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探索的テストから考える テスト現場の改善  都築 将夫(TEF東海)
タイムテーブル16:00~16:30 工夫した事例16:30~16:35 休憩16:35~16:55 現場での工夫について             付箋に記入する時間16:55~17:00 休憩17:00~17:25 みなさんと議論(1)17:...
自己紹介• 開発課 開発グループ所属のテスター:6年• 開発課 テストグループ所属の  テスター 兼 テストリーダ:1年• 第3者検証課 (開発課対応)テスト部隊所属の  テストリーダ 兼 テスター:現在(0.75年程)• 主な業務 – 業務用...
こんな話題でお話が出来れば① 探索的テストって何ぞや?② 探索的テストを軸にテストの工夫について、  みなさんと共有し実践に繋げたいが、  どうすれば・・・③ そもそも、チームとしての環境作りって  どうすれば・・・ 2012/11/30   ...
こんな話題でお話が出来れば• JaSST12東海の名称、  テストの目的考えよう     ~「これまでの築き」と「これからの気付き」~ ということで… (1)みなさんで「これまでの築き」を発信。 (2)みなさんと「これまでの築き」を共有。 (3...
工夫した実例①    私の悩み             (※コンテキストの説明)②    テスト工程ふりかえり       (※コンテキストの説明)③    悩みを解決するには…       (※コンテキストの説明)④    (ここで…)探索的...
①私の悩み -その1-• 潜在バグが検出し切れず、市場バグが発生し、  時間面&金銭面の損失が出た。 – 修正工数/バグ対応工数の増大      • 新規/差分/派生開発に必要な工数が確保できない。      • お客様がS/Wを利用できないこ...
①私の悩み -その2-• 開発現場で、一部のテスターさんが  スクリプトテスト(※)であまり考えずに  テスト実施しており、作業をやるだけの  テストに留まることがある。              (※すでに記述されているテスト順序通りに実行す...
①私の悩み -その3-• 外部仕様書やS/W設計書で出戻り工程が発生し、  上流工程の工数が膨らむが、  納期は変えられないため、  下流工程であるテスト工数が短縮され、  テストケースを網羅的に考える時間が無くなる。• 結局、テスト実施時に考...
②テスト工程ふりかえり• PFD(Process Flow Diagram)でテスト工程をふりかえる            S/W 設計や実装を           考え過ぎた外部仕様書         外部仕様書           レビュー...
②テスト工程ふりかえり1. テストケース作成時、外仕の欠陥が   指摘できるようなテスト設計を実施しつつ、   発想を膨らませる仕組みがあまり無かった。2. スクリプトテスト実施時、   テストケース+αのα部分の発想が   非常に貧弱であった...
③悩みを解決するには…• テスト設計書作成工数の確保が  不可能な状況(※)かつ限られた工数の中、  創造的なテストが実施しやすい工夫として、  探索的テストに着目した。 ※お客様から納期の前倒しや開発予算が削減されるなど...• 刻一刻と変化...
④(ここで…)探索的テストとは?• JSTQB:ソフトウェアテスト標準用語集 – 非公式なテスト設計技法の一つ。 – テストを実施する過程で、   テスト担当者がテスト実施情報を活用しながら   テスト設計をコントロールし、   積極的に質の高...
④(ここで…)探索的テストとは?• SQuBOK:ソフトウェア品質知識体系 – テスト対象に関して「適切な振舞い仮説」を作り、   動作させながらテスト設計、テスト実行を   同時並行的に行うテスト。 – 指示書がある「チャーター付き探索的テス...
④(ここで…)探索的テストとは?• 私のイメージ <スクリプトテスト>                   <探索的テスト> 2012/11/30   JaSST12 Tokai SIG         15
⑤昨年(2011年)工夫したこと• 限られた工数の中、潜在バグが潜むテスト対象に対し、  何が問題なのか、何のテストが不足しているか、  テスト実施しながら考える仕組みを  テスターさんと考えた。(※時折、設計者も)• テスターさんと議論して考...
⑤昨年(2011年)工夫したこと• 探索的テストを実施しやすいよう、  テストチャータ作成に必要な情報は何か、  下記モデルを考え、テスターさんと共有した。構成/設定(テスト環境)                            動作  ...
