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イマジンカップ2012勉強会(特別講義)

ソフトウェアとハードウェアでユーザ経験を「スケッチ」する




2012年3月17日14:40∼16:10/日本マイクロソフト品川オフィス

小林 茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]准教授)
ディレクトリ




                                           写真撮影:高尾俊介
イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
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                                            写真提供:ICC
イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
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                                           写真撮影:萩原健一
イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
FIO 4 x 4 (December, 2007)
Designed by Shigeru Kobayashi




Funnel I/O (July, 2008)
Designed by Shigeru Kobayashi


FIO (December, 2008)
Designed by Shigeru Kobayashi
and SparkFun


Arduino Fio (March, 2010)
Designed by Shigeru Kobayashi
and SparkFun
ディレクトリ




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
自己紹介

Prototyping Labの構成
•   作品紹介

•   チュートリアル

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    •   高度なレシピ

•   付録(トラブルシューティング/参考資料)




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
Jamming Gear は、歯 車をつなげていくことによっ

                   Jamming Gear
                                                                                             MATERIALS AND TOOLS:
 Jamming Gear




                                                            て音 楽を演 奏する玩 具です。歯 車が 一 周 回るごと    ABS 樹 脂 3D プリンタ) フォ
                                                                                                    (        、 トインタラプタ、FIO 、
                                                            に、音楽も一周繰り返して再生されるシステムによっ         Max/MSP                             作

                   ジャ ングギア
                     ミ
                                                                                                                                 品
                                                            て、視覚的に音楽を作り出して遊ぶことを実現してい                                             紹
                                                                                                                                 介
                                                            ます。モジュールに取り付けるギアの大きさによって         TECHNICAL DESCRIPTION:

                   菅野創、西郷憲一郎    So Kanno, Kenichiro Saigo   一周する速さが変わり、再生されるフレーズのテンポ         ドライブ側のギアモジュールには DC モータが内 蔵さ
                                                            もそれに合わせて変化します。 ま
                                                                          さ ざまな大きさの歯車        れ、回 転 速 度と方 向を自由にコントロールできます。
                                                            を組み合わせることで、見た目にも楽しく複雑な音楽         動 力を持たないパッシブ 側 のギアモジュールには、
                                                                                                                                 イ
                                                            を演奏できます。ギアを取り付けて噛み合わせるだけ         FIO 、Bluetooth 通信モジュール、バッテリ、 トイ
                                                                                                                         フォ      ン
                                                                                                                                 ト
                                                                                                                                 ロ
                                                            で簡単に演奏を始めることができるため、小学生でも         ンタラプタなどが内蔵されています。3D プリンタでプリ         ダ
                                                                                                                                 ク
                                                            Jamming Gear での演奏を楽しむことができます。ま   ン したスリ トとフォ ンタラプタによる光学式ロータ
                                                                                              ト    ッ    トイ                       シ
                                                                                                                                 ョ
                                                            た、音楽の専門的な知識を持った大人でも、歯数の          リーエンコーダで回転速度と方向を検出し、その情報            ン

                                                            比を用いたさまざまな演奏法を試行錯誤して楽しめる         を元に Max/MSP でサウンドファイルを再生します。
  作                                                         ものになっています。
  品
  紹
  介
                                                                                                                                 入
                                                                                                                                 力




                                                                               ▼ 演奏の様子。モジュールに歯車を取り付け、噛み合わせることで演奏を行う。
                                                                                                                   (写真撮影 蛭田直)
                                                                                                                        :
                                                                                                                                 出
                                                                                                                                 力
 Prototyping Lab




                                                                                                                                 デ
                                                                                                                                 ー
                                                                                                                                 タ
                                                                                                                                 処
                                                                                                                                 理




                                                                                                                                 高
                                                                                                                                 度
                                                                                                                                 な
                                                                                                                                 レ
                                                                                                                                 シ
                                                                                                                                 ピ




                                                                                                                                 付
                                                                                                                                 録




002                                                                                                                             003
Jamming Gear




                                                                                                                                                                                         作
                                                                                                                                                                                         品
                                                                                                                                                                                         紹
                                                                                                                                                                                         介




                                                                                                                                                                                         イ
                                                                                                                                                                                         ン
                                                                                                                                                                                         ト
                                                                                                                                                                                         ロ
                                                                                                                                                                                         ダ
                                                                                                                                                                                         ク
                                                                                                                                                                                         シ
                                                                                                                                                                                         ョ
                                                                                                                                                                                         ン
                   ▲ モータを内蔵するドライバモジュール(左図中央)が回転し、 シブモジュール
                                                 パッ      (左図左右)に回転を与えます。
                   ト プの 5 つのボタン
                    ッ          (右図)を押すことによって、音サンプルの変更や頭出しを行えます。
                   ドライブモジュールにパッシブモジュールを噛み合わせたり、外したり、ボタンで音を操作することによって、演奏を行います。
  作
  品                (写真 浅羽昌二
                      :    (監修) Yusuke Tamura
                               、            (撮影))
  紹
  介
                                                                                                                                                                                         入
                                                                                                                                                                                         力




                   ▼ キットバージョンの Jamming   Gear です。LEGO ブロックに組み合わせることのできるギアと回転を読み取るためのセンサボードで構成され、
                   Arduino ボードと接続することによって、演奏を体験できます。Jamming Gear の「歯車を組み合わせて音楽をつく という本質を損なわないよ
                                                                                 る」           うに
                   シンプリファイ ワークショ プなど
                          し、    ッ   を行ったり、販売したりするこ を視野にいれて、
                                                  と        設計されました。
                                                                  (写真撮影 萩原健一)
                                                                       :                                                                                                                 出
                                                                                                                                                                                         力
 Prototyping Lab




                                                                                                                                                                                         デ
                                                                                                                                                                                         ー
                                                                                                                                                                                         タ
                                                                                                                                                                                         処
                                                                                                                                                                                         理

                                                                                                   ▲ 歴代のプロトタイプ。上段左が初代で市販のギアセットと木片を組み合わせて制作した簡素なプロトタイプです。上段右上のものが二代目です。
                                                                                                   下段のプロトタイプは 3D プリ を使用して筐体を出力しています。上段右下のモッ
                                                                                                                   ンタ                      ク作りを経て、下段左の筐体は設計されました。
                                                                                                   この筐体を用いて、内蔵パーツの変更や追加、無線化などの実験を繰り返しながら機能を選定し、最終的に筐体の再設計を行い、下段右の写真にある現
                                                                                                   在のデザインにたどり着きました。
                                                                                                                  (写真撮影 本人
                                                                                                                       :  (上段) 蛭田直
                                                                                                                              、   (下段))
                                                                                                                                                                                         高
                                                                                                                                                                                         度
                                                                                                                                                                                         な
                                                                                                                                                                                         レ
                                                                                                                                                                                         シ
                                                                                                                                                                                         ピ




                                                                                                                                                     PROFILE:

                                                                                                                                                   菅野創:武蔵野美術大学デザイン情報学科を卒業後、
                                                                                                                                                                                         付
                                                                                                                                                   IAMAS に入学。ガングプロジェ ト所属。主に音/音
                                                                                                                                                                    ク
                                                                                                                                                                                         録
                                                                                                                                                   楽を扱うデバイスを制作。
                                                                                                                                                   西郷憲一郎:名 古 屋 音 楽 大 学 作 曲 学 科 卒 業 後、
                                                                                                                                                   IAMAS に入学。ガングプロジェクト所属。現在はゲー
                                                                                                                                                   ム制作会社にてゲーム音楽制作を行う。



004                                                                                                                                                                                     005
ニキシー管クロックは Arduino とニキシー管で作った

                   Nixie Clock
                                                                                  MATERIALS AND TOOLS:
 Nixie Clock




                                            時 計です。ニキシー管は 1960 年ごろから 1990 年ご       Arduino 、ダイナミ ク点灯制御、
                                                                                               ッ      ニキシー管 IN-12B 、
                                            ろまで電卓や自動券売機など多くの機器の表示器と               170V DC-DC コンバータ、74141 、 1551 ИД 1
                                                                                                          К                 作

                   ニキシー管クロック
                                                                                                                            品
                                            して使われていました。今は 7 セグメ トディスプレイ
                                                               ン                                                            紹
                                                                                                                            介
                                            に取って代わられ、製造するメーカーもな なり した。
                                                               く ま                TECHNICAL DESCRIPTION:

                   佐々木友介    Yusuke Sasaki   しかし、ニキシー管のつるっとしたガラス管の質感とぼ             Arduino でニキシー管のダイナミ ク点灯制御を行い
                                                                                                     ッ
                                            わんとオレンジ色に光る数字は今も人々の心を魅了し             ます。ニキシー管を点 灯させるには約 170V の 直 流
                                            続け、 ンターネッ
                                               イ     トオークションや通販サイトで高値で            電源が必要です。この時計には 12V から 170V に昇
                                                                                                                            イ
                                            取引されています。幸い Make: Tokyo Meeting 02    圧する DC-DC コンバータが搭載されていて、170V と            ン
                                                                                                                            ト
                                                                                                                            ロ
                                            で IN-12B(ロシア製)というニキシー管を安価で手に         いう高い電圧をニキシー管のアノード端子に印加しま                   ダ
                                                                                                                            ク
                                            入れることができました。今は単純な時計としての機能            す。そのため、カソード端 子にも高 耐 圧の IC が必 要             シ
                                                                                                                            ョ
                                            しかありませんが、今後、さまざまなセンサ(温度、湿            です。74141 互換のК 1551 ИД 1
                                                                                                       (ロシア製)を使             ン

                                            度、明るさ、音、紫外線など)を追加して多機能時計             いカソード端子を制御します。ケースはスチレンボード
  作                                         にすることも考えています。Arduino を使えばこのよう        を加工し製作しました。
  品
  紹                                         な機能拡張も容易に行うことができます。
  介
                                                                                                                            入
                                                                                                                            力




                                                            ▼ ニキシー管クロックの裏側。右側に DC-DC コンバータ、左側に Arduino とニキシー管制御回路が載っている。
                                                                                                                            出
                                                                                                                            力
 Prototyping Lab




                                                                                                                            デ
                                                                                                                            ー
                                                                                                                            タ
                                                                                                                            処
                                                                                                                            理




                                                                                                                            高
                                                                                                                            度
                                                                                                                            な
                                                                                                                            レ
                                                                                                                            シ
                                                                                                                            ピ




                                                                                                                            付
                                                                                                                            録




010                                                                                                                        011
Nixie Clock




                                                                                                                                     作
                                                                                                                                     品
                                                                                                                                     紹
                                                                                                                                     介




                                                                                                                                     イ
                                                                                                                                     ン
                                                                                                                                     ト
                                                                                                                                     ロ
                                                                                                                                     ダ
                                                                                                                                     ク
                                                                                                                                     シ
                                                                                                                                     ョ
                                                                                                                                     ン



  作
  品
  紹
  介
                                                                                                                                     入
                                                                                                                                     力




                   ▶ブレッドボードで試作中の様子。
                   この段階で十分回路を検討した後、基板に部品を実装する。
                                                                                                                                     出
                                                                                                                                     力
 Prototyping Lab




                                                                                                                                     デ
                                                                                                                                     ー
                                                                                                                                     タ
                                                                                                                                     処
                                                                                                                                     理




                                                                                                                                     高
                                                 ▲ ケースはスチレンボードという発砲スチロールの両面に紙を貼ってあるボードを使って作成している。ケースは何度も試作を繰り返し作成する。                 度
                                                                                                                                     な
                                                 最初は箱形のケースをいくつか試作したが、 う
                                                                     ど しても大き なり過ぎる傾向があった。今の平面型に
                                                                            く                  したことで小さ ま
                                                                                                      く とめることができた。                   レ
                                                                                                                                     シ
                                                                                                                                     ピ




                                                                                                    PROFILE:                         付
                                                                                                                                     録
                                                                                                 和歌山県生まれ。電子工作の作品を作ってはブログで
                                                                                                 公開している。


                                                                                                     http://arms22.blog91.fc2.com



012                                                                                                                                 013
編                                                                      毎回「お題(=テーマ) に沿って競作する
                                                                                    」        「おだいク
  み                                                                      ラフト http://odaicraft.blogspot.com/ )
                                                                            (                                」に 誘 わ
  ロ
  ボ                                                                      れ、初 回のテーマである 地 球 」
                                                                                     「     で何かを作ろうと考                   作
                                                                                                                       品
                                                                         えたときに、ふと思い浮かんだのが 歩かせてみよう」
                                                                                         「                             紹
                                                                                                                       介
                                                                         だった。特に深い意味はないのだけれど、考えただけ
                                                                         でも楽しそうだ。制作時間が短かったので手持ちの材
                                                                         料で制作している。サーボモータは双葉電子産業の
                                                                         RS304MDを使用。このサーボはシリアル通信に対応
                                                                                                                       イ
                                                                         していて多彩なコマンドを用いて細やかな制御が出来                      ン
                                                                                                                       ト
                                                                                                                       ロ
                                                                         る上に、サーボの数が多くなっても必要とする入出力                      ダ
                                                                                                                       ク
                                                                         ポートは 1 つで済む。また、汎用マウントが各種用意さ                   シ
                                                                                                                       ョ
                                                                         れているので、その組み合わせだけでたいていの工作                      ン

                                                                         はできて う。題名の通り外観は毛糸素材で作られ
                                                                             しま
  作                                                                      た 編みぐるみ」
                                                                          「      だ。底にメカなどを出し入れするため
  品
  紹                                                                      の穴が空いているが、それ以外は編み物だけで球体と
  介                                                                      なっていて芯などは入っていない。制作の自由度が高                      入
                                                                         い上に表現力もあり、作っていても楽しい素材だ。                       力


                                                                         MATERIALS AND TOOLS:


                                                                         アクリル毛糸、LilyPad Arduino 、XBee 、
                                                                         サーボモータ(双葉電子産業 RS304MD-FF )、
                                                                         ピアノ線、Firmata 、Processing
                                                                                                                       出
                                                                                                                       力
                                                                         TECHNICAL DESCRIPTION:

                                                                         LilyPad Arduino と XBee を組 み 合 わせ、Firmata
                                                                         経由でサーボモータ PWM 式ではなくTTL レベルコ
                                                                                  (
                                                                         マンド式 制 御 ) Mac 上 の Processing から操 作し
                                                                                   を
 Prototyping Lab




                                                                         て歩行動作パターンを作成し、最終的には Arduino
                                                                                                                       デ
                                                                         のスケッチ単体で歩けるようにした。XBee はムービー                   ー
                                                                                                                       タ
                                                                         撮影時には取り外していたのだが、やはり外部から操                      処
                                                                                                                       理
                                                                         作できたほうが面白いので、南極に戻してラジコンとし
                                                                         た。今回の制作のように軽量、かつ非力な場合には
                                                                         電力・通信ケーブルの負担が意外と動作に影響する
                                                                         ので、XBee によるリモート環境での制作調整(スケッ
                                                                                                                       高
                                                                         チ & サーボの動作パターン制作)により作業性はとて                    度
                                                                                                                       な
                                                                         も向上した。                                        レ
                                                                                                                       シ



                   編みロボ
                                                                                                                       ピ




                   AmiRobo – Knitted Walking Robot
                         :         :
                   企画設計制作 岩崎修、編みぐるみ 妻鳥花子  Osamu Iwasaki, Hanako Metori                                                 付
                                                                                                                       録




034                                                                                                                   035
編
  み
  ロ
  ボ                                                                                                                                                                                     作
                                                                                                                                                                                        品
                                                                                                                                                                                        紹
                                                                                                                                                                                        介




                                                                                                                                                                                        イ
                                                                                                                                                                                        ン
                                                                                                                                                                                        ト
                                                                                                                                                                                        ロ
                                                                                                                                                                                        ダ
                                                                                                                                                                                        ク
                                                                                                                                                                                        シ
                                                                                                                                                                                        ョ
                                                                                                                                                                                        ン



  作
  品
  紹
  介
                                                                                                                                                                                        入
                                                                                                                                                                                        力




                                                                                                                                                                                        出
                                                                                                                                                                                        力
 Prototyping Lab




                                                                                                                                                                                        デ
                                                                                                                                                                                        ー
                                                                                                                                                                                        タ
                                                                                                                                                                                        処
                                                                                                                                                                                        理

