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世界の終わりと再生のチームビルディング

Sep. 26, 2019
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世界の終わりと再生のチームビルディング

  1. 世界の終わりと 再生のチームビルディング My Regeneration and The End of The World 2019/9/26 寳田 雅文 @venus_in_furs DevLOVE チームビルディングへの招待 Photo by Alex Geerts on Unsplas
  2. 寳田 雅文 / takarada masafumi @venus_in_furs とある会社の情報システム部門 CoderDojo赤羽 Champion 赤羽もくもく会 DevLOVE Anthobee 思い立ったことを唐突にやる会 認定スクラムマスター Management3.0 Licensed Facilitator 自己紹介
  3. 3 個人として話します
  4. コンテキスト  社内コミュニティを立ち上げて2年ほど  社内と外とのGAPの大きさの解消  自分たちだけで成り立つ道の模索  新しい ”チームとして” のやり方  コミュニティの枠組み  自由意志で組織横断的にチームを結成する  結成したチームでプロダクトをつくる  (個人的)快進撃!
  5. サティアモデル  外的要素から抵抗を 超えてカオスをもた らすのが重要  カオスからいい感じ のひらめきがでれば それが次のステージ の新しい土台になる 変革のアイディア (経験知) 外的要素 4.統合 5.新たなる現状 1.現状 2.抵抗 3.カオス パフォーマンス 時間 Lean Change Management
  6. サティアモデル  「ただし、気をつけて。 現状に戻る回復力に」  棒倒しを向こうに倒す までは持ち上げて押し 続ける必要がある パフォーマンス 変革のアイディア (経験知) 外的要素 4.統合 5.新たなる現状 1.現状 2.抵抗 3.カオス 時間
  7. 過去になっていく気配  小さな成功が外に届かない  見える形での実利が少なかった?  “小さな成功”の定義を無理にでもしておけばよかった?  回を重ねる毎に参加者が少なくなる傾向  コミュニティの求心力の低下  それぞれの日常に重心を戻し始める  あるのが “普通”と認知され始める?  「ああ、あれね」的な立ち位置  薄まる外的要素感  と、もうひとつ、 ザ・ファシリテーター
  8. ラインを踏み越えた? Photo by Ari Spada on Unsplas
  9. パフォーマンス サティアモデル  推進力の減退と大いな る”戻る”力の発生  自身にモチベーション Downの兆しが… 変革のアイディア (経験知) 外的要素 4.統合 5.新たなる現状 1.現状 2.抵抗 3.カオス
  10. 最後のあがき  これまではずっと運営的立場だった  意を決して自ら枠組みに参加  カンフル的な期待と、  残された時間からの焦りもあったかな  結果は…  良い関係性には繋がっているけど  目指したものからすると志半ば的な
  11. 大いなる”戻る力”  押し寄せる本業のタスクフル…  この頃から時間をつくるのがとても難しくなり始めた  からの断末魔の叫び
  12. Community is not? Dead!!
  13. 最後の言葉を告げることも無く そして崩れ去った Photo by Rebecca Elliott on Unspla
  14. 葛藤と認知的不協和  ここからは正直とてもつらかった  輝かしい外のお話  自分の無力感、自己否定  様々なコンテキストのひとたちとの仕事  様々なひとたちの「あるべき姿」  刻一刻と減る “残された時間”  そんな中でのDevloveXの成功体験…  最高と最悪で身が引き裂かれるような  まさにダニング=クルーガー効果の谷底  消化が追いつかないながらも考えると、 自己イメー ジ 実際の経験
  15. 第一波
  16. 第二波
  17. 求心力、引力の維持が必要 →維持しきれず崩壊
  18. 集団化しないと成せない状況を諦める
  19. 自分でできることをやる 一人に対して濃く関与する
  20. 小さな関係範囲 Search&DestroyならぬSearch&Build
  21. チームビルディングって 最初からみんなとの関係性を ターゲットにしなくてよいのかも... Photo by Jeremy Bishop on Unsplash
  22. まずわたしとあなたの関係性に 特化するのもチームビルディングと いえるのではなかろうか Photo by Jeremy Bishop on Unsplash
  23. 23 この方向で探ると...