⑤昨年(2011年)工夫したこと• 例えば、探索的テストを実施しやすいように  テストチャータとして  「テスト実行マトリクス」で表現し共有した。                                       相         ...
⑤昨年(2011年)工夫したこと• 「テスト実行マトリクス」を2名のテスターで  テスト実施結果をベースに  何のテスト実施するかアイディアを出しながら、  探索的テストを実施した。                               ...
⑤昨年(2011年)工夫したこと• 出したアイディア 1. 操作と操作を組合せたら、    我々が意図した動作になるだろうか? 2. 時間間隔を例えば100ms単位で操作を変えたら、    システムはクラッシュするだろうか? 3. システム構築...
⑤昨年(2011年)工夫したこと• 工夫した結果(「イイね!」) 1. バグ検出能力(※)は、スクリプトテスト実施時と    比較すると約5倍にUPした。         ※テスト工数あたりのバグ検出数 2. スクリプトテストでは見つけられなか...
⑤昨年(2011年)工夫したこと• 問題に対する課題 1. テスト対象の製品に潜在バグの存在を認識したが、    バグを作り込まないような設計については、    探索的テストのみでは解決できない。 2. そもそも、    テスト設計に必要な工数...
⑥気づいたこと• 探索的テスト実施時、 – 疑問に思った内容が、   実は潜在バグを見つける貴重な情報となった。 – これまでのテスト仕様書で記述すべき内容   (手順や条件)があいまいであった。 – 独りで黙々と考えるより、   仲間とワイワ...
⑦JaSST11東海発表後のある日…• 探索的テストに関する文献を見たところ、  (ほんの一部ですが)  テスターさんと一緒に考えていた内容と  文献で言及している内容が似ていることに  気づいた。 2012/11/30   JaSST12 T...
⑧文献の内容と考えたことの比較A) Cem Kaner, "Tutorial in Explotary Testing"  – AI QUEST Conference, Chicago, April 2008  – http://www.kan...
⑧文献の内容と考えたことの比較• A)"Tutorial in Explotary Testing"の内容(キーワード)  – Learing(学習)       • 学習               – 製品の振る舞いと失敗       • ...
⑧文献の内容と考えたことの比較• A)"Tutorial in Explotary Testing"の内容(キーワード)  – Learing(学習)       • 暗黙的な仕様               –   ユーザマニュアルドラフト版...
⑧文献の内容と考えたことの比較• A)"Tutorial in Explotary Testing"の内容(キーワード)  – Learing(学習)       • Active Reading(能動的読書)               – ...
⑧文献の内容と考えたことの比較• A)"Tutorial in Explotary Testing"の内容(キーワード)  – Learing(学習)       • Active Reading(能動的読書)               – ...
⑧文献の内容と考えたことの比較• A)"Tutorial in Explotary Testing"の内容(キーワード)  – Learing(学習)       • Active Reading(能動的読書)               – ...
⑧文献の内容と考えたことの比較• B)"Exploratory Testing."の内容(キーワード)  – Controversy(論争)       •   探索的テストは、機能テストのみではない。       •   テスト探索者という緊...
⑧文献の内容と考えたことの比較• B)"Exploratory Testing."の内容(キーワード)  – 学習理論や認識の表現で理解を促進する。  – いくつかの誘導モデルがある       • FMEA(Failure mode & Ef...
⑧文献の内容と考えたことの比較• C)"実践アジャイルテスト"の内容(キーワード) – 問題について考えること。 – テストを行うにつれて、   テスト中にあるシステムを学習し、   新しいテストを設計するために役立つ情報を   用いることがで...
テスト(開発)現場を思いだそう!(1)「テスト実施時、テスターさんからユニークな アイディアを提案されたり、気の利いたテストを実施したり、 インシデントレポートで鋭い指摘を頂いたことがありますか?(2)「開発ドキュメントの設計レビューの場で、 ...
