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いいパブッ!! - よくわかるEPUB 3

Hiroshi Takase
Hiroshi Takase
Hiroshi Takaseイースト株式会社

EPUB3.0の仕様まわりのお話 第26回HTML5とか勉強会発表資料

いいパブッ!! - よくわかるEPUB 3

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Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
EPUBってさぁ
HTMLとCSSを
zipでまとめた
だけの
フォーマットでしょ?

     Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
このプレゼンが
終わる頃には
そんな理解は
変わってるわよ!

Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
• 高瀬 拓史
• @lost_and_found / ろす
•   http://d.hatena.ne.jp/lost_and_found/
• ブログでEPUB2仕様を翻訳公開し
  てる人
• イースト株式会社勤務
• “EPUB日本語拡張仕様策定”プ
  ロジェクトに参加
• eBookジャーナル(マイナビ)
• 「EPUB定点観測」を連載⇨了


                                   登場人物
Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
• 電書ちゃん
• ろすのブログのマスコットキャラ
• 電子書籍の世界の案内役という初
  期設定だったはず…
• 性格キツめ
• 立ち絵が少ないのが弱点
• © (有)JCN & Garakuta



                                           登場人物
        Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
• EPUBはIDPF(国際電子出版フォーラム)が提唱
  する電子出版物の配布・フォーマットの標準
• オープンな標準で制約なく利用できる
• XMLとウェブコンテンツをベースとしている
• スクリーンや文字サイズによって、行の折り返
  しが変わる、リフローを特徴としている
• 2011年10月に最新のEPUB3が確定した
• このプレゼンではこのEPUB3の仕様を追えるだ
  け追ってみます。

                                             はじめに
          Copyright © 2012 Hiroshi Takase.

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  • 1. Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 4. • 高瀬 拓史 • @lost_and_found / ろす • http://d.hatena.ne.jp/lost_and_found/ • ブログでEPUB2仕様を翻訳公開し てる人 • イースト株式会社勤務 • “EPUB日本語拡張仕様策定”プ ロジェクトに参加 • eBookジャーナル(マイナビ) • 「EPUB定点観測」を連載⇨了 登場人物 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 5. • 電書ちゃん • ろすのブログのマスコットキャラ • 電子書籍の世界の案内役という初 期設定だったはず… • 性格キツめ • 立ち絵が少ないのが弱点 • © (有)JCN & Garakuta 登場人物 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 6. • EPUBはIDPF(国際電子出版フォーラム)が提唱 する電子出版物の配布・フォーマットの標準 • オープンな標準で制約なく利用できる • XMLとウェブコンテンツをベースとしている • スクリーンや文字サイズによって、行の折り返 しが変わる、リフローを特徴としている • 2011年10月に最新のEPUB3が確定した • このプレゼンではこのEPUB3の仕様を追えるだ け追ってみます。 はじめに Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 7. • 公開場所は http://idpf.org/epub/30/ • 具体的な技術は次の文書で触れている – EPUB Publications 3.0 – EPUB Content Documents 3.0 – EPUB Open Container Format (OCF) 3.0 – EPUB Media Overlays 3.0 – EPUB Canonical Fragment Identifier • それではスタート EPUB3.0の仕様 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 8. Open Container Format (OCF) 3.0 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 9. • EPUBは複数のファイルで構成されており、zipで圧縮さ れている • EPUBを構成するファイルが入った入れ物を仕様では EPUBコンテナ (EPUB Container)と呼ぶ • zipで圧縮されているため簡単に展開して、中身を取り出 すことができる • 暗号化(パス付き)zipはダメよ • 一部のファイルとディレクトリの配置に、“お約束”が ある Open Container Format 3.0 EPUBコンテナ Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 10. パッケージ文書 コンテンツ文書 ナビゲーション文書 EPUBコンテナ Open Container Format 3.0 ちょ~シンプルなEPUBの構成例 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 11. この辺のお話です EPUBコンテナ Open Container Format 3.0 仕様が定義する対象 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 12. • EPUBのメディアタイプを記述した一行だけの短いテキスト ファイル • このファイルはEPUBコンテナの先頭に、位置しなければなら ない • 圧縮、暗号化不可 • なので展開したファイルをEPUBに戻すのは、ちょっと面倒 • ↓中身 application/epub+zip Open Container Format 3.0 mimetype Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 13. • EPUBコンテナに関するメタデータを格納する必須ディ レクトリ • 出版物に関するメタデータじゃないよ • ここに格納するファイルは役割によって名前が予約され ている • 必須ファイルはcontainer.xml。