                   ▲ なめらかな歩行のためにはもう少しサーボモータを増やした方が良いのだろうが、ぎこちない動きもコミカルでおもしろかった。                     ▲ 少々見栄えは良くないが、編みぐるみの中で隠れて う もあり、
                                                                                                                             しま こと  サーボホーンとピアノ線で製作した足との結合には、あらかじめ細い銅線で仮固定し
                   サーボモータ同士の固定には HPI から発売されている RS304 専用のブラケットを用いた。 ま
                                                                  さ ざまなロボットを製作できるようにブラケットの種類や穴位置に   てその上から超速乾性エポキシ接着剤を使用している。
                   バリエーションがあり、 ま
                              う く選択することで追加工がほとんどなしで組み立てが可能となる。                                      構造上、後で修理をすることが難しいために編みぐるみと組み合わせる前に十分に試験と歩行パターンについては検証しておいた。
                                                                                                    しかし、実際には編みぐるみの負荷が大きく、完成型に近い形で歩行パターンは全面的に作り直しとなった。

                                                                                                                                                                                        高
                                                                                                                                                                                        度
                                                                                                                                                                                        な
                                                                                                                                                                                        レ
                                                                                                                                                                                        シ
                                                                                                                                                                                        ピ




                                                                                                                                                    PROFILE:

                                                                                                                                                  アミューズメ ト系のロボッ
                                                                                                                                                        ン      トなどの制御開発設計製作
                                                                                                                                                                                        付
                                                                                                                                                  を本業としつつ、趣味の工作に入れあげたあげく主に
                                                                                                                                                                                        録
                                                                                                                                                  海外の部品やキッ を輸入販売する MechaRoboShop
                                                                                                                                                          ト
                                                                                                                                                  を立ち上げ、店長を名乗っている。


                                                                                                                                                        http://www.osamuiwasaki.com/


036                                                                                                                                                                                    037
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                   ロジャー
                                                                                                                                                                                  品
                                                                                                                                                                                  紹
                                                                                                                                                                                  介


                   Craftive(阿部淳也、岡村祐介、野村政行、山口晋司、小澤太一)
                          (Junya Abe, Yusuke Okamura, Masayuki Nomura, Shinji Yamaguchi, Taichi Ozawa)
                   Craftive


                                                                                                                                                                                  イ
                                                                                                                                                                                  ン
                                                                                                                                                                                  ト
                                                                                                                                                                                  ロ
                                                                                                                                                                                  ダ
                                                                                                                                                                                  ク
                                                                                                                                                                                  シ
                                                                                                                                                                                  ョ
                                                                                                                                                                                  ン



  作
  品
  紹                                                                                                      LOGER は、 測定した長さ
                                                                                                                「       を記録するメジャー」のプ     イバは仕組みがわかりやすく、測るという行為を少し楽
  介                                                                                                      ロトタイプです。長さを測る目盛り部分に色を体系化し       しい経験に出来ているのではないかと考えています。                 入
                                                                                                         たカラーコードを割り当て、これをカラーセンサで読み                                                力

                                                                                                         取ることで距離を計測しています。カラーコードは白、       MATERIALS AND TOOLS:

                                                                                                         青、赤、黄、緑の 5 色を 1 つのユニッ し、4 つのユ
                                                                                                                              トと         メジャー(既製品) OHP シー カラーセンサ、
                                                                                                                                                 、       ト、
                                                                                                         ニットを使用しています。各ユニットは、光ファイバを経      光ファイバ、Arduino Pro Mini 、Processing
                                                                                                         由し、それぞれ 4 つのカラーセンサで読み取りを行って
                                                                                                         います。デコードされた距離は PC の画面上に表示さ      TECHNICAL DESCRIPTION:
                                                                                                                                                                                  出
                                                                                                         れ、側面にあるオレンジ色のボタンを押すと、現在の        4 つのカラーセンサは Arduino Pro Mini に 接 続さ      力
                                                                                                         距離を記録することができます。もともとのアイディア       れ、カラーコードをデコードした結果をシリアル通信で
                                                                                                         は、長さを記録するということだったのですが、距離を       Processing に送 信し、Processing 上で距 離として
                                                                                                         デジタル化する方法を模索する ちにメ
                                                                                                                       う   ジャーの目盛り       表示します。センサでできるだけ正確に色を読み取る
                                                                                                         部分に色を割り当てるというアイディアに行き当たりま       ため、白色 LED を光 源としてカラーコードにあててい
 Prototyping Lab




                                                                                                         した。デジタル化されるものの多くがブラックボックス       ます。
                                                                                                                                                                                  デ
                                                                                                         化されてしまいますが、カラーコードと剥き出しの光ファ                                               ー
                                                                                                                                                                                  タ
                                                                                                                                                                                  処
                                                                                                                                                                                  理




                                                                                                                                  ▼ LED を光源として目盛り部分のカラーコードを読み取り PC 側で距離を表示します。
                                                                                                                                                                                  高
                                                                                                                                                                                  度
                                                                                                                                                                                  な
                                                                                                                                                                                  レ
                                                                                                                                                                                  シ
                                                                                                                                                                                  ピ




                                                                                                                                                                                  付
                                                                                                                                                                                  録




038                                                                                                                                                                              039
LOGER




                                                                                                        作
                                                                                                        品
                                                                                                        紹
                                                                                                        介




                                                                                                        イ
                                                                                                        ン
                                                                                                        ト
                                                                                                        ロ
                                                                                                        ダ
                                                                                                        ク
                                                                                                        シ
                                                                                                        ョ
                                                                                                        ン



  作
  品
  紹
  介
                                                                                                        入
                                                                                                        力




                                                                                                        出
                                                                                                        力
                   ▲ LED と光ファイバを使ってカラーセンサに上手くカラーコードの色を送ることができるのか、スチレンボードなどで簡単な骨格を作って
                   LOGER の核となるところからテストを行いました。このときは、Arduino はまだ本体の外にあります。
                   次に、Arduino Pro Mini を使って小型化を行いながら、 ジャーの外装と
                                                     メ       してどのような方向があり得るかを探っていきました。
 Prototyping Lab




                                                                                                        デ
                                                                                                        ー
                                                                                                        タ
                                                                                                        処
                                                                                                        理




                                                                                                        高
                                                                                                        度
                                                                                                        な
                                                                                                        レ
                                                                                                        シ
                                                                                                        ピ




                      PROFILE:
                   Craftive は AXIS design と 1PAC.INC. の有志が立ち
                   上げた、 ま
                       さ ざまな実験的なインタラクションを試みるプ
                   ロジェ トです。LOGER はこのプロジェ トの最初の試
                      ク                 ク
                                                                    ▶ カラーコー
                                                                                                        付
                   みのひとつとして制作されました。                                        ドの 配 色(白、青、赤、黄、緑 )は、
                                                                                                        録
                                                                    カラーセンサが 判 別しやすいように鮮やかな色を
                      [ AXIS design ]http://design.axisinc.co.jp/   選 び、A4 サイズ の OHP シートに 約 2 メートル 分
                       http://pcf.axisdesign.org/                   のカラーコードの帯を印刷し、つなぎ合わせて使用
                      [ 1PAC.INC. ]http://1pac.jp/                  しています。


040                                                                                                    041
(デスク ッ
                                                                                 DTP   ト プパブリ シング)
                                                                                             ッ   からパーソナルファブリ
 form.(Design + Personal Fabrication)




                                                                                 ケーションという流れを踏まえ、デザイナーとしてどんなこ
                                                                                 とができるのかを試みるため、
                                                                                              レーザーカ ター、 リル
                                                                                                   ッ   アク                                                   作
                                                                                                                                                            品
                                                                                 と紙などを使用し、iPhoneを拡張するようなアイテムを                                               紹
                                                                                                                                                            介
                                                                                 いくつか制作してみました。レーザーカ ターはアクリル
                                                                                                   ッ
                                                                                 や紙などの色々な素材を切り抜くことができ、手作業で
                                                                                 は不可能な 0. 数 mm 精度の制御が可能です。 ト以
                                                                                                          カッ
                                                                                 外に表面への加工、彫刻、写真の刻印なども施すこと
                                                                                                                                                            イ
                                                                                 ができます。また、切り出す元になるデータ Illustrator
                                                                                                     を                                                      ン
                                                                                                                                                            ト
                                                                                                                                                            ロ
                                                                                 や Photoshopなどを使って制作できるため、初めての人                                             ダ
                                                                                                                                                            ク
                                                                                 でも比較的扱いやすいという利点もあります。                                                      シ
                                                                                                                                                            ョ
                                                                                 近い将来、デザインやシンプルなプロダクトなどは、データ                                                ン