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探索的テストから考える現場の工夫(Slideshare)

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探索的テストから考える現場の工夫(Slideshare)

  1. 1. 探索的テストから考える テスト現場の改善 都築 将夫(TEF東海)
  2. 2. タイムテーブル16:00~16:30 工夫した事例16:30~16:35 休憩16:35~16:55 現場での工夫について 付箋に記入する時間16:55~17:00 休憩17:00~17:25 みなさんと議論(1)17:25~17:30 休憩17:30~17:55 みなさんと議論(2)2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 2
  3. 3. 自己紹介• 開発課 開発グループ所属のテスター:6年• 開発課 テストグループ所属の テスター 兼 テストリーダ:1年• 第3者検証課 (開発課対応)テスト部隊所属の テストリーダ 兼 テスター:現在(0.75年程)• 主な業務 – 業務用組み込み機器のファームウェアテストリーダ 兼 テスト担当:2年程前~現在• 社外活動 – 2010年春から、TEF東海 原因分析勉強会&メトリクス勉強 会で活動中。また、TEF東海合宿を企画&運営。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 3
  4. 4. こんな話題でお話が出来れば① 探索的テストって何ぞや?② 探索的テストを軸にテストの工夫について、 みなさんと共有し実践に繋げたいが、 どうすれば・・・③ そもそも、チームとしての環境作りって どうすれば・・・ 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 4
  5. 5. こんな話題でお話が出来れば• JaSST12東海の名称、 テストの目的考えよう ~「これまでの築き」と「これからの気付き」~ ということで… (1)みなさんで「これまでの築き」を発信。 (2)みなさんと「これまでの築き」を共有。 (3)みなさんと「これまでの築き」にイイね!と 「気付き」を探索。 『週明けから小さな工夫を始めてみよう!』 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 5
  6. 6. 工夫した実例① 私の悩み (※コンテキストの説明)② テスト工程ふりかえり (※コンテキストの説明)③ 悩みを解決するには… (※コンテキストの説明)④ (ここで…)探索的テストとは? (※定義の説明)⑤ 昨年(2011年)工夫したこと (※工夫の足跡)⑥ 気づいたこと (※工夫の足跡)⑦ JaSST11東海発表後のある日… (※気付き)⑧ 文献の内容と考えたことの比較 (※気付き) 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 6
  7. 7. ①私の悩み -その1-• 潜在バグが検出し切れず、市場バグが発生し、 時間面&金銭面の損失が出た。 – 修正工数/バグ対応工数の増大 • 新規/差分/派生開発に必要な工数が確保できない。 • お客様がS/Wを利用できないことによる、 経済的損失が出るだけでなく、 製造元/開発元に対する不満が出てくる。 • PMやQA、技術営業、製造ライン等の対応工数も増大。 – テスト工数の増大 • 疲労が溜まるだけでなく、メンタル面でダメージがある。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 7
  8. 8. ①私の悩み -その2-• 開発現場で、一部のテスターさんが スクリプトテスト(※)であまり考えずに テスト実施しており、作業をやるだけの テストに留まることがある。 (※すでに記述されているテスト順序通りに実行するテスト方法)• (記述漏れやあいまいな記述がある) 外部仕様書が原因のバグが多発しており、 テスターが多くバグ指摘し、 バグ修正後にバグ修正確認に追われがち。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 8
  9. 9. ①私の悩み -その3-• 外部仕様書やS/W設計書で出戻り工程が発生し、 上流工程の工数が膨らむが、 納期は変えられないため、 下流工程であるテスト工数が短縮され、 テストケースを網羅的に考える時間が無くなる。• 結局、テスト実施時に考えながら、 小さな工夫をしてバグを見つけるのが精一杯。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 9
  10. 10. ②テスト工程ふりかえり• PFD(Process Flow Diagram)でテスト工程をふりかえる S/W 設計や実装を 考え過ぎた外部仕様書 外部仕様書 レビュー前 のアイディア 作成 外部仕様書 経験ベースの アドホック 類似機能の レビュー実施 外部仕様書 完成した 外部仕様書 コピペ& モデフ テストベース レビュー前の ァイ法でテスト 入手 テストケース ケース作成 テスト分析 改訂された した成果物 経験ベースの テストケース アドホック テスト分析を レビュー実施 実施 テスト条 件& テスト実施後、 手順のメモ テスト設計を 誤字脱字や 実施 内容修正程度の 改訂実施 テスト技法で テスト設計 テストケース レビュー後の した成果物 テストケース 作成 追記の形で テストケース 本来の 作成 現行の テストケース テストケース 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 10