あとはオプショナル Open Container Format 3.0 META-INF Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 14. • 出版物のルートファイルの位置とメディアタイプを示すXML 文書。圧縮、暗号化不可 • EPUBのルートファイルはパッケージ文書(.opf) • EPUBではmimetype、META-INF以外は自由なファイル・ディ レクトリ構成が可能→ビューワに最初にどのファイルを見に ゆけばよいか示す必要がある <?xml version="1.0"?> <container version="1.0“ xmlns="urn:oasis:names:tc:opendocument:xmlns:containe r"> <rootfiles> <rootfile full-path=“mybook.opf" media-type="application/oebps-package+xml"/> </rootfiles> </container> Open Container Format 3.0 META-INF/container.xml Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 15. なんでわざわざ パッケージ文書の メディアタイプを 指定するわけ? EPUBの中には EPUBのルートファ イルがあるに決まって んじゃんJK Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 17. • EPUBに他のフォーマットや複数のパッケージ文書を同梱する ことも仕様上は可能(ただし選択する条件を記述できる仕様 になってない) • 将来の改版で条件指定ができるようになりそうな気配 <?xml version="1.0"?> <container version="1.0" xmlns="urn:oasis:names:tc:opendocument:xmlns:container"> <rootfiles> <rootfile full-path="OEBPS/Great Expectations.opf" media-type="application/oebps-package+xml" /> <rootfile full-path="PDF/Great Expectations.pdf" media-type="application/pdf" /> </rootfiles> </container> Open Container Format 3.0 META-INF/container.xml Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 18. ファイル名 用途 備考 encryption.xml 暗号化 暗号化したファイルと方式を記述 manifest.xml マニフェスト 仕様にはコード例すらないし、 使われてるの見たことない。 ぶっちゃけ要らない metadata.xml メタデータ コンテナレベルのメタデータを記 述する。 使われてるの見たことない… rights.xml 著作権情報 必要なDRM情報を記述。DRM方式 自体は任意。 signatures.xml デジタル署名 署名したファイルと方式を記述 Open Container Format 3.0 META-INF/にあるその他の面々 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 20. 方式は記述するけど 秘密鍵の場所など 復号に必要な情報は 書かれていません。 早い話が実装依存ね。 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 21. • Font Obfuscation • EPUBにはフォントファイルを同梱できるが、暗号化されてい なければ、高価な商用フォントであっても中から取り出すの は容易。フォントメーカーの懸念材料となる • そのため出版物の識別子をキーにして、フォントファイルの 先頭1040 byteを変換するアルゴリズムが仕様化 • 制作者はこのアルゴリズムでフォントを変換し、ビューワは 閲覧の際にこのアルゴリズムでフォントを復号化する • フォントが流用されるリスクを少し下げる程度の機構 • 仕様上はEPUB3ビューワへの実装が必須 iBooksやRMSDK系ビューワでサポート 制作ツールではSigilが対応。 Open Container Format 3.0 フォント難読化 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 22. EPUB Publications 3.0 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 23. この辺のお話です パッケージ文書 EPUB Publications 3.0 仕様が定義する対象 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 24. 書誌情報(メタデータ)や読み順等を記述したXML文書。 • 圧縮、暗号化不可。 • 拡張子.opf メディアタイプ application/oebps-package+xml • EPUBの核となるファイルと言ってよい(これがなければ単なる zipped webと変わらない) • ルート要素であるpackage要素と、子要素であるmetadata、manifest、 spineで構成される。 • spineの次にguide、bindingsというオプショナルな子要素を持つ場 合もある。 <package> <metadata /><!–- メタデータを書く --> <manifest /><!–- ファイル一覧 --> <spine /> <!-- 読み順 --> <guide /> <!–- 本のセマンティクス --> <bindings /><!-- 特殊なフォールバック --> </package> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 25. パッケージ文書のルート要素 • http://www.idpf.org/2007/opfの名前空間に属する • 次の属性指定が必須 • version属性。EPUBのバージョン。これが3.0だとEPUB3 • unique-identifier属性。出版物の識別子。metadataに書いてあ る識別子をID参照する <package xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" version="3.0" unique-identifier="bookid"> <metadata ...> <dc:identifier id=“bookid”>...</dc:identifier> </metadata> ... </package> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 - package Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 26. • (出版物レベルの)メタデータを記述する要素 • 基本は Dublin Core Metadata Element Setで記述する • 最低限必要なのは、識別子(dc:identifier)、タイトル (dc:title)、言語(dc:language)、更新日時(dcterms:modified) <metadata xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"> <dc:identifier id=“bookid”> urn:uuid:966a8a88-75c6-414c-bb3e-d29f0f07069b </dc:identifier> <dc:title id=“title”>いいパブッ!!