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小さなムラの底ヂカラ 
~沖縄・共同売店に学ぶ、協同組合の源流~ 
コープ九州 次世代リーダー育成学校 
2014年6月26日
共同売店のここがスゴい!
共同売店のここがスゴい! 
・地域の高齢者にとって命綱(買い物弱者対策) 
・日本の協同組合の源流のひとつ(世界的にも貴重!?) 
・100年前からソーシャル・コミュニティビジネス 
・100年前から第6次産業 
・エコマネー、地域ファンドなど...
1.共同売店の特徴 
①沖縄独特の相互扶助組織 
 ◎沖縄で誕生し、沖縄で独特の発展 
 ◎産業組合運動(1900年~)の影響 
  ・農協、生協とは全く別に誕生 
 ◎沖縄と奄美の一部にだけ存立 
  ・奄美「地域商店」 
  ・辺境、島嶼地...
日本の協同組合の源流
1.共同売店の特徴 
①沖縄独特の相互扶助組織 
 ◎沖縄で誕生し、沖縄で独特の発展 
 ◎産業組合運動(1900年~)の影響 
  ・農協、生協とは全く別に誕生 
 ◎沖縄と奄美の一部にだけ存立 
  ・奄美「地域商店」 
  ・辺境、島嶼地...
日本の協同組合の源流
日本の協同組合(現在) 
・農業協同組合(農協、JA) 
・生活協同組合(生協、COOP) 
・漁業協同組合(漁協、JF) 
・商店街振興組合 
・事業協同組合 
・信用金庫、労働金庫、、、 
 ↓  
産業組合(1900年)
近代的協同組合 
・1844年イギリス、ロッチデール先駆者組合 
・1900年 日本、産業組合法 
それ以前の日本にも… 
・各地の頼母子講 
・1838年 先祖株組合(大原幽学) 
・1843年 報徳運動(二宮尊徳)
2012IYC実行委員会「2012国際協同組合年って何?」より
1878 碓氷社など上州南3社(生糸販売組合、群馬) 
1879 共立商社、同益社(東京)、共立商店(大阪)、(80神戸商業社共立商店) 
※マスコミ、産業界の上層士族達による実験的協同組合「協力商店」 
1883 益集社(製茶販売組合、静岡)...
1878 碓氷社など上州南3社(生糸販売組合、群馬) 
1879 共立商社、同益社(東京)、共立商店(大阪)、(80神戸商業社共立商店) 
※マスコミ、産業界の上層士族達による実験的協同組合「協力商店」 
1883 益集社(製茶販売組合、静岡)...
http://syowavoxx.hp2.jp/2009/01/17/fukasawa-baiten/ 
1908年 足尾銅山生活協同組合・三養会  
深沢売店、赤倉売店などかつて7店。現在3店舗
◎最初期の生協(共同商店) 
・一部のエリート達の実験的組織 
◎現存する生協として一番古いのは 
・大学生協(同志社、慶応、日本女子大) 
◎地域(市民)、職域による生協で古いものは 
・奥共同店(1906)、足尾銅山三養会(1908一部店舗...
「家の光」2012年7月号 
2012年は国際協同組合年。農協や生協関係のメディアで 
取り上げられた。ファンクラブの取り組みも認定事業に。
共同売店とは?
共同売店とは? 
・共同売店の特徴 
・共同売店の歴史 
 ・共同売店の機能 
・共同売店の可能性
共同売店とは? 
◎集落の全ての人が出資して設立※ 
◎共同で運営する 
◎購買事業を中心に行う相互扶助組織 
 ※基本的に集落全員または全戸だが、一部に有志による売店もある。
共同売店とは? 
◎集落単位で運営する「生協」と「農 
 協」を合わせたようなもの 
◎みんなで作り、みんなで運営する、 
 みんなのお店 
◎ムラ株式会社、村営百貨店
屋古共同店((大宜味村))
株主
株主
株主
株主
株主
株主
屋古共同店((大宜味村))
株主
株主
株主
株主
株主
株主
みんなのお店==みんなが株主、みんながお客さん
共同売店の名称 
 ◎共同売店 ◎共同店 
 ◎協同店  ◎購買店 
 ◎販売店 
  
基本的な仕組みは共通しているが、 
独自に設立、運営。地域性が豊か。
最初の共同売店、奥共同店((国頭村))
安田協同店((国頭村))
桃原共同販売店((うるま市与那城桃原))
看板は「スーパー」となっている宇嘉共同店((国頭村))
奄美大島宇検村の地域商店、株式会社芦検商店
共同売店のある地域 
◎沖縄本島北部 ◎本島中部 
◎伊平屋・伊是名島◎宮古島 
◎石垣島 ◎波照間島 
◎奄美※の旧名瀬市、大和村、宇検村 
  
 ※奄美の場合は、産業組合として設立されたものが多く、現在は株式会社や有限会社などに 
なって...
沖縄諸島
沖縄諸島
沖縄諸島
たくさんあるように見えるが、、、 
●2014年現在 
↓ 
約80店(奄美を含む) 
●1960年代 
↓ 
約180店 
(戦前戦後を合わせると、のべ200店) 
 ひとつの地域で、これほどの数の独立した協同組合組織が誕生した例は、 
世界...
1.共同売店の特徴 
①沖縄独特の相互扶助組織 
 ◎沖縄で誕生し、沖縄で独特の発展 
 ◎産業組合運動(1900年~)の影響 
  ・農協、生協とは全く別に誕生 
 ◎沖縄と奄美の一部にだけ存立 
  ・奄美「地域商店」 
  ・辺境、島嶼地...
1.共同売店の特徴 
②地域への密着 
 ◎村より小さな単位(字、小字)で設立 
 ◎出資、運営、利用者、すべて集落 
  利益もすべて地域内に還元 
 ◎集落自治とほぼ一体 
  (公民館、区事務所と併設) 
 ◎名前の法則性 「集落名+売店...
奥集落の区長、共同店主任、理事選挙((22000077年1111月))
奥集落の区長、共同店主任、理事選挙((22000077年1111月))
延売帳 
浜共売店((国頭村))の延売帳((つけ買いの記録))
1.共同売店の特徴 
③幅広い事業(多機能、柔軟性) 
◎地域が必要とするあらゆることを行う 
共同購入、共同出荷、運輸、精米、製材、発電、 
酒造、畜産資金、教育資金、病気見舞い、保育園、 
共同風呂、共同バス、電話の取り次ぎ、親子ラジ 
オ...