  24. チームビルディングの 隠と陽のアプローチ ってあるんじゃない?
  25. 陽のアプローチ  チームを引っ張る太陽  ジャンヌダルク型  みんなを集め、士気を高める  チーム全体中心のアプローチ
  26.  みんなと肩を並べる  自分もチームの一員として振る舞う  なぜか流れが良い方向に向けられてる  個人中心のアプローチ 隠のアプローチ
  27. 隠の フォーカスポイントは わたしとあなたの 関係性
  28. わたしとあなたの関係における 3つの尊重 意思の尊重 行動の尊重安全の尊重
  29. 意思の尊重 Photo by Simeon Jacobson on Unsplash
  30. 対等である  ワンアップとワンダウン  支援における関係性  わたしはワンアップの誘惑に呑まれていないか?  判断、許可、支援、解決を求められたとき  自制心は働いているか?  情報の非対称性をひけらかしていないか?  わたしはチームの一員として振舞えているか?  救世主やヒーロー化して依存を高めていないか?  自分のネガティブな感情、失敗や苦しみを隠さない 人を助けるとはどういうことか
  31. 自尊心を肯定する  あなたが選択したことを意識の上に引き上げる  何が選択肢で今回は何を選んだのか  可能であれば選択には介入しない  能動的に言い換える  「となりました」を「としました」  あなたの失敗が耐えうるものなら受け入れる  「私たちもこれまで散々失敗して許されてきたはず」  自尊心を崩壊させる2つのこと  そこにいる意味を失う  個人または集団の文化に対する信頼を失ってしまう  自分が重要なファクターではないと認識してしまう  大半の人には達成できない価値基準を推し進める  そのひとは何を大事にしていて何を求めているのか? By Certified Scrum Master 3-Days Training
  32. 安全の尊重 Photo by Sunyu on Unsplash
  33. 非暴力である  わたしとあなたに感情があることを認める  身体的な刺激を除けば、わたしやあなたの信念の侵害が感情の発端  わたしの発言や感情の矛先をあなたに向けない  主語に「私は」をつける  わたしの感情の責任をあなたのせいにしない  わたしが大事にしているものが何かとそれがどう満たされなかったかを伝える  とはいえ、説明責任を問う/問われるのは非暴力とは別の話  しかしながら「なぜ」には闘争がチラつく  そのため暴力に見えたりする場合も…  これは暴力でなく衝突か? NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法
  34. 力場を固まらせない  力場に偏りが生まれる発言  「あれもこれもしなければいけない」  「言われてしまった」「されてしまう」  損失や喪失をいかに防ぐかの闘いに陥る  力場が固まると抜け出すのは困難  できるだけすぐに相殺して獲得や創出に頭を向ける  「何をやりましょうか」  「これからどうしましょうか」  「できることは何でしょうか」
  35. 対立を知り、解消を図る  対立が起こるポイントを知る  あなたの自尊心や信念を否定していないか?  あなたの罪悪感や羞恥心を刺激していないか?  スキルや経験や情報量によってわかることをあなたにも強いていないか?  わたしはできるのにあなたはなぜできないんだパターン  問い詰めるよりわかろうとする姿勢を崩さない  対立関係はコンフォートゾーンに嵌りやすい  正義の弱者パターン  甘んじて殉死者パターン  「どうせあのひとはわたしとは違う」  わたしの正しさ、善、揺るぎなさ、安全さと距離を置く  「するべき」など固い信念同士をぶつけても壊れてしまう  信念は柔らかく持つ  対立を越える可能性を持つのは越えようとする者だけ なぜこの人はわかってくれないのか ...対立を越えると言えないところが悔しい! 他人を支配したがる人たち
  36. 行動の尊重 Photo by Sawyer Bengtson on Unsplash