  11. 11. ②テスト工程ふりかえり1. テストケース作成時、外仕の欠陥が 指摘できるようなテスト設計を実施しつつ、 発想を膨らませる仕組みがあまり無かった。2. スクリプトテスト実施時、 テストケース+αのα部分の発想が 非常に貧弱であった。3. スクリプトテスト実施の時、 バグがほとんど出ない機能に力を入れすぎた。4. スクリプトテスト実施が楽しめなかったため、 モチベーションの維持に苦労した。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 11
  12. 12. ③悩みを解決するには…• テスト設計書作成工数の確保が 不可能な状況(※)かつ限られた工数の中、 創造的なテストが実施しやすい工夫として、 探索的テストに着目した。 ※お客様から納期の前倒しや開発予算が削減されるなど...• 刻一刻と変化するプロジェクトで 状況毎に最適なテストを考えたとき、 動的に考える余地を残した テストのアプローチが必要では?と 探索的テストに着目した。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 12
  13. 13. ④(ここで…)探索的テストとは?• JSTQB:ソフトウェアテスト標準用語集 – 非公式なテスト設計技法の一つ。 – テストを実施する過程で、 テスト担当者がテスト実施情報を活用しながら テスト設計をコントロールし、 積極的に質の高い新しいテストケースを設計する。 [After Bach] 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 13
  14. 14. ④(ここで…)探索的テストとは?• SQuBOK:ソフトウェア品質知識体系 – テスト対象に関して「適切な振舞い仮説」を作り、 動作させながらテスト設計、テスト実行を 同時並行的に行うテスト。 – 指示書がある「チャーター付き探索的テスト」では、 テストの戦術や、リスク、行うべきことの ガイドラインが示される。• 書籍:実践アジャイルテスト – 学習/テストの設計/テストの実行を 1つのテストアプローチに組み合わせたもの。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 14
  15. 15. ④(ここで…)探索的テストとは?• 私のイメージ <スクリプトテスト> <探索的テスト> 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 15
  16. 16. ⑤昨年(2011年)工夫したこと• 限られた工数の中、潜在バグが潜むテスト対象に対し、 何が問題なのか、何のテストが不足しているか、 テスト実施しながら考える仕組みを テスターさんと考えた。(※時折、設計者も)• テスターさんと議論して考えた結果、 テストチャータ(※)を活用して探索的テストを 実施しつつ、製品やプロジェクトが抱える弱点を 見つけることにした。 ※テスト目的を明記したもの。 テスト実施法のアイデアを含む場合もある。 探索的テストにて使用。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 16
  17. 17. ⑤昨年(2011年)工夫したこと• 探索的テストを実施しやすいよう、 テストチャータ作成に必要な情報は何か、 下記モデルを考え、テスターさんと共有した。構成/設定(テスト環境) 動作 (ソフトウェア内部処理)操作/外乱(※操作に含む) 出力(テスト実行/異常操作&異常環境) (テスト表示結果) 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 17
  18. 18. ⑤昨年(2011年)工夫したこと• 例えば、探索的テストを実施しやすいように テストチャータとして 「テスト実行マトリクス」で表現し共有した。 相 手 故 機 障 器 検 と 出 通 信      動作      操作     … 通 A F M メ 信 通 通 S P P モ ケ ー 信 信 I G 開 終 C A U リ ブ 破 始 了 破 破 壊 破 ル 壊 壊 壊 断 線 定期通信 1 2 3 4 相手機器と通信 イベント発生時通信 5 6 7 8 相手機器故障検出 … 9 故障検出 H /W 故障検出 31 32 33 34 通信経路断線検出 55 … … … … … … … … 通信状態表示 86 87 88 診断画面 通信テスト 89 90 … 91 通信履歴表示 92 93 103 104 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 18