奥で使用されていた脱穀機
奥の製茶工場(現在)
奥共同店の主力商品、「おくみどり」
生産から加工、販売まで、全て集落で行う「第66次産業」を実践
恩納共同組合((恩納村))の精糖工場
恩納区立保育所の子供たち
安田協同店のバスの変遷((安田小学校112200周年記念誌より))
奥やんばるの里の宿泊施設((現在))
奥共同店のガソリンスタンド 
(今は電気自動車の充電スタンドまである)
鏡地共同店のコインランドリー((現在))
 奥のこいのぼり祭は24年目。県内でも 
先駆け。3日間で3万5千人が訪れる。
1.共同売店の特徴 
④自立、独立性 
 ◎集落の自治によって運営 
・チェーンやフランチャイズとの違い 
 ◎他の共同売店との繋がりがほとんどない 
・長所と短所 
 ◎行政による管轄、支援もほとんどない
1.共同売店の特徴 
⑤他の協同組合との違い 
 ◎小ささ、地域密着を貫く 
・合併などで農協は地域から撤退 
 ◎組織変更しても、元に戻る 
・産業組合や農協に改編後、共同売店へ 
 ◎コミュニティに埋め込まれた協同組合(林 
和孝、『まちと...
共同売店は、 
なぜできたのか?
2.共同売店の歴史 
①誕生 
 ◎1906(明治39)年 
 ◎本島北部、国頭村奥集落「奥共同店」 
  ・陸の孤島、辺境の地 
 誕生の背景 
 ◎急速な近代化、資本主義化、貨幣経済 
 ◎外来資本(寄留商人)の「町屋支配」
山と海に囲まれて、点在する沖縄の集落
昭和3300年代初期の奥集落
沖縄の海上交易を支えた山原船((マーラン船))
本島北部や離島は、海上輸送が頼りだった。
大阪 
鹿児島 
外来資本(寄留商人)
外来資本(寄留商人) 
大阪 
鹿児島 
砂糖 
織物 
雑貨
外来資本(寄留商人) 
大阪 
鹿児島 
砂糖 
織物 
雑貨 
鹿児島、大阪系の商人が交易を独占した。
寄留商人の進出
外来資本、商人の地方進出 
「町屋」(商店)による地域支配、隷属(町屋未進)
外来商人
那覇(経済の中心地) 
日用品、生活必需品 
酒, 油, 大豆, 精米、 
そうめん, お茶,昆布
外来商人
那覇(経済の中心地) 
生産物 
木材,薪炭, 竹材 
木炭, 米, 黒糖 
日用品、生活必需品 
酒, 油, 大豆, 精米、 
そうめん, お茶,昆布
「商店」が地域を支配する
「商店」が地域を支配する 
・プランテーション農園 
 ハワイ、フィリピンなど
「商店」が地域を支配する 
・プランテーション農園 
 ハワイ、フィリピンなど 
・南北大東島 
 玉置商会(大日本製糖) 
※独自の紙幣を発行
奥共同店の誕生
奥共同店の創設者、糸満盛邦翁
当時、奥には2つの商店があった。 
・ひとつは地元出身の糸満盛邦氏が経営 
・そこへ外来商人の店ができ、急速に発展。 
・危機を感じた盛邦氏は、店を集落に譲渡。 
  「店の利益は、集落みんなのもの」 
・独自の組織、規約を作り、 
     ...
2.共同売店の歴史 
②発展 
 ◎奥共同店の成功 
  ・さまざまな事業・「無税村」と呼ばれる 
 ◎大正時代に入ると、奥に倣って沖縄各地 
で次々と設立。 
 ◎1960年代には約180店、のべ200ヶ所 
の集落にあったと思われる。
奥共同店の歴史 
1906年(明治39) 奥共同店設立。やんばる船3隻購入     
1910年(明治43) 納税組合を設置。(のちに「無税村」と呼ばれる) 
1912年(明治45) 学資摸合(奨学制度)開始 
1914年(大正3) 無限責任奥...
奥共同店の歴史 
1955年(昭和30) 陸上(トラック)輸送業務開始 
1958年(昭和33) 那覇倉庫設置     
1962年(昭和37) バス停前支店開設(~65年) 
1967年(昭和42) トラック輸送を個人に委嘱 
1972年(昭...
昭和3300年の初期頃の奥集落
昭和3300年頃の奥共同店。店の前は子供たちの遊び場
11996600年頃まで燃料は薪が主役であった。薪の出荷は
やんばるでは大きな現金収入源だった。
薪を運ぶ女性たち((国頭村奥、11995500年頃??))
共同売店は、 
何を変えたのか?
共同売店成立以前 
外来商人
那覇(経済の中心地) 
生産物 
木材,薪炭, 竹材 
木炭, 米, 黒糖 
日用品、生活必需品 
酒, 油, 大豆, 精米、 
そうめん, お茶,昆布
共同売店成立以後 
日用品、生活必需品 
酒, 油, 大豆, 精米、 
そうめん, お茶,昆布 
共同売店 
生産物 
木材,薪炭, 竹材 
木炭, 米, 黒糖 
那覇(経済の中心地)
日用品、生活必需品 
酒, 油, 大豆, 精米、 
そうめん, お茶,昆布 
共同売店 
生産物 
木材,薪炭, 竹材 
木炭, 米, 黒糖 
那覇(経済の中心地) 
利益が還元、蓄積される
共同売店成立以後
奥共同店の成功に習って、他の地域でも相次いで設立 
那覇
奥共同店の成功に習って、他の地域でも相次いで設立 
那覇
奥共同店の成功に習って、他の地域でも相次いで設立 
那覇 
中南部を含め、県全域でおよそ220000地域で誕生
2.共同売店の歴史 
③衰退、減少 
 ◎1972年、日本復帰 
・本土資本が進出・開発ラッシュ 
 ◎道路網の整備、車社会、流通革命 
 ◎人口流出、過疎化、売上の減少 
・1980年の調査では116店 
・現在は60店前後? 