  37. 依存しない  複雑系科学における自己組織化のイメージ  脳、細胞、交通、株、動物の群れ、組織、国… etc  創発=系の要素の総和以上の出力が起こること  条件は限られた資源を巡って要素が利己的に振る舞うこと  利己的に振る舞う=依存度を下げる  あなたの行動に至った判断に介入しない  判断に介入せず、行動はともにする  これまた失敗を受け入れると同じく耐えうる限りだけど…
  38. 別れやすくする  別れづらいからこそ起こる出会いのコスト高  別れやすければもっと出会いやすくできる  別れやすくするには?  去る者は追わず。別れを深追いしない  でもこれって実際の仕事だと難しいんだよね…  チームの中の小チーム(ペア)だと近しいことはできる
  39. 誓約と制約 Photo by Goh Rhy Yan on Unsplash
  40. とにかく時間がかかる  “なにかのきっかけ”か半年くらいの期間はかかる  あなたの優先順位には干渉しない  じっくり深く時間をつかう  その気になるまで待つ  わかりあえないひともいる  それでも過度に悲観しない  ゆえに影響範囲の広がりはとても遅い  なので外に向けても小さな出会いの場をつくりはじめてます #Anthobee #唐突にやる会
  41. わたしとあなたの関係における 3つの尊重 意思の尊重 行動の尊重安全の尊重
  42. とは言っておりますが  ひとは完璧超人にあらず  ときにはうまくときもあるけれど  やっぱり無力を感じるときもあるし  どうにも合わないひとを色眼鏡で見てしまったり  一歩外に引いてオーナーシップをないがしろにしたり  許容しようとも感情のコントロールがままならなかったり  だったら何で続けるのか?  その先に目指しているものは何か? 自己イメー ジ 実際の経験 苦悩の元 Photo by Ümit Bulut on Unsplas
  43. 組織のなかで個人として動く あなたの意思を尊重する 相互独立で自己組織化された組織 Photo by Rist Art on Unsplas ...というひとを支援すること
  44. それは 己の意思で踏み出す覚悟を決めた人が 自由でいられる世界観 そしてときには 協力する(=チームになる)ような Photo by AJ Colores on Unsplash
  45. 大きな組織にある希望  圧倒的母数の多さ  率が小さいとしても人数はいる  内側の出会いにも希望はある  もちろん再会にもね  呼び掛けはどんどんやった方がよい  その維持はさておき Photo by jesse orrico on Unsplas
  46. さあ、輝ける個人の世界へようこそ! ...チームビルディングの回にスミマセン!
  47. 47 ちょっと陰陽の話に戻ると...
  48. 陰陽太極図 陰陽の気が盛んになれば互い を飲み込もうとする しかしながら互いのなかに互 いはある 極まれば互いが互いに転じる それを永遠に繰り返す Wikipediaより
  49. 49 いいさ、繰り返そうじゃないか
  50. 隠を極めた先には 陽に転じてより強い求心力が うまれるかもしれない Photo by Perry Grone on Unsplas
  51. そしてこれはあなたへのメッセージ Photo by erica steeves on Unspla
  52. 、 世界は崩壊した けれど
  53. (また)出会うことまで終わったわけじゃない Photo by Andrik Langfield on Unsplas
  54. いまいるひとも まだ出会っていないひとも 一度別れたひとも そうでないひとも これから一人一人と出会い あなたとチームをつくる 小さく濃く関わるというやり方で
  55. あなたが動けば きっとまた創りだせる メタファーは”リセットボタン”というより”強くてニューゲーム” Photo by Nathan John on Unsplas
  56. 崩壊した世界の先で どうかわたしと出会ってください The End Photo by Mikael Kristenson on Unspla
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