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(ロフトワーク テクニカルディレクターがこっそり教える)運営スタッフに喜ばれる CMSの選び方 超入門

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CMS大阪夏祭り2016で登壇したときのスライドです。
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車の種類、いくつ知っていますか?
「セダン」「クーペ」「オープンカー」「ステーションワゴン」「ミニバン」「ワンボックスカー」...トラックやバス、工事車両まで含めたらかなり数になります。どれも人を乗せて走るものですが、家族旅行に荷物がいっぱい積めるからとトラックを選ぶと、きっと家族に怒られますよね? CMSもたくさんある上に、それぞれ魅力的な機能を兼ね備えているので、その中からひとつを選ぶことはすごく大変です。「なんでもできます!」と薦められたのに、イメージと全然違ったとか、ウェブサイトの更新ができないと怒られたとか、そんなことになるかもしれません。 これまでに300を超えるウェブサイトにCMSを導入、また20以上のCMSを扱ってきたロフトワークならではの視点を踏まえて、ウェブサイトの運営に関わる皆さんに喜んでもらえるCMSの選び方を分かりやすくお話しします。

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(ロフトワーク テクニカルディレクターがこっそり教える)運営スタッフに喜ばれる CMSの選び方 超入門

  1. 1. 運営スタッフに喜ばれる CMSの選び方 -超入門- \ ロフトワーク テクニカルディレクターがこっそり教える / CMS大阪夏祭り 2016.09.03
  2. 2. 今日の結論 「CMSは機能ではなく まずカタチで選ぶ」
  3. 3. 自己紹介
  4. 4. 川竹 敏晴 よく知ってるCMS Toshiharu Kawatake • Movable Type • concrete5 • WebRelease2 • NOREN • Sitecore 知ってるCMS • WordPress • a blog cms • baserCMS • EC-CUBE • MODX • ExpressionEngine • Adobe Experience Manager 知りたいCMS • Drupal • Typo3 • Jimdo • Wix • SIRASAGI 株式会社ロフトワーク テクニカルディレクター
  5. 5. 株式会社ロフトワーク ロフトワークは、オープンコラボレーションを通じて、Web、コ ンテンツ、サービス、コミュニケーション、空間などをデザイン するクリエイティブ・エージェンシーです。「クリエイティブの流通」を ミッションに掲げ2000年に創業、現在国内外でCMS導入案件を含み、年間500件以上のプロ ジェクトを手がけています。世界6ヶ国に展開するデジタルものづくりカフェ「FabCafe」、素材 に向き合うクリエイティブラウンジ「MTRL」も運営。
  6. 6. テクニカルディレクター Web戦略策定をはじめ制作、メディア運営、プロダクト開発等々 さまざまな案件を手がけるクリエイティブディレクターの伴走者 として、テクニカル面の進行をサポートします。
  7. 7. MTRL KYOTO MTRL KYOTO(マテリアル京都)はクリエイティブワークを 必要とする全ての人が手軽に利用できる、オープンな空間と サービスです。
  8. 8. 絶賛募集中 TOKYO 渋谷オフィス KYOTO 京都オフィス         ディレクター         テクニカルディレクター         プロデューサー         ディレクター
  9. 9. はじめに むずかしいことは話しません CMS : Content Management System 専門的な知識がない人でも ホームページが更新できるツール
  10. 10. 問題
  11. 11. レンタカーを選んでください 第1問
  12. 12. • 家族4人 • 行き先は山 • キャンプ • 予算は数万円 レンタカーを選んでください
  13. 13. 1. トラック 2. スポーツカー 3. ミニバン 4. 軽自動車
  14. 14. 1. トラック 2. スポーツカー 3. ミニバン 4. 軽自動車
  15. 15. CMSを選んでください 第2問
  16. 16. • 企業サイト • 広報課4人で運営 • ウェブサイトリニューアル • 予算は数百万円 CMSを選んでください
  17. 17. 1. 2. 3. 4.
  18. 18. これで選べるなら 誰も苦労しません
  19. 19. nitinut380 / shutterstock.com 公道を走るには問題ない でも、少しだけ狭い...
  20. 20. CMSはミニ四駆などのように 作り込むことが前提
  21. 21. Pavel L Photo and Video / shutterstock.com でも、改造が過ぎるとこんなことに
  22. 22. Kiko Jimenez / shutterstock.com こうなると一般の人には 更新ができなくなります
  23. 23. もう一度 レンタカーを選んでください 第3問
  24. 24. • 家族4人 • 行き先は山 • キャンプ • 予算は数万円 レンタカーを選んでください
  25. 25. クルマ選び 1. エルフ 2. クオン 3. アトラス 4. ダイナ 5. アクティ
  26. 26. どれもトラックの車名です
  27. 27. なぜ、選べないか? 車種 車名 CMS種 CMS名 選択 ◯ × ? ×
  28. 28. 用途に合うものを 選択できるのは種類まで?
  29. 29. ブログ型(仮) CMSの種類 ページ型(仮) ほとんど汎用化されている CMSに種類はあるか?