  19. 19. ⑤昨年(2011年)工夫したこと• 「テスト実行マトリクス」を2名のテスターで テスト実施結果をベースに 何のテスト実施するかアイディアを出しながら、 探索的テストを実施した。 相 [第3段階] 故 手 機 障 第2段階の結果から、 操作を他の動作でテスト 同じ 検 出 。 器 と 通 信 [第2段階]            動作      操作 … 通 第1段階でバグが出た動作を 通 通 A S F P M メ モ 信 ケ P ー 他の操作でテスト 。 信 信 開 終 I C G A U 破 リ ブ 始 了 破 破 壊 破 ル 壊 壊 壊 断 線 [第1段階] 定期通信 1 2 3 4 バグ発生時のリ 相手機器故障検出 相手機器と スクが 通信 イベント 発生時通信 … 5 6 7 8 9 [3] H /W 故障検出 大きいものからテスト 故障検出 実行。 通信経路断線検出 31 32 33 34 55 … … … … … … … … 通信状態表示 86 87 88 診断画面 通信テスト [1]89 通信履歴表示 90 … 91 [2] 92 93 103 104 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 19
  20. 20. ⑤昨年(2011年)工夫したこと• 出したアイディア 1. 操作と操作を組合せたら、 我々が意図した動作になるだろうか? 2. 時間間隔を例えば100ms単位で操作を変えたら、 システムはクラッシュするだろうか? 3. システム構築の時に、 陥りやすいミスは無いだろうか? 4. 今まで実施したテストで、 手薄と思われるテストは何か? 5. バグ指摘で多かった機能のテストは 詳細に追求したのだろうか? 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 20
  21. 21. ⑤昨年(2011年)工夫したこと• 工夫した結果(「イイね!」) 1. バグ検出能力(※)は、スクリプトテスト実施時と 比較すると約5倍にUPした。 ※テスト工数あたりのバグ検出数 2. スクリプトテストでは見つけられなかった 潜在バグ(※)を7件検出した。 ※操作のタイミングによるバグ、H/W絡みのバグ、 S/W設計漏れによるデッドロック状態のバグなど 3. (探索的テスト実施後に)別の開発でスクリプト テストを実施したところ、50件程度のバグ指摘の うち、10件程度の潜在バグを発見した。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 21
  22. 22. ⑤昨年(2011年)工夫したこと• 問題に対する課題 1. テスト対象の製品に潜在バグの存在を認識したが、 バグを作り込まないような設計については、 探索的テストのみでは解決できない。 2. そもそも、 テスト設計に必要な工数を確保した上で、 外部仕様の不備をテスト実施前に指摘し、 下流工程でバグが発生しにくい仕組みが無いと、 開発全体の出戻り工数増大の問題は、 根本的に解決できない。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 22
  23. 23. ⑥気づいたこと• 探索的テスト実施時、 – 疑問に思った内容が、 実は潜在バグを見つける貴重な情報となった。 – これまでのテスト仕様書で記述すべき内容 (手順や条件)があいまいであった。 – 独りで黙々と考えるより、 仲間とワイワイと議論しながら テスト実施したほうが、良いアイディアが浮んだ。 – チームとして、立ち位置の異なる方の経験や感性に 触れると、自分では気づかない観点を発見した。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 23
  24. 24. ⑦JaSST11東海発表後のある日…• 探索的テストに関する文献を見たところ、 (ほんの一部ですが) テスターさんと一緒に考えていた内容と 文献で言及している内容が似ていることに 気づいた。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 24
  25. 25. ⑧文献の内容と考えたことの比較A) Cem Kaner, "Tutorial in Explotary Testing" – AI QUEST Conference, Chicago, April 2008 – http://www.kaner.com/pdfs/QAIExploring.pdfB) Cem Kaner, "Exploratory Testing." (Keynote address) – Quality Assurance Institute Worldwide Annual Software Testing Conference, Orlando, FL, November 2006. – http://www.kaner.com/pdfs/ETatQAI.pdfC) 実践アジャイルテスト テスターとアジャイルチームのための実践ガイド – Lisa Crispin Janet Gregory 著 山腰 直樹 増田 聡 石橋 正章 訳, 榊原 彰 訳/監訳, 翔泳社 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 25
  26. 26. ⑧文献の内容と考えたことの比較• A)"Tutorial in Explotary Testing"の内容(キーワード) – Learing(学習) • 学習 – 製品の振る舞いと失敗 • 学習行動 – テスト対象の製品と関連製品の歴史を調査 • モデルを作る/適用する – テストで模擬&管理&分析(物理モデル&ビジネスプロセス) – 製品の利用パターン(使い方) • あらゆるモデル – 誰が何によってどう影響されるのか? 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 26