</dc:title> <dc:language id=“language”>ja</dc:language> <meta property="dcterms:modified"> 2012-02-10T04:00:00Z</meta> </metadata> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 - metadata Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 27. • その出版物を表すユニークな識別子 • UUID(v4)を生成するオーサリングツールが多いが、特に 規定はない • 複数保持可 • package要素のunique-identifier属性から一つだけID参照 する <package ... unique-identifier=“bookid”> <metadata xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"> <dc:identifier id=“bookid”> urn:uuid:966a8a88-75c6-414c-bb3e-d29f0f07069b </dc:identifier> </metadata> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 – dc:identifier Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 28. EPUBの内容を 編集したら 識別子は 変えなきゃダメ? Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 30. 出版物が最後に変更された時間を記述するmeta要素。 • 内容は CCYY-MM-DDThh:mm:ssZ の dateTime形式 • UTCで記述するので日本は+9時間 • 出版物の識別は“識別子@更新日時”で行う <metadata xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"> <dc:identifier id=“bookid”> urn:uuid:966a8a88-75c6-414c-bb3e-d29f0f07069b </dc:identifier> <meta property="dcterms:modified"> 2012-02-10T04:00:00Z</meta> </metadata> urn:uuid:966a8a88-75c6-414c-bb3e-d29f0f07069b@2012- 02-10T04:00:00Z EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 – dcterms:modified Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 31. • dc:title その出版物のタイトル表す要素 • dc:language その出版物が使用する言語を表す要素。内 容は言語コードで指定する。英語はen、日本語はja。国 コードまで付けるならja-JP。 <metadata xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"> <dc:title id=“title”>いいパブッ!!</dc:title> <dc:language id=“language”>ja</dc:language> </metadata> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 – dc:title、dc:language Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 32. うーん、この本の正確な タイトルは 「痛プレゼン シリー ズ 1 いいパブッ!! よ くわかるEPUB3 」 なんだけど… Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 33. ……(呆) Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 34. • refines属性を持ったmeta要素と組み合わせて、メタデー タを詳細に記述する仕組みがある • どこまで運用するかは出版社、プラットフォーマー次第 か <dc:title id=“title”>いいパブッ!!</dc:title> <meta refines="#title" property="title- type">main</meta> <dc:title id=“subtitle”>よくわかるEPUB3</dc:title> <meta refines="#subtitle" property="title- type">subtitle</meta> <dc:title id=“collection”>痛プレゼンシリーズ</dc:title> <meta refines="#collection" property="title- type">collection</meta> <meta refines="#collection" property="group- position">1</meta> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 – メタデータの拡張 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 35. • dc:creator その出版物の責任者≒制作者を表す要素 • オプショナルな要素だが、大抵使うはず。 • 役割を詳細に記述するなら meta要素とMARC Code List for Relatorsを組み合わせる方法がある。 <dc:creator id=“creator1”> lost_and_found </dc:creator> <meta refines=“#creator1” property="role" scheme="marc:relators" id="role">aut</meta> <dc:creator id=“creator2”> 電書ちゃん </dc:creator> <meta refines=“#creator2” property="role" scheme="marc:relators" id="role">aut</meta> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 – dc:creator Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 36. • http://www.loc.gov/marc/relators/ • リソースの関係者を記述するためのコードで書誌情報の 記録に利用する • The Library of Congress (米議会図書館)がメンテナンス • 出版物のみならず音楽・演劇など幅広い分野をカバーし 223種類のコードを定義 • アルファベット3文字で表記できる • 日本語で読める資料超少ない>< aut: Author 著者 edt: Editor 編集者 ill: Illustrator イラストレーター ...etc. 補足 - MARC Code List for Relators Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 37. • 出版物のコンテンツが利用するリソースの一覧を記述し た要素 • 利用するすべてのリソースをitem要素に記述する • item要素にはid、href、media-type属性が必須 <manifest> <item id=“foo” href=“foo.jpg” media-type=”image/jpg” /> <item id=“bar” href=“bar.xhtml” media-type=”application/xhtml+xml” /> <item id=“baz” href=“baz.xhtml” media-type=”application/xhtml+xml” /> </manifest> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 - manifest Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 38. • item要素には内容を説明するproperties属性が必要とな る場合がある • cover-image:表紙画像、nav:ナビゲーション文書、 scripted:javascriptかformタグの利用、math:MathMLの利 用、svg:インラインSVGの利用 <item id=“foo” href=“foo.jpg” properies=“cover-image” media-type=”image/jpg” /> <item id=“bar” href=“bar.xhtml” properies=“nav” media-type=”application/xhtml+xml” /> <item id=“baz” href=“baz.xhtml” properies=“scripted math svg” media-type=”application/xhtml+xml” /> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 - manifest Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 39. • EPUB Core Media Types • EPUBの中でfallbackなしで利用してよいリソース • ここにないリソースはコアメディアタイプへのfallback を提供しなければならない • ビューワにとって全てがサポート必須ではなく、サポー トに条件が設けられているリソースもある • 例: 読み上げ機能を持つビューワはPLS文書をサポー トしなければならない...etc. EPUB Publications 3.0 コアメディアタイプ Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 40. • fallback chain mechanism • manifestのitem要素にはfallback属性で、代替リソースを 指定できる。 ・fallbackのfallbackのfallback…と幾つも重ねてよいが、コ アメディアタイプが一つ含まれている必要がある <manifest> <item id=“foo” href=“foo.foo” fallback=“bar” media-type=“applicaion/foo” /> <item id=“bar” href=“bar.bar” fallback=“baz” media-type=“application/bar” /> <item id=“baz” href=“baz.xhtml” ... media-type=“applicaion/xhtml+xml” /> ... </manifest> EPUB Publications 3.0 manifest level fallback Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 41. 分類 名称 メディアタイプ EPUB3 EPUB 2.0.1 画像 GIF image/gif ○ ○ JPEG image/jpeg ○ ○ PNG image/png ○ ○ SVG image/svg ○ ○ XML文書 XHTML application/xhtml+xml ○ ○ NCX application/x-dtbncx+xml ○ ○ EPUB Media Overlays application/smil+xml ○ ― TTS発音辞書 application/pls+xml ○ ― フォント OpenTypeフォント application/vnd.ms-opentype ○ ― WOFFフォント application/font-woff ○ ― 音声 MP3 audio/mpeg ○ ― MP4 AAC LC audio/aac ○ ― テキスト スタイルシート text/css ○ ○ Java Script text/javascript ○ ― EPUB Publications 3.0 コアメディアタイプ一覧 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 42. あれ、 動画がないよ。 EPUB3は動画 埋め込めるんじゃ なかったっけ? Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 44. • spine = 本の「背」のこと • コンテンツ文書の読み順を指定する要素 • 紙のページを綴じる代わりにspineに文書を綴じる感じ <spine> <itemref idref=“cover.xhtml” /> <itemref idref=“chapter01.xhtml” /> <itemref idref=“chapter02.xhtml” /> … </spine> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 - spine Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 45. • 本の綴じ方向はspine要素にpage-progression-direction属 性で指定する • ltr は左綴じ(横書きの本)で初期値。rtl が右綴じ(縦書 きの本) • HTML+CSSでは文書間の進行方向を指定できないため、 導入した属性 <spine page-progression-direction=“rtl”> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 - spine Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 47. • 本のセマンティクスを記述するオプショナルな要素 • EPUB3では非推奨の扱い。ナビゲーション文書の<nav epub:type="landmarks"> で代替できる <guide> <reference href="cover.xhtml" title="Cover" type="cover" /> </guide> 同じ内容をナビゲーション文書に書くとこうなる <nav epub:type=“landmarks”> <ol> <li> <a epub:type=“cover“ href”cover.xhtml”>表紙</a> </li> </ol> EPUB Publications 3.0 </nav> パッケージ文書 - guide Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 48. • 特殊なフォールバックを実現するオプショナルな要素 • 子要素にmediaType要素を持ち、そこにはmedia-type属 性とhandler属性がある。 • media-type属性のメディアタイプを持つリソースの フォールバック先となるリソースをhandler属性でID参 照する。 • 結果次のフォールバック順序となる 1. カスタムリソース 2. handlerが参照するリソース 3. HTML5タグ固有のフォールバックリソース • 一体誰が使うんだぜ? EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 - bindings Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 49. <!-- こんなHTML5のコンテンツ文書があるとする --> <object data=“foo.xml” type=“application/foo”> <img src=“bar.ipg” /> </object> <!-- パッケージ文書にはこう書いてある --> <manifest> <item id=“baz” href=“baz.xhtml” フォールバック順序 properies=“scripted” type=“application/xhtml+xml” /> 1. foo.xml ... 2. baz.xhtml </manifest> 3. bar.jpg ... <bindings> <mediaType handler=“baz" media-type="application/foo"/> </bindings> EPUB Publications 3.0 パッケージ文書 - bindings Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 50. EPUB Content Documents 3.0 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 51. この辺のお話です (あとCSSとかいろいろ) コンテンツ文書 ナビゲーション文書 EPUB Content Documents 3.0 仕様が定義する対象 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 52. • 本の内容を記述した文書。XHTML5またはSVGで記述す る • XHTML5なら拡張子は.xhtmlとする • XHTML5を採用したおかげで、audioやvideoタグが利用 できるようになった。あとルビも。 • EPUB2ではXHTML1.1で記述し、scriptやformなどの利用 に制約があったが、EPUB3では利用可能。XHTML5のタ グについて特に制約は設けていない • その他epub:switchやepub:triggerといった独自のタグが 幾つか存在する(ほとんどはアクセシビリティ目的) EPUB Content Documents 3.0 コンテンツ文書 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 53. せっかくのHTML5の 勉強会なのにHTML5への 言及が少ないわね~ 仕様でも単に参照してるだけだから それほどHTML5ついてあれこれ 言ってるわけじゃないのよ それに僕もHTML5勉強中なので あんまり詳しく語れない(泣) Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 54. • 目次の役割を果たす特殊なXHTMLコンテンツ文書 • EPUBファイルの中にナビゲーション文書は必須 • 目次は<nav epub:type="toc">の中に番号リスト(ol、li)とハ イパーリンク(a)などで記述する • EPUB2では目次をNCXというXML文書で記述していた <html ... xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops"> ... <nav epub:type=“toc”> <ol> <li><a href=“c1.xhtml”>Chapter.1</a></li> <li><a href=“c1.xhtml#sub1”>Chapter.1-1</a></li> <li><a href=“c1.xhtml#sub2”>Chapter.1-2</a></li> ... </ol> </nav> EPUB Content Documents 3.0 ナビゲーション文書 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 55. • EPUBで利用するスタイルシートをEPUBスタイルシート と呼ぶ • CSS 2.1とCSS3のプロパティで構成される • ただし、ビューワは全てのプロパティを実装しなければ ならないわけではない • 参照しているCSS3モジュールは以下のとおり – CSS 3.0 Speech – CSS Fonts Level 3 – CSS Text Level 3 – CSS Writing Modes – Media Queries – CSS Namespaces – CSS Multi-Column Layout EPUB Content Documents 3.0 EPUBスタイルシート Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 56. • CSS3からはまだWD、ED等安定していないステータスの モジュールも参照している。 • これらのプロパティには –epub-の接頭辞を付ける • -epub-が必要なプロパティは仕様の中で明示してある • ちなみに、WebKitでは-epub-は-webkit-のエイリアスと して動作する • CSS Text Level 3やCSS Writing Modesは2011年4月11日 時点でのドラフトに従う。 html { -epub-writing-mide: vertical-rl; writing-mode: vertical-rl; } EPUB Content Documents 3.0 EPUBスタイルシート Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 57. EPUB Canonical Fragment Identifier Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 58. • 出版物の中の任意の位置を参照するための識別子 • テキストだけではなく様々なメディアの時間や空間も指 定できる • 読みかけの場所の保持、ハイライト、メモ、注釈など用 途は様々 • 人に厳しく機械に優しい構文>< mybook.epub#epubcfi(/6/4[chap01ref]!/4[body01]/10/1:3) →“mybook.epubの中のパッケージ文書の3番目の子ノードの2番目の子ノード かつid=“chap01ref”のノードが参照するコンテンツ文書の中にある2番目の 子ノードかつid=“body01”のノードの5番目のノードの子ノードであるテキスト ノードの3文字目の直後” という意味。解説は省略! EPUB Canonical Fragment Identifier epubcfi Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 59. Accessibility Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 60. • EPUB3のマルチメディア対応はアクセシ ビリティ向上の目的もある • 録音済み音声とテキストの同期 – メディアオーバーレイ文書を利用する • 音声読み上げ(Text to Speech) – PLS文書を同梱する – コンテンツにSSML属性を記述する – CSS Speech Moduleを利用する 聴覚的な読書の実現 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 61. • Synchronized Multimedia Integration Language (SMIL 3.0) のサブセット • http://www.w3.org/TR/SMIL/ ←SMIL • オーディオ再生とテキストの同期に利用する • オーサリング環境が少なく作るのがキツい>< • 拡張子 .smil メディアタイプ application/smil+xml • 好みの声優さんに朗読して貰えたら…ゲフンゲフン <par> <text src="chapter1.xhtml#sentence1"/> <audio src="chapter1_audio.mp3" clipBegin="23s“ clipEnd="30s"/> </par> EPUB Media Overlays 3.0 メディアオーバーレイ文書 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 62. • Media Overlaysを体験するにはiBooksで“Yellow Submarine”を読んでみるのがお奨め • EPUB2ベースだが、マルチメディア、スクリプティング などEPUB3の新機能のショーケースに近い • Appleの独自拡張部分も少なからずあるので注意 EPUB Media Overlays 3.0 メディアオーバーレイ文書 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 63. • Pronunciation Lexicon Specification Version 1.0 • http://www.w3.org/TR/pronunciation-lexicon/ • 音声認識と音声合成エンジンが利用する 発音情報辞書を記述したXML文書…らしいです(汗 • 拡張子 .pls メディアタイプ application/pls+xml <lexeme> <grapheme>nihongo</grapheme> <grapheme>日本語</grapheme> <grapheme>にほんご</grapheme> <phoneme>ɲihoŋo</phoneme><!-- 国際音声記号(IPA) --> </lexeme> 補足 - PLS Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 64. • Speech Synthesis Markup Language Version 1.1 • http://www.w3.org/TR/speech-synthesis11/ • 音声合成エンジンを制御するマークアップ言語 …らしいです(汗 • EPUB3ではコンテンツ文書の要素に属性として 発音情報を指定するのに利用する <html ... xmlns:ssml="http://www.w3.org/2001/10/synthesis"> ... <p><span ssml:alphabet="ipa“ ssml:ph=“ɲihoŋo” >日本語</span>は難しい。</p> 補足 - SSML Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 65. • 紙の読書に困難を抱える人のための国際標準フォーマッ トDAISY(=ANSI/NISO z39.86)を開発する非営利団体 • IDPFの古参かつ中核メンバー • DAISYはDigital Accessible Information SYstemの略 • 米国や北欧などで電子教科書のフォーマットとして採用 されている • 紙の本をセマンティックに記述するタグが豊富 • EPUB2にも影響を与えた(NCX, DTBook) • 次期DAISY4は記述・交換フォーマットに特化。 EPUB3、点字本、PDFなどに変換して閲覧する。 補足 – DAISY Consortium Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 68. • EPUBの日本語レイアウト対応を契機として策定 が前進したもの – CSS Text Level 3 – CSS Writing Modes Module Level 3 • EPUBのレイアウト向上を視野にCSSモジュール 化が進められているもの – CSS Regions Module Level 3 – CSS Exclusions and Shapes Module Level 3 – (CSS Page Templates )? EPUBからW3C CSSへ Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 69. • EPUBのどこがウェブと同じでどこが違うのか見えてき たものはありましたでしょうか? • EPUBが独自に補っているものには、ウェブをよりよく するヒントもあるかもしれません。 • 出版業界はしばらくCSS組版にドハマリしながらEPUBを 作ることになりそうですが、すでにウェブの世界に馴染 みのある方々からは、本のメタファに縛られないあっと 驚くEPUBコンテンツが生まれてこないか期待していま す。 • ウェブ技術の浸透はこれまで縁のなかった業界や人に新 しい出会いを生んでいます。是非、電子出版にも触手を 伸ばしてみてください。 おわりに Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 70. ギャルゲーでわかるEPUB3 → 無理ゲーでした ボツ企画 Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 71. Copyright © 2012 Hiroshi Takase.
  • 72. ご清聴 ありがとう ございました Fin. Copyright © 2012 Hiroshi Takase.