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図書館情報学教育に関する考察

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2015年3月26日(木)の公開シンポジウム「図書館情報学と専門職養成」の発表で使用したものです。あくまで個人の立場として発言したもので,所属機関の意見を代表するスライドではありません。第2部「本務先の状況」はカットしています。第4部「ディスカッションのために」はあくまでも「想定意見」に基づいて述べており,「論点への回答」は今井個人および所属機関の意見とは異なりますので,ご了承下さい。

2015年3月26日(木)の公開シンポジウム「図書館情報学と専門職養成」の発表で使用したものです。あくまで個人の立場として発言したもので,所属機関の意見を代表するスライドではありません。第2部「本務先の状況」はカットしています。第4部「ディスカッションのために」はあくまでも「想定意見」に基づいて述べており,「論点への回答」は今井個人および所属機関の意見とは異なりますので,ご了承下さい。

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図書館情報学教育に関する考察

  1. 1. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 図書館情報学教育に関する考察 今井 福司 白百合女子大学文学部共通科目 2015 年 3 月 26 日 1 / 32
  2. 2. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 本スライドについて注意点 公開シンポジウム「図書館情報学と専門職養 成」の発表で使用したものです。 あくまで個人の立場として発言したもので, 所属機関の意見を代表するスライドではあり ません。 第 2 部「本務先の状況」はカットしています。 第 4 部「ディスカッションのために」はあく までも「想定意見」に基づいて述べており, 「論点への回答」は今井個人および所属機関 の意見とは異なりますので,ご了承下さい。 2 / 32
  3. 3. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 1 はじめに ディスカッションでの論点 本発表の位置づけ 司書課程の開講大学数 2 本務先の状況 3 将来像を考える上での問題 LIPER 報告書での提言について その他の問題 4 ディスカッションのために 仮想意見による立論 不要であるという前提に基づいた論点への 言及 3 / 32
  4. 4. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 論点設定について 今回は時間も限られているため,発表者に事 前に論点を提示して,それに答えられる材料 を提示してもらうようにした。 基本的には,論点に沿ってディスカッション を行いたいと思うが,フロアから新たな論点 を提示してもらっても構わないと考えて いる。 4 / 32
  5. 5. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために ディスカッションでの論点 1 司書,情報専門職は必要か。 2 教育と研究の立ち位置,バランスについて 3 受講生のキャリア設計としての図書館情報学 5 / 32
  6. 6. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために ディスカッションでの論点 1 司書,情報専門職は必要か。 もし必要であるなら,求められるスキル,知識 とは。現在の図書館情報学で教育できる体制は あるのか。 もし不要なら,図書館情報学という学問の存在 意義は何か。情報学の一分野として残れば良い のか。 2 教育と研究の立ち位置,バランスについて 3 受講生のキャリア設計としての図書館情報学 司書・情報専門職が必要であれば,これらのキャ リア設計について 不要であるなら,何を教育の場で扱い,何を扱 わなくても良いと考えるのか。 6 / 32
  7. 7. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 本発表の位置づけ ディスカッションのための材料提供を目的と する。 司書課程そのものの活動よりも,将来像を考え る上で考慮しておくべき要素を提示したい。 その上で,敢えて司書,司書教育は不要である との「想定意見」を提示したい。 司書課程そのものの活動報告はディスカッ ション部分で必要に応じて提示したい。 7 / 32
  8. 8. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 司書課程の開講大学数 司書講習開催大学 12 校 司書養成科目開講大学 218 校 図書館情報学専門課程(学部 11,大学院 6) 参考:教育職員免許状(第一種中学国語)は 294 大学 1 参考:保育士は 601 大学 2 1 http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/ detail/__icsFiles/afieldfile/2015/02/24/1287055_1_1.pdf 2 http: //www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku_youseikou.pdf 8 / 32
  9. 9. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 研究者の受け入れ枠としての司書課程 司書課程には原則として 2 名の専任教員を配 置することが求められている。 図書館情報学の研究者の概算に使える? ただし,大学で 2 名共に図書館情報学の研究者 というパターンもあれば,1 名が研究者,1 名が 図書館 OB,OG というパターンもある。 また,司書課程所属でなくても図書館情報学 の研究をされているパターンもある。 いずれにせよ,大学における図書館情報学教員 の受け皿として機能している。 9 / 32
  10. 10. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 1 はじめに ディスカッションでの論点 本発表の位置づけ 司書課程の開講大学数 2 本務先の状況 3 将来像を考える上での問題 LIPER 報告書での提言について その他の問題 4 ディスカッションのために 仮想意見による立論 不要であるという前提に基づいた論点への 言及 10 / 32
  11. 11. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 1 はじめに ディスカッションでの論点 本発表の位置づけ 司書課程の開講大学数 2 本務先の状況 3 将来像を考える上での問題 LIPER 報告書での提言について その他の問題 4 ディスカッションのために 仮想意見による立論 不要であるという前提に基づいた論点への 言及 14 / 32