2.共同売店の歴史 
 ④今後 
  ◎社会背景の変化 
・日本の財政破綻、超高齢化 
・行政サービスは低下 
  ◎再評価の動き 
・さまざまな分野から注目 
  ◎消える店、残る店
2013年12月2日 琉球新報
3.共同売店の機能 
 ①4つの機能 
  ◎経済的機能(購買、共同出荷、産業振興) 
  ◎文化的機能(伝統行事、祭事の継承) 
  ◎福祉的機能(高齢者、防犯、防災) 
  ◎自治的機能(地方自治、民主主義の原点)
3.共同売店の機能 
 ②経済的機能 
  ◎共同購入、共同出荷 
  ◎集落事業 
   ・地域内循環経済 ・資本の流出を止める 
  ◎奥の酒造所設立 
   ・あまりにも酒の購入額が高かったため、 
    自分たちで作ることにした。
3.共同売店の機能 
③地域福祉的機能 
 ◎利用者の多くが高齢者(交通弱者) 
 ◎徒歩圏内の商店(社会インフラ) 
 ・椅子、ポスト、掲示板、バス停、新聞 
 ◎ゆんたく、情報交換 
 ・コミュニケーション、憩いの場 
 ◎見守り、安否確認...
奥共同店内のユクイドゥクル((おしゃべりスペース))
大川共同売店((大宜味村))の店内。
都屋共同店の店内。
田嘉里共同売店の店内
田嘉里共同売店の店内。入れ替わり立ちかわり座っていく。
大保共同売店((大宜味村))
瀬嵩共同売店((名護市))
山田共同売店((恩納村))。元組合長さんたち。
利用者年齢 
(金城弘樹、2007年)
利用者世帯状況 
利用者の世帯状況
共同売店に行く頻度
移動手段 
共同売店への移動手段
大兼久売店 
公民館と一体になっている大兼久共同売店((大宜味村))
大兼久公民館へ向かう地元のお婆ちゃんたち。
店頭の駐車場
田港共同売店(大宜味村、昭和40年頃)
行事や自治の中心的場となる(ウンガミの時の田港共同売店)
とや売店 
都屋共同店((読谷村。現在閉店中))
比地共同店((国頭村。22001100年現在、閉店中))
共同売店の可能性
4.共同売店の可能性 
 ①過疎地の地域経営モデル 
住民出資の店が全国で設立 
・なんでもや(宮城県丸森町) 
・万屋(広島県安芸高田市川根地区) 
・常吉村営百貨店(京都京丹後市) 
・ノーソン(大分県耶馬渓町) 
  ※農協売店の撤退後、...
買い物難民、フードデザート問題 
杉田聡「買い物難民」
22000088年33月2233日付けの朝日新聞((関西版))
地域住民が出資、設立し、運営している店 
(眞喜志作成、2011.10) 
・常吉村営百貨店 (京都府京丹後市 1997年) 
・ふれあいマーケット 万屋(広島県安芸高田市・川根振興協議会 
2000年) 
・ふらっと美山 (京都府南丹市美山町...
共同売店を手本に設立された「なんでもや」((宮城県丸森町)) 
写真・宮城能彦((沖縄大学))
ノーソン(大分県耶馬溪町) 写真・山浦陽一(大分大学)
羽地中部協同売店 
羽地中部協同売店((名護市))11997799年、羽地農協売店が合併、
閉店したことにより、周辺55集落による共同売店としてオープン。
22001122年、約2200年ぶりに復活した漢那共同売店((宜野座村))
これまで共同売店のなかった与那国島に新たに誕生した「比川地域共同売店」。
町が設立し、自治公民館((自治会))に管理を委託する「指定管理」方式。
かつては集落や町に、商店や商店街がたくさんあった。 
みんな歩いて生活必需品を買いに行くことができた。
スーパー 
やがて、各地にスーパーができはじめる。 
スーパー 
スーパー 
スーパー 
徒歩圏内の小さな商店がなくなっていく。
さらに現在、ロードサイドに大型量販店が乱立。 
スーパー 
スーパー 
スーパー 
車を運転できない人は、地域で生きていけない。
5円、10円の安さを追い求めると、、、
5円、10円の安さを追い求めると、、、
5円、10円の安さを追い求めると、、、
5円、10円の安さを追い求めると、、、 
・個人負担:車の購入・維持費、税金、ガソリン代 
・公(税)負担:道路整備、維持、電気、上下水道などインフラ整備 
やがて商店だけでなく、学校、病院、役場、交通機関もなくなってしまう 
↓ 
教育費、医...
欧米諸国のフードデザート問題 
農林水産省では「食料品アクセス問題」 
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/eat/syoku_akusesu.html
““コミュニティが所有する店、増加””
http://www.ilsr.org/how-to-launch-community-owned-store/
イギリスの「共同売店」 
プランケット財団による支援でコミュニティの独立系生協が急増 
1992年には、33店のコミュニティビレッジショップ、2014年現在、300店に増加 
http://www.plunkett.co.uk/whatwedo...
協同組合で再生した町、マレーニ(オーストラリア)
4.共同売店の可能性 
 ②コミュニティビジネスの基盤 
  ◎福祉サービス、観光拠点 
エコツーリズム、IT、農業 
   ・協同組合の町マレーニ(オーストラリア) 
   ・地域通貨(エコマネー) 
  ◎共同売店自体が新しい観光資源
金城光氏 
糸満盛恭氏 
 昭和25年、奥酒工場設置。「奥の人たちはとにかく 
大酒飲み。よその部落から買っていたら破産してしま 
う。だから自分たちで作った」
資本の流出(穴の空いたバケツ) 
都市(先進国) 
¥ 
・補助金 
・一村一品 
・支援、ODA 
地方(発展途上国)
資本の流出(穴の空いたバケツ) 
都市(先進国) 
¥ 
地方(発展途上国) 
資本の還流 
・補助金 
・一村一品 
・支援、ODA
資本の流出(穴の空いたバケツ) 
都市(先進国) 
¥ 
地方(発展途上国) 
・いくら水を注いでも、 
穴が空いていては貯まらない。 
・貯めるには、穴を塞ぐこと! 
資本の還流 
・補助金 
・一村一品 
・支援、ODA
ソーシャルビジネス(社会的企業) 
コミュニティ・ビジネス 
「ソーシャル・ビジネス事例集2」 
沖縄総合事務局 2012年3月 
2011年7月20日 沖縄国際大学 
ソーシャル・ビジネス研究会 
「沖縄型ソーシャルビジネスとは?」 
親川善...