  27. 27. ⑧文献の内容と考えたことの比較• A)"Tutorial in Explotary Testing"の内容(キーワード) – Learing(学習) • 暗黙的な仕様 – ユーザマニュアルドラフト版 – UI標準やスタイルガイドの刊行 – 内部メモ – 営業プレゼンや販売コンセプト管理 – バグ票(インシデントレポート) – 最新バージョン時の開発スタッフインタビュー – 市場バグ記録 – テスト結果の使用性 – 資料の参照内容 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 27
  28. 28. ⑧文献の内容と考えたことの比較• A)"Tutorial in Explotary Testing"の内容(キーワード) – Learing(学習) • Active Reading(能動的読書) – 資料を読み込みときの情報探索 » 情報収集した質問と回答に答える » 情報カテゴリを作る » 質問/挑戦/厳密なところを読むこと – 体系化すると・・・ » 古い知見と新しい知見を関連づける 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 28
  29. 29. ⑧文献の内容と考えたことの比較• A)"Tutorial in Explotary Testing"の内容(キーワード) – Learing(学習) • Active Reading(能動的読書) – 資料の情報記憶のための計画 » SQ3R Survey:調査 Question:質問 Read:読む Recite:列挙 Review:ふりかえり/見直し – 記録したノート 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 29
  30. 30. ⑧文献の内容と考えたことの比較• A)"Tutorial in Explotary Testing"の内容(キーワード) – Learing(学習) • Active Reading(能動的読書) – “Cubing”(6観点から検討する技術) » Describe(記述):物理的属性/機能的属性 » Compare(比較):何に似ている?/何故そう思ったか? » Associate(連想):アイディアや製品などを 何から考えついたか? » Analize(分析):構成の中を掘り下げ/どう関連づけたのか? /どう同時に働きかけたのか? » Apply(適用):ユーザ(自分)が何に適用できるのか? » Evaluate(評価): 立場を明確化/良い(or悪い)特徴&実行 &設計&アイディアをリスト化 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 30
  31. 31. ⑧文献の内容と考えたことの比較• B)"Exploratory Testing."の内容(キーワード) – Controversy(論争) • 探索的テストは、機能テストのみではない。 • テスト探索者という緊急ツールのようなもの。 • ブラックボックステストを補助するもの。 • ひらめきを補助するツール。 • 定性的分析ツール。 • 探索的テストは、用意周到な準備を求められてこそ、 とても複雑なテストを導入することができる。 – シナリオテストは、古典的な例。 – 拡張されたシナリオは、テストの設計と価値を理解する手助け になり、開発や最初の実行で最も学ぶことができる。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 31
  32. 32. ⑧文献の内容と考えたことの比較• B)"Exploratory Testing."の内容(キーワード) – 学習理論や認識の表現で理解を促進する。 – いくつかの誘導モデルがある • FMEA(Failure mode & Effects analysis)は、 バグカタログに適用される • 状態モデル – モデル • シンプルな表現(理解/操作/システムなどの予測) • 学際的な基本のテスト • どのように痕跡や報告状態を学ぶか – ワークフロー分解 – ダッシュボード(計器盤) 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 32
  33. 33. ⑧文献の内容と考えたことの比較• C)"実践アジャイルテスト"の内容(キーワード) – 問題について考えること。 – テストを行うにつれて、 テスト中にあるシステムを学習し、 新しいテストを設計するために役立つ情報を 用いることができる。 – 探索的テストの価値ある副産物は、 探索的テストを通じて学習した結果。 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 33
  34. 34. テスト(開発)現場を思いだそう!(1)「テスト実施時、テスターさんからユニークな アイディアを提案されたり、気の利いたテストを実施したり、 インシデントレポートで鋭い指摘を頂いたことがありますか?(2)「開発ドキュメントの設計レビューの場で、 良い意味で想定外の指摘を頂いたことはありますか?(3)本日のJaSST12東海のセッションで、 「イイね!」と思ったアイディアはありますか? みなさんの思い浮かべたエピソード等、付箋に記入して下さい。 付箋の内容をみなさんで共有し、 みなさんとテストの工夫について考えてみましょう! 2012/11/30 JaSST12 Tokai SIG 34

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