一般社団法人コワーキングスペース協会の設立に際してのスライド資料

一般社団法人コワーキングスペース協会
日時：2018年2月22日（木）19:00～21:00 / 会場：CASE Shinjuku

0. 自己紹介
1. 任意団体から一般社団法人を設立した経緯
2. 今までやってきたこと
3. 感じている課題
4. これから「一般社団法人コワーキングスペース協会」でやりたいこと
5. 予測している未来
6. 一般社団法人としての目標
7. 質疑応答
目次

1978年11月生まれ。埼玉県さいたま市出身。
中央大学法学部法律学科卒業。
株式会社コミュニティコム代表取締役。
・Webサービス運営・CMS構築・アプリ制作
・不動産運営
・創業13年目、法人化してから 11期目、現在従業員数 28人
埼玉県さいたま市の大宮駅東口徒歩１分の「コワーキングスペース
7F」・「貸会議室6F」・「シェアオフィス6F」運営代表者。
「大宮経済新聞」編集長。
「コワーキングスペース運営者勉強会」主催者。
一般社団法人コワーキングスペース協会代表理事。
星野邦敏（ほしのくにとし）

運営スペース
（コワーキングスペース・貸会議室・シェアオフィス・レンタルスペース）

1. NPO法人と一般社団法人と株式会社
NPO法人一般社団法人株式会社
営利性 × × ○
公共性・公益性 ○ ○ ×
資本による権限 × × ○
会員の限定 × ○ ○
活動内容の自由さ × ○ ○
税制措置 ○ ×（非営利型は○） ×

・業界団体や地域団体としては株式会社では協力を得づらい。
・行政提案などがしづらい。
・個人や任意団体として活動すると、活動実績や信用が個人に紐付いてしまう。継続性
の維持や将来的なスケールが期待できない。
・同じ業界・同じ地域での活動でも、株式会社と、NPO法人や一般社団法人は、役割が
異なる。
→よって、株式会社も運営しつつ、NPO法人や一般社団法人も運営する。
2. 株式会社だけを運営する場合の課題

2012年12月〜
「創業支援」と「子育て支援」と「地域活性化」を目的
1. コワーキングスペース7F（ナナエフ）

2016年3月〜
「創業支援」と「地域活性化」を目的
2. 貸会議室6F（ロクエフ）とシェアオフィス6F

2017年7月〜
「創業支援」と「地域活性化」を目的
3. 貸会議室6Fの分室8F

2018年1月〜　近隣のホテルや空きテナントあるビルオーナーと業務提携
遊休不動産の活用による地域活性化。不動産オーナーに対する収益化提案。
→利用できる空間が増えれば、その分、この地域で何かやりたい人が増える。
4. 貸会議室の運営代行・送客代行

2013年6月〜　コワーキングスペースの運営に関する勉強会
運営者ならではの悩みを共有する勉強会。各コワーキングスペースを持ち回り。回に
よっては、これから始めたい人や利用者さんも参加。今まで約50回開催。
5. コワーキングスペース運営者勉強会

行政や大学で、コワーキングスペースに関する登壇など。
6. その他

・業界団体や地域団体としては株式会社では協力を得づらい。
・行政提案などがしづらい。
・個人や任意団体として活動すると、活動実績や信用が個人に紐付いてしまう。継続性
の維持や将来的なスケールが期待できない。
・同じ業界・同じ地域での活動でも、株式会社と、NPO法人や一般社団法人は、役割が
異なる。
→よって、株式会社も運営しつつ、NPO法人や一般社団法人も運営する。
1. 感じている課題（＝株式会社だけを運営する場合の課題）

2. 具体的には・・・
・見学や相談が多く来るが、他の企業や個人の運営にまで関わるほどではない。
・行政からの相談も多く来るが、幅広い業界としての意見提案という感じにはならない。
・大学の研究調査や卒業論文などで統計情報やアンケートもバラバラに来る。
・公共的な事柄、全体的な事柄を、１つの株式会社や１個人で行う限界がある。
・コワーキングスペースが新しく出来てもすぐ潰れる店舗も増えている。また定義も若干
曖昧であり、特に外部からは何がどうなっているのか見えづらい。
・業界の認知が高まった時に、意図しない方向に進んでしまう可能性がある。