ソーシャルビジネス(社会的企業) 
コミュニティ・ビジネス 
 4回にわたり、奥共同店、漢那共同売店、慶佐次 
共同売店、山田共同売店でヒヤリング。 
2013年 沖縄国際大学・経済環境研究所ソーシャルビジネス研究会
大正33年~~55年に奥共同店の発行した紙幣
恩納売店のスタンプカード(組合員用と非組合員用)
防災・復興 
2008年11月 新潟県柏崎市 
そう菜店「暖暖」オープン 
2010年11月、新潟復興デザインセンターの 
視察を受け入れ(奥共同店、楚洲共同店) 
2011年4月22日 奄美新聞
途上国支援 
2泊3日で奥共同店、与那共同店を訪問。 
トンガ、ソロモン、など南太平洋諸国(9ヶ国) 
2012年5月 JICA講義 沖縄環境クラブ「エコツーリズム研修」
2泊3日で奥共同店、与那共同店を訪問。 
トンガ、ソロモン、など南太平洋諸国(9ヶ国) 
途上国支援 
2013年9月 JICA研修「沖縄の共同売店に学ぶコミュニティの自治」
http://kuin.jp/fur/thai2005-1/thai2005-3.htm 
タイ北部・ 
コンケン 
日本ボランティアセンターの支援による地元市場活性化
バンコク 
生産物 
サトウキビ 
(モノカルチャー化) 
肥料、農業機械、 
生活必需品 
タイの事例 
商人
タイの事例 
日用品、生活必需品 
女性や子どもたちが 
地元の野菜を販売 
地域循環経済の構築 
利益が還元、蓄積される
コミュニティの朝市 
バンコク
まとめ 
明治時代 → 71,314 
明治の○○○ → 15,859 
昭和の○○○ → 3,472 
平成の○○○ → 1,727
まとめ 
明治時代 → 71,314 
明治の大合併→ 15,859 
昭和の大合併→ 3,472 
平成の大合併→ 1,727
まとめ 
明治時代 → 71,314 
明治の大合併→ 15,859 
昭和の大合併→ 3,472 
平成の大合併→ 1,727 
明治時代、日本は 
7万の小さなムラだった。
まとめ 
協同組合と共同売店 
・協同組合原則 
  第6 協同組合間協同 
  第7 コミュニティの持続に寄与する 
協同組合は、組合員によって承認された政策を通じてコミュニティの持続可 
能な発展のために活動する。 
・生協法の改正(員外利...
作 成:共同売店ファンクラブ http://w1.nirai.ne.jp/kyodobaiten/ 
資 料 提 供:奥共同店、沖縄大学・宮城能彦社会学研究室 
共同売店利用調査:金城弘樹(美作大学) 
「地域福祉の視点から考える沖縄共同店の新...
2014 コープ九州 次世代リーダー研修 「協同の源流 共同売店」
2014 コープ九州 次世代リーダー研修 「協同の源流 共同売店」
2014 コープ九州 次世代リーダー研修 「協同の源流 共同売店」
2014 コープ九州 次世代リーダー研修 「協同の源流 共同売店」
2014 コープ九州 次世代リーダー研修 「協同の源流 共同売店」
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2014 コープ九州 次世代リーダー研修 「協同の源流 共同売店」

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2014/06/26

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2014 コープ九州 次世代リーダー研修 「協同の源流 共同売店」

  1. 1. 小さなムラの底ヂカラ ~沖縄・共同売店に学ぶ、協同組合の源流~ コープ九州 次世代リーダー育成学校 2014年6月26日
  2. 2. 共同売店のここがスゴい!
  3. 3. 共同売店のここがスゴい! ・地域の高齢者にとって命綱(買い物弱者対策) ・日本の協同組合の源流のひとつ(世界的にも貴重!?) ・100年前からソーシャル・コミュニティビジネス ・100年前から第6次産業 ・エコマネー、地域ファンドなど地域再生ツールの原点 ・「共同売店型商店」が全国に急増中 ・住民自治、地方自治の原点 ・新たな観光資源、観光拠点の可能性 ・防災復興や、途上国支援の分野からも注目
  4. 4. 1.共同売店の特徴 ①沖縄独特の相互扶助組織  ◎沖縄で誕生し、沖縄で独特の発展  ◎産業組合運動(1900年~)の影響   ・農協、生協とは全く別に誕生  ◎沖縄と奄美の一部にだけ存立   ・奄美「地域商店」   ・辺境、島嶼地域、米軍統治
  5. 5. 日本の協同組合の源流
  6. 6. 1.共同売店の特徴 ①沖縄独特の相互扶助組織  ◎沖縄で誕生し、沖縄で独特の発展  ◎産業組合運動(1900年~)の影響   ・農協、生協とは全く別に誕生  ◎沖縄と奄美の一部にだけ存立   ・奄美「地域商店」   ・辺境、島嶼地域、米軍統治
  7. 7. 日本の協同組合の源流
  8. 8. 日本の協同組合(現在) ・農業協同組合(農協、JA) ・生活協同組合(生協、COOP) ・漁業協同組合(漁協、JF) ・商店街振興組合 ・事業協同組合 ・信用金庫、労働金庫、、、  ↓  産業組合(1900年)
  9. 9. 近代的協同組合 ・1844年イギリス、ロッチデール先駆者組合 ・1900年 日本、産業組合法 それ以前の日本にも… ・各地の頼母子講 ・1838年 先祖株組合(大原幽学) ・1843年 報徳運動(二宮尊徳)
  10. 10. 2012IYC実行委員会「2012国際協同組合年って何?」より
  11. 11. 1878 碓氷社など上州南3社(生糸販売組合、群馬) 1879 共立商社、同益社(東京)、共立商店(大阪)、(80神戸商業社共立商店) ※マスコミ、産業界の上層士族達による実験的協同組合「協力商店」 1883 益集社(製茶販売組合、静岡) 1898 「共働店」(鉄工労働組合が基礎、東京、横浜、仙台、札幌など15) 同志社学生消費組合(1年で解散、その後別組織として復活) 1900 産業組合法(品川弥二郎、平田東助) 1903 慶應義塾寄宿舎消費組合(05日本女子大、07農大、09一橋大) 1906 奥共同店(沖縄第1号) 1908 販売組合本山三養会・深沢売店(栃木、産業組合→足尾銅山生協) 1914 楚洲、伊計、有銘、崎山(沖縄)、大棚商店(産業組合、奄美) ※大正〜昭和初期(〜1930頃)にかけ沖縄県内に約60ヶ所設立 1919 家庭購買組合(東京、吉野作造)、月島購買組合(東京) 1920 共働社(東京)、共益社(大阪)※労働組合による消費事業 1921 神戸消費組合、灘購買組合(賀川豊彦)、水光社(熊本水俣、日本窒素) 1942 農業会へ統一(戦時統制団体) 1945 「町内生協」(東京)、東京西部生活協同組合連合会 ※40〜60年代配給所を経て共同売店が沖縄各地に約80ヶ所 1948 消費生活協同組合法 1975 コープおきなわ(豊見城市、那覇市山下)
