤推定法(FIML)や多重代入法を用いることによ り対処可能 NCAR: Missing Not At Ramdom 欠損の有無の確率は,観測した他の変数の値を統制しても, 欠損値を含む変数の値と関連する 対処が非常に困難 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 38 / 41
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おまけ three form designで検定力はどのくらい低下 するか 最大で
10 %程度の低下 交互作用を検討したい場合は少し考えたほうがよいかも 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 39 / 41
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おまけ 縦断調査にthree form designを応用 Figure
13 : プランの組み方と検定力の低下の程度 潜在曲線モデルで分析するなら FIML が利用できるので検定 力の低下も問題にならない 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 40 / 41
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おまけ 宣伝:縦断データ解析の勉強会やります! 3 月 27
日(日)DARM 勉強会@広島大学東広島キャンパス 私と竹林由武@統数研が SEM を使った時系列解析について 発表します 予定している内容 縦断データの解析方法の紹介(autoregression, 潜在曲線モデ ル,潜在差得点モデルなどなど) R(と Mplus)による縦断データの解析方法の実装の仕方(た ぶんサンプルデータとコードを配布します) 分析するときに何を気をつけたらよいか 論文に書くときに何を報告するのか 第 4 回若手交流会 SEM を用いた縦断データの解析 平成 28 年 2 月 6 日 41 / 41
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