・コワーキングスペースの運営に関する勉強会（毎月or隔月）
・オンラインサロンのような会員限定のコワーキングスペース運営に関する相談ができ
るインターネット上のコミュニティの提供
・利用者向けドキュメント（マニュアルや契約書など）の参考となる雛形の提示
・国や地方自治体の補助金や助成金の情報提供や、現在のコワーキングスペース業界
の動向の情報提供など
・共同購入（オフィス家具、複合機、スマートロック、会員チェックシステム、業務管理シス
テム）、また、もし共同購入までいかなくても紹介はできる。
→正会員・賛助会員・協賛企業を募るマネタイズ
1. すぐ取り組める

・顧客（利用者）向けCRM的なシステムの提供（売上等の見える化ツール）
・利用者さんからの月額決済システムの代行（→決済方法は大切！）
・運営スタッフになる人の教育講座
・検定試験（コワーキングスペース協会認定の試験でそれを持っていると管理人や店長
や運営スタッフにやりやすいみたいな）
・コワーキングスペースで働きたいと言う人を増やすための、スタッフ確保的なコンテスト
とか周知（例：携帯ショップのスタッフのコンテストなど）
・コワーキングスペース間の乗り入れみたいなもの
・全国的な大きいカンファレンス（年１回くらい）
・行政提案
・ベンチャーキャピタルやエンジェル等を含めた投資先へのビジネスコンテスト
2. 次に取り組める

・大手企業がコワーキングスペースをやりたいと言った時の設立支援や業務委託や運
営代行的な。（見学や相談を受ける中で、大手企業はハード面や資金面より設計面やソ
フト面の困りごとの方が多いようにも感じる。）
・不動産オーナー次第でもあるが、辞めたい人が居抜きのままでこれからやりたい人に
物件を渡すみたいなプラットフォーム。（一般的に、辞めたい人が物件を現状回復するの
もお金が掛かるし、これからやりたい人も初期投資が潤沢に用意できる人ばかりではな
い。特に辞めるのにお金は掛かるが、そのお金を用意できている中小企業や人ばかり
ではない。）
3. 来るの待ち

その他は、何が良いでしょう？
→お金が全てではないが、全てのことにお金が掛かる。
法人の目的としては、その名の通り、
「コワーキングスペース業界の健全な成長」に寄与。
株式会社や合同会社として出来ることと、一般社団法人やNPO法人として出来ることの
切り分け。
4. その他

都市部
・不動産収益事業としての空間運営
・オープンイノベーション、社内交流、就職転職などの求人採用、などの目的
・働き方改革、働き方の多様化
　
地方
・産業をつくる→仕事をつくる→売上をつくる→人を雇用する→人が住む
・人口減少から起きること
1. 予測している未来

第1フェーズ
・一般社団法人設立、規約の整備、商標出願など。（→済み）
・良い感じで認知されるようになる。
第2フェーズ
・協会としての事業としても成り立つようになる。
・一般社団法人コワーキングスペース協会として専属の従業員を雇用する。
（お金が全てではないが、全てのことにお金が掛かる。経済的に独立して採算が合うようなビジネスモデルの構築。）
第3フェーズ
・何かあれば一般社団法人コワーキングスペース協会に話が来る的な。
（株式会社や合同会社として取り組むことと、一般社団法人やNPO法人として取り組むことの、上手い住み分け。）
1. ロードマップ

ご静聴、誠にありがとうございました。
https://coworking-japan.org/
設立時メンバー
代表理事
星野邦敏（コワーキングスペース 7F運営）
　
理事
田中弘治（コワーキングスペース茅場町
Co-Edo運営）
山内信子（コワーキングスペース Open Office
FOREST運営）
森下ことみ（CASE Shinjuku運営）
　
監事
槙野秀俊（パセラのコワーク運営）

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