  12. 12. 1878 碓氷社など上州南3社(生糸販売組合、群馬) 1879 共立商社、同益社(東京)、共立商店(大阪)、(80神戸商業社共立商店) ※マスコミ、産業界の上層士族達による実験的協同組合「協力商店」 1883 益集社(製茶販売組合、静岡) 1898 「共働店」(鉄工労働組合が基礎、東京、横浜、仙台、札幌など15) 同志社学生消費組合(1年で解散、その後別組織として復活) 1900 産業組合法(品川弥二郎、平田東助) 1903 慶應義塾寄宿舎消費組合(05日本女子大、07農大、09一橋大) 1906 奥共同店(沖縄第1号) 1908 販売組合本山三養会・深沢売店(栃木、産業組合→足尾銅山生協) 1914 楚洲、伊計、有銘、崎山(沖縄)、大棚商店(産業組合、奄美) ※大正〜昭和初期(〜1930頃)にかけ沖縄県内に約60ヶ所設立 1919 家庭購買組合(東京、吉野作造)、月島購買組合(東京) 1920 共働社(東京)、共益社(大阪)※労働組合による消費事業 1921 神戸消費組合、灘購買組合(賀川豊彦)、水光社(熊本水俣、日本窒素) 1942 農業会へ統一(戦時統制団体) 1945 「町内生協」(東京)、東京西部生活協同組合連合会 ※40〜60年代配給所を経て共同売店が沖縄各地に約80ヶ所 1948 消費生活協同組合法 1975 コープおきなわ(豊見城市、那覇市山下)
  13. 13. http://syowavoxx.hp2.jp/2009/01/17/fukasawa-baiten/ 1908年 足尾銅山生活協同組合・三養会  深沢売店、赤倉売店などかつて7店。現在3店舗
  14. 14. ◎最初期の生協(共同商店) ・一部のエリート達の実験的組織 ◎現存する生協として一番古いのは ・大学生協(同志社、慶応、日本女子大) ◎地域(市民)、職域による生協で古いものは ・奥共同店(1906)、足尾銅山三養会(1908一部店舗) ・大棚商店(奄美1914)、コープこうべ(1921)
  15. 15. 「家の光」2012年7月号 2012年は国際協同組合年。農協や生協関係のメディアで 取り上げられた。ファンクラブの取り組みも認定事業に。
  16. 16. 共同売店とは?
  17. 17. 共同売店とは? ・共同売店の特徴 ・共同売店の歴史  ・共同売店の機能 ・共同売店の可能性
  18. 18. 共同売店とは? ◎集落の全ての人が出資して設立※ ◎共同で運営する ◎購買事業を中心に行う相互扶助組織  ※基本的に集落全員または全戸だが、一部に有志による売店もある。
  19. 19. 共同売店とは? ◎集落単位で運営する「生協」と「農  協」を合わせたようなもの ◎みんなで作り、みんなで運営する、  みんなのお店 ◎ムラ株式会社、村営百貨店
  20. 20. 屋古共同店((大宜味村))
  21. 21. 株主 株主 株主 株主 株主 株主 屋古共同店((大宜味村))
  22. 22. 株主 株主 株主 株主 株主 株主 みんなのお店==みんなが株主、みんながお客さん
  23. 23. 共同売店の名称  ◎共同売店 ◎共同店  ◎協同店  ◎購買店  ◎販売店   基本的な仕組みは共通しているが、 独自に設立、運営。地域性が豊か。
  24. 24. 最初の共同売店、奥共同店((国頭村))
  25. 25. 安田協同店((国頭村))
  26. 26. 桃原共同販売店((うるま市与那城桃原))
  27. 27. 看板は「スーパー」となっている宇嘉共同店((国頭村))
  28. 28. 奄美大島宇検村の地域商店、株式会社芦検商店
  29. 29. 共同売店のある地域 ◎沖縄本島北部 ◎本島中部 ◎伊平屋・伊是名島◎宮古島 ◎石垣島 ◎波照間島 ◎奄美※の旧名瀬市、大和村、宇検村    ※奄美の場合は、産業組合として設立されたものが多く、現在は株式会社や有限会社などに なっており、「地域商店」などと呼ばれてきた。
  30. 30. 沖縄諸島
  31. 31. 沖縄諸島
  32. 32. 沖縄諸島
  33. 33. たくさんあるように見えるが、、、 ●2014年現在 ↓ 約80店(奄美を含む) ●1960年代 ↓ 約180店 (戦前戦後を合わせると、のべ200店)  ひとつの地域で、これほどの数の独立した協同組合組織が誕生した例は、 世界でも非常に珍しいと思われる。
  34. 34. 1.共同売店の特徴 ①沖縄独特の相互扶助組織  ◎沖縄で誕生し、沖縄で独特の発展  ◎産業組合運動(1900年~)の影響   ・農協、生協とは全く別に誕生  ◎沖縄と奄美の一部にだけ存立   ・奄美「地域商店」   ・辺境、島嶼地域、米軍統治
  35. 35. 1.共同売店の特徴 ②地域への密着  ◎村より小さな単位(字、小字)で設立  ◎出資、運営、利用者、すべて集落   利益もすべて地域内に還元  ◎集落自治とほぼ一体   (公民館、区事務所と併設)  ◎名前の法則性 「集落名+売店」
  36. 36. 奥集落の区長、共同店主任、理事選挙((22000077年1111月))
  37. 37. 奥集落の区長、共同店主任、理事選挙((22000077年1111月))
  38. 38. 延売帳 浜共売店((国頭村))の延売帳((つけ買いの記録))
  39. 39. 1.共同売店の特徴 ③幅広い事業(多機能、柔軟性) ◎地域が必要とするあらゆることを行う 共同購入、共同出荷、運輸、精米、製材、発電、 酒造、畜産資金、教育資金、病気見舞い、保育園、 共同風呂、共同バス、電話の取り次ぎ、親子ラジ オ、共同アンテナ、ガソリンスタンド、食堂、理 髪、コインランドリー ◎コミュニティ綜合企業体(中村誠司、名桜大 学)
  40. 40. 奥で使用されていた脱穀機
  41. 41. 奥の製茶工場(現在)
  42. 42. 奥共同店の主力商品、「おくみどり」
  43. 43. 生産から加工、販売まで、全て集落で行う「第66次産業」を実践
  44. 44. 恩納共同組合((恩納村))の精糖工場
  45. 45. 恩納区立保育所の子供たち
  46. 46. 安田協同店のバスの変遷((安田小学校112200周年記念誌より))
  47. 47. 奥やんばるの里の宿泊施設((現在))
  48. 48. 奥共同店のガソリンスタンド (今は電気自動車の充電スタンドまである)
  49. 49. 鏡地共同店のコインランドリー((現在))
  50. 50.  奥のこいのぼり祭は24年目。県内でも 先駆け。3日間で3万5千人が訪れる。
  51. 51. 1.共同売店の特徴 ④自立、独立性  ◎集落の自治によって運営 ・チェーンやフランチャイズとの違い  ◎他の共同売店との繋がりがほとんどない ・長所と短所  ◎行政による管轄、支援もほとんどない
  52. 52. 1.共同売店の特徴 ⑤他の協同組合との違い  ◎小ささ、地域密着を貫く ・合併などで農協は地域から撤退  ◎組織変更しても、元に戻る ・産業組合や農協に改編後、共同売店へ  ◎コミュニティに埋め込まれた協同組合(林 和孝、『まちと暮らし研究』15,2012)
  53. 53. 共同売店は、 なぜできたのか?