                                                                                 で購入する時代が来てもおか く
                                                                                              し ないと考えています。 し
                                                                                                          そ
    作                                                                            てそのデータを元に更に自分の好みのものへカスタマイズ
    品
    紹                                                                            するパーソナルフ ブ ケー ョ
                                                                                         ァ リ シ ンや DIT Do It Together
                                                                                                    (              :
    介                                                                            みんなで作る)
                                                                                       の動きも広ま て り、
                                                                                             っ お このよ な個人や DIT
                                                                                                    う                  ▲レーザーカッターを使用してパッケージも制作して             入
                                                                                 からはじまるものづくりに可能性を感じています。               みました。折り線部分も、レーザーの出力を弱く調              力
                                                                                                                       整しきれいに折れ線になるよう加 工してあります。
                                                                                                                       裏側は空けやすいように tear-open packaging に
                                                                                 MATERIALS AND TOOLS:
                                                                                                                       してみました。このような素材のものであればアクリ

                                                                                 アクリル板(押し出し、キャスト)                      ルより遥かに短時間で切り抜き加工できます。

                                                                                 レーザーカッター、Photoshop 、Illustrator

                                                                                                                                                            出
                                                                                                                                                            力
 Prototyping Lab




                                                                                                                                                            デ
                                                                                                                                                            ー
                                                                                                                                                            タ
                                                                                                                                                            処
                                                                                                                                                            理




                                                                                                                                                            高
                                                                                                                                                            度
                                                                                                                                                            な
                                                                                                                                                            レ
                                                                                                                                                            シ




                                        form.
                                                                                                                                                            ピ




                                        (Design + Personal Fabrication)
                                        form. デザイン + パーソナルファブリケーション)
                                            (                                                                                                               付
                                                                                                                                                            録

                                        北村穣、和田純平  Yutaka Kitamura, Junpei Wada


042                                                                                                                                                        043
form.(Design + Personal Fabrication)




                                                                                                                                                          作
                                                                                                                                                          品
                                                                                                                                                          紹
                                                                                                                                                          介




                                                                                                                                                          イ
                                                                                                                                                          ン
                                                                                                                                                          ト
                                                                                                                                                          ロ
                                                                                                                                                          ダ
                                                                                                                                                          ク
                                                                                                                                                          シ
                                                                                                                                                          ョ
                                                                                                                                                          ン



    作
    品
    紹
    介
                                                                                                                                                          入
                                                                                                                                                          力




                                                                                                                                                          出
                                                                                                                                                          力
 Prototyping Lab




                                                                                                                                                          デ
                                                                                                                                                          ー
                                                                                                                                                          タ
                                                                                                                                                          処
                                                                                                                                                          理




                                                                                                                                                          高
                                                                                                                                                          度
                                        ▲レーザーカッターを使い Kabocha 」
                                                    「         という楽器を               ▲ 現在、レーザーカッターでは基本的に二次元で                                                な
                                        制作してみました。iPhoneを 3 台使ったウイ ドコン
                                                                 ン                 の切り出ししかできません。ここではその制約の中                                                レ
                                                                                                                                                          シ
                                        トローラで、息を拭きかけることで音量をコントロー                   で、切り出したパーツを組み合わせどのように立体                                                ピ
                                        ルし演 奏します。3 台が 独 立して Wi-Fi で接 続し、           に展開できるか試み、ランプシェードを制作していま
                                        PC に OSC OpenSound Control) ッセージを
                                                (                  のメ              す。数種類の形の違うパーツを切り出しておけば、       PROFILE:
                                        送り、 内で OSC-MIDI 変 換を行った後、
                                           PC                    MIDI              組み合わせ方次第で写真のような形をバリエーショ     北村穣 武蔵野美術大学基礎デザイ
                                                                                                                  :            ン学科卒、デザイ
                                        音源を外部スピーカーから鳴らしています。 http://
                                                           (                       ン豊かに組み上げることができ、 らに表面に模様
                                                                                                  さ            ン会社でアートディレクターを勤めたのち、Rudesign/
                                        www.youtube.com/user/JunpeiWada#p/u/1/f_   やレリーフなどを加工することで、 ま
                                                                                                   さ ざまなデザイン   GOmotion 名義で活動。
                                        U9rPDPX6U)                                 のバリエーションが可能になります。           和田純平:岐阜高専 電気情報工学科卒業。システ
                                                                                                                                                          付
                                                                                                               ム開発会社に勤めるかたわら趣味で iPhone の開発を
                                                                                                                                                          録
                                                                                                               始める。


                                                                                                                  form. : http://www.rudesign.jp/form/
                                                                                                                  Rudesign : http://www.rudesign.jp/


044                                                                                                                                                      045
http://www.wgn.co.jp/store/dat/3229/
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Photography: Beth and Christian
http://www.flickr.com/photos/six27/245969277/
イントロダクション

フィジカルコンピューティング
•      ニューヨーク大学のITP*1から広まった、インタラクション
       デザインを教えるためのメソッドの一つ

•      コンピュータの原理原則を学び、既存のPCにとらわれずに人
       間とコンピュータの関係を考え直す

•      プロトタイピングを繰返しながら身体感覚として共通言語を
       身につける

•      さまざまなものがどのように作られ、どのように動いている
       かを身体で理解する




*1   Tisch School of Arts, Interactive Telecommunications Program
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イントロダクション

Arduinoとは?
•   電子回路をプロトタイピングするためのオープンソースの
    プラットフォームで、柔軟で簡単に使えるハードウェアと
    ソフトウェア、活発なコミュニティが特徴

•   アーティスト、デザイナ、ホビイスト、そして
    インタラクティブなオブジェクトや環境をつくることに
    興味がある全ての人が対象




                  写真:SparkFun Electronicsのウェブサイトより引用


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イントロダクション

Arduinoの流儀



デザインについて語ることよりも作ることのほうがArduino の哲学に適っ
ています。良いプロトタイプを作るために、より速く、よりパワフルな手法
を探索し続けることが重要です。自分の手を使って考えながら、いろいろな
テクニックを試し、発展させましょう。


                   Massimo Banzi(「Arduinoをはじめよう」著者)




Massimo Banzi著「Arduinoをはじめよう」003ページより引用
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イントロダクション

Arduinoの流儀



デザインについて語ることよりも作ることのほうがArduino の哲学に適っ
ています。良いプロトタイプを作るために、より速く、よりパワフルな手法
を探索し続けることが重要です。自分の手を使って考えながら、いろいろな
テクニックを試し、発展させましょう。


                   Massimo Banzi(「Arduinoをはじめよう」著者)




Massimo Banzi著「Arduinoをはじめよう」003ページより引用
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イントロダクション

Arduinoの流儀
•   プロトタイピング

•   いじくりまわす

•   パッチング

•   サーキットベンディング

•   キーボードハック

•   ジャンク大好き!

•   オモチャをハック

•   コラボレーション


Massimo Banzi著「Arduinoをはじめよう」004∼014ページより引用
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イントロダクション

Tinkering(いじくりまわす)




Massimo Banzi著「Arduinoをはじめよう」005ページより引用
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イントロダクション

デザインプロセスの例:ガングプロジェクト


                 6             1

               展 示           リサーチ

    5                                       2

                                          アイデア
 プロトタイプ
                                          スケッチ

                 4             3
                             ダーティ
              ハードウェア
                             モデリング
               スケッチ
                            ビデオスケッチ




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
まず、サインペンを使用してアイディアの全体を描い   全体を描いた後は、黒のマーカで全体を縁取ります。
ていきます。うまく描く必要はありません、重要なの   これにより遠くからでも、しっかりと形を見ることが
はアイデアを伝えることです。             出来ます。




                       1 2
                       3 4
次に特徴となる部分や、機能がある部分に赤色のマー   最後にグレーのマーカーで陰や質感などを描きます。
カーで色をつけます。どこが重要なのかがすぐわかる   立体感や素材の特徴によりアイディアのイメージがふ
ようになります。                   くらみます。
アクション!ゆびにんぎょう
   作品制作:笠原友美
アクション!ゆびにんぎょう
   作品制作:笠原友美
アクション!ゆびにんぎょう
   作品制作:笠原友美
アクション!ゆびにんぎょう
   作品制作:笠原友美
アクション!ゆびにんぎょう
   作品制作:笠原友美
作品紹介