  30. 30.   ブログ型 • ほぼ同じレイアウトの記事を登録 • さまざまな一覧ページを作りやすい • 一覧ページの更新ために記事を更新
  31. 31. ブログ型のイメージ
  32. 32.   ページ型 • 異なるレイアウトの記事を登録 • さまざまな一覧ページは作りにくい • 一覧ページの更新は一覧ページ上で
  33. 33. ページ型のイメージ
  34. 34. ブログ型かページ型か CMSの生い立ちを見ると どちらのパーセンテージが多いか 見えてきます
  35. 35. https://goo.gl/scPNO0 「マテリアル京都 ブログ」 検索
  36. 36. Six Apartの共同創設者のMena Trottです。2001年の春、サンフランシスコでデザインワークをしていた時にDollarshort(ダ ラーショート)という風変わりなブログを始めました。夫のBenと私は、高校の時に出会って、2000年代に起こったインターネッ トバブルに影響はされなかったようですが小さなWebデザインファームで働いていました。私にとってDollarshortはクリエイティ ブなはけ口で、子ども時代の逸話を伝えたり、日常のユーモアを描き出したり、トラディショナルに見つけた面白いサイトのリンク をキープしたりする場所でした。 2001年の9月に、Benと私が働いていた小さなWebデザインスタジオが倒産してしまい、私たちにはいきなり自由な時間ができま した。同時に、Dollarshortは人気に成長していて、私が使っていたウェブログのソフトウェアでは窮屈に感じました。新しい仕事 探しに向き合う中で、Benと私は少し休みを取って、これから友人にシェアするであろう自分たちのウェブログツールを開発するこ とにしたのです。9月に私は、Movable Typeを(私たちが)リリースすることを発表しました。(もともとの名前はフランスの 歌手のSerge Gainsbourgからとって、Sergeでした。)そして1か月後の2001年10月8日、バージョン1.0がダウンロード できるようになりました。 Movable Typeをリリースする朝、Benと私は緊張しながらコンピュータの前に座り、Movable Typeの一般公開のために指を 準備していました。私たちは、ソフトウェアデベロップメントの世界に飛び込む準備ができているのか?ユーザーをサポートできる のか?Movable Typeを発展させて、本業もサポートしていくことができるのか。最も重要なことは、Benと私は一度Movable Typeをリリースした後は、それを発展することに集中するとわかっていたことです。もう後戻りすることはできません、私たちは ウェブサイトを始めました。すると、最初の1時間で100人以上がソフトウェアをダウンロードしたのです。 米Six Apart社の「Six Apartの歴史」より抜粋 http://web.archive.org/web/20050215222516/http://www.sixapart.com/about/history(原文・英語) 訳 : 荒木 彩音
  37. 37. 10年という節目に、始まりを振り返ってみるのも楽しいものです。WordPress をリリースしたのは2003年5月 27日でしたが、それが本当の始まりだったわけではありません。もっと前に遡れば、そのころあったセルフホスティ ング型ブログプラットフォームにフラストレーションを感じていたミッシェル・ヴァルドリッヒが自分のソフトウェ アを書くことにしたのが発端です。彼は「PHP+MySQL を使った、Blogger・GreyMatter の代替案」として b2 を開発しました。b2 は簡単にインストール・設定でき、開発者が拡張するのも簡単でした。そのころあった多 くのブログソフトウェアのうち、b2 は僕に合っていました。コンテンツを書いて、すばやく楽に Web に公開でき たからです。 時に、人生というのはプロジェクトの邪魔をすることもあります。2002年に、ミッシェルは b2 のメンテナンスを やめてしまいました。時間が経つにつれてセキュリテイ上の問題が明らかになり、アップデートが必要になってきま した。b2 コミュニティがパッチや修正を作成することもできたのですが、誰もこのソフトウェアプロジェクトを前 に進めていこうとする人がいませんでした。ミッシェルが b2 を GPL ライセンスでリリースするよう決めてくれた ことは、僕らにとってラッキーでした。ソフトウェア自体が見捨てられてしまっても、オプションがなくなってしま うわけではないからです。可能性が常にあったのです。僕が b2 をフォークすることについてブログを書き、マイク がコメントしてくれた 2003年1月の状況は、そんな感じでした。それから先のことは、いわゆる「歴史」となりま した。 Matt Mullenweg が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「すばらしき10年間」より引用 https://ja.wordpress.org/2013/06/05/ten-good-years/ (日本語訳) https://wordpress.org/news/2013/05/ten-good-years/ (原文・英語)