  12. 12. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために LIPER報告書での提言について(1) 教員はそこ(※注:国家資格かつ学生募 集の手段とされやすい)に問題があるこ とを意識しながらも職務上の教育活動に 従事することを最優先にする。一方,図 書館の現場関係者も養成体制に問題があ ることを感じながらも,大学教育は大学 関係者の領分なので口を出すことにため らいがあり,批判を自粛してしまう 5 。 5 『情報専門職の養成に向けた図書館情報学教育の再構築に関する総 合的研究』 2006, p. 3 15 / 32
  13. 13. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために LIPER報告書での提言について(2) 長期的には大学院での専門職養成教育の 確立を目標にするが,そこに至るまでの 短期的,中期的な戦略として,現行の法 的枠組みのなかで可能な改革を提案し, それが実を挙げた段階で次の改革に結び つくようなものにする 6 。 6 『情報専門職の養成に向けた図書館情報学教育の再構築に関する総 合的研究』 2006, p. 3 16 / 32
  14. 14. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために LIPER報告書での提言について(3) 17 / 32
  15. 15. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために LIPER報告書での提言について(4) 18 / 32
  16. 16. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために LIPER報告書での提言について(5) 司書課程においては,コア領域を中心に 学ぶものとし,大学院修士課程ではコア 領域の科目に加えて個別情報領域を選択 的に学び,さらに三つの情報専門職領域 のいずれかを学ぶことになる。 19 / 32
  17. 17. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 2018年問題 18 歳人口の減少に伴う,各大学の志願者数な らびに入学者数の減少。 志願者数の急減に対応しきれない大学が出て くる恐れ。 司書課程 218 校がそのまま残れるのか。 20 / 32
  18. 18. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 研究の水準の問題 テニュア獲得後の研究発表ペースの減少。 隣接分野との競合,研究水準の競争で耐えら れる足腰があるのか。 21 / 32
  19. 19. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 教育内容の問題 LIPER 報告書では教員は教育熱心であるとの 指摘。 その一方で,図書館情報学内部での FD 機会 の少なさ そもそも何を教えるべきなのか,そして教え るだけの準備が教育者側にあるのか(実務教 育とは言われるが…)。 22 / 32
  20. 20. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 出口戦略の問題 司書免許の発行・認定を主とする課程である べきか 図書館関連業界への入り口としての教育を行 うべきか それとも司書とは異なる「情報専門職」を養 成するという立場なのか 23 / 32
  21. 21. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 1 はじめに ディスカッションでの論点 本発表の位置づけ 司書課程の開講大学数 2 本務先の状況 3 将来像を考える上での問題 LIPER 報告書での提言について その他の問題 4 ディスカッションのために 仮想意見による立論 不要であるという前提に基づいた論点への 言及 24 / 32
  22. 22. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 論点に対する提案(仮定として) 今回のパネリストからは,司書・情報専門職 が不要であるという議論は出てきにくい。 そこで敢えて,司書・情報専門職およびその 教育が不要であるという立場に立って展開し たい。 あくまで「想定意見」であり,今井自身の意 見とは異なるので,留意されたい。 25 / 32
  23. 23. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 司書資格が不要である理由 図書館に特化した資格として司書資格を考え ると… 年間 1 万人が取得しながら,図書館への就職 条件としては(ほぼ)機能していない。 国家資格でありながら,更新が行われないた め,必要な知識を保証する仕組みとしては機 能していない。 試験による認定が行われないため,大学ごと に養成の質に差が出ている。 また現職者にとっても改めて取得するモチ ベーションは高くない。 26 / 32
  24. 24. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 司書資格教育が不要である理由 教育内容の問題 演習と現状がかけ離れている。 扱われる理論が学問の最新を反映しているか。 人材の問題 非常勤講師や専任教員を雇うにはそれ相応の理 由が必要である。 図書館情報学の教員よりも,例えば歴史学や経 済学を専門とする研究者で,図書館を研究対象 とする研究者の方が使い勝手がよい? 27 / 32
  25. 25. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 情報専門職が不要である理由 雇用の受け皿として そもそも新しい職種を作ったところで雇用の受 け皿はあるのか。 存在意義について 既存の職種と何が異なるのか,名前だけを差し 替えただけではないのか。 28 / 32
  26. 26. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 情報専門職教育が不要である理由 資格として 既に ICT 系の資格は多数出されており,それに 応じた資格試験講座は開かれており,改めて教 育する必要性が薄い。 教育として 大学院での教育を前提とできなければ,分野ご との専門性を前提にした専門職は教えにくい。 29 / 32
  27. 27. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 論点再掲 1 司書,情報専門職は必要か。 2 教育と研究の立ち位置,バランスについて 3 受講生のキャリア設計としての図書館情報学 30 / 32
  28. 28. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 論点への回答 1 司書,情報専門職は必要か。 図書館に特化した,司書,情報専門職は不要で ある。図書館情報学という学問分野自体が成立 するかどうかが危ない。むしろ他分野の人を多 く巻き込んで,対象としての図書館を残すべき ではないか。 2 教育と研究の立ち位置,バランスについて 3 受講生のキャリア設計としての図書館情報学 例えば,歴史学や経済学の対象としての図書館 が残れば良いのでは。 31 / 32
  29. 29. はじめに 本務先の状況 将来像を考える上での問題 ディスカッションのために 発表は以上です。 32 / 32

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