Mountain Guitar
•   デザイン:金箱淳一

•   おもちゃのような楽器インタフェースに
    プロフェッショナルなサウンド

•   Gainer I/O(無線版)+Max/MSP




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ディレクトリ

作品紹介:Mountain Guitar




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
作品紹介

Mountain Guitarのプロトタイピング過程




アイデアスケッチ                 ダーティモデル(段ボール)
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作品紹介

Mountain Guitarのプロトタイピング過程




ダーティモデル(スタイロフォーム)
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作品紹介

Mountain Guitarのプロトタイピング過程




ハードウェアスケッチ            センサ部分の拡大
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作品紹介

Mountain Guitarのプロトタイピング過程




ハードウェアスケッチ2           塗装前の状態
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作品紹介

Mountain Guitarのプロトタイピング過程




プロトタイプ                プロトタイプの内部構造
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作品紹介

Jamming Gear
•   デザイン:菅野創+西郷健一郎

•   デジタルミュージックを視覚化して演奏
    できるタンジブルインタフェース

•   スケッチ:Gainer I/O+Max/MSP

•   プロトタイプ:FIO+Bluetooth+Max/MSP




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アイデアの元になった玩具「おりこう電動ブロック」
作品紹介
ディレクトリ

エスパードミノ
•   デザイン:須木じゃらし

•   ネットワークをフィジカルに表現

•   スケッチ:XBee無線モデム+PC

•   プロトタイプ:Fioベースの独自ボード+XBee無線モデム




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派生                 派生




LilyPad Arduino        Arduino Fio        Esper Domino (4th)
作品紹介

Ubi-Camera(ユビカメラ)
•   制作:川畑博理+古山善将

•   IAMASユビキタスウェアプロジェクト(2011年)

•   手でフレームを作る動作で写真を切り取るカメラ




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共同研究

日本写真印刷株式会社との共同研究
•   2010年4月より共同研究を開始(現在も継続中)

    •   新しい触感とセンシングについての研究(2010)

    •   タッチパネル入力の深化と拡張(2011)

•   2011年度の成果は3月23日からの展覧会「Public-ation」で
    発表予定




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
共同研究

みとめ
•   依然として私たち日本人の生活に重要な役割を
    果たしている、書類の認証行為として押印に着目

•   タブレット型情報端末の普及を想定し、画面と
    印鑑、およびそれを押す人との自然な
    インタラクションの関係を、シンプルな技術で実現

•   この技術を用いることで、通常のタッチパネルを
    そのまま利用して個人認証を行うことができる




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
プロトタイプ制作:山本雄平、山川 K. 尚子、小林 茂、江本 佳隆、丸山 潤、細川 知宏
共同研究

めくり
•   画面の中に表示された本を読むという行為をどう
    実現するかについて、タッチパネルに付加する
    新しい2つの操作子を提案

•   フリップセンサ:紙の本のページをぱらぱらと
    めくるのに近い感覚で情報をブラウズできる操作子

•   フォースセンサ:紙の本の端に力を加えて次々とページをめ
    くるのに近い感覚での操作を実現する
    操作子




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
プロトタイプ制作:井澤 謙介、小林 茂、丸山 潤、相坂 常朝、久保元 亮樹
プロトタイプ制作:井澤 謙介、小林 茂、丸山 潤、相坂 常朝、久保元 亮樹
「ユーザ」の経験を「スケッチ」する

Sketching User Experiences




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
「ユーザ」の経験を「スケッチ」する

Bill Buxtonの「Design Funnel」
•   Sketching User Experiences (2007)


          投資




                                                  判定基準重み
               デザイン                  ユーザビリティ




                スケッチ                       時間
                プロトタイプ
Sketching User Experiencesより抜粋したものを日本語化(138ページ)
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「ユーザ」の経験を「スケッチ」する

スケッチとプロトタイプの違い
スケッチ                               プロトタイプ

提案(suggest)                        記述(describe)

探求(explore)                        精錬(refine)

質問(question)                       回答(answer)

提案(propose)                        検証(test)

曖昧(noncommittal)                   表現(depiction)




Sketching User Experiencesより抜粋(140ページ)
イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
「ユーザ」の経験を「スケッチ」する

スケッチとは?
•   素早く

•   タイムリーに

•   安く

•   捨てられる材料で

•   たくさん

•   必要最小限のディテールで

•   確認ではなく提案と探索をする




Sketching User Experiencesより抜粋(136ページ)
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「ユーザ」の経験を「スケッチ」する

プロセスの中での使い分け
            ハードウェアスケッチ              プロトタイプ


  ツールキット GainerまたはArduino(I/Oとして)   GainerまたはArduino


       接続 有線                        有線、無線、スタンドアロン


 プログラミング PCのみ                       PCまたはマイコンまたは両方

            段ボール、スタイロフォーム、
       素材                           ABS樹脂(3Dプリンタ)、木
            アクリル(レーザーカッター)

     電子回路 ブレッドボード                   ユニバーサル基板、プリント基板




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ディレクトリ




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                  http://www.archiviosacchi.it/
ディレクトリ




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 http://www.designboom.com/weblog/cat/8/view/7940/model-maker-giovanni-sacchi-archive.html
ディレクトリ




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 http://www.designboom.com/weblog/cat/8/view/7940/model-maker-giovanni-sacchi-archive.html
「ユーザ」の経験を「スケッチ」する

プロトタイピングとは?
•   現代における「model making」

    •   Giovanni Sacchiがかつて果たした役割

    •   共通言語として

    •   プロフェッショナルな領域に限らない

•   かつては普通に行われていたが、分業化・効率化と共に
    失われてしまった




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
「ユーザ」の経験を「スケッチ」する

一般的なコラボレーション


デザイナー             ミーティング              エンジニア




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「ユーザ」の経験を「スケッチ」する

プロトタイピング中心のコラボレーション


デザイナー                                 エンジニア




                プロトタイピング

イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
ワークショップの例

LEDミニ照明をつくってみよう
•   日時:2010年9月9∼12日

•   場所:アクシスギャラリー

•   参加者:10名




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
ワークショップの例:LEDミニ照明をつくってみよう

デジタル工作ツール:Craft ROBO




Craft ROBO(約22000円)
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ハードウェア
 スケッチ
ワークショップの例

東京芸術大学公開講座
•   日時:2010年8月29∼30日

•   場所:東京芸術大学芸術情報センター

•   参加者:23名




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
ワークショップの例:東京芸術大学公開講座

ワークショップのスケジュール




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
ワークショップの例:東京芸術大学公開講座
ディレクトリ

イントロダクションで使用した部品




イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)
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Imagine Cup 2012勉強会(特別講義)

  • 2. ディレクトリ 写真撮影:高尾俊介 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 3. ディレクトリ 写真提供:ICC イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 4. ディレクトリ 写真撮影:萩原健一 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 5.
  • 6. FIO 4 x 4 (December, 2007) Designed by Shigeru Kobayashi Funnel I/O (July, 2008) Designed by Shigeru Kobayashi FIO (December, 2008) Designed by Shigeru Kobayashi and SparkFun Arduino Fio (March, 2010) Designed by Shigeru Kobayashi and SparkFun
  • 7.
  • 9.
  • 10. 自己紹介 Prototyping Labの構成 • 作品紹介 • チュートリアル • クックブック • 入力 • 出力 • データ処理 • 高度なレシピ • 付録(トラブルシューティング/参考資料) イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 11. Jamming Gear は、歯 車をつなげていくことによっ Jamming Gear MATERIALS AND TOOLS: Jamming Gear て音 楽を演 奏する玩 具です。歯 車が 一 周 回るごと ABS 樹 脂 3D プリンタ) フォ ( 、 トインタラプタ、FIO 、 に、音楽も一周繰り返して再生されるシステムによっ Max/MSP 作 ジャ ングギア ミ 品 て、視覚的に音楽を作り出して遊ぶことを実現してい 紹 介 ます。モジュールに取り付けるギアの大きさによって TECHNICAL DESCRIPTION: 菅野創、西郷憲一郎  So Kanno, Kenichiro Saigo 一周する速さが変わり、再生されるフレーズのテンポ ドライブ側のギアモジュールには DC モータが内 蔵さ もそれに合わせて変化します。 ま さ ざまな大きさの歯車 れ、回 転 速 度と方 向を自由にコントロールできます。 を組み合わせることで、見た目にも楽しく複雑な音楽 動 力を持たないパッシブ 側 のギアモジュールには、 イ を演奏できます。ギアを取り付けて噛み合わせるだけ FIO 、Bluetooth 通信モジュール、バッテリ、 トイ フォ ン ト ロ で簡単に演奏を始めることができるため、小学生でも ンタラプタなどが内蔵されています。3D プリンタでプリ ダ ク Jamming Gear での演奏を楽しむことができます。ま ン したスリ トとフォ ンタラプタによる光学式ロータ ト ッ トイ シ ョ た、音楽の専門的な知識を持った大人でも、歯数の リーエンコーダで回転速度と方向を検出し、その情報 ン 比を用いたさまざまな演奏法を試行錯誤して楽しめる を元に Max/MSP でサウンドファイルを再生します。 作 ものになっています。 品 紹 介 入 力 ▼ 演奏の様子。モジュールに歯車を取り付け、噛み合わせることで演奏を行う。 (写真撮影 蛭田直) : 出 力 Prototyping Lab デ ー タ 処 理 高 度 な レ シ ピ 付 録 002 003
  • 12. Jamming Gear 作 品 紹 介 イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン ▲ モータを内蔵するドライバモジュール(左図中央)が回転し、 シブモジュール パッ (左図左右)に回転を与えます。 ト プの 5 つのボタン ッ (右図)を押すことによって、音サンプルの変更や頭出しを行えます。 ドライブモジュールにパッシブモジュールを噛み合わせたり、外したり、ボタンで音を操作することによって、演奏を行います。 作 品 (写真 浅羽昌二 : (監修) Yusuke Tamura 、 (撮影)) 紹 介 入 力 ▼ キットバージョンの Jamming Gear です。LEGO ブロックに組み合わせることのできるギアと回転を読み取るためのセンサボードで構成され、 Arduino ボードと接続することによって、演奏を体験できます。Jamming Gear の「歯車を組み合わせて音楽をつく という本質を損なわないよ る」 うに シンプリファイ ワークショ プなど し、 ッ を行ったり、販売したりするこ を視野にいれて、 と 設計されました。 (写真撮影 萩原健一) : 出 力 Prototyping Lab デ ー タ 処 理 ▲ 歴代のプロトタイプ。上段左が初代で市販のギアセットと木片を組み合わせて制作した簡素なプロトタイプです。上段右上のものが二代目です。 下段のプロトタイプは 3D プリ を使用して筐体を出力しています。上段右下のモッ ンタ ク作りを経て、下段左の筐体は設計されました。 この筐体を用いて、内蔵パーツの変更や追加、無線化などの実験を繰り返しながら機能を選定し、最終的に筐体の再設計を行い、下段右の写真にある現 在のデザインにたどり着きました。 (写真撮影 本人 : (上段) 蛭田直 、 (下段)) 高 度 な レ シ ピ PROFILE: 菅野創:武蔵野美術大学デザイン情報学科を卒業後、 付 IAMAS に入学。ガングプロジェ ト所属。主に音/音 ク 録 楽を扱うデバイスを制作。 西郷憲一郎:名 古 屋 音 楽 大 学 作 曲 学 科 卒 業 後、 IAMAS に入学。ガングプロジェクト所属。現在はゲー ム制作会社にてゲーム音楽制作を行う。 004 005
  • 13. ニキシー管クロックは Arduino とニキシー管で作った Nixie Clock MATERIALS AND TOOLS: Nixie Clock 時 計です。ニキシー管は 1960 年ごろから 1990 年ご Arduino 、ダイナミ ク点灯制御、 ッ ニキシー管 IN-12B 、 ろまで電卓や自動券売機など多くの機器の表示器と 170V DC-DC コンバータ、74141 、 1551 ИД 1 К 作 ニキシー管クロック 品 して使われていました。今は 7 セグメ トディスプレイ ン 紹 介 に取って代わられ、製造するメーカーもな なり した。 く ま TECHNICAL DESCRIPTION: 佐々木友介  Yusuke Sasaki しかし、ニキシー管のつるっとしたガラス管の質感とぼ Arduino でニキシー管のダイナミ ク点灯制御を行い ッ わんとオレンジ色に光る数字は今も人々の心を魅了し ます。ニキシー管を点 灯させるには約 170V の 直 流 続け、 ンターネッ イ トオークションや通販サイトで高値で 電源が必要です。この時計には 12V から 170V に昇 イ 取引されています。幸い Make: Tokyo Meeting 02 圧する DC-DC コンバータが搭載されていて、170V と ン ト ロ で IN-12B(ロシア製)というニキシー管を安価で手に いう高い電圧をニキシー管のアノード端子に印加しま ダ ク 入れることができました。今は単純な時計としての機能 す。そのため、カソード端 子にも高 耐 圧の IC が必 要 シ ョ しかありませんが、今後、さまざまなセンサ(温度、湿 です。74141 互換のК 1551 ИД 1 (ロシア製)を使 ン 度、明るさ、音、紫外線など)を追加して多機能時計 いカソード端子を制御します。ケースはスチレンボード 作 にすることも考えています。Arduino を使えばこのよう を加工し製作しました。 品 紹 な機能拡張も容易に行うことができます。 介 入 力 ▼ ニキシー管クロックの裏側。右側に DC-DC コンバータ、左側に Arduino とニキシー管制御回路が載っている。 出 力 Prototyping Lab デ ー タ 処 理 高 度 な レ シ ピ 付 録 010 011
  • 14. Nixie Clock 作 品 紹 介 イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン 作 品 紹 介 入 力 ▶ブレッドボードで試作中の様子。 この段階で十分回路を検討した後、基板に部品を実装する。 出 力 Prototyping Lab デ ー タ 処 理 高 ▲ ケースはスチレンボードという発砲スチロールの両面に紙を貼ってあるボードを使って作成している。ケースは何度も試作を繰り返し作成する。 度 な 最初は箱形のケースをいくつか試作したが、 う ど しても大き なり過ぎる傾向があった。今の平面型に く したことで小さ ま く とめることができた。 レ シ ピ PROFILE: 付 録 和歌山県生まれ。電子工作の作品を作ってはブログで 公開している。 http://arms22.blog91.fc2.com 012 013
  • 15. 毎回「お題(=テーマ) に沿って競作する 」 「おだいク み ラフト http://odaicraft.blogspot.com/ ) ( 」に 誘 わ ロ ボ れ、初 回のテーマである 地 球 」 「 で何かを作ろうと考 作 品 えたときに、ふと思い浮かんだのが 歩かせてみよう」 「 紹 介 だった。特に深い意味はないのだけれど、考えただけ でも楽しそうだ。制作時間が短かったので手持ちの材 料で制作している。サーボモータは双葉電子産業の RS304MDを使用。このサーボはシリアル通信に対応 イ していて多彩なコマンドを用いて細やかな制御が出来 ン ト ロ る上に、サーボの数が多くなっても必要とする入出力 ダ ク ポートは 1 つで済む。また、汎用マウントが各種用意さ シ ョ れているので、その組み合わせだけでたいていの工作 ン はできて う。題名の通り外観は毛糸素材で作られ しま 作 た 編みぐるみ」 「 だ。底にメカなどを出し入れするため 品 紹 の穴が空いているが、それ以外は編み物だけで球体と 介 なっていて芯などは入っていない。制作の自由度が高 入 い上に表現力もあり、作っていても楽しい素材だ。 力 MATERIALS AND TOOLS: アクリル毛糸、LilyPad Arduino 、XBee 、 サーボモータ(双葉電子産業 RS304MD-FF )、 ピアノ線、Firmata 、Processing 出 力 TECHNICAL DESCRIPTION: LilyPad Arduino と XBee を組 み 合 わせ、Firmata 経由でサーボモータ PWM 式ではなくTTL レベルコ ( マンド式 制 御 ) Mac 上 の Processing から操 作し を Prototyping Lab て歩行動作パターンを作成し、最終的には Arduino デ のスケッチ単体で歩けるようにした。XBee はムービー ー タ 撮影時には取り外していたのだが、やはり外部から操 処 理 作できたほうが面白いので、南極に戻してラジコンとし た。今回の制作のように軽量、かつ非力な場合には 電力・通信ケーブルの負担が意外と動作に影響する ので、XBee によるリモート環境での制作調整(スケッ 高 チ & サーボの動作パターン制作)により作業性はとて 度 な も向上した。 レ シ 編みロボ ピ AmiRobo – Knitted Walking Robot : : 企画設計制作 岩崎修、編みぐるみ 妻鳥花子  Osamu Iwasaki, Hanako Metori 付 録 034 035
  • 16. 編 み ロ ボ 作 品 紹 介 イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン 作 品 紹 介 入 力 出 力 Prototyping Lab デ ー タ 処 理 ▲ なめらかな歩行のためにはもう少しサーボモータを増やした方が良いのだろうが、ぎこちない動きもコミカルでおもしろかった。 ▲ 少々見栄えは良くないが、編みぐるみの中で隠れて う もあり、 しま こと サーボホーンとピアノ線で製作した足との結合には、あらかじめ細い銅線で仮固定し サーボモータ同士の固定には HPI から発売されている RS304 専用のブラケットを用いた。 ま さ ざまなロボットを製作できるようにブラケットの種類や穴位置に てその上から超速乾性エポキシ接着剤を使用している。 バリエーションがあり、 ま う く選択することで追加工がほとんどなしで組み立てが可能となる。 構造上、後で修理をすることが難しいために編みぐるみと組み合わせる前に十分に試験と歩行パターンについては検証しておいた。 しかし、実際には編みぐるみの負荷が大きく、完成型に近い形で歩行パターンは全面的に作り直しとなった。 高 度 な レ シ ピ PROFILE: アミューズメ ト系のロボッ ン トなどの制御開発設計製作 付 を本業としつつ、趣味の工作に入れあげたあげく主に 録 海外の部品やキッ を輸入販売する MechaRoboShop ト を立ち上げ、店長を名乗っている。 http://www.osamuiwasaki.com/ 036 037
  • 17. LOGER LOGER 作 ロジャー 品 紹 介 Craftive(阿部淳也、岡村祐介、野村政行、山口晋司、小澤太一) (Junya Abe, Yusuke Okamura, Masayuki Nomura, Shinji Yamaguchi, Taichi Ozawa) Craftive イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン 作 品 紹 LOGER は、 測定した長さ 「 を記録するメジャー」のプ イバは仕組みがわかりやすく、測るという行為を少し楽 介 ロトタイプです。長さを測る目盛り部分に色を体系化し しい経験に出来ているのではないかと考えています。 入 たカラーコードを割り当て、これをカラーセンサで読み 力 取ることで距離を計測しています。カラーコードは白、 MATERIALS AND TOOLS: 青、赤、黄、緑の 5 色を 1 つのユニッ し、4 つのユ トと メジャー(既製品) OHP シー カラーセンサ、 、 ト、 ニットを使用しています。各ユニットは、光ファイバを経 光ファイバ、Arduino Pro Mini 、Processing 由し、それぞれ 4 つのカラーセンサで読み取りを行って います。デコードされた距離は PC の画面上に表示さ TECHNICAL DESCRIPTION: 出 れ、側面にあるオレンジ色のボタンを押すと、現在の 4 つのカラーセンサは Arduino Pro Mini に 接 続さ 力 距離を記録することができます。もともとのアイディア れ、カラーコードをデコードした結果をシリアル通信で は、長さを記録するということだったのですが、距離を Processing に送 信し、Processing 上で距 離として デジタル化する方法を模索する ちにメ う ジャーの目盛り 表示します。センサでできるだけ正確に色を読み取る 部分に色を割り当てるというアイディアに行き当たりま ため、白色 LED を光 源としてカラーコードにあててい Prototyping Lab した。デジタル化されるものの多くがブラックボックス ます。 デ 化されてしまいますが、カラーコードと剥き出しの光ファ ー タ 処 理 ▼ LED を光源として目盛り部分のカラーコードを読み取り PC 側で距離を表示します。 高 度 な レ シ ピ 付 録 038 039
  • 18. LOGER 作 品 紹 介 イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン 作 品 紹 介 入 力 出 力 ▲ LED と光ファイバを使ってカラーセンサに上手くカラーコードの色を送ることができるのか、スチレンボードなどで簡単な骨格を作って LOGER の核となるところからテストを行いました。このときは、Arduino はまだ本体の外にあります。 次に、Arduino Pro Mini を使って小型化を行いながら、 ジャーの外装と メ してどのような方向があり得るかを探っていきました。 Prototyping Lab デ ー タ 処 理 高 度 な レ シ ピ PROFILE: Craftive は AXIS design と 1PAC.INC. の有志が立ち 上げた、 ま さ ざまな実験的なインタラクションを試みるプ ロジェ トです。LOGER はこのプロジェ トの最初の試 ク ク ▶ カラーコー 付 みのひとつとして制作されました。 ドの 配 色(白、青、赤、黄、緑 )は、 録 カラーセンサが 判 別しやすいように鮮やかな色を [ AXIS design ]http://design.axisinc.co.jp/ 選 び、A4 サイズ の OHP シートに 約 2 メートル 分 http://pcf.axisdesign.org/ のカラーコードの帯を印刷し、つなぎ合わせて使用 [ 1PAC.INC. ]http://1pac.jp/ しています。 040 041
  • 19. (デスク ッ DTP ト プパブリ シング) ッ からパーソナルファブリ form.(Design + Personal Fabrication) ケーションという流れを踏まえ、デザイナーとしてどんなこ とができるのかを試みるため、 レーザーカ ター、 リル ッ アク 作 品 と紙などを使用し、iPhoneを拡張するようなアイテムを 紹 介 いくつか制作してみました。レーザーカ ターはアクリル ッ や紙などの色々な素材を切り抜くことができ、手作業で は不可能な 0. 数 mm 精度の制御が可能です。 ト以 カッ 外に表面への加工、彫刻、写真の刻印なども施すこと イ ができます。また、切り出す元になるデータ Illustrator を ン ト ロ や Photoshopなどを使って制作できるため、初めての人 ダ ク でも比較的扱いやすいという利点もあります。 シ ョ 近い将来、デザインやシンプルなプロダクトなどは、データ ン で購入する時代が来てもおか く し ないと考えています。 し そ 作 てそのデータを元に更に自分の好みのものへカスタマイズ 品 紹 するパーソナルフ ブ ケー ョ ァ リ シ ンや DIT Do It Together ( : 介 みんなで作る) の動きも広ま て り、 っ お このよ な個人や DIT う ▲レーザーカッターを使用してパッケージも制作して 入 からはじまるものづくりに可能性を感じています。 みました。折り線部分も、レーザーの出力を弱く調 力 整しきれいに折れ線になるよう加 工してあります。 裏側は空けやすいように tear-open packaging に MATERIALS AND TOOLS: してみました。このような素材のものであればアクリ アクリル板(押し出し、キャスト) ルより遥かに短時間で切り抜き加工できます。 レーザーカッター、Photoshop 、Illustrator 出 力 Prototyping Lab デ ー タ 処 理 高 度 な レ シ form. ピ (Design + Personal Fabrication) form. デザイン + パーソナルファブリケーション) ( 付 録 北村穣、和田純平  Yutaka Kitamura, Junpei Wada 042 043
  • 20. form.(Design + Personal Fabrication) 作 品 紹 介 イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン 作 品 紹 介 入 力 出 力 Prototyping Lab デ ー タ 処 理 高 度 ▲レーザーカッターを使い Kabocha 」 「 という楽器を ▲ 現在、レーザーカッターでは基本的に二次元で な 制作してみました。iPhoneを 3 台使ったウイ ドコン ン の切り出ししかできません。ここではその制約の中 レ シ トローラで、息を拭きかけることで音量をコントロー で、切り出したパーツを組み合わせどのように立体 ピ ルし演 奏します。3 台が 独 立して Wi-Fi で接 続し、 に展開できるか試み、ランプシェードを制作していま PC に OSC OpenSound Control) ッセージを ( のメ す。数種類の形の違うパーツを切り出しておけば、 PROFILE: 送り、 内で OSC-MIDI 変 換を行った後、 PC MIDI 組み合わせ方次第で写真のような形をバリエーショ 北村穣 武蔵野美術大学基礎デザイ : ン学科卒、デザイ 音源を外部スピーカーから鳴らしています。 http:// ( ン豊かに組み上げることができ、 らに表面に模様 さ ン会社でアートディレクターを勤めたのち、Rudesign/ www.youtube.com/user/JunpeiWada#p/u/1/f_ やレリーフなどを加工することで、 ま さ ざまなデザイン GOmotion 名義で活動。 U9rPDPX6U) のバリエーションが可能になります。 和田純平:岐阜高専 電気情報工学科卒業。システ 付 ム開発会社に勤めるかたわら趣味で iPhone の開発を 録 始める。 form. : http://www.rudesign.jp/form/ Rudesign : http://www.rudesign.jp/ 044 045
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  • 40. Photography: Beth and Christian http://www.flickr.com/photos/six27/245969277/
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  • 42. イントロダクション フィジカルコンピューティング • ニューヨーク大学のITP*1から広まった、インタラクション デザインを教えるためのメソッドの一つ • コンピュータの原理原則を学び、既存のPCにとらわれずに人 間とコンピュータの関係を考え直す • プロトタイピングを繰返しながら身体感覚として共通言語を 身につける • さまざまなものがどのように作られ、どのように動いている かを身体で理解する *1 Tisch School of Arts, Interactive Telecommunications Program イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 43. イントロダクション Arduinoとは? • 電子回路をプロトタイピングするためのオープンソースの プラットフォームで、柔軟で簡単に使えるハードウェアと ソフトウェア、活発なコミュニティが特徴 • アーティスト、デザイナ、ホビイスト、そして インタラクティブなオブジェクトや環境をつくることに 興味がある全ての人が対象 写真:SparkFun Electronicsのウェブサイトより引用 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 46. イントロダクション Arduinoの流儀 • プロトタイピング • いじくりまわす • パッチング • サーキットベンディング • キーボードハック • ジャンク大好き! • オモチャをハック • コラボレーション Massimo Banzi著「Arduinoをはじめよう」004∼014ページより引用 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 48. イントロダクション デザインプロセスの例:ガングプロジェクト 6 1 展 示 リサーチ 5 2 アイデア プロトタイプ スケッチ 4 3 ダーティ ハードウェア モデリング スケッチ ビデオスケッチ イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
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  • 52. まず、サインペンを使用してアイディアの全体を描い 全体を描いた後は、黒のマーカで全体を縁取ります。 ていきます。うまく描く必要はありません、重要なの これにより遠くからでも、しっかりと形を見ることが はアイデアを伝えることです。 出来ます。 1 2 3 4 次に特徴となる部分や、機能がある部分に赤色のマー 最後にグレーのマーカーで陰や質感などを描きます。 カーで色をつけます。どこが重要なのかがすぐわかる 立体感や素材の特徴によりアイディアのイメージがふ ようになります。 くらみます。
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  • 54. アクション!ゆびにんぎょう 作品制作:笠原友美
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  • 56. アクション!ゆびにんぎょう 作品制作:笠原友美
  • 57. アクション!ゆびにんぎょう 作品制作:笠原友美
  • 58. アクション!ゆびにんぎょう 作品制作:笠原友美
  • 59. アクション!ゆびにんぎょう 作品制作:笠原友美
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  • 61. 作品紹介 Mountain Guitar • デザイン:金箱淳一 • おもちゃのような楽器インタフェースに プロフェッショナルなサウンド • Gainer I/O(無線版)+Max/MSP イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 62. ディレクトリ 作品紹介:Mountain Guitar イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 63. 作品紹介 Mountain Guitarのプロトタイピング過程 アイデアスケッチ ダーティモデル(段ボール) イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 65. 作品紹介 Mountain Guitarのプロトタイピング過程 ハードウェアスケッチ センサ部分の拡大 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 66. 作品紹介 Mountain Guitarのプロトタイピング過程 ハードウェアスケッチ2 塗装前の状態 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 67. 作品紹介 Mountain Guitarのプロトタイピング過程 プロトタイプ プロトタイプの内部構造 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 68. 作品紹介 Jamming Gear • デザイン:菅野創+西郷健一郎 • デジタルミュージックを視覚化して演奏 できるタンジブルインタフェース • スケッチ:Gainer I/O+Max/MSP • プロトタイプ:FIO+Bluetooth+Max/MSP イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
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  • 78. 作品紹介 ディレクトリ エスパードミノ • デザイン:須木じゃらし • ネットワークをフィジカルに表現 • スケッチ:XBee無線モデム+PC • プロトタイプ:Fioベースの独自ボード+XBee無線モデム イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
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  • 85. 派生 派生 LilyPad Arduino Arduino Fio Esper Domino (4th)
  • 86. 作品紹介 Ubi-Camera(ユビカメラ) • 制作:川畑博理+古山善将 • IAMASユビキタスウェアプロジェクト(2011年) • 手でフレームを作る動作で写真を切り取るカメラ イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
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  • 110. 共同研究 日本写真印刷株式会社との共同研究 • 2010年4月より共同研究を開始(現在も継続中) • 新しい触感とセンシングについての研究(2010) • タッチパネル入力の深化と拡張(2011) • 2011年度の成果は3月23日からの展覧会「Public-ation」で 発表予定 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 111. 共同研究 みとめ • 依然として私たち日本人の生活に重要な役割を 果たしている、書類の認証行為として押印に着目 • タブレット型情報端末の普及を想定し、画面と 印鑑、およびそれを押す人との自然な インタラクションの関係を、シンプルな技術で実現 • この技術を用いることで、通常のタッチパネルを そのまま利用して個人認証を行うことができる イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 112. プロトタイプ制作:山本雄平、山川 K. 尚子、小林 茂、江本 佳隆、丸山 潤、細川 知宏
  • 113. 共同研究 めくり • 画面の中に表示された本を読むという行為をどう 実現するかについて、タッチパネルに付加する 新しい2つの操作子を提案 • フリップセンサ:紙の本のページをぱらぱらと めくるのに近い感覚で情報をブラウズできる操作子 • フォースセンサ:紙の本の端に力を加えて次々とページをめ くるのに近い感覚での操作を実現する 操作子 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 114. プロトタイプ制作:井澤 謙介、小林 茂、丸山 潤、相坂 常朝、久保元 亮樹
  • 115. プロトタイプ制作:井澤 謙介、小林 茂、丸山 潤、相坂 常朝、久保元 亮樹
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  • 120. 「ユーザ」の経験を「スケッチ」する Bill Buxtonの「Design Funnel」 • Sketching User Experiences (2007) 投資 判定基準重み デザイン ユーザビリティ スケッチ 時間 プロトタイプ Sketching User Experiencesより抜粋したものを日本語化(138ページ) イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 121. 「ユーザ」の経験を「スケッチ」する スケッチとプロトタイプの違い スケッチ プロトタイプ 提案(suggest) 記述(describe) 探求(explore) 精錬(refine) 質問(question) 回答(answer) 提案(propose) 検証(test) 曖昧(noncommittal) 表現(depiction) Sketching User Experiencesより抜粋(140ページ) イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 122. 「ユーザ」の経験を「スケッチ」する スケッチとは? • 素早く • タイムリーに • 安く • 捨てられる材料で • たくさん • 必要最小限のディテールで • 確認ではなく提案と探索をする Sketching User Experiencesより抜粋(136ページ) イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 123. 「ユーザ」の経験を「スケッチ」する プロセスの中での使い分け ハードウェアスケッチ プロトタイプ ツールキット GainerまたはArduino(I/Oとして) GainerまたはArduino 接続 有線 有線、無線、スタンドアロン プログラミング PCのみ PCまたはマイコンまたは両方 段ボール、スタイロフォーム、 素材 ABS樹脂(3Dプリンタ)、木 アクリル(レーザーカッター) 電子回路 ブレッドボード ユニバーサル基板、プリント基板 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 127. 「ユーザ」の経験を「スケッチ」する プロトタイピングとは? • 現代における「model making」 • Giovanni Sacchiがかつて果たした役割 • 共通言語として • プロフェッショナルな領域に限らない • かつては普通に行われていたが、分業化・効率化と共に 失われてしまった イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 128. 「ユーザ」の経験を「スケッチ」する 一般的なコラボレーション デザイナー ミーティング エンジニア イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 129. 「ユーザ」の経験を「スケッチ」する プロトタイピング中心のコラボレーション デザイナー エンジニア プロトタイピング イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
  • 130. ワークショップの例 LEDミニ照明をつくってみよう • 日時:2010年9月9∼12日 • 場所:アクシスギャラリー • 参加者:10名 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])
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  • 161. ワークショップの例 東京芸術大学公開講座 • 日時:2010年8月29∼30日 • 場所:東京芸術大学芸術情報センター • 参加者:23名 イマジンカップ2012勉強会(特別講義) ¦ 小林茂(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS])