http://kulibrarians.g.hatena.ne.jp/kulibrarians/20160421

1. 2016 年 4 月 21 日（木）
第 201 回 ku-librarians 勉強会
障がい学生への学生生活サポートについて
～大谷大学図書館の取り組み～
大谷大学図書館
閲覧担当 小原紗貴
はじめに
1．大谷大学・大谷大学図書館の概要
○大谷大学
・真宗大谷派（東本願寺）の大学。1665（寛文 5）年の学寮が前身
・文系の単科大学。文学部 9 学科、短期大学部 2 学科、大学院文学研究科 7 専攻
・文学部 1 学年 750 名程度。文・短・院全体で 3,500 名弱
○大谷大学図書館
・回付先は 4 ヶ所あるが、分館はなし。蔵書数は 83 万冊程度
・仏教関係資料が充実。大学の前身が学寮のため、古典籍も多数所蔵
・専任・嘱託職員が 15 名、アルバイト職員が 6 名、派遣職員が 9 名
・閲覧チームと収書・整理チームの 2 チームで運営
2．学生への支援方針
・キーワード
「入り口から出口まで全学で考えよう」「生き抜く力を養って社会に送り出そう」
・受験から卒業まで、障がいの種類や程度に応じた適切な支援を！
・学生支援課と保健室を中心として、全学で取り組む体制
・職員による支援のほか、学生ボランティアによる支援も
3．障がい学生担当者会議の取り組み
・かつては、各部署必要に応じてその場その場で対応していた（らしい）
・部署間の連携と情報共有の必要性→部署横断型の会議体発足
・情報共有・意見交換のための定例会議開催
・入学前からの相談をおこなうことで、入学後のミスマッチを回避
→インテークシート

2. 4．図書館利用における支援－事例紹介
・図書館では、施設の性格上、自主学習の支援がメイン
・視覚障がい学生
・聴覚障がい学生
・肢体不自由学生
・その他
5．今後の展望と課題
・学生 1 人 1 人に合った支援をさらに模索
→学生本人とのコミュニケーションがこれまで以上に重要に
・「先生や友達に会うのはしんどくても、図書館にだったら来られるかも」
・（図書館に限ったことではないが）どこまで「支援」すべき？
・タイミングやスタッフの配置によっては「できない」と断ることも…？
→学生本人や保護者等との信頼関係の構築
・スタッフ側の心構えと、スタッフへのケア