  54. 54. 2.共同売店の歴史 ①誕生  ◎1906(明治39)年  ◎本島北部、国頭村奥集落「奥共同店」   ・陸の孤島、辺境の地  誕生の背景  ◎急速な近代化、資本主義化、貨幣経済  ◎外来資本(寄留商人)の「町屋支配」
  55. 55. 山と海に囲まれて、点在する沖縄の集落
  56. 56. 昭和3300年代初期の奥集落
  57. 57. 沖縄の海上交易を支えた山原船((マーラン船))
  58. 58. 本島北部や離島は、海上輸送が頼りだった。
  59. 59. 大阪 鹿児島 外来資本(寄留商人)
  60. 60. 外来資本(寄留商人) 大阪 鹿児島 砂糖 織物 雑貨
  61. 61. 外来資本(寄留商人) 大阪 鹿児島 砂糖 織物 雑貨 鹿児島、大阪系の商人が交易を独占した。
  62. 62. 寄留商人の進出
  63. 63. 外来資本、商人の地方進出 「町屋」(商店)による地域支配、隷属(町屋未進)
  64. 64. 外来商人 那覇(経済の中心地) 日用品、生活必需品 酒, 油, 大豆, 精米、 そうめん, お茶,昆布
  65. 65. 外来商人 那覇(経済の中心地) 生産物 木材,薪炭, 竹材 木炭, 米, 黒糖 日用品、生活必需品 酒, 油, 大豆, 精米、 そうめん, お茶,昆布
  66. 66. 「商店」が地域を支配する
  67. 67. 「商店」が地域を支配する ・プランテーション農園  ハワイ、フィリピンなど
  68. 68. 「商店」が地域を支配する ・プランテーション農園  ハワイ、フィリピンなど ・南北大東島  玉置商会(大日本製糖) ※独自の紙幣を発行
  69. 69. 奥共同店の誕生
  70. 70. 奥共同店の創設者、糸満盛邦翁
  71. 71. 当時、奥には2つの商店があった。 ・ひとつは地元出身の糸満盛邦氏が経営 ・そこへ外来商人の店ができ、急速に発展。 ・危機を感じた盛邦氏は、店を集落に譲渡。   「店の利益は、集落みんなのもの」 ・独自の組織、規約を作り、        集落による共同経営を開始。
  72. 72. 2.共同売店の歴史 ②発展  ◎奥共同店の成功   ・さまざまな事業・「無税村」と呼ばれる  ◎大正時代に入ると、奥に倣って沖縄各地 で次々と設立。  ◎1960年代には約180店、のべ200ヶ所 の集落にあったと思われる。
  73. 73. 奥共同店の歴史 1906年(明治39) 奥共同店設立。やんばる船3隻購入     1910年(明治43) 納税組合を設置。(のちに「無税村」と呼ばれる) 1912年(明治45) 学資摸合(奨学制度)開始 1914年(大正3) 無限責任奥購買信用組合(産業組合)に組織変更 水車式製材所設置 1916年(大正5) 産業組合解散 1917年(大正6) 奥共同店復活 1930年(昭和5) 発動機船「えびす丸」就航 1945年(昭和20) 戦災で消失 1946年(昭和21) 売店設置 1947年(昭和22) 製茶工場設置 1948年(昭和23) 発電所設置 1949年(昭和24) 公営精米所再開 1950年(昭和25) 酒造所認可
  74. 74. 奥共同店の歴史 1955年(昭和30) 陸上(トラック)輸送業務開始 1958年(昭和33) 那覇倉庫設置     1962年(昭和37) バス停前支店開設(~65年) 1967年(昭和42) トラック輸送を個人に委嘱 1972年(昭和47) 日本復帰、通過切り替え。木炭販売終了 1976年(昭和51) 朝日農業賞受賞 1983年(昭和59) 農協より奥給油所業務委託 1986年(昭和61) 創立80周年記念式典。字誌発刊 1990年(平成2) 第1回こいのぼり祭り開催(現在も継続中) 2000年(平成12) 奥ヤンバルの里(宿泊、交流施設)完成 2001年(平成13) 株主配当打ち切り 2005年(平成17) 100周年記念フォーラム開催 2006年(平成18) 創立100周年記念式典、祝賀会の開催
  75. 75. 昭和3300年の初期頃の奥集落
  76. 76. 昭和3300年頃の奥共同店。店の前は子供たちの遊び場
  77. 77. 11996600年頃まで燃料は薪が主役であった。薪の出荷は やんばるでは大きな現金収入源だった。
  78. 78. 薪を運ぶ女性たち((国頭村奥、11995500年頃??))