  38. 38. concrete5(コンクリートファイブ)のはじまりは、Franz Maruna(フランツ・マルナ)とAndrew Embler(アンドリュー・エン ブラー)との出会いから始まります。80年代、地元の電子掲示板(BBS)でコンピュータネットワークの洗礼を受けて育ちました。二人とも、 テクノロジーとデザインに関して強い興味があり、インターネットとウェブサイト産業が始まると同時に、ウェブの世界にのめり込んで行きま した。 二人は、オレゴン州ポートランドの地元代理店によるプロジェクトで働いているときに出会いました。二人は意気投合し、共にウェブのコン サルティングやプロジェクトを進めて行き、その関係は10年以上に及びます。 小さい「普通」のインタラクティブメディアスタジオを切り盛りしているとき、フランツは、地元の広告代理店がアメリカの公共広告機構 (AdCouncil)から受注した、「ルイス=クラーク探検隊200周年記念祭」のサイト制作の仕事を請け負いました。 3ヶ月にわたるこの巨大プロジェクトは、90人もの、大学教授、ネイティブアメリカン関係者、観光局などの関係者がサイト制作に携わり、 様々な視点を持つ人々の考えがぶつかり合うプロジェクトでした。 こういった環境の中、古いウェブデザインのコンセプト、「コンセプト」ー「納入」ー「変更」のシンプルなワークフローが全く役に立たな いことに、彼らはプロジェクト開始後、一週間で気づくことになります。 もっと柔軟に、そしてプロジェクトの期限内に、作業を進める必要がありました。 こうして、Concrete CMSが生まれました。 すべてゼロからのスタートでした。PHP4をベースに、当時のメジャーなCMSである、Mambo、TeamsiteやStoryServerにあった制 約を取り除き、以下の3つのルールでサイト運用ができるシステムを開発しました。 簡単に - マイクロソフトのWordを使いこなせる人なら、簡単にサイト運用が出来る事。 柔軟に - 数々の大手代理店の下で働いて来た彼らは、従来のCMSが、広告代理店が要求する柔軟性に対応する事が出来なかったことを知って います。それらの技術的な限界をなくし、クライアントが自由に意思決定とサイト運営が出来るようにすること。 堅固に - AdCouncilは、全米でテレビコマーシャルを放映する予定で、サイトは秒間1万人ほどの訪問者が来ると予想されました。こうして、 Concrete CMSを使ったサイトの第一号である「ルイス=クラーク探検隊200周年記念祭」のサイトが完成しました。 concrete5日本語公式サイト 「concrete5の歴史」より抜粋 http://concrete5-japan.org/about/history-of-concrete5/ (日本語訳) http://web.archive.org/web/20090413142324/http://www.concrete5.org/about/history (英語・原文)
  39. 39. 2000年、アントワープ大学の二人の学生のDries Buytaert と Hans Snijderは信頼できるインターネットコネクションが必 要でした。しかし、アントワープの学生にとって常時接続のインターネットは珍しいものだったので、DriesとHansは、8人の学 生でシェアしていたHansのADSLで無線ブリッジをセットアップしました。それは正常に機能しましたが、何かが足りないような 気がしたのです。それは、他者と語り合う場所でした。 Driesはその足りない何かを、チャンスに変えたのです。彼はウェブボードで小さなニュースサイトを始めました。彼と彼の友人た ちは、どこで夕食を食べるかや、興味深いニュースなどのノートをネットワークに投稿することができるようになりました。彼らは 小さなコンテンツのフレームワークを作ったのです。 少しの間、彼らが構築したソフトウェアには名前がありませんでした。しかし、Driesが卒寮したとき、お互いに連絡を取り合う手 段が必要になったので、内部のサイトをオンラインにすることにしました。良いドメイン名を探しているとき、Driesはdorp.org を思いつきました。”Dorp"はオランダ語で、”村”を意味するので、彼らが作った小さなコミュニティに合っていると思ったのです。 Driesが”dorp.org"が誰にも使われていないか調べていると、彼は間違って”dorp”を”drop"と打ってしまいました。その失敗 が、そのまま留まったのです。一度 drop.orgがウェブに出ると、利用者は変わりました。drop.orgは新しいメンバーを魅了し、 彼らは、モデレーションやシンジケーション、レーティング、分散認証などの、新しいウェブテクノロジーについて話し始めました。 Drop.orgは少しずつ、変幻自在のアイディアが溢れ出る会話によって、個人的な実験環境になっていきました。これらのアイデア は将来的にdrop.orgを動かすソフトウエアの基礎になりました。 2001年の1月、ドリーはついにソフトウェアをdrop.orgにリリースしようと決めました。その目的は、多くの人々が使い、実験 の場をひろげることによって、より多くの人々がウェブ発展の道を探究できるようにすることでした。彼はそのソフトウェアをオラ ンダ語で”しずく”を意味する”druppel”を英語の発音にした、”Drupal”と呼びました。 Drupal公式サイト「私たちの歴史」から抜粋 https://www.drupal.org/about/history (英語・原文) 訳 : 荒木 彩音
  40. 40. カタチを選んだあとは? ブログ型、ページ型の どちらが向いてるかが分かったら 該当するCMSの詳しい話を 聞いてみてください。
  41. 41. まとめ • CMSは機能ではなく、まずカタチで選ぶ • カタチを見分けるために、CMSの生い立ちを聞く • CMSの特徴は、絵に描いて説明してもらう • ブログ型・ページ型が選択できれば まず大丈夫
  42. 42. 第2回CMSプロレス 多言語サイトタイトルマッチ 10月29日(土)開催! https://goo.gl/411CPU
  43. 43. Special Thanks イラスト : 勝野 清穂(ロフトワーク)
  44. 44. ご静聴ありがとうございました

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