  79. 79. 共同売店は、 何を変えたのか?
  80. 80. 共同売店成立以前 外来商人 那覇(経済の中心地) 生産物 木材,薪炭, 竹材 木炭, 米, 黒糖 日用品、生活必需品 酒, 油, 大豆, 精米、 そうめん, お茶,昆布
  81. 81. 共同売店成立以後 日用品、生活必需品 酒, 油, 大豆, 精米、 そうめん, お茶,昆布 共同売店 生産物 木材,薪炭, 竹材 木炭, 米, 黒糖 那覇(経済の中心地)
  82. 82. 日用品、生活必需品 酒, 油, 大豆, 精米、 そうめん, お茶,昆布 共同売店 生産物 木材,薪炭, 竹材 木炭, 米, 黒糖 那覇(経済の中心地) 利益が還元、蓄積される 共同売店成立以後
  83. 83. 奥共同店の成功に習って、他の地域でも相次いで設立 那覇
  84. 84. 奥共同店の成功に習って、他の地域でも相次いで設立 那覇
  85. 85. 奥共同店の成功に習って、他の地域でも相次いで設立 那覇 中南部を含め、県全域でおよそ220000地域で誕生
  86. 86. 2.共同売店の歴史 ③衰退、減少  ◎1972年、日本復帰 ・本土資本が進出・開発ラッシュ  ◎道路網の整備、車社会、流通革命  ◎人口流出、過疎化、売上の減少 ・1980年の調査では116店 ・現在は60店前後? 
  87. 87. 2.共同売店の歴史  ④今後   ◎社会背景の変化 ・日本の財政破綻、超高齢化 ・行政サービスは低下   ◎再評価の動き ・さまざまな分野から注目   ◎消える店、残る店
  88. 88. 2013年12月2日 琉球新報
  89. 89. 3.共同売店の機能  ①4つの機能   ◎経済的機能(購買、共同出荷、産業振興)   ◎文化的機能(伝統行事、祭事の継承)   ◎福祉的機能(高齢者、防犯、防災)   ◎自治的機能(地方自治、民主主義の原点)
  90. 90. 3.共同売店の機能  ②経済的機能   ◎共同購入、共同出荷   ◎集落事業    ・地域内循環経済 ・資本の流出を止める   ◎奥の酒造所設立    ・あまりにも酒の購入額が高かったため、     自分たちで作ることにした。
  91. 91. 3.共同売店の機能 ③地域福祉的機能  ◎利用者の多くが高齢者(交通弱者)  ◎徒歩圏内の商店(社会インフラ)  ・椅子、ポスト、掲示板、バス停、新聞  ◎ゆんたく、情報交換  ・コミュニケーション、憩いの場  ◎見守り、安否確認、自立支援 ・これらの機能を自然に果たしている。(自立)
  92. 92. 奥共同店内のユクイドゥクル((おしゃべりスペース))
  93. 93. 大川共同売店((大宜味村))の店内。
  94. 94. 都屋共同店の店内。
  95. 95. 田嘉里共同売店の店内
  96. 96. 田嘉里共同売店の店内。入れ替わり立ちかわり座っていく。
  97. 97. 大保共同売店((大宜味村))
  98. 98. 瀬嵩共同売店((名護市))
  99. 99. 山田共同売店((恩納村))。元組合長さんたち。
  100. 100. 利用者年齢 (金城弘樹、2007年)
  101. 101. 利用者世帯状況 利用者の世帯状況
  102. 102. 共同売店に行く頻度
  103. 103. 移動手段 共同売店への移動手段
  104. 104. 大兼久売店 公民館と一体になっている大兼久共同売店((大宜味村))
  105. 105. 大兼久公民館へ向かう地元のお婆ちゃんたち。
  106. 106. 店頭の駐車場
  107. 107. 田港共同売店(大宜味村、昭和40年頃)
  108. 108. 行事や自治の中心的場となる(ウンガミの時の田港共同売店)
  109. 109. とや売店 都屋共同店((読谷村。現在閉店中))
  110. 110. 比地共同店((国頭村。22001100年現在、閉店中))
  111. 111. 共同売店の可能性
  112. 112. 4.共同売店の可能性  ①過疎地の地域経営モデル 住民出資の店が全国で設立 ・なんでもや(宮城県丸森町) ・万屋(広島県安芸高田市川根地区) ・常吉村営百貨店(京都京丹後市) ・ノーソン(大分県耶馬渓町)   ※農協売店の撤退後、住民が出資して設立    
  113. 113. 買い物難民、フードデザート問題 杉田聡「買い物難民」
  114. 114. 22000088年33月2233日付けの朝日新聞((関西版))
  115. 115. 地域住民が出資、設立し、運営している店 (眞喜志作成、2011.10) ・常吉村営百貨店 (京都府京丹後市 1997年) ・ふれあいマーケット 万屋(広島県安芸高田市・川根振興協議会 2000年) ・ふらっと美山 (京都府南丹市美山町 2002年) ・空山の里 (京都府綾部市鍛治屋町花ノ木、2003年) ・大張物産センター なんでもや (宮城県丸森町大張地区 2003年) ・ノーソン (大分県中津市旧耶馬渓町 2005年) ・大宮産業 (高知県四万十市西土佐・大宮地区 2006年) ・ふるさとセンター山田 (長野県上高井郡高山村 2007年) ・うきさとみんなの店 (三重県松坂市 2007年) ・島木のおみせ (熊本県山都町島木地区 2010年) ・ふれあい浦田 (新潟県十日町市浦田地区 2011年)
  116. 116. 共同売店を手本に設立された「なんでもや」((宮城県丸森町)) 写真・宮城能彦((沖縄大学))
  117. 117. ノーソン(大分県耶馬溪町) 写真・山浦陽一(大分大学)
  118. 118. 羽地中部協同売店 羽地中部協同売店((名護市))11997799年、羽地農協売店が合併、 閉店したことにより、周辺55集落による共同売店としてオープン。
  119. 119. 22001122年、約2200年ぶりに復活した漢那共同売店((宜野座村))
  120. 120. これまで共同売店のなかった与那国島に新たに誕生した「比川地域共同売店」。 町が設立し、自治公民館((自治会))に管理を委託する「指定管理」方式。
  121. 121. かつては集落や町に、商店や商店街がたくさんあった。 みんな歩いて生活必需品を買いに行くことができた。
  122. 122. スーパー やがて、各地にスーパーができはじめる。 スーパー スーパー スーパー 徒歩圏内の小さな商店がなくなっていく。
  123. 123. さらに現在、ロードサイドに大型量販店が乱立。 スーパー スーパー スーパー 車を運転できない人は、地域で生きていけない。
  124. 124. 5円、10円の安さを追い求めると、、、
  125. 125. 5円、10円の安さを追い求めると、、、
  126. 126. 5円、10円の安さを追い求めると、、、
  127. 127. 5円、10円の安さを追い求めると、、、 ・個人負担:車の購入・維持費、税金、ガソリン代 ・公(税)負担:道路整備、維持、電気、上下水道などインフラ整備 やがて商店だけでなく、学校、病院、役場、交通機関もなくなってしまう ↓ 教育費、医療費、高齢者の介護費用負担
  128. 128. 欧米諸国のフードデザート問題 農林水産省では「食料品アクセス問題」 http://www.maff.go.jp/j/shokusan/eat/syoku_akusesu.html
  129. 129. ““コミュニティが所有する店、増加””
  130. 130. http://www.ilsr.org/how-to-launch-community-owned-store/
  131. 131. イギリスの「共同売店」 プランケット財団による支援でコミュニティの独立系生協が急増 1992年には、33店のコミュニティビレッジショップ、2014年現在、300店に増加 http://www.plunkett.co.uk/whatwedo/rcs/ruralcommunityshops.cfm
  132. 132. 協同組合で再生した町、マレーニ(オーストラリア)
  133. 133. 4.共同売店の可能性  ②コミュニティビジネスの基盤   ◎福祉サービス、観光拠点 エコツーリズム、IT、農業    ・協同組合の町マレーニ(オーストラリア)    ・地域通貨(エコマネー)   ◎共同売店自体が新しい観光資源
  134. 134. 金城光氏 糸満盛恭氏  昭和25年、奥酒工場設置。「奥の人たちはとにかく 大酒飲み。よその部落から買っていたら破産してしま う。だから自分たちで作った」
  135. 135. 資本の流出(穴の空いたバケツ) 都市(先進国) ¥ ・補助金 ・一村一品 ・支援、ODA 地方(発展途上国)
  136. 136. 資本の流出(穴の空いたバケツ) 都市(先進国) ¥ 地方(発展途上国) 資本の還流 ・補助金 ・一村一品 ・支援、ODA
  137. 137. 資本の流出(穴の空いたバケツ) 都市(先進国) ¥ 地方(発展途上国) ・いくら水を注いでも、 穴が空いていては貯まらない。 ・貯めるには、穴を塞ぐこと! 資本の還流 ・補助金 ・一村一品 ・支援、ODA
  138. 138. ソーシャルビジネス(社会的企業) コミュニティ・ビジネス 「ソーシャル・ビジネス事例集2」 沖縄総合事務局 2012年3月 2011年7月20日 沖縄国際大学 ソーシャル・ビジネス研究会 「沖縄型ソーシャルビジネスとは?」 親川善一氏(しまんちゅビジネス協議会)
  139. 139. ソーシャルビジネス(社会的企業) コミュニティ・ビジネス  4回にわたり、奥共同店、漢那共同売店、慶佐次 共同売店、山田共同売店でヒヤリング。 2013年 沖縄国際大学・経済環境研究所ソーシャルビジネス研究会
  140. 140. 大正33年~~55年に奥共同店の発行した紙幣
  141. 141. 恩納売店のスタンプカード(組合員用と非組合員用)
  142. 142. 防災・復興 2008年11月 新潟県柏崎市 そう菜店「暖暖」オープン 2010年11月、新潟復興デザインセンターの 視察を受け入れ(奥共同店、楚洲共同店) 2011年4月22日 奄美新聞
  143. 143. 途上国支援 2泊3日で奥共同店、与那共同店を訪問。 トンガ、ソロモン、など南太平洋諸国(9ヶ国) 2012年5月 JICA講義 沖縄環境クラブ「エコツーリズム研修」
  144. 144. 2泊3日で奥共同店、与那共同店を訪問。 トンガ、ソロモン、など南太平洋諸国(9ヶ国) 途上国支援 2013年9月 JICA研修「沖縄の共同売店に学ぶコミュニティの自治」
  145. 145. http://kuin.jp/fur/thai2005-1/thai2005-3.htm タイ北部・ コンケン 日本ボランティアセンターの支援による地元市場活性化
  146. 146. バンコク 生産物 サトウキビ (モノカルチャー化) 肥料、農業機械、 生活必需品 タイの事例 商人
  147. 147. タイの事例 日用品、生活必需品 女性や子どもたちが 地元の野菜を販売 地域循環経済の構築 利益が還元、蓄積される コミュニティの朝市 バンコク
  148. 148. まとめ 明治時代 → 71,314 明治の○○○ → 15,859 昭和の○○○ → 3,472 平成の○○○ → 1,727
  149. 149. まとめ 明治時代 → 71,314 明治の大合併→ 15,859 昭和の大合併→ 3,472 平成の大合併→ 1,727
  150. 150. まとめ 明治時代 → 71,314 明治の大合併→ 15,859 昭和の大合併→ 3,472 平成の大合併→ 1,727 明治時代、日本は 7万の小さなムラだった。
  151. 151. まとめ 協同組合と共同売店 ・協同組合原則   第6 協同組合間協同   第7 コミュニティの持続に寄与する 協同組合は、組合員によって承認された政策を通じてコミュニティの持続可 能な発展のために活動する。 ・生協法の改正(員外利用規定) 共同売店、全国の住民出資の店との連携
  152. 152. 作 成:共同売店ファンクラブ http://w1.nirai.ne.jp/kyodobaiten/ 資 料 提 供:奥共同店、沖縄大学・宮城能彦社会学研究室 共同売店利用調査:金城弘樹(美作大学) 「地域福祉の視点から考える沖縄共同店の新たな展開  −共同店とその利用者の現状を踏まえての一考察−」2007年 参 考 文 献;「共同店と村落共同体―沖縄本島北部農村地域の事例」 沖縄国際大学南島文化研究所『南島文化』創刊号、他、2号、5号 共同売店関連論文リスト http://kyoudoubaiten.ti-da.net/e2319